2019BRM1019千葉300

 11月も中旬に入り、一昨日の雨を境に一気に寒くなった。自転車通勤では昨日から長袖ジャージに衣替え。グローブはまだ指切りのままだったが、今日の帰り道は指先がかなり冷たくなって明日からは指付きグローブに代えないと駄目そうだ。

 ブルベがシーズンオフに入って先週日曜日に久し振りにシクロパビリオンに行ってきた。前々から行きたいと思っていた「ダンシング取得レクチャー」なのだが、満を持して受講して来た。有料レクチャーなので詳細は控えるが、私的には修正点が沢山あってまだ改善できる見込みがあるのが分かって良かった。「ハンドル幅が狭い」という指摘も受けて、自分ではしっくり来ていると思っていたのだが思い切ってハンドルを変えてみることにした。今使っているのは38cmだが取り敢えず40cmを試してみようと早速中古品をネットオークションで見つけてゲットした。来年を睨んで善は急げ、だ。ブルベライダーには「ダンシング習得レクチャー」と「踏まない省エネペダリングレクチャー」はかなり有益だと思う。ダンシングの其の二も行くつもりだ。

 そんなわけでBRM1019千葉300 (検見川)の走行レポートは下記の通り。

 

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[目次]

スタートまで

 10/19(土)、4時起床。何となく眠いが取り敢えず無事に目覚めることができて良かった。外は雨が降っている。やはり今日は雨は避けられないか。4時半に自宅を出発、検見川を目指す。まずはスタートすることが今日のミッション。去年のこの時期の検見川200をあろうことか首都高大渋滞で遅刻DNSという大失態をやらかしてしまったので、そのやり直しをするというのがこのブルベの重要なモチベーションだ。幸い首都高は大して渋滞しておらず、うっかりルート間違いをしてしまったが6時過ぎに無事に到着。しかし事前に定めておいたコインパーキングが満車で慌てて周辺をリサーチ、稲毛海岸駅近くに見つかって急いで移動し事無きを得た。結局車を駐車したのが6時半、雨の中バイクを降ろし、この雨の中を半袖ジャージ&レーパンで300kmを走るとなると流石に寒さで消耗しそうなのでレインウェア上下を着る。準備を整えて1.5km程離れた検見川の浜に向かう。

 6:50にスタート地点の検見川の浜に到着。もうブリーフィングは終わっていてスタート直前、急いで受付を済ませる。ウェーブスタートの7:15発となった。

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 流石にシーズン終盤でこの天気で300kmを走ろうという人は少ない。DNS続出でぱっと見30人いないという感じ。

 今日のコースは検見川を出発し大多喜町を経由し御宿からずっと海沿いを進み館山を回って南房総まで行き、そこから内陸に入って鹿野山を登り富津、袖ケ浦を経由して検見川に戻って来る300km。

 獲得標高差は2500mとそこそこある。高い山はないがアップダウンがそこそこあって、200kmを越えてからまとまった登りが続くのでレイアウト的にはしんどい作りになっている。あとは雨にどれだけ降られるかで難易度がかなり変わって来る。いずれにしてもシーズン終盤の300kmはそんなに楽ではないので覚悟して走らなければならない。

スタート/検見川の浜->PC1/デイリーヤマザキ夷隅大多喜店(66.7km)

 スタッフのつかぽんさんに装備チェックを受けて定刻7:15にスタート、緩々と走り始める。

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 雨はしとしとと降り続いている。路面には水がしっかり浮き、レインシューズカバーは着けていないのであっという間にシューズの中に浸水。走り始めてそこそこ時間が経ってくると身体が暖まって来てレインウェア上下だと暑い。雨が小降りになったらどこかで脱ぎたいところ。

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 12.9km、小一時間走って雨が殆ど上がったのを見計らって停車しレインウェアを脱ぐ。この気温ならば濡れても寒くないのでこの後降って来ても問題なさそうだ。リスタートしようとしてペダルを漕ぎ始めたら左足のクリートがちゃんと嵌まっていなくてペダルから足を踏み外しペダルで左足の向う脛を強打、出血して非常に痛い。間抜け。 

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 12.9km地点の蘇我陸橋南交差点。復路もここを通過するが戻って来るのは14時間後位か。先は長いな。

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 18.5km、辰巳団地入口交差点を左折。雨もほぼ上がりレインウェアも脱いで身軽になって多少走り易くなった。

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 道端の広告看板が軒並み風で押し曲げられている。先日の台風の名残か。

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 25.8km、市街地を抜けて郊外に出た。この道は千葉ブルベで何度か走ったことがあるので見覚えがある。道なり勝間方面に進む。

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 29.1km、県道292号に合流して登りの途中の道脇が大変なことになっている。そこそこ幹の太い木々が軒並み折り倒されている。先日の台風の暴風が如何に凄まじかったかを物語っている。千葉をちょっと走っただけでこの有様、千葉全体でどれだけの被害が出ているのかを想像しただけで恐ろしくなる。

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 29.7km、登りは直ぐに終わり下って右折方向、県道292号を離れる。

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 太陽光発電所はぱっと見無傷の様だ。何となく風には弱そうに見えるが、地面と水平に設置されているのでそうでもないのかな。

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 42.6km、国道409号を離れ、名もない細い市道に右折。

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 46km辺りから登りが始まり5%位の勾配を1km程登って来たら見覚えのある場所を通過。野見金公園は以前とあるブルベでチェックポイントに使われた場所だ。何のブルベだったか直ぐに思い出せない。

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 52.9km、県道148号を茂原・一宮方面に進む。

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 56.3km、県道148号から県道27号に乗り換えて左折ポイント、うっかり見逃しそうだ。ここまでは平坦基調。

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 曲がって直ぐに登りになった。5%に満たない真っ直ぐな登りが続く。

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 57.2km、1km程登ってピークを通過、睦沢町に入る。

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 下って再び登り。アップダウンが続く。

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 63.9km、2km程の緩い真っ直ぐな登り坂を登って大多喜町に入る。ここから下るとPCはもう直ぐ。

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 66.7km地点のPC1に到着、チェックタイムは10:36。

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 取り敢えず雨は上がり落ち着いて走れるようになったが既にバイクはドロドロ、チェーンの油も落ちてしまったのでチェーンの水分が乾いた頃を見計らって注油する必要がある。

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 このブルベから投入したリベレイト・デザインの新型の小型サドルバッグ。チューブ、携帯工具+αの適度な大きさの小型のサドルバッグがなかなか見つからなかったのだがようやくそれらしいのが見つかったので試している。サドルの下に程良く収まり、もっとも重要なポイントである”内腿に摺らない”ことを見事にクリアした。これは使えそうだ。

 15分程の休憩の後出発。

PC1/デイリーヤマザキ夷隅大多喜店->通過チェック/御宿駅(20.3km/87.0km)

 次の目的地は20km先の通過チェック御宿駅。1時間かからない距離だ。

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 68.1km、交通量の多い国道297号をちょっと走って直ぐに御宿・いすみ方面に左折する。 

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 69.2km、国道465号に乗ったと思ったら直ぐに右折。

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 70km、夷隅川の沿いをちょっと走る。茶色く濁った濁流が流れている。これも台風の名残か。

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 72.2km、キューシートではT字路だったが実際は十字路だった。右折方向に進む。

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 74.5km、県道176号に合流して左折。

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 76.0km、右折方向に進む。郊外の道だがちょくちょく曲がる。

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 80.4km、勝浦・御宿方面に左折。ここまでは平坦基調が続く。

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 81.2km、緩い坂を登って御宿町に入った。

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 空には雲が切れて青空が出て来た。この分だとしばらくは降る心配はなさそうだ。

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 83.7km、県道176号をトレースして御宿市街方面に進む。

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 平坦路を順調に進む。この道は結構前の千葉ブルベで走ったことがあるので何となく憶えている。通過チェックはもう目前。

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 87.0kmの通過チェックに到着。ここは有人チェック、ベイさんが待機中。

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 チェックタイムは11:40。ブルベカードにスタンプを捺してもらって通過チェックとなる。

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 御宿駅に来ることなんて滅多にないので取り敢えず記念写真を撮っておく。

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 チェーンが乾いてキュルキュルと嫌な音を立て始めていたのでここで注油。10分程の休憩の後出発。

通過チェック/御宿駅->PC2/セブンイレブン館山大賀店(91.0km/178.0km)

 次の目的地は91km先のPC2。基本はノンストップで行く予定だが、距離が長いので疲労度を見ながら適宜休憩を入れるかも知れない。

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 87.3km、駅の前の道を進んで国道128号に合流、勝浦方面に進む。太平洋が目の前ということで微妙に南国風情な街路樹。

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 海沿いに出た。薄い雲の間から日差しもうっすらあって穏やかな天気になった。ただし南西風が強く向かい風基調。この先PC2まではずっと海沿いなのでこれはしんどいことになりそうだ。

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 南風の影響で波も若干高く白く泡立っている。何となく台風の名残に思える。

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 88.8km、勝浦市に入る。海沿いは微妙なアップダウンがちょくちょく出て来る。

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 海岸沿いでは風に巻き上げられた砂か波しぶきか分からないが視界が白く濁っている。バイクが汚れるのでちょっとナーバス。

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 91.0km、側道方面に進み国道128号旧道に乗る。

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 93.5km、勝浦市街を通過。何となく懐かしい感じのする街並みがちょっといい感じ。

 市街地を抜けて再び国道128号本道に合流して進む。交通量が多くなって来た。

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 97.9km、国道128号を左折方向に進む。殆どの車は直進のバイパス方向に進むので、交通量が少なくなるのは有難い。

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 海沿いの旧道は車が少なくて走り易いが海からの風が吹きつけるのがちょっと辛い。

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 103.4km、おせんころがしトンネルの手前を右方向に進んでトンネルを迂回するのが千葉のレギュラールート。前後の車に注意しながら反対側に渡る。

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 104.1km、トンネルを迂回して再度国道128号を横断しその次のトンネルを迂回するのだが、何故か前から参加者が戻って来ている。道を渡ってすれ違い様に「この先行き止まりですよ」と言われた。

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 恐らく台風の影響で道のどこかが崩落してしまったのだろう。この迂回路はそこそこ楽しい道なのだが通れず残念。

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 止む無くトンネルを通過することになったが、このトンネルが距離が長く路肩が狭く交通量が多いのでかなり怖い。このトンネルを迂回するのは単純に危険防止だということを改めて理解した。

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 104.8km、鴨川市に入った。トンネル越えのアップダウンが続く。

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 106.9km、日蓮交差点。ここでコース復帰、更に国道128号を直進する。

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 相変わらず視界は白く霞んでいる。向かい風には無暗に逆らわず、疲労を溜めない範囲で淡々と走る。

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 115.7km、鴨川シーワールドを通過。

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 117.0km、国道128号を離れ、県道247号に乗り鴨川市街地方面に進む。

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 曲った途端に後輪に違和感、どうやらパンクの様だ。道端に止まって修理開始。幸いパンクの原因のガラスの破片は直ぐに見つかりチューブ交換。修理所要時間15分程でリスタート。

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 117.5km、安房鴨川駅を通過。パンク修理をした場所は駅の直ぐ傍だった。

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 市街地を抜けアップダウン区間へ。向かい風基調だとアップダウンが強調されてしんどい。

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 121.8km、再び国道128号に合流。

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 128.5km、南房総市に入った。

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 133.7km、左折して県道297号フラワーラインに入る。風的にここから館山辺りまでの25km位の海沿い区間が正念場だ。

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 フラワーライン序盤のこの真っ直ぐな区間が向かい風だと視覚的にかなり辛い。バイクが全然前に進まなくてこの直線がどこまでも続いている様に見える。

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 141.5km、北朝夷交差点を千倉海岸方面に左折、フラワーラインをトレースしていく。

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 142.4km、この漁業関連の工場の様な建物の前を通る度に何か遠い昔の記憶を呼び起こされる様なちょっとノスタルジーっぽい感覚に襲われる。この場所を知ったのはブルベを始めてからなのに、子供の頃の様な気がしてならないのだがもしかしたら似た様な風景を夢の中で見たのかも知れない。

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 146.0km、AJ千葉さんの忘年会の定宿マリンハウス六治郎と道の駅ちくら潮騒王国の前を通過。またAJ千葉忘年会に参加したいなあ。

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 通過チェックを出てから3時間以上、補給という意味ではPC1を出てから4時間以上経っている。延々と続く海沿いの道と向かい風と夕方の微妙な気温の高さにちょっとぼーっとしてきて、休憩がてら気分転換をしたくなりジュースの自販機を探しながら走る。

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 149.8km地点の公園の傍に自販機を見つけたので停まって一息入れる。冷たいジュースがとても旨い。

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 公園でトイレを済ませて10分程の休憩の後出発。ちょっとリフレッシュして気分がしゃっきりした。こういう一息は大事だね。

 PC2まではあと28km位。

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 向かい風は相変わらずだが強風と言う程ではない。9月の舞浜発着の千葉200のあの暴風に比べれば大したことはない。どうせ今日は夜中ゴールだしここで焦っても疲れるだけなので淡々と進む。

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 まだ15時半前だというのに雲が厚く薄暗い。雲の薄いところから微妙に光が差す感じが何とも不思議な風景。夢の中の風景というのは絶対的に光量が足りなくて薄ぼんやりとしているのだが、正にそんな感じだ。元よりこの海辺のうら寂しく荒涼とした風景が尚更懐かしく不思議な感覚を作り出している。こういう雰囲気の中を孤独に走るのもまた楽しい。

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 159.5km、分岐を館山・洲崎方面に左折、フラワーラインを更にトレースしていく。進路が徐々に南から北に向きを変え始めた。向かい風の影響も弱まってきた。

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 160.2km、ようやく館山市に入る。今日の行程の半分を過ぎ、ここから北に向けて帰り始める。

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 海岸沿いに点在する家々の屋根には青いビニールシートが被せられている。屋根瓦が台風で吹き飛ばされてしまった家が非常に多い。こういう風景が道すがらずっと続く。改めて台風の被害の大きさを思い知る。

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 161.8km、国道410号を離れて洲崎方面に左折する。

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 進行方向が北になって追い風に変わってくれるかと思いきや効果はいまいち。でもまあ向かい風でなくなっただけでもそこそこ楽になった。真っ直ぐな平坦路をぼちぼち走る。

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 171.6km、洲崎灯台を通過、進路が東向きに変わると何となく向かい風。おかしいなあ、風向きが変わったか?

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 道路標識に千葉の文字が。でもまだ100km以上ある。先は長い。取り敢えずPCはもう直ぐ。

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178.0km地点のPC2に到着、チェックタイムは16:11。

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 夕刻の微妙な暑さで結構汗を掻いたので水分補給と塩分補給をしっかりと行う。200kmブルベならあと30kmも無いうちに終わりだが今日は更に100km余計に走らなければならない。やはりシーズン終盤で気持ち的にも終わりかけな中の300kmブルベはなかなかにしんどい。まあ、身体的に負荷をかけてキツイ思いをしない様にのんびり走れば心理的負担も減らせるので、夜中ゴールを織り込んでペースをキープしてこの後も走る。15分程の休憩の後出発。

PC2/セブンイレブン館山大賀店->PC3/セブンイレブン富津更和店(46.0km/224.0km)

 次の目的地は46km先のPC3。海沿いから内陸に入っていよいよ山岳地帯に入って行く。しかもナイトランとなるので、ここからが本番かな。

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 179.8km、三差路を左折方向に進む。

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 曲がって直ぐ、自衛隊基地の前で千葉方面に右折。

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 館山の漁港を通過。この辺りの船は台風被害は大丈夫だったのだろうか。

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 182.7km、北条海岸を通過。南国的な通りもこの季節になるとちょっと寂しい。そろそろ海沿いの道も終わりだ。

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 185.2km、那古海岸交差点を右折。海沿いを離れ内陸部に入って行く。

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 時刻は17時、日が暮れて薄暗くなって来た。ライト点灯、ナイトラン態勢に入る。

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 189.3km、県道88号に乗って富津方面に左折。再び北上開始。

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 交通量の少ない道になり、向かい風の影響もなくなってちょっとペースが上がった。順調に進む。

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 193.6km、県道88号をトレースして富津方面に道なりに進む。

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 いよいよ暗くなって来た。暗闇の中での登りになりそうだ。

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 198.8km、県道88号をトレースして富津・金束方面に左折。曲がって直ぐに登り開始。

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 登り始めでぐっと勾配が上がる。ここまでずっと平坦を走って来たので5%位でも結構きつく感じる。

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 真っ暗な山道をぼちぼち登る。登りのペースが掴めて来るとだんだん登るのが楽しくなって来た。

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 201.8km、登坂開始から3km程経過、県道88号をトレースして右折方向に進む。登りはまだ続く。

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 少し勾配がきつくなって常時5%を超える感じになって来た。結構長い坂だな。

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 202.8km、4km程登ってようやく山頂に到達。鴨川市に入った。

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 下りを終えて206.2kmを左折して県道34号に合流し再び登り。

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 208.4km、1kmちょっと登ってピークを通過。再び富津市に入って下る。

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 210.0km、六野方面に右折。

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 ちょこっと登り返した後は下り基調。快調に進む。路面が結構濡れているということはさっき降ったばかりか。

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 224.0km地点のPC3に到着、チェックタイムは18:40。余り空腹感はないので最終PCの御約束、モンスターエナジーを投入。先着していた参加者さんから声を掛けられてどなたかと思ったら、オダ埼清水班のブルベにも参加して下さる筑波の四川料理店”ふう”の御主人だった。しばし歓談の後、先発する御主人の背中を見送りつつ休憩。15分程の休憩の後出発。

PC3/セブンイレブン富津更和店->ゴール/検見川の浜(76.3km/300.3km)

 最終PCをクリアし、あとはゴールを目指すのみ。しかしゴールまでは76kmとまだかなり距離がある。しかも今日の最高標高地点はこれから登らなければならない。取り敢えずノンストップで行くつもりだが疲労度合いで臨機応変に対応する。

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 PC出発しようとした時、先発した人が反対方向に行こうとしていたので「逆ですよー」と止めたら、「裏から行けるんですよ」と言われて、その通りに行ってみたら確かに裏から行けた。ちゃんとキューシートを読めよ、俺。

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 2kmほど走って登りが始まった。

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 真っ暗な坂道をえっちらおっちら登っていく。まだ19時過ぎなのに真夜中な感じでちょっと怖い。

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 229.3km、登坂開始から2km、7%位の勾配が続く。更にこの先のカーブに差し掛かったところで勾配が10%位になった。これはきつい。

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 登坂開始から2.6km、10%位の真っ直ぐな登りが相当きつい。最後でこの勾配は想定していなかった。ここコースレイアウトは結構酷いかも知れない。

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 203.5km、3kmちょっと登ってピークに到達。この辺りがマザー牧場の敷地らしいのだが暗くてアイウェアが曇って良く見えない。停まって記念撮影と思っていたのに通り過ぎてしまった。

 一旦下って再び登り基調、今度は割と緩やかでワインディングなので登り易い。

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 233.1km、1.5km程の緩い登り返しの後、左折ポイント。多分ここがピーク。国道127号・佐貫駅方面に下る。

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 下りなのに湿度が高くてアイウェアが曇ってしまい視界が悪く、真っ暗な山道ではスピードを殺してゆっくりと下らなければいけないのが辛い。度入りのアイウェアを外すとそれはそれで視界が悪く往生する。こういう時に目が悪いのは非常に困る。

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 238.2km、ようやく民家のあるところまで下りて来てほっと一息。右折方向に進む。

 下りはまだまだ続く。

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 242.3km、下りが終わって平坦基調になった。君津市街・国道127号方面に左折。

 もうこの先登りはない。残り60kmはひたすら平坦基調、徐々に市街地走行になって行くが夜も遅くなって交通量も減っているはずなのでそれ程走り難くはないだろう。

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 243.1km、国道127号の交差点で後ろから一人やって来た。速度差は殆どないが夜間はリスクが増すので極力集団走行は避ける。いつも通り単独走行でマイペースをキープ。 この辺の道の路面は結構濡れている。雨が降ったばかりということか。タイミングが上手くずれてくれて降られなかったのは幸い。

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 249.7km、国道16号に合流。右折方向に進む。

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 国道16号は日中の交通量の多さはないが車のスピードが速く夜間なのでちょっと怖い。

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 254.1km、国道16号を外れて車通りが減り一安心。千葉・木更津港方面に右折。

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 256.1km、木更津港の傍を通り抜けて県道87号に乗り金田方面に左折。

 雨が降ったばかりということもあり湿度が高くてアイウェアが曇りっ放しで視界が悪く非常に走り難い。平坦基調でまだペースは上げられそうなのだがリスクは取れないので抑えて走る。

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 261.9km、アクアラインの高架を潜って袖ケ浦方面に右折、県道87号をトレースしていく。

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 263.2km、内房線の踏切を越えて市原・国道16号方面に左折、更に県道87号をトレースしていく。

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 内房線沿いの一本道をひたすら北上する。交通量は多くないのだが1車線で道幅も狭く車のスピードが速く追い越される時が恐怖。夜間走行はやはり神経を使わされる。

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 279.1km、国道297号に合流し勝浦・大多喜方面に右折、そのまま橋を渡る。

 橋を渡って直ぐに左折し再び北上開始。

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 白銀通りを進む。道の両脇には食べ物屋が並び、何となく空腹を刺激されるがあと20km程でゴールなので素通り。

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 284.3km、左折して県道24号に合流。

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 284.5km、往路との分岐点を通過。ここまで来るとゴールが近いという気がしてきた。

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 287.4km、国道357号に出た。右折方向に進む。

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 往路の遡りではなく復路は国道357号を進む。交通量はそこそこ多く車のスピードも速いが、複数車線なので多少リスクは低い。ここまで来たら慌てず騒がず落ち着いて走る。

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 292.8km、国道357号走行はここで終わり、千葉市役所方面に左折する。

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 京葉線並走の市道を走る。この時間だと車通りが少なくて走り易い。

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 296.1km、左折方向に進む。往路の遡りから一旦離れる。

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 海浜大通りに向かって走る。ここまで来るともうゴールという感じだ。今日も無事に走り終えられそうで安堵する。

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 298.1km、右折して海浜大通りに乗る。あとはゴールまで一本道。残り2km。

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 夜の海浜大通りは静か。あっという間にヨットハーバー入口に辿り着いた。今日も無事に終わった。

 無事ゴール。ゴールタイムは22:47、認定完走時間は15:32だった。

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 スタッフさん達のしばし歓談の後、そそくさとその場を後にする。

 駐車場に戻って車にバイクを積み込み着替えてほっと一息。200kmと違って300kmを走り終えた解放感はひとしお。さて、これからもう一仕事、運転して自宅に帰らなければならない。帰り着く頃には日付が変わっているな。

 首都高・外環は渋滞もなく順調に進んだが、関越に乗った辺りで全身に力が入らなくなって来た。どうやらこれはハンガーノックらしい。高速を降りて慌ててコンビニにピットインしておにぎりを食べたらまたしても仮歯が外れた。しかもうっかり噛んで粉々にしてしまった。折角首尾良く完走できたのに、最後の最後で詰まらないオチでかなりがっかり。傷心の身で自宅に帰り着いたのは日付変わって1時半、これにて千葉遠征ブルベは終了した。

 

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 今年は年間通じてかなり走ったのでシーズン終盤は200kmをぼちぼち走って締め括ろう思っていたのだが、あてにしていた200kmが満員でエントリーできなかったので300kmとなったのだが、気持ち的にエネルギー切れかけの状態で300kmに臨むのはなかなかしんどかった。当日の朝は雨が降っており朝起きた段階で既に”心が折れた”状態だったので、ここを乗り越えるのが一番の難関だったように思う。現地について走り始めは降っていたものの小一時間走ったところで雨は止み、レインウェアを脱いだまま最後まで走ることができたのは良かった。コース的には標準的な難易度と言えるだろうが、御宿から館山までの80kmの海沿いの道は向かい風基調できつかったしPC2からの山岳地帯が暗くなってからの通過だったのが心理的にきつく感じた。後は私的にアイウェアの曇りに終盤かなり苦しめられたのは辛かった。正直今回の走行では良かったという印象は残らなかったのだが、早春の季節にもう一度走ってみたい気はする。いずれにしても去年の遅刻DNSのけじめを自分なりにつけられたことが今回の最大の収穫であったと言える。

 

 次回ブルベはR東京さんのBRM1027東京200山中湖 、今年もシーズンの締め括りはR東京山の200km。残念ながら台風災害で道志道が不通になっているので須走往復にコース変更されている。次回詳報の予定。