2018BRM107鹿児島200/レポート3:翌日

 1/8(月)、朝7時に目が覚めた。疲労感はそれ程ではないが、両太腿の内側に擦過傷ができていて結構痛い。どうやらニーウォーマーの縁が走行中に擦れて傷になってしまったらしい。昨日はそれ程でもなかったのに一晩寝たら見た目に結構酷いことになっている。
 外は相変わらずどんよりと曇り雨がぱらついている。昨日と同じ様な天気だ。どうやら今回の奄美滞在中に太陽を見ることはなさそうだ。

f:id:gearmasher:20180108100713j:plain

 10時になったのでホテルをチェックアウトする。復路のフライトは17:00なので時間はたっぷりある。天気が良ければバイクで遠回りして時間を潰すことができるがこの天気だとそんな気にもならないので、諦めて真っ直ぐ空港に向うことにする。

f:id:gearmasher:20180108101233j:plain

 奄美市街を抜ける。昨日と同じ様に小雨が降っているが気温は高く。半袖ジャージとレーパンで全く問題ない。最終日で辛うじて夏用ウェアの解放感を得ることができた。

f:id:gearmasher:20180108101908j:plain

 海は何となく青く見えるが、返す返すも好天の下で走りたかった。

 ぼちぼち空港に向かって走っていたらレンタカーに乗ったタカトリ&つかぽん夫婦に抜かれた。

f:id:gearmasher:20180108114417j:plain

 11時半に空港着。コインロッカーから荷物を出して時間をかけてパッキングをする。12時半には全ての作業が終了し暇になった。ちょっと空港の周りを散歩したいと思ったがいつの間にか外は土砂降りになっている。仕方なく、取り敢えず御腹が空いたので昼御飯を食べようと予め調べておいた空港内のラーメン屋でけいはんラーメンを食べようと店に行ったら店休日だった。併設のファミリーレストランに行くのも気が進まなかったので、売店で弁当を買ってもさもさ食べた。

 昼御飯を食べ終わってもまだ13時半、フライトのチェックインが始まる15時半まではまだ2時間もある。座っている以外にやることのない状況は時間の進み具合が著しく遅い。”この世で最も消化しにくいものは時間だ”みたいな台詞を何となく思い出したが、確か銀河鉄道999で書かれていた様な気がする。

 小さな奄美空港内のロビーに結構な人が集まってきて賑わっている。どうやら15時台に離陸するはずのJAL羽田行きが遅れるらしい。何の気なしにアナウンスを聞いていたら機材トラブルで2時間遅れだそうな。高い料金払ってJALを選択した人にとっては御気の毒な話だな。そんなことを考えていたらタカトリ&つかぽん夫妻に遭遇、御二人はJALに登場予定なので正に御気の毒な状態だ。御詫びにJALが金券を配っているらしいのでそれでファミレスで時間を潰すとのこと。
 
 スマホをいじったり居眠りしつつようやく15時半になったのでチェックインカウンターに行く。復路もOS-500はサイズ超過料金は取られなかった。身軽になって家人や会社に土産を買って搭乗口へ、更に1時間時間を潰す。
 定刻を若干過ぎて搭乗・離陸。17時半前に奄美大島を離れた。
 機内では京成スカイライナーの割引チケットを販売していた。成田着が19時過ぎなので20時30分のリムジンバスに乗るには待ち時間が長過ぎると踏んで、京成スカイライナーに乗ると決めて割引チケットを購入。通常価格2470円のところ2200円、270円の割引は利用しない手はない。

f:id:gearmasher:20180108192059j:plain

 19時10分、成田空港に着陸。バイクケースの受け取りに結構時間がかかり荷物を受け取ったのが19時30分、ここからの移動距離を考えれば19時41分発のスカイライナーには乗れそうにない。次発が20時12分なのでそうなると後18分待って乗り換えの無いリムジンバスが俄然魅力的に思えてくる。割引チケットを買ってしまったことを後悔しつつ、バイクケースを載せたキャスターを押し歩く。奄美はそれ程暖かいと感じなかったが、成田に降り立ってみるとこっちはやはり寒かった。

 第2ターミナル駅で割引チケットを乗車券に交換。それから間を置かずに20時12分のスカイライナーが満席になったので危ないところだった。山の手線もそんなに混んでなかったのでバイクケース持ち込みは問題なく、西武池袋線ではいつもの遠征ブルベの時の様にレッドアロー号を奢る。前回LELの帰宅時に使った時はうっかり乗車券をなくして2度払いをする羽目になったので細心の注意を払う。

 22時前に所沢に帰着。家人に車で迎えに来てもらい、途中でリンガーハットで遅い夕食を食べて帰宅。これにて奄美遠征ブルベは無事終了した。

---

 去年のAJたまがわの佐渡1周ブルベに続いて開催された離島1周企画の奄美大島1周ブルベ、真冬に半袖ジャージで走れる魅力と9年振りとなる奄美走行の懐かしさに惹かれてエントリーすることにした。残念ながら天候が悪く暖かい奄美ではなく、終日降り続いた雨は弱いながらも奄美の厳しいコースを一層際立たせることになった。9年前のチャレンジサイクリングの240kmより今回の200kmの方がきつかった印象がある。特にPC1前後のグラベルはとてもオンロードのバイクで走れる様な道ではなく、PC1の後の下り区間でのあの荒れた道はバイクを押し歩いてもひっくり返りそうな位の急勾配だったので、もし次回開催されるのであればルート変更をされた方が良いと思うのが正直な感想だ。そこを除けば離島特有の、全体的に信号が少なく交通量も少ない道で、アップダウンは厳しいものの景色が目まぐるしく変わるので飽きることなく走ることができるコースであることは間違いなく、天気さえ良ければ印象は大きく変わっていたに違いない。
 ブルベだけを見れば、この天候だったらわざわざ高い費用をかけて奄美まで出かけなくても、毎年恒例のR東京の3連休3連続ブルベを2日走った方が良かったと正直思わなくはない。でも完走後に居酒屋喜多八で美味しい酒と料理を堪能できたことでこの奄美遠征が有意義であったとの結論に達した。
 来年も開催されるらしいが、好天の下でこのコースをもう一度走ってみたいのとまた喜多八(とミュージックバー”グッドニュース”)に行きたいという動機はあるので、奄美再訪については多分検討することになるものと思われる。

Relive '2018BRM107Kagoshima200'

 

 次回ブルベはBRM121埼玉200アタック小田城、直前にスタッフ認定試走を行う予定。