1月も下旬に入ったがここのところどうも天気がすっきりしない。例年この時期は晴れの日が多いという印象だがここのところどんよりと曇ったり雨が降ったりとどうも印象が悪い。寒い日も多く病み上がりで自転車通勤するのにはちょっと厳しいコンディションが続いている。明日から熊本遠征だが今週末の熊本も予報は芳しくなく、傘マークがついたり消えたりの予報に一喜一憂させられまくっている。まあどんな天気だろうと行って走るしかないわけで、覚悟の問題ではあるのだが。取り合えず遠征の前に前週のブルベのレポートを終わらせて気持ちだけでもすっきりさせておきたいところだ。
そんなわけでBRM119埼玉200アタック筑波梅林の試走レポートは下記の通り。
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[目次]
スタートまで
1/17(金)、朝6時起床。寒くて布団から出るのを躊躇する。思想を明日に延期するかと思ったが、天気予報を見ると明日の方が天気が怪しいのでやはり今日行くべきと判断、気合を入れて布団から出る。ウインドブレークタイツにウインドブレークジャケットの完全冬装備に着替えて5時半過ぎに車で自宅を出発する。
7時に入間放水橋下に到着。そそくさと出走準備を整える。
今回のコースは入間放水橋から筑波山まで行って戻って来る大体往復ルートの200km。
行程の殆どは平坦だが筑波山の山裾をちょっとだけ登る。この登りが結構きついので人によっては平坦コースと思えないかも知れない。このコースはクロサワさんの定番、このちょこっとした峠越えを意地悪と取る人を少なくない。
スタート/入間豊水橋->PC1/セブンイレブン加須北平野店(52.8km)
7:20にスタート。緩々と走り始める。
根岸交差点を右折して北上する。空は雲に覆われていて日差しは非常に弱くかなり寒い。多分気温は一桁台前半ではないかという感じ。日中も余り気温は上がらないのではないかと思われる。完全冬装備のウェアを選択して正解だったのではないだろうか。
4.8km、今日最初の登り。柏原交差点に向かって400m程登る。
5.2km、柏原交差点。右折方向に進むのだが直進車両がそこそこいるので基本は2段階右折励行。
7.3km、川越市に入る。柏原交差点からじわっと下っている。復路でゴール直前だとこのじわっとした登りが結構脚に来る場合があるのでそこそこ余力を残しておかなければならない。
10.7km、JR川越線の踏切を通過。線路との角度が浅いので前輪を落とさない様に注意が必要。
12.3km、上戸交差点を右折。
14.0km、入間川を渡る。平日だとちょうど出勤渋滞にかかる時間帯なのでペースダウンを余儀なくされる。
14.6km、上寺山交差点。今までならここを左折するのだがその先の福田交差点の左折車線が2車線となり交通量も非常に多く直進し辛くなったので、上寺山交差点を直進に変更した。
16.9km、ここを左折して県道12号に合流。この先は今までと同じルートとなる。
18.5km、釘無橋を渡る。長い橋で路肩も狭く交通量が多いので注意が必要。
22.5km、太郎右衛門橋で荒川を渡る。通勤時間帯で交通量が多いので安全第一で側道走行を選択。
24.0km、川田谷交差点を左折して北上、鴻巣方面に向かう。
32.8km、鴻巣市街の本町交差点を右折。鴻巣市街の交通量は意外に少なかった。通勤時間帯のピークは過ぎたということか。
34.9km、県道38号を進む。上越新幹線の高架をくぐると外宇宙に出ていくといういつものイメージ。
相変わらず日差しはなく寒いまま。体調は悪くはないと思うが咳が出るので正直良くわからない。今日はひたすらリカバリーレンジからLSDレンジ前半をキープして淡々と走ることにする。
41.2km、騎西の街中を通過。右折方向に進む。
42.4km、騎西城通過。
43.2km、日出安交差点を右折。
47.7km、県道370号との合流点がT字交差点になった。左折方向に進む。
52.2km、北平野交差点の手前の道が改修されているが、ソフトポールが並べられて路肩を塞いでしまっている。駐車防止なのかいまいちこの意味が不明なのだが自転車にとっては迷惑以外の何物でもない。
52.7km、北平野交差点を右折。曲がるとPCはもう目前。
52.8km地点のPC1に到着、チェックタイムは10:00。
ちょっと日差しが出てきたが気温は相変わらず低いまま。空腹感はあまりないので固形物の補給は無し。但し体温維持のためエネルギー消費は高いはずなので走りながら食べられる様に芋けんぴを買っておく。15分ほど休憩の後出発。
PC1->通過チェック/筑波山観光案内所(52.4km/105.2km)
次の目的地は通過チェックの筑波山観光案内所、52.4km先だ。
休憩して身体が冷えてしまい走り始めは結構寒い。
57.1km、久喜市に入る。
57.4km、利根川の直ぐ手前で利根川橋までの道が去年から変わった。以前は八坂神社前交差点を左折してから橋に入っていったが直接行く様になった。
一応八坂神社前交差点が新しい位置で残ったが直進なので往路のキューシートからは消えた。
58.0km、利根川橋を渡って茨城県に入る。
利根川橋を渡って側道に入り下って右折して県道56号に乗る。
60.3km、東北新幹線の高架をくぐる。高架下の佐野ラーメンの店に以前ブルベ当日のコース巡回の時に寄ったことがあるが殆ど印象に残っていない。
68.4km、山田十字路交差点のガソリンスタンドが無くなっていて風景が全く違っているのに気が付いた。
69.5km、八俣送信所の鉄塔を眺めながら走る。ちょっと距離はあるがなかなか壮観な眺めだ。
正面に小さく筑波山が見え始めた。
77.8km、若三差路を右折して国道125号に合流。ここから交通量が増える。
81.0km、鬼怒川を渡って下妻市に入る。平日ということもあるのか大型車の往来も多い。
82.3km、長塚三差路を道なり右方向に進む。左折専用車線があって左折車に注意が必要。
84.4km、小野子T字路を左折して県道357号に乗る。ここが復路との分岐点。
85.2km、下妻市役所前を通過しつつ桜川・明野方面に右折する。
89.4km、小貝川を渡って筑西市に入る。
正面の筑波山が徐々に大きくなってきた。
90.7km、つくば・筑波山方面に右折。2段階右折励行。
94.9km、つくば市に入った。
95.8km、筑波山の眼前で県道14号に合流、筑西・桜川方面に左折。
オダ埼清水班定番コースのアタック真壁城もここを真っすぐ進む。
97.6km、つくばりんりんロードの入口を通り過ぎて直ぐの所が右折ポイント。曲がると直ぐに登りが始まる。
5%位の坂だがずっと平地を走って来ていきなり登るとかなりの激坂に感じる。
98.1km、水門に突き当たったら右折して湖沿いに進む。
98.9km、鋭角的に右折してここからが登りの本番。椎尾山薬王院参道の石碑が目印だがこちら側からは文字は読めない。
右折してからまず2.3km程登る。九十九折りの10%近い登りでかなり登り応えがある。平坦と激坂のギャップに驚く参加者はきっと多いに違いない。
100.0km、薬王院の前を通過。
101.1kmで一旦勾配が緩み若干下り基調。
101.7km地点の左折分岐点から再び上り、1.6km程登る。
この道は車通りも殆どなくとても静かなので落ち着いて走ることができる。なかなかに楽しい登りだ。
103.4km、ピークを通過。ここから急勾配の下りで梅林に入っていく。
急坂を下りつつ梅林を眺めるがただの冬枯れの林しか見えない。と思ったら辛うじて赤い花がちょっとだけ咲いているのが見えた。
全体的に五倫咲きといったところだろうか。
本番は2日後、もう少し開花してくれるとアタック筑波梅林のタイトルの面目を保つことができるのだがさてどうだろうか。
105.2km、梅林を抜けて下りが終わり県道42号に合流、左折して通過チェックへの最後のアプローチは再び登り。
この最後の300mちょっと登りがなかなかにキツイ。えっちらおっちら登って行く。
ようやく通過チェックが見えた。
105.6km地点の通過チェックに到着、チェックタイムは12:48。
観光案内所の入口を入って左にスタンプ台があるので通過照明としてブルベカードにスタンプを捺す。
観光案内所の道を隔てた駐車場から麓を見下ろす。穏やかな日差しの中、薄っすらと靄がかかって何となく小春日和な感じ。しかし気温はそれ程上がっていない。コーラを飲みつつ15分程休憩して出発する。
通過チェック->PC2/セブンイレブン大利根北大桑店(48.1km/153.3km)
次の目的地はPC2、PC1の直ぐ近くで距離は48.1km。
元来た道を戻る。しばらくは下りだ。
108.1km、下りの途中の和菓子屋さんの前を通過、ここのカリントウ饅頭はこのコースの定番の御土産で買って帰る参加者がそこそこいる。
109.0km、下りが終わって県道14号を渡る。再びここからはひたすら平坦基調を走ることになる。
筑波山を下ってから国道125号に再合流するまでの9km程の道が車通りも殆どなくて走り易いので私的には好きな道だ。
115.1km、高道祖東交差点で国道125号に再合流、右折して東方向に進む。
116.6km、小貝川を渡る。電光掲示版の気温は10℃とあるが体感はもっと低い。
119.6km、小野子T字路交差点まで戻って来た。ここから往路の遡りとなる。
122.9km、鬼怒川を渡り返す。車通りが多いので橋の上を慎重に走る。
126.2km、若三差路を左折。ようやく交通量の多い国道125号から離脱できてほっとする。
133.5km、八俣送信所を再び眺める。
ちょっと空腹感があるのでPC1で買った芋けんぴを食べながら走る。運動強度は低いがやはり体温維持でそこそこエネルギーは消費しているらしい。
141.1km、駒羽根今晩前交差点を右折。
県道56号をLSDレンジで淡々と走る。弱い日差しの冬枯れの昼下がりの風景が季節感をとても良く演出してくれている。この雰囲気の中を走るのは静かに楽しい。
145.3km、中田町交差点を左折して側道から国道4号に一瞬合流する。
利根川橋の手前で歩道に上がり横断歩道で反対車線の歩道に進む。
歩道を走行して利根川橋を渡り返す。
そのまま歩道を進んで新しくできた八坂神社前交差点の信号で車道に合流し右折方向に進む。
146.9km、加須市に入る。
151.1km、PC1を通過。この先の北平野交差点を左折するとPC2はもう直ぐ。
北平野交差点直後のこのソフトポールの乱立はやはり邪魔だ。
153.8km地点のPC2に到着、チェックタイムは15:10。
ゴールまではあと50km、3時間弱。空腹感は余りないのでいつもの様にモンスターエナジーを1本だけ飲んで15分程の休憩の後出発。
PC2->ゴール/入間豊水橋(50.3km/203.6km)
さて、あとはゴールに戻るのみ。
そこそこ日が西に傾いた。明るいうちにゴールするのは無理だろう。時間がかかっても全然構わないのでとにかく疲れない様に安全に帰ることのみに専念する。
156.4km、新しいT字路を右折。ここを曲がり損ねると明後日の方向に行ってしまうので注意が必要。目印がないし今まで無かった交差点なので本番で間違って直進してしまう人が出てきそうだ。
西の空に雲がかかり日が隠されそうだ。暗くなるのが早そうだ。
160.8km、日出安交差点を左折して騎西の街に向かう。
161.6km、騎西城を通過。取り合えずまだ明るいうちに見ることができた。
162.8km、騎西の街中を通過。左折して鴻巣に向かう。
166.1km、鴻巣市に入った。
169.1km、上越新幹線の高架をくぐると太陽系に戻って来たというイメージ。
171.2km、鴻巣市街に入って本町交差点を左折。夕刻の渋滞は大したことはなかった。通勤渋滞にはまだちょっと早いか。
鴻巣人形通りのちょっとレトロな信号。街の雰囲気に合わせて意図的に設置しているのだろうか。
172.4km、深井二丁目交差点を右折。ここを曲がると交通量が減るので落ち着いて走ることができる。
177.6km、川田谷交差点を右折して県道57号に合流。ここからまだ交通量が増える。
181.8km、太郎右衛門橋で荒川を渡る。この路肩の段差は何とかならんのかといつも思う。暗くなると更に危なくなる。交通量も多いので慎重に走る。
185.3km、釘無橋を渡って川越市に入る。復路は歩道を走ることができるのでリスクを軽減することができる。
186.1km、ここで右折して福田交差点に向かう。
福田交差点までのこの道も随分長い間工事をしていたがようやく完成したか。距離はそれほど長くはないが道も綺麗で路肩も広く走り易いのは有難い。向かう先にかすかに夕焼けが見える。
187.2km、福田交差点を通過。直進方向に進む。
189.7km、上寺山交差点を右折して再び往路に合流する。
190.2km、入間川を渡る。ぼちぼち通勤ラッシュで交通量が増えてきたので安全第一で側道を走行する。
192.1km、上戸交差点を左折。ここから入間までは一本道。いよいよゴールが近づいてきたという感じ。
192.8km、霞が関駅傍は夕刻の渋滞が始まっていた。
193.7km、JR川越線の踏切を前輪の角度に気を付けて慎重に渡る。夜間だと暗いし疲れているので更に危険度が増すので十分注意。
195kmを超え、柏原交差点までの緩やかな4kmの登りが始まった。今日は終始ペースを抑えて体力の消耗は最小限なので殆ど坂道と感じることなく余裕で走ることができる。
199.3km、柏原交差点を通過、右折方向に進む。この先の下りが意外に急勾配で右カーブしており交通量も多く注意が必要。
201.5km、広瀬東交差点の前から渋滞に嵌まる。ここまで来たら急ぐ必要は全くないので車の流れに合わせてゆっくり進む。
203.2km、結構な大渋滞でここまでの1.5kmに10分以上かかったがこの根岸交差点でようやく解放されそうだ。ここを左折すれば直ぐに豊水橋だ。
すっかり日も暮れてしまったが今日も無事に豊水橋に戻って来ることができた。
無事ゴール。ゴールタイムは17:58だった。そそくさと車にバイクを積み込み帰途に就く。
とても御腹が空いたので帰宅途中でいつもの台湾料理店に寄って炒飯定食を食べる。唐揚げが巨大で唐揚げ定食と呼んでも全く問題ない。
しっかり食べて満足して20時前に帰宅、これにてスタッフ認定試走の任務は無事完了した。
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オダ埼清水班のシーズン序盤の定番コースのアタック筑波梅林は、幸い試走した日は気温こそ低かったものの雨や雪が降ることもなく風も穏やかで結果としてサイクリングコンディションとしてはそこそこ良い状態で走ることができた。コース的には特筆すべきことはないが、参加者の中からは何故わざわざ筑波山をちょっとだけしかも激坂を入れるのかという声も局部的には聞こえてこなくもない。私的にはこういうメリハリは走っていてそこそこ楽しいし、筑波方面の200kmの他の定番コースのアタック小田城やアタック真壁城が文字通りド平坦であることを考えればバリエーションの一つとしてそういうコースがあっても良いのではと、主催者の立場だと思ったりもする。
本番当日の1/19(日)は穏やかに晴れて130名程が出走。残念ながら筑波梅林の梅の開花は殆ど進んでいなかった様だが、シーズン序盤のブルベを楽しんで頂けたのではないかと思う。
オダ埼玉清水班では今回と同じコースを今年6月にも開催予定で、今度は紫陽花を楽しんで頂ければと思っているのでまた御参加を頂ければ有難い。
さて、次のブルベはR熊本さんのBRM126和水200km嘉麻ターンだ。初の隈本遠征というのは勿論だが、私的に中・高校生時代を過ごした玉名の直ぐ近くの発着ブルベであり、ブルベ本番もさることながらその前後に35年振りに懐かしの場所を見て回るというイベントが加わって非常に楽しみだ。次回詳報の予定。