1/8(日)、朝4時起床。昨日程ではないもののやはり寒い。昨夜は早く就寝したが微妙に眠くて起きるのが辛い。天気予報を確認するがやはり午後からは雨予報、何時頃から降り始めるか気になるところだ。昨日の疲労も殆ど感じず、何とか起き上がることもできたのでこれで完走率はぐっと上がった。やはりブルベは起き抜けで8割方勝負が決まると思われる。そそくさと身支度をして外に出る。空には星が見えるのでスタート時から降られることは無さそうだ。4時半に自宅を出発、昨日と同じく等々力緑地に向かう。
5時半に現地着、昨日と同じ駐車場に停めようと思ったら何と満車、これは想定外だ。止む無く直ぐ近くの市民ミュージアムの駐車場に移動する。ここは料金が高いしクレジットカードが使えないので不便なのだが他に選択肢はないので止むを得ない。バイクを降ろして直ぐにとどろきアリーナ前広場に向かう。
スタート地点は昨日よりは人は少な目。やはり天気予報でDNSが増えたか。取り敢えず受付を済ませてブルベカードを受け取る。
今日はリアのみ泥除けを付けてきた(フロントはバイクのコンポ入れ替えの時に泥除けを引っかけるアタッチメントを外してしまっていたため付けられなかった)。フロントバッグの中にはレインウェア上下を入れてあるので、降られても対処可能ではある。が、降られないことに越したことはないので天気予報が外れてくれるのを秘かに期待している。
今日のコースは小田原まで行って折り返し、海沿いを三浦半島先端まで行って横浜市街を抜けて戻ってくる200km。
昨年のBRM109東京200と全く同じルートでコースプロフィールは大体覚えている。そう言えば1週間前の元旦ブルベもルートは若干違うが似た様なレイアウトだった。
装備チェックを受けて6時直前にスタート。市街地を緩々と抜けていく。今日も後続からどんどん抜かれる。雨のことを考えたら頑張って走ってできるだけ早くゴールしようかとも思うが、このコースは後半結構アップダウンがきついので体力温存で昨日と同じく抑え目で走ることにする。
6時半前に東の空に薄っすら朝焼けが見えたが空は雲で覆われている。朝方は日差しを受けられるかと期待していたが無理な様だ。一方気温は昨日程は寒くないのでイヤーバンドをしなくても大丈夫だ。
夜が明けてきたが、やはり雲は厚い。
小田原までは昨日と全く同じルートを走る。相模川を渡りながら富士山を探すが良く見えない。
今日の富士山の拡大写真。姿は見えるが雲と同化して判別し辛い。
国府新宿交差点で国道1号に合流。ここまでの60km弱は昨日の疲労感もなく順調に距離を消化。PCまではあと10km程。
今日の国道1号は昨日とは打って変わって車通りが多く走り辛い。
このルートで最初に海が見える定点観測ポイント。昨日とは違うどんよりした風景。
国道1号を左に逸れて曽我梅林方面に向かうが1kmちょっと登り基調が続く。PCはもう目前。
67km地点のPC1に到着、チェックタイムは9:15。
いつもの様にピルクルを買おうと思ったら売り切れ。止む無く隣のイチゴオレを購入。カロリー摂取量はピルクルよりこっちの方が多いことが判明。
今日もやっぱり空腹感が薄いので100円御菓子シリーズをフロントバックのサイドポケットに突っ込む。今日はチョコチップクッキーとばかうけ。この2袋で900kcalが摂取できる。15分程の休憩の後、出発。
元来た道を戻って国道1号を再び戻る。国府新宿の交差点を直進して大磯市街方面へ。元旦ブルベと同じ。
大磯駅近くの街中で前から来たブルベライダー達とスライド。その中にイーチョさんの姿が見えたので御声掛け。何のブルベだろう?(後で調べたら日本橋の200kmだった)
国道134号に乗る。向かい風基調がはっきりしてきて巡航速度が上がらない。向かい風に逆らってもどうやっても勝てないので、無駄足を使わない様に程々の強度でぼちぼち走る。
気温6℃。元旦ブルベの夜通過時は4℃だった。今日はそれ程の寒さは感じない。
江の島通過。今日の134号は車通りはそこそこ多いが元旦ブルベの時の様な御莫迦が全然いないので走り易い。
若干渋滞につかまるが概ね順調に海沿いを進む。
葉山の御用邸を過ぎて再び海沿いを走る。どんよりとした天気だが海は穏やか。このままの天気で終わってくれればそれはそれで楽しいブルベになると思う。
自衛隊の駐屯地傍の市街地の辺りかぼちぼちアップダウンが始まる。この辺りの地形は細かくてそこそこ勾配のある坂が多いので結構脚を使う。
三浦海岸までは4km、通過チェックまではもう直ぐ。
三浦海岸に着いた途端、雨が降り始めた。遂に来たか。時刻は12時20分、予報通りというところか。
最初はぱらぱら程度だったのでこの程度ならレインウェアを着なくても済むかなと思いつつ走っていたらどんどん雨が強くなってきた。
130km地点の通過チェックに到着、チェックタイムは12:31。
水分補給だけして直ぐに出発して7km先のPC2で休憩しようかと思っていたが、買い物をしているうちに本格的な雨になり路面には水が浮いている。風も強くなりちょっとした嵐みたいになってきた。こうなっては仕方ない、観念してレインウェア上下を着こむ。15分程休憩して覚悟を決めて出発。
元日ブルベの夜明け前に通った道を逆に走る。風景が全く違う。
137km地点のPC2に到着、チェックタイムは13:11。
さっきの通過チェックでジュースを飲んだのでここではエクレアを食べておく。残り67km、この雨やアップダウンや市街地走行を考えたら4時間はかかるだろう。まだ消耗していないのでいきなりのハンガーノックの心配はなさそうだが、まあ補給食も持っているので何とかゴールまでは持つだろう。15分程の休憩の後、出発。
PCを出た直後の登りが結構キツイ。3km程登ってさあ下りと思いきや、長い渋滞に巻き込まれ全くスピードが出せない。
自衛隊駐屯地の前でようやく渋滞を抜けて往路を逆走し始めたら、今度は後輪に妙な違和感を感じてタイヤを触ってみたら空気が抜けている。新品のタイヤなのにここでパンクかよ。ただ完全に空気が抜けているわけではないのでどうやらスローパンクらしい。この雨の中、パンク修理をするのはかなり億劫なので、往路と復路の分岐点の湘南国際村秋谷入口交差点で一旦止まって、取り敢えず後輪に空気を入れてみたら直ぐに抜けていく感じではなかったので、このまま空気を継ぎ足しながら行けるところまで行くことにする。134号を走っている時から何となくペースが上がらないなあと思っていたのだが、もしかしたらこのせいだったのかも知れない。
分岐を曲がって直ぐに登りが始まる。今日1番の登り坂で結構勾配がきつい。2km超をえっちらおっちら登っていく。
湘南国際村まで来たが左折してもう少し登る。
峠をクリアして下りに入るが後輪がパンク状態なのでそろりそろりと下っていく。
ぼちぼち雨の中を走りながら徐々に都会の中に入っていく。夕刻になって薄暗くなり車通りも多くなってきた。雨は降り続いているし北風もそこそこ強いのでペースは上がらないが、今日の雨は事前にある程度覚悟していたしレインウェアを着てしまえば、寒さは全く感じずむしろ暑い位ないので悲壮感は殆どない。脚はまだ十分残っているし気持ちも切れていないのでこのままたらたら走って安全にゴールしたいところ。
横浜市街地に入った。車通りは多い。このペースなら夜間走行は必至だ。市街走行中に一人の参加者に抜かれたが速度差がないので結果的に伴走状態になってしまった。今日も終盤は一人走行はできなかったが、このまま無難に終わらせるのが大事なのでリスクを取らずに車間を空けて走る。
無事にゴールに辿り着いた。スローパンクも騙し騙し走って何とかチューブ交換をせずに最後まで持たせることができたのは助かった。ゴールタイムは17:33だった。去年より2時間近く遅いタイムだが、まあ色々条件が違うのでこんなもんかな。
コーラを飲んでちょっと休憩したら急に寒くなって来たので、急いでゴール受付に向かう。
ゴール受付はゴールのコンビニから1km程の市街地のど真ん中。
無事に認定手続き終了。認定完走時間は11時間33分だった。干し柿を一つ頂いて直ぐに駐車場に戻る。車に戻り急いでバイクを積み込み、車内でヒーター全開にして濡れたウェアを全部脱いで着替えたらようやく人心地。走行中はそれ程寒く感じなかったが、ゴールしてからはやっぱり寒かった。
御腹が空いたので、焼肉を食べて帰ろうと思いつきすたみな太郎に寄る。
2日連続のR東京ブルベ完走を祝して一人打ち上げ。開始早々勢いで肉を4皿程食べたが、余り食べた気がしない。何となく血糖値が上がっていかない感じ。よく考えてみると本人の自覚症状がないままエネルギー切れ寸前だったのかも知れない。結構ヤバい状態だったのかも。
食事を終えて店を出たら、雨風が冷たくて凍えそうだった。こんな天気の中自転車で走るなんて有り得ない。自分がそうだったとは俄かに信じられない位だ。
21時半に自宅着。雨の中、装備を車から降ろすのが億劫なのでそのまま積みっ放しで家に入る。
焼肉で満腹のはずなのに、体感温度が上がってこない。いつもは夕食を食べると直ぐに食事誘発性体熱産生が始まるのに今日は一向に始まらない。もしかしたら肉では駄目なのかも知れない。風呂に御湯を張る時間も待てずに布団に潜り込んでもぞもぞしていたらそのまま寝落ちしてしまった。これにて2日連続のブルベは終了した。
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今回のブルベの走行ログはこんな感じ。
元日から1週間で3本走るというある意味今年一番の過密スケジュールだったかも知れないが、3本とも無事に完走でき、今年も幸先良いスタートが切れたと思う。残念ながら今日は後半はずっと風雨に晒されたが、モンベルのレインウェア上下があれば寒さもなく問題なく走れる。欲を言えば、レインシューズカバーと防水防寒グローブだったらもっと快適だったろう。それでも走行中に悲壮感を感じることなく走り終えられたことは、また真冬の悪天候ブルベに遭遇した時にきっと役立つ経験になったことだろう。
次のブルベは我がオダ埼清水班のBRM122埼玉200の認定しそうだ。まだいつ走るか決めていないが、これも確実に完走できる様に準備する。