SR600Fukushima/Report 4:Day 3/いわき->郡山(96.4km/600.4km)

[目次]

仮眠ポイント2/ホテルアルファーワンいわき->PC15川内(43.9km/547.9km)

 9/16(月)、3時半に目が覚めた。昨夜は結構早く寝られて夜中は一度も起きることはなかった。1日目の夜が睡眠不足だったのでその勢いで6時間位ぐっすり寝られた感じだ。出発予定は5時過ぎで明るくなってからと思っていたが、せっかくこの時間に目が覚めて二度寝はできそうにないので行動開始することにする。

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 朝食を食べながら窓の外を見るとやはり降っている。やはり今日は降られるか。気温はそれ程低くないので半袖ジャージにレーパンのままでも大丈夫そうだ。まあどうせレインウェアはないので対処のし様はないのだが。

 3日目はいわきから郡山までの96.4km。100km足らずでゴールだ。獲得標高差は1700m、序盤25km地点で730mまで登った後は標高400m程の高地を移動し途中56km地点の今日の最高標高地点760mを超えることになるが実質的には300m程の登りだからそれ程でもない。いずれにしても1日目、2日目に比べれは半分位の苦労で済むので気楽だ。順調に行けば午前中のうちにゴールできるだろう。今日が連休の最終日だということを考えれば少しでも早く帰宅できると考えると心理的負担は軽くなる。

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 チェックアウトして外に出ると雨は小降りになっていたのでそのままの格好で行くことにする。ホテルの駐車場に行くとちゃんとバイクはあったので一安心。

 4:00にリスタート。まだ真っ暗で小雨の降る中、緩々と走り始める。

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 504.2km、いわき駅直ぐ横の踏切を渡る。時間的にまだ始発前か。

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 数kmも走らないうちに雨が降り始めた。小雨程度なのでそのまま走り続ける。

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 国道399号を淡々と北上、PCのある川内村まで35km。

 昨夜は良く眠れたせいか、心身共にすっきりで疲労感も薄く脚もそこそこ回る。今日は100km走らずにゴールできるのかと思うとかなり気楽。しかし雨次第では状況が変わるので余り楽観的ではいられない。

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 515.8km地点を右折して国道399号をトレースしていきつつ登り基調になって来た。

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 勾配が一気にきつくなり10%を超えて来た。

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 519.2km、きつい登りの途中に小さな城があった。

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 時刻は5:16、ようやく明るくなって来た。相変わらず雨はパラパラと降り続く中、7%前後の登りをぼちぼちと登って行く。

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 523km、山頂までは後7km位か。結構長い。気温は20℃、全身そこそこ濡れてしまったが気温が高く登りで身体が暖まっているので寒さは全く感じない。

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 524.7km、川内方向へ右折、国道399号をトレースしていく。

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 526km付近で勾配が一気にきつくなる。15%とはかなりな激坂、ダンシングでえっちらおっちら登って行く。

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 多少勾配は緩んだがなかなかハードな登りがまだまだ続く。

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 529.8km、県道249号との合流点がどうやらピークらしい。6時過ぎに山頂通過、13km程の登り区間はなかなかにきつい登りだった。そのまま下りに入る。

 下りの道は非常に狭く見通しが悪い。しかも祝日のこんな早朝なのに下からダンプカーがちょくちょく上がって来るのでかなり怖い。カーブミラーも殆ど無いので徐行で進まなければならない。場所によってはほぼ道幅一杯のダンプが来ると止まって離合しなければならない。532km付近の細かいカーブの連なる細い道の区間で前からダンプが2台上がって来た。ダンプに道を塞がれてしまったので停車して狭い路肩の草むらにバイクを乗り上げて離合しようとしたら、ダンプが左側の山の斜面にバキバキという凄い音を立てて車体を擦りながら通り抜け即停車、後続のダンプの間に挟まれた格好となり身動きが取れなくなった。前のダンプの運転手が運転席から降りて来たので「うわ、殴られるかな」と身構えたが、運転手はこちらには目もくれず擦った車体をチェックして車の中から工具を取り出しおもむろに修理を始めた。暫くその様子を伺っていたが一向に進展の気配がなく、このままの状態で立ち往生しているわけにもいかないので後ろのダンプを草むらから無理矢理パスして何とかアクシデントの現場から脱出し再びバイクに跨った。

 533km辺りでようやく道が広くなりちょっと安心、落ち着いて進む。

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 536.6km、下って来たら目の前にトンネルが出て来た。

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 ナビのデータはトンネルではなく左の側道を行けと言っているが通行止め。止む無くトンネルに入る。

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 どうやらこのトンネルはまだ開通したばかりで地図データにはまだ反映されていなかった様だ。自転車走行禁止の標識はなかったので通行に問題は無さそうだ。

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 800m位のかなり長いトンネルで抜けると再び下り。

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 下りが終わって平坦になった。

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 545.3km、PCまでもう少しという所でいきなり工事通行止め。

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 迂回案内に従って進む。

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 迂回路は未舗装でかなり走り辛いが何とかクリア、国道399号に戻る。

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 546.1km、休憩ポイント9に差し掛かったが、それ程疲労感も空腹感もなく後3時間はこのまま走り続けられそうな感じなので素通りすることにする。PCまで後2kmを切った。

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 PCの場所が良く分かっていなかったがすんなり見つかって一安心。

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 547.9km地点のPC15/川内に到着、チェックタイムは7:00。

 通過証明用写真を撮って直ぐに出発。

PC15川内->PC16/三春(83.0km/587.0km)

 次の目的地は39.1km先のPC16/三春、これが最後のPCとなる。その前に今日の最高標高地点をクリアしなければならない。

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 549.5km、川内村の中を通過。ここは昨日通った往路との重複区間。大越方面に左折して県道112号に乗る。

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 向かう先に見える山がこれから登る山なのだろうか。

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 少しずつ登り基調になって来た。

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 558.5km、徐々に雨が強くなって来ていつの間にか土砂降りになっていた。

 結局土砂降りか。もうここまでずぶ濡れになってしまえばもうどうということはない。大して寒くないし、このまま開き直って走り続ければそのうちゴールだ。

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 559kmを過ぎて勾配がきつくなった。7%位の勾配をえっちらおっちら登って行く。

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 561.4km、2.5km程登って山頂通過。田村市に入った。これでこのSR600の主な山越えは全て終了、あとはゴールまでは下り基調だ。

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 山頂には航空自衛隊の駐屯地があった。そのまま下りに入る。

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 565.5km、登りが終わったと思いきや再び5%超の登りが出て来た。

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 500m程の登りでピークを通過、再び下りに入る

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 568.8km、下ったと思ったらまたまた登り基調。おかしいなー、もう登りは終わったと思ったのに事前の地図読みで見落としている様だ。

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 570km、1km程登ってピークを通過、今度こそ終わりだろう、きっと。

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 573.2km、下りがほぼ終わって踏切を渡る。雨はそこそこ弱まってかなり走り易くなった。

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 踏切を渡って直ぐに県道19号に合流、右折して三春、船引方面に進む。

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 577.5km、平坦路を順調に進む。前方に高速道路の高架が見える。

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 579km、県道57号方面に右折。標識に郡山の文字が出て来た。ゴールまではあと20kmちょっと。

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 581.8km、左折ポイント。何の目印も無いのでうっかり見逃してしまいそうだ。

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 緩く微かなアップダウンを進む。

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 586.7km、右折方向に進む。

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 587.4km、そろそろPC16への分岐が出てくる頃だがどこだろう。

 分岐点を右折して結構な勾配を300m程登って現地着。チェックポイントの場所が事前に把握できなかったので辺りを見回したが良く分からない。付近を見回しながらうろうろしたら、道路左手に土手を降りて行ったちょっと先にそれらしい石碑が見えたので行ってみたらそこだった。

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 587km地点のPC16/三春に到着、チェックタイムは9:09。

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 これが天然記念物の滝桜なのか。ぱっと見全く桜に見えない。まあ春に実際に花が咲くとまた違って見えるのかも知れないが。その意味では桜の季節にこのSR600福島を走るのが良いかも知れない。通過証明用写真を撮って直ぐに出発。

PC16/三春->PC17/郡山(96.4km/600.4km)

 最終PCをクリアして、さあ、後はゴールに向かうのみだ。残りは13kmちょっと、1時間かからずに終わりだ。

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 PCからの坂を下って右折、再びコースに復帰して郡山を目指す。

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 588.5km、標識は郡山直進を指し示しているが進路は左折、谷田川・石川方面に進む。

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 細い林道を抜けると湖に出た。

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 589.7km、再び県道57号に合流、谷田川方面に右折する。

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 590.3km、郡山方面に左折、県道57号をトレースする。

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 591.6km、アップダウンが出てきてトンネルを通過。勾配は大したことはなく距離も短いのでそれ程苦にはならない。

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 593.4km、いきなり10%超の登り坂、こんなところにまだ激坂があるのか。予期せぬ坂はキツイ。

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 300m程登ってピークを通過。その先を一気に下る。

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 594.3km、郡山市街は直進だが須賀川方面に左折。街が近くなって来て信号が徐々に増えて来た。

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 左折して直ぐに郡山・須賀川方面に右折する。

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 曲がった途端にまたしても急な登り。なかなか最後まで楽をさせてもらえない。5%超の坂をえっちらおっちら登る。

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 595.2km、300m程登ってピークに到達、郡山市に入った。ゴールまであと5km。

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 596.8km、郡山市街方面へ美術館通りに乗ったらまたまた登り基調、いい加減これが最後の登りか。車通りが一気に多くなり都会が近いことが伺い知れる。

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 500m程登ったら真っ直ぐな長い下り。一気に下る。

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 598.5km、阿武隈川を渡って郡山市街に入って行く。

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 市街地に入った。郡山駅の標識も出て来た。いつの間にか雨はほぼ上がり濡れたウェアもかなり乾いて来た。乾いて油の切れたチェーンのキュルキュルと言う音が煩いがそれももう直ぐ終わりだ。どうやら無事に完走できそうでほっと安堵する。

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 600.8km、鉄道のアンダーパスを通って左折すれば直ぐに郡山駅だ。

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 一昨日出発した道を緩々と戻る。疲労感が薄いせいか、どことなくあっけなく終わってしまった様な感じがある。

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 601.2km地点のPC17/郡山即ちゴールに到着、ゴールタイムは9:49。

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 最終日の雨はちょっと余計だったが無事に完走してしまえばどうということはない。すんなり終わった感はあるもののやはりSR600をきっちり時間内完走できた達成感は相応にある。

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 まずは完走後恒例のコーラを飲んで自らを祝福する。天気はいまいちだがそれなりに旨い。

 それにしてもこんな早い時間にゴールできるとは出走前には思っていなかった。今日は連休の最終日なので早い時間に帰宅できればまだ休日の残りが使えると考えるとかなり嬉しい。今から帰り始めれば上手く行けば行きつけのつけ麺屋で昼食が食べれられるかも知れない。休憩もそこそこに帰途に就く。

ゴール後、帰宅まで

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 バイクを押して人通りの多い郡山駅前を歩く。まずは、荷物を預けてあるコインロッカーに向かう。

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 駅前には放射線量測定器が設置してある。まだこういうものを置いておかなければならない程に福島には大震災の後遺症が残っている。

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 郡山駅東口正面玄関右側のコインロッカーに戻って来た。荷物を取り出してその場でバイクパッキング開始。

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 20分程でバイクパッキング完了。輪行態勢を整える。

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 トイレに寄って着替えを済ませ、2階の新幹線乗り場に向かう。

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 遅滞なく行動して10:58発の新幹線に間に合った。

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 それにしてもこんな時間に既に新幹線に乗ろうとしているなんてかなり嬉しい誤算。

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 定刻通り新幹線に乗車、自由席は往路同様ガラガラで輪行袋持ち込みの気兼ねなくできる状況。ゆったり座って大宮に向かう。空腹だが帰宅して直ぐにつけ麺を食べに行きたいのでぐっと我慢。

 大宮駅には12前に着、1時間かからないとは本当に近い。12:07発の埼京線で武蔵浦和まで行き12:23発の武蔵野線に乗車。

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 この時間は電車が空いていて輪行移動がやり易くて助かる。それにしてもこの時間にもうここにいるとは、郡山でSR600を走り終えたのがつい2時間半前と言うのが俄かに信じられない。

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 12:40過ぎに新秋津駅に到着、西武線に乗り換えるのが面倒なので雨も降っていないしここで輪行解除、自宅まで自走する。

 13:15に帰宅。荷物を置いて即車に乗ってつけ麺を食べに出かける。

 が、残念ながら所沢大勝軒は休業、がっくり来て伝家に向かうもまたしても休業。

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 近場の行きつけの店が全滅で止む無く丸亀製麺で御茶を濁して帰宅。これにてSR600福島遠征は終了した。

 

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 今年のゴールデンウィークに走ったSR600紀伊山地SR600紀伊山地がとても秀逸なコースだと思ったのだが、このSR600福島も相当に秀逸なコースだというのがまず率直な感想だ。紀伊山地のレポートにも書いたが私的にSR600のコースに求める思想とは”SR600のレギュレーションをクリアしつつ如何に難易度を低くして万人が完走できるコースを作るか”だが、SR600福島はこれが見事に具現化されていると思う。私的に考える福島の良さを下記に列挙してみる。

①獲得標高差がレギュレーションぎりぎり。

②仮眠ポイントが非常に設定し易い。オフィシャル推奨の2泊3日プランで喜多方及びいわきの都市圏が仮眠ポイント、宿を見つけ易い。

③オフィシャル推奨の2泊3日プランで3日共その日のルートの中でもっとも長い登りを前半でクリアできる様に配置されている。

④市街地走行が非常に少なく、交通渋滞・信号のストレスが少ない。

⑤郡山駅発着は非常にアクセスし易い。特に関東圏在住の人間にとっては近い。

⑥ゴールデンウィークも走行可能。

 勿論SR600本来の山岳自体も概ね走り易いルートで登り応えのある山が多く楽しい。私的に関東圏に住んでいるということを加味すれば総合的にSR600福島が最も難易度の低いSR600のコースではないかと思う。

 ただ1点、私的に引っ掛かるのはPC11/JR峠駅手前の峠越えについて。あの峠の山頂前後の激坂未舗装区間はノーマルのロードバイクと私の技量ではとてもバイクに乗ったまま通過できる道ではなかった。あそこを乗って走れる人はそうそういないのではないかと思われる。登り部分は荒れた道だけなら何とかなるが15%位の激坂が加味されるともうどうしようもなかった。道が狭く右側は結構高低差のある沢なので落ちると非常に危険、おまけに車がたまに来るので逃げ場がない。頂上から下りの部分は明らかに工事中だったのでもしかしたら工事終了するときちんと舗装されて走り易くなるかも知れないが、登りの部分は多分あの状態が通常時のままだろう。これはSR600福島のコースに限った話ではなくなるが、最近”グラベル”という言葉が流行っている様でブルベの中にも徐々に入り込んできていて、コースの一部にそういう区間が入っていたり、中にはグラベルブルベなるコースもあるやに聞いている。私的にそういうものを否定するつもりはないが、大多数の参加者はオンロード用のバイクで参加することを考えれば、コース設計者が意図的にグラベル区間を組み込んだのであればコース説明に明記すべきだと思うし設計者の判断でこれはノーマルバイクでは普通の力量の人間では乗って走れないと思えば”押し歩き推奨”と記載した方が良い様に思う。やはり参加者の安全確保を最優先にした対応が必要ではないかと私的には思う。

 今回の走行では、残念ながら最終日は雨に降られたが寒くはなかったし、1日目、2日目共に好天に恵まれ秋の爽やかな気候の中を素晴らしい景色を見ながら登り応えのあるヒルクライムを存分に堪能することができた。このコースは私的にもう少し歳を取って体力が落ちてきてても一番完走確率の高いコースではないかと思うので、またいずれ走ってみたいと思う。

 

 次回ブルベはAJ神奈川さんのBRM921箱根200km。私的に過去に何度か走ったことがある秋の定番山岳ブルベだ。次回詳報予定。