8/5(土)、7時半に目が覚めた。疲労感はあるが眠気はそれ程でもない。今日も天気は良いので起き抜けにちょっとだけ表通りを散歩してPCを眺めながらうだうだと過ごす。ふとこのホテルのホームページを見てみたらチェックイン時間が23:00になっている。走行中に確認したら23:30だったのに見間違えていたか?結果23:00にホテルに戻って来れたから事無きを得たものの、余裕かましてたら大変なことになっていた。今振り返ってちょっとぞっとした。
今日のフライトはヒースロー発15:05なのでホテルを10時に発てば十分間に合うだろう。荷物の最終パッキングをぼちぼちやっていると10時近くになったので出発することにする。相変わらずこのホテルにはこの時間にフロントに誰もいないので、出口の郵便受けにルームキーを置いて一旦出たらもう入れないので、忘れ物がないか念入りにチェックして部屋を出る。
ホテルを出た。もう中には戻れない。
ちょっとぶっきらぼうな小さなホテルだったけど居心地は良かった。御世話になりました。
Chingfordの街並みを見るのもこれで見納め。Londonの中心まで1時間そこそこなのでここに住むのも良いかも知れない。
発車前の始発列車が待機状態だったので直ぐに乗り込む。
車内はガラガラでバイクケースも気兼ねなく入れられる。
程無く発車。さらばChinfgord。多分もう来ることはないだろう。
Walthamstow Central駅で乗り換え。唯一の階段区間をバイクケースを抱えて降りる。
その次はエスカレーターで更に階下に降りる。
Victoria Lineの始発なので狭い車内でもバイクケースをすんなり積むことができて一安心。
Piccadilly Lineへの乗り換えはGreen Park駅にする。ここをクリアできればもう心配はない。
途中”SEVEN SISTERS”という駅を通過。7人の姉妹という駅名もちょっと凄いな。
犬が乗って来た。御行儀良く御座りしている。Londonの地下鉄はペット乗車OKの様だ。
Green Park駅で降りてPiccadilly Lineのホームへはエレベーターで階下に降りる。
最下階まで降りる必要がある。
エレベーターの階表示はマイナス表記。
エレベーターを降りて更に移動。結構距離はあるが人混みも少なくスムーズに移動。
Green Park駅、Piccadilly LineのHeathrow Airport方面のホームに到着。Terminal 2,3,5行きとTerminal 4行きがあって、2,3,5行きは4には行かないので注意が必要。カタール航空はTerminal 4。
Terminal 4行きの列車が来た。車内は空いていてバイクケースも問題なく積み込むことができた。これで乗り換えの関門は無事にクリアできた。
Chingfordを出てから1時間40分程でHeathrow Airportに到着。振り返ってみればChingfordは随分アクセスが良い場所だった。
地下鉄の改札を出て空港内へ。
降り際にオイスターカードの残高をチェック。黄色の丸い所にタッチするだけで画面に残高が表示される。ほぼ使い切った感じ。
エレベーターに乗って出発ロビーに上がる。
出発ロビー到着は11:50、ほぼ予定通り。フライトも今のところ遅れはない。
早速カタール航空のチェックインカウンターに向かう。チェックインの際、席の希望を聞いてくれなかったのでどんな席に割り振られたのかちょっと不安。バイクケースは別の窓口で預かるのでそこに持って行けと言われた。
大型荷物専用の預け入れカウンター。バイクケースを横にしてコンベアに乗せなければならなかったのでかなり不安だ。
チェックインを無事に終え、まだ時間は結構あるのでターミナルビルの外に出てみた。
それにしてもLondon滞在中は殆ど雨にも降られず天候に恵まれた。雨のLondonというイメージは全くないまま帰国することになる。
搭乗ロビーに入るのだが、手荷物検査場を抜けたらいきなり免税ショップのフロアになってその先が搭乗ゲートになっているので、出国審査はどこで受けるのだろうかとちょっとうろうろしてしまった。タブレットPCを空港Wifiに接続してネットで調べたらイギリスでは出国時の審査はないということが分かってちょっと驚いた。便利だけどパスポートにスタンプが押されないのはちょっと残念。
とあるショップで御土産やサンドイッチなどを買おうと試しに自動精算機を使ってみた。最初は良く分からなくて店の人に教えてもらったが、やってみると操作は簡単でレジに並ばなくても良いので便利。
溜まった小銭を使い切ろうとハイエンドなサンドイッチを買ってみたらなかなか美味しかった。本棚で見つけた自転車雑誌を買ってみたがなかなか面白い。特集は”世界のきっつい登り坂”。
予定通りに搭乗。嫌な予感が的中して、席は中央の通路側から中に一つ入ったところ、これから7時間もトイレを気にしながら座らなければならないのかと思うとかなりナーバス。着席してから時間が経つが滑走路に移動する気配がない。離陸の順番を待っているみたいな機内アナウンスがあるが1時間経っても動かない。乗継便の時間を考えるとかなり不安になってきた。どうやら乗継便は待ってくれないらしいので乗れなかったら大変なことになる。17時になってようやく飛行機が動き出した。
結局2時間遅れで乗継がどうなるかはDohaに着いてみなければわからないが、とにかく離陸はした。さらばLondon、さらばイギリス。
機内食は相変わらずそこそこ旨い。IFEで"Guardians of the Galaxy"の新作を観て一眠り。
軽食を食べるともう直ぐDohaに降りる。
2時前にハマド国際空港に着陸。チケットに書いてあるフライト時間を過ぎているので大焦りで近くにいた地上係員に搭乗ゲートを教えてもらいとにかく走る。
乗継時間を利用して家人への御土産を免税店で物色しようとの目論見は全く果たせず、必死で走る。この空港はちょっと広過ぎるぞ。
やっとの思いで搭乗ゲートに辿り着いてチェックインしたらまだたくさん人がいた。どうやらまだ飛んでないらしく一安心。そのうちひであさんやタカトリ&つかぽん御夫妻もやって来た。話しをしているとフライト時間はまだらしい。あれ?と思ってチケットを良く見てみたらBoarding TimeとDeparture Timeを勘違いしていた。まぬけ、全然走る必要はなかった。
1時間足らずの乗継時間でバイクケースをちゃんと積み替えてもらえるかどうか心配だが、乗継便も予定通りに搭乗。
席は3列シートの窓側だったが隣の2席が空いたままだったのでラッキー!と思ったら近くの席のロシア人男性がここが空いていることを確認してフライトアテンダントに席を移りたいと注文したのを見てがっかり。
2:40予定通り離陸。夜明けが見えた。
ビールを飲んでIFEでマダガスカルの新作を観て寝る。
最後の機内食を食べ終えると長かった帰路のフライトもぼちぼち終わり。何となく残念な気がしなくもないが早く着陸してこの狭い席から解放されたい。
18:40、無事に成田空港に着陸。
東京は蒸し暑い。サイクリングコンディションとしてはベストだったLondonが懐かしい。
入国審査を済ませて手荷物受け取りエリアに行ったらバイクケースは既に出ていた。バイクケースも積み替えに間に合っていたので一安心。
ひであさんやタカトリ&つかぽん御夫妻とはここで御別れ。急いでリムジンバスのチケットカウンターに行く。
丁度良い時間のバスがなかったので止む無く京成スカイライナーで帰ることにする。
バイクケースのスペースがうまい具合に確保できた。
山手線も全然混んでいなかったのでバイクケースを気兼ねなく持ち込めて一安心。電車移動で苦労せずに済みそうだ。
旅行の最後はレッドアローを奢る。
21時半、あっという間に所沢駅に到着。最後の最後で乗車券をなくすという失態をやらかしがっくり。ここまで完璧に事を進めてきたのにここまで来てへまをやらかす自分が余りにも情けない。
駅まで家人に車で迎えに来てもらい、帰宅途中で焼肉を食べて23時半に帰宅。Chingfordのホテルを出てから30時間、無事に我が家に帰り着いてほっとした。これにてLELの全日程が終了した。