昨日から夏休みに入った。今年の夏休みは会社の一斉休暇から私的有給休暇を合算し8/10~25の16連休となる。PBPのための渡仏が8/16~25なので、前半の6日間が非常に大事な準備期間となる。まずは休息をしっかり入れて疲労を確実に抜きつつ体調を万全に整えつつ、PBPの準備も抜かりなく進めなければならない。そして、それ以外のことは極力やらずにのんびり過ごして気持ち的な余裕をしっかり作って行きたいところだ。書き残したブログもさっさと終わらせておかなければ。
そんなわけでBRM803東京200 金太郎(夜)の走行レポートは下記の通り。
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[目次]
- スタートまで
- スタート/とどろきアリーナ->PC1/デイリーヤマザキ平塚北豊田店(47.2km)
- PC1/デイリーヤマザキ平塚北豊田店->通過チェック/足柄山金太郎伝説の看板(35.3km/82.5km)
- 通過チェック/足柄山金太郎伝説の看板->PC2/ローソン小田原浜町店(25.3km/107.8km)
- PC2/ローソン小田原浜町店->PC3/ファミリーマート湘南国際村店(51.6km/159.4km)
- PC3/ファミリーマート湘南国際村店->ゴール/ミニストップ新川崎店(43.3km/202.7km)
- ゴール後
スタートまで
8/3(土)、18時に車で出発。普段の早朝スタートでのとどろきアリーナへの移動ならば自宅から1時間かからずに行けるのだが、今日は余裕を見た。しかし、案の定府中街道や川崎街道では渋滞に嵌まり、想定以上の時間を要してしまいとどろきアリーナ近くのいつのもコインパーキングに到着したのが19:50。慌ててバイクを降ろしスタート地点のとどろきアリーナ前に向かう。
20時ギリギリ前にスタート地点に着くも、既に大半の参加者はスタートしていて閑散としている。急いで受付をしてブルベカードを受け取る。R東京スタッフの皆様、毎度毎度遅刻してすみまぜん。
今日のコースはとどろきアリーナをスタートして平塚経由で足柄山を半分位登って、小田原に降りて海沿いを進み葉山から横浜市街を通り抜けて新川崎に戻って来る200km。R東京さんの定番コースだ。
山岳は足柄山の一つだがその前後のアップダウンがそこそこきつく特に足柄山を下った後に小田原までのアップダウン区間が本当の勝負所だと思っている。それとPC3直前の湘南国際村までの急勾配の登りまで脚を温存しておく必要がある。そして何と言っても夜スタートの徹夜走行というのが、私的にはハードルが高い。
それと、このブルベには私的にブルベ完走200本目が懸かっていて、色々な意味で心理的プレッシャーがかかっている。PBP前の最後のブルベということもあり、今日はただひたすらに無理せず慎重に安全に無難に走り終えたいのみだ。今日のキーワードは一言”平常心”だ。
スタッフのナオキさんから装備チェックを受けて、取り敢えずスタート地点に立つことができた。ここまでバタバタしていたが落ち着いてバイクに跨る。
スタート/とどろきアリーナ->PC1/デイリーヤマザキ平塚北豊田店(47.2km)
定刻20時をちょっと過ぎて緩々と走り始める。今日は終日快晴の予報で雨の心配は皆無。気温も思った程高くないので少なくとも夜間は暑さに苦しめられるということはなさそうだ。
1.5km、南武線のガード下を通過、武蔵中原は夜でもそこそこの車通りがある。ここにゴール受付のジョイフルがあるがここに戻って来るのは明日の8時位だろうか。
3.3km、千年交差点後の今日最初の登りは相変わらず工事中。路肩が狭く車通りが多いので冷や冷やしながら登る。
市街地走行はとにかく慎重に走るのみ。夜間で車のスピードも速く、場合によっては注意散漫な車や飲酒運転もあるかも知れない。車の挙動には最大限の注意を払いつつ走る。
9.5km、向原交差点を右折。ここまでの長めの登り坂はぼちぼち脚を回せている。体調はまずまず。
このブルベを走る前、6、7月の3本のブルベは全て北海道だったのですっかりあっちの道に慣れてしまった身体には、この長い長い市街地走行がかなり堪える。都会というのは自転車走行に全く向いていないと強く感じる。まあそのうち元の感覚に戻って来にならなくなるのだが。
15.5km、前半の市街地走行で多分ここが一番長い登り坂。5%700m位の坂でも車通りの多い市街地にあるとかなりきつく感じる。
27.4km、和泉坂上交差点を右折。
和泉坂上交差点を曲がった直後、1台のトラックが2車線道路で混んでいないのにわざわざ左側車線を走って来て文字通りすれすれを結構なスピードでかすめて行って目の前で急停車、巻き込み風圧で倒れそうになった。こういう乱暴運転の車には注意しようにもどうにもならないから怖い。
37.5km、東河内交差点後の陸橋登り口の路肩のキャットアイ群には十分注意。自転車のライトでは反射せずに全然目立たないので改めて危険だと判った。過去ここで多くのライダーが転倒しているので十分注意しながら通過する。
38.4km、厚木市に入る。戸沢橋の上から正面に富士山が見えるはずだが今日は夜なので当然見えない。戸沢橋は路肩に一定間隔で排水溝の窪みが並んでいるので注意しながら通過する。
41.6km、平塚方面に左折。ここを曲がれば前半の市街地走行は終わり。それにしても40kmも市街地走行が続くなんてやはり首都圏は半端ない。
43.9km、平塚市に入った。車通りが少なくなってようやく落ち着いて走ることができる。PCはもう直ぐ。
47.2km地点のPC1に22:45に到着。店内に入ると入口から店内を一周する様にずらりと参加者達の長蛇の列。レジを見ると店員さんは一人しかいない。この人数でワンオペはキツイだろう。レジ処理が一人当たり1分として軽く40分はかかりそうな勢いだ。こればかりはどうしようもないので大人しく列に並ぶ。半分位進んだところでレジにもう一人店員さんが来て処理速度が倍になった。更に並び続けていたら、とある参加者さんが買い過ぎでボトルに詰め切れなくなったアクエリアスの1Lボトルのもらい手を探しに来て、たまたまそれを買おうとしていた私にくれて、更に御丁寧に手に持っていたそれをわざわざ陳列棚に戻してくれた。その人はR東京ジャージを着ていた様に見えたのだが、とっさの出来事でろくに御礼も言えなかったのを後悔。改めて、あの時アクエリアスを下さった方、ありがとうございました!
ようやくレシートをゲット、チェックタイムは23:04。
思わぬハプニングで時間がかかったが、水分補給もしっかりして45分程の休憩の後リスタート。
PC1/デイリーヤマザキ平塚北豊田店->通過チェック/足柄山金太郎伝説の看板(35.3km/82.5km)
PC1で既に23時を回り、想定以上に時間がかかっている。まあ今回は苦手な夜スタートのブルベで極力慎重に安全に走ることが最優先なのでこれで良しとする。
50.6km、ちょこっと登った先を左折して直ぐ下る。
51.5km、南金目交差点を右折。
53.1km、土屋橋交差点を左折。
55.5km、県道77号を道なり左カーブでアップダウン区間に入って行く。まずは1.5km、5%弱の登り。
57.5km、緩々登ってゴルフ場横の山頂を通過しそのまま下りに入る。
59.3km、再び登り基調で井ノ口トンネルを通過、トンネルを抜けてから才戸交差点を左折しつつ下る。
61.4km、下りを終えて中井町役場入口交差点を右折。ここから長い登りが始まる。東名高速沿いまでの5km程の登りだ。
序盤は緩やか、2~3%程の緩斜面をそこそこのペースで登って行く。
残り1km位で勾配がきつくなり5%超の坂をえっちらおっちら登って行く。
66.4km、ピークを通過。東名高速と並走しながら一気に下って行く。
深夜だと車通りが殆ど無いので安心して下ることができるのは有難い。
68.9km、下り終えて左折して直ぐに県道72号に合流して右折する。この辺りはブルベで何度も走っているのでナビなしでも全く問題ない。
70.4km、河南沢交差点を開成方向に左折。
気温27℃だが、日差しがないので体感はもう少し低い。平地ならそんなに暑いとは思わずに済む気温だ。
73.2km、開成の街中を抜けた辺りで工事片側通行。通り抜ける時に「今日はやたら自転車が通るがなんかあったんか?」という声が聞こえた。
74.9km、南足柄郵便局入口交差点を右折。ここからいよいよ足柄山ヒルクライムが始まる。7.5km、5%弱の今日一番の登り坂だ。
序盤の真っすぐな登りが結構キツイ。先は長いので心拍を上げ過ぎずにそろりと登っていく。
78.2km、復路との分岐点を通過。足柄山から下って来たらここを曲がって小田原方面に進むが、まずはここを直進して足柄山の通過チェックを目指して更に登る。
79.9km、登坂開始から5km、5%超の勾配が続く。通過チェックをクリアして下って来る参加者とちょくちょくスライド。
81.8km、トンネルを抜けると後500mで通過チェック。もうひと踏ん張り。
82.5km地点の通過チェックに到着、チェックタイムは日付が変わって1:05。
ここは写真チェック、通過証明用の写真を撮り、呼吸と整えてから直ぐに出発、今登って来た道を下る。
通過チェック/足柄山金太郎伝説の看板->PC2/ローソン小田原浜町店(25.3km/107.8km)
登りで掻いた汗が下りで冷やされて最高に気持ちが良い。あっという間に86.6km地点の分岐点まで下って来た。右折して小田原方面に向かう。
さて、このコースは足柄山の登りよりもここから小田原までのアップダウン区間が脚を使う本番だと私的には思っている。
真っ暗な森の中のアップダウンをぼちぼち走っていく。普段の昼ブルベならちょうどここを通過する時間が昼の一番暑い時間帯で日差しがあるとかなり辛くなるのだが、今日は当然ながら日差しがなく気温も低めで過ごし易いので体感の難易度も随分低く感じる。運動強度を抑えめにして走ればそこそこ余裕を持って走ることができる。
92.3km、急坂を下りつつ寺院の門前を左折して直ぐに右折、そしてまた登る。
92.2km、登り切ったカーブの向こうに小田原市街の夜景が微かに見える。直線距離では近いのにコースは遠回りでなかなか市街に辿り着かない。
95.5km、このアップダウン区間でこの数100mの真っすぐが登坂が私的には一番きついところだと思っていたのだが今日は大したことはない。いつもだとここは木がなくて日影がなく強い昼の日差しが照り付けるので多分そのせいできついと思っていたのだろう。
102.8km、こどもの森わんぱくランドを通過。ここまで来れば後は小田原市街まで下り基調。取り敢えず今日のメインの難所をクリアしてホッとした。
106.7km、下りを終えて小田原城址横を通過。休日の昼間なら観光客でそこそこ賑わっているが夜中はひっそりと静まり返っている。
107.0km、国道1号に合流、左折方向に進む。
小田原市街地に入ったPCまでは一本道でもう目前。
107.8km地点のPC2に到着、チェックタイムは2:23。
喉が渇いたのでこんなものを飲んでみた。確かにスイカの味がするがちょっと薬臭い感じがする。
何だかんだで汗は結構掻いているので脚釣り防止で塩分補給。
取り敢えず半分は終了。今のところ眠気は全くないし疲労感も殆どなく、運動強度低めの慎重走行が上手く行っている。後半も十分に気を付けて走ることを心掛ける。20分程休憩の後リスタート。
PC2/ローソン小田原浜町店->PC3/ファミリーマート湘南国際村店(51.6km/159.4km)
ちょっと長めの休憩で身体が冷えて汗も冷えて、走り始めは一瞬寒いと思ってしまった。でもちょっと走ったら直ぐにその感覚は消えてしまった。流石に25℃で寒いというのは気の迷いだろう。
国道1号を東に向かって進む。葉山まではフラットだが、深夜から夜明けにかけての高速走行の車がちょっと心配。変な車やバイクがいなければ良いのだが。引き続き周囲に気を配りつつ慎重に走る。
110.0km、酒匂川を渡る。相変わらず酒の匂いは全くしない。
深夜の国道1号は車通りが少なく昼ブルベに比べてかなり走り易いのは有難い。
120.2km、国府新宿交差点を通過。今日は直進。
124.0km、大磯駅入口交差点を右折。ここで国道1号を離れる。
124.9km、国道134号に合流。ここから葉山までは30km、湘南国際村の急坂までしっかりと脚を残しておかなければならないので調子に乗って脚を回し過ぎない様にLSDレンジ後半を常に心がけて走る。
3:30の気温は25℃。まだそこそこ快適な温度で走れている。
国道134号は確かに車通りは少ないが、予想通り走り屋的な速い車が時々カッ飛んで追い抜いていくので少々神経を使わされる。
139.5km、江ノ島水族館前を通過。休日の昼間だったら観光客で賑わっているこの場所も流石にこの時間だと静か。それでも通りを歩く人がちらほらいる。
140.2km、江の島入口を通過。暗くて何も見えない。
141.7km、江ノ島電鉄鎌倉高校前駅を通過。東の空が薄っすら明るくなってきた。
147.5km、短い登りトンネルを抜けて逗子市に入る。順調に距離を消化してPC3まで残り12km。
茜色の朝焼けが非常に綺麗。こういう景色が見られると凄く得した気分になれる。今日も文句無しの快晴だ。
葉山の海。潮の香りが何気に心地良い。
155.2km、横須賀市に入る。
157.2km、湘南国際村秋谷入口交差点に来た。ここで左折して海沿いから離れる。
トンネルを抜けるといよいよ後半のヤマ場の急坂ヒルクライムが始まる。
PCまでは1.5kmだが、国際村階段前までの900mが10%程の勾配でここまでが勝負所。えっちらおっちら登って行く。
何とか階段前まで辿り着いた。ここを左折すると勾配が緩んで後は惰性でちんたら登って行く。PCは目前。
159.4km地点のPC3に到着、チェックタイムは4:55。
トイレの前に空気入れが置いてあった。
流石国際村、こんなイベントをやっているんだね。
ゴールまで残り43km、空腹感はないので水分補給をしっかりやって15分程の休憩の後リスタート。
PC3/ファミリーマート湘南国際村店->ゴール/ミニストップ新川崎店(43.3km/202.7km)
さあ、あとはひたすらゴールを目指すのみ。眠気に襲われることなく夜が明けてちょっとホッとしているが、睡眠不足なのは間違いないので無意識に注意散漫になっているかも知れず、改めて気を引き締めて走る。
161.2km、一旦下って新沢トンネルに入る。2km程の長いトンネルで、車通りは少ないがちょっと怖い。
164.0km、トンネルを抜けて住宅街への登り。距離は短いがちょっとキツイ。
165.5km、住宅街の丘を越えて下って逗葉高校入口交差点を右折。
167.8km、アップダウン区間をこなしつつ再び横須賀市に入る。
168.7km、国道16号に合流左折して横浜方面に北上開始。朝日が眩しい。
国道16号区間は17km程、早朝で車通りが少なければかなり走り易いはずだ。
179.0km、確かに車通りは少なく順調に距離を消化していく。
185.5km、睦橋交差点に到達、すんなりと国道16号区間をこなし、右折して横浜市街へと入って行く。
187.7km、横浜市街も車が少なくて非常に走り易い。何より路線バスに引っ掛からないというのがかなりストレスフリー。
横浜スタジアムを通過。
朝の清々しさも相俟って横浜の風景がとても爽やかに見える。気持ち良い。
横浜港に巨大豪華客船が停泊しているのが見えた。相当デカい。
赤レンガ倉庫には人影は全くなし。
早朝の横浜市街の散策はなかなかに楽しい。こういう機会は滅多にないので凄く得をした気分だ。
横浜市街を抜けて、そろそろ臨海地域から離れる。
191.1km、市場交差点を左折。海沿いを離れる。ゴールまで残り10km、どんどん残り距離が少なくなって来てもう終わりなのかと普段のブルベ以上に展開の速さを感じる。
再び国道1号に合流、車通りが増えて来たがそれでもまだ少な目なので走り易さは継続している。
197.8km、もうちょっとで国道1号も終わりという所で路線バスに引っ掛かった。バス停で抜きつ抜かれつは嫌なので路線バスの後ろを付いて走る。
199.8km、鶴見川を渡って川沿いに左折、国道1号を離れる。
朝の鶴見川は穏やか。徹夜走行明けとは言え、朝はやはり清々しい。後はゴールまで3km程を真っ直ぐ北上するのみ。
201.4km、川崎市に入った。ゴールは目前、今日も無事に走り終えられそうで安堵する。
無事ゴール、ゴールタイムは7:23。
もう終わっちゃったのかと拍子抜けする位の順調な展開と、夜ブルベ、200本目、PBP直前という3つのプレッシャーから解放された安堵感が入り混じった少々複雑だけれど何時にも増して大きな達成感・充足感がある。
コーラを飲んでちょっと休憩してゴール受付へと向かう。
ゴール後
緩々と武蔵中原駅を目指して進む。ゴール地点からは5km程の距離。
武蔵小杉の高層マンション群が見えて来た。あれを見ると頭の中でゴジラのテーマが流れ始めてちょっとテンションが上がって来る。
シン・ゴジラの武蔵小杉の戦闘シーンを一度観てしまうと、ここは最早その場所なんだと脳内に強く印象付けられてしまっている。何度も言うがあの映画の一番の見所は武蔵小杉の戦闘シーンだ。
8時前に武蔵中原ガード下のジョナサンに到着。もうすっかり都会の活気が戻り人通りが多くなっている。
店内で無事にゴール手続き完了。認定完走時間は11時間23分だった。スタッフの皆様、今回も楽しませて頂きありがとうございました!
いつもの様にパフェを食べて直ぐに退席しようと持ったらモーニングメニューでパフェが無い。止む無くモーニングセットを注文してドリンクバーなど御替わりしつつ、他の参加者の方とPBPの話などをしていてすっかり長居をしてしまった。8:40に店を出て駐車場に戻る。
とどろきアリーナに戻って来た。公園の回りは散歩の人達でかなり賑わっていて休日の穏やかな風景。車にバイクを積み込み、着替えようと思ったら着替えを積み忘れたことに気付いてウェアを着たまま帰途に就く。10時半に無事帰宅、これにて今回のブルベは無事に終了した。
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PBP前の最後の調整ブルベとして、敢えて苦手な夜スタートのブルベを選択したが、過去にそこそこきつい思いをした金太郎200のコースだったのでそこに夜スタートというマイナスのバイアスが加算されて更にきつくなるだろうと予想してそこそこプレッシャーを感じつつ本番を迎えたのだが、スタートから40kmの市街地走行は北海道帰りということもあり、そこそこキツく感じたもののそれ以降はむしろ静かで車通りも少ない道の連続で、これが過去に走ったコースと同じなのかと思う位に走り易かった。足柄山を下った後の小田原までのアップダウン区間は昼間の暑い日差しが無いので過去の辛いイメージが全くなくあっさりと終わった印象、国道1号から国道134号も車通りが少なく非常に走り易かった。そして後半の国道16号から横浜市街通過、そして国道1号も早朝で車通りが少なくすんなりと走ることができて、終わって見れば終始運動強度を抑えて走ったことも奏功し、疲労感も薄く終始余裕を持ってあっさり終わってしまったという印象が強く非常に後味の良いものとなった。日中走行だとキツイ金太郎200も夜間走行にするとかなりマイルドになって走り易くなるという、夜スタートが完全に良い方向に作用するという事例を体験することとなった。徹夜走行になったが眠気を感じることは全くなく、夜スタートのPBPの予行演習としても非常に良いイメージを残すことができ、PBPへのプレッシャーを軽減することになった。総じて夜スタートのブルベを直前で走ったことが全てにおいて良い結果をもたらしてくれた。
そして今回のもう一つのミッションであったブルベ200本目完走の節目をクリアすることも無事に達成することができて本当に良かった。PBPに200本目を賭けて走るというのもドラマチックではあったのだが正直プレッシャーが大き過ぎてミスをした時のダメージが計り知れないので、その前にクリアして楽になっておきたかった。200という数字もさることながら0DNFは我ながら良くやったと思う。初ブルベが2009/9/5だから9年11か月での達成ということになる。
206エントリー
5DNS(うち自責2)
201出走
1cancel(2014北海道1200)
200完走
PBPの前にクリアして、事実心理的にかなり軽くなった。200本をクリアしたが、まだ走りたいイベントが幾つもあるし気持ち的にもまだまだバイタリティがありブルベに対するモチベーションは枯れていない。200本は通過点、これからもちょっとだけ前のめりに、気負わず慎重に安全に走り続けたいと思う。
さて、次のブルベはいよいよPBPだ。3回目となる今回は、過去2回完走していることが、3度目も行けるだろう、当然完走しなければならないというプレッシャーになっている。このプレッシャーを良い意味でのモチベーションに昇華するために過去の経験値をしっかり活かし、周到に準備して先ずはプランニングを確実にやり遂げなければならない。ブルベは50%が計画・準備で残り50%が実走だ。渡仏まであと4日、しっかりと休息して体調を万全に整えつつしっかりと準備をしていく。そして8/18にはランブイエのスタートラインにしっかりと立っていたいと思う。