3月に入ってかなり気温も上がって来て、そろそろ衣替えのタイミングを伺うほどになってきた。花粉も飛び始めて今年は目に集中的に症状が出ており、いよいよ春が近づいてきたという感じだ。一方、世間を騒然とさせている新型肺炎は日本で騒ぎ始めてから1か月以上が経過しているのに拡大の一途で、後手後手の政府対応が多くの市民を混乱させて社会は混迷の度を深めている。政治や会社などの鈍い対応も勿論だがブルベにおいても難しい状況になって色々と考えさせられる日々が続いており心理的にはナーバスになり続けている。そうは言いつつも日々生きていくために行動しなければならず、行動の折々で思考をまとめ結論を出して目の前の障壁を取り除きつつ進んでいくしかない。
そんなわけでBRM223埼玉200km アタック霞ヶ浦の走行レポートは下記の通り。
---
[目次]
- スタートまで
- スタート/出羽公園西側駐車場->PC1/ローソンつくば豊里店(55.4km)
- PC1->PC2/セブンイレブン行方荒宿店(46.1km/101.5km)
- PC2->PC3/ミニストップ水海道坂手町店(67.7km/169.2km)
- PC3->ゴール/出羽公園西側駐車場(34.1km/203.3km)
- ゴール後
スタートまで
2/23(日)、6時に起床。今日は川口8時スタートなのでブルベの朝としては遅め。基本はそれ程低くないので上は裏起毛ジャージにヒートテックインナー、下はレーパンにレングウォーマーを選択する。ぼちぼち準備をして6時半に車で自宅を出発する。
高速は使わずに国道463号バイパスを通って川口に向かう。いつもの様にコンビニで菓子パンを買って食べながら走る。スタート前にしっかり補給して走行中は余り食べないというのが俺流。
7時半に川口の出羽公園に到着、少年野球の試合があるようで駐車場がほぼ満杯だったが、何とか空きスペースを見つけて駐車。バイクを降ろしてスタート地点の西側駐車場に向かう
スタート地点はブリーフィングが終わってスタート直前の賑わい。いつもは重役出勤のオダ埼常連のモリタさんは今日はスタート前にちゃんといた。
今日のコースは川口をスタートして霞ケ浦まで行って戻って来る200km。
妻神班定番の文字通りのスーパーフラットなコースだが、全ては風次第。今日も風が強く風向きは西風なので行きはよいよい帰りは恐いという予測だ。果たしてどうなるかスタート前は戦々恐々だ。
8時のスタート風景を写真に撮りつつ参加者を見送る。皆さん無事に戻ってきてくださいね。
参加者の出発を大方見送って、ぼちぼち出走準備をする。
スタート/出羽公園西側駐車場->PC1/ローソンつくば豊里店(55.4km)
8時過ぎに緩々と走り始める。
スタート直後の武蔵野線高架をくぐろうとしたら丁度電車が通過した。
青葉通りを順調に走る。今日は文句なしの快晴。先週の高松がどんより雨だったので好天の有難味をひしひしと感じる。
5.9km、一律病院交差点を左折。越谷市街はまだそれ程混雑していない。
8.0km、古利根川を渡って赤岩交差点を左折。
小集団ができた。市街地でストップ&ゴーが多いので取り敢えずそのままの状況で走り続ける。
13.4km、江戸川を渡る。
野田橋を渡り終えると千葉県に入った。集団が徐々に大きくなってきた。流石にこの人数だと多いのでエスケープするタイミングを窺う。
野田のキッコーマン前を通過。車通りが少なくなったタイミングを見計らって集団から抜け出る。
21.6km、利根川河川敷方面に左折。序盤のルートはしっかり頭に入っているので曲がり角を見落とす心配はない。
利根川の土手上を進む。向かい風の様な気がするが大したことはないので走行には支障はない。
26.2km、利根川沿いを5km程走って右折芽吹大橋を渡る。
橋を渡り終えたら直ぐに左折。曲がって直ぐに土手から下に降りるのだが、先行する数人が真っすぐ行ってしまった。多分直ぐに気付くと思うので大丈夫だろう。
34.5km、側道へ左折。分かりにくい道だが何度も走っているので見落とすことなく曲がる。
37.4km、つくばの工業団地を通過。何となく先行する2人組と脚が合ってしまったのでそのまま走り続ける。
前方に筑波山が見えてきた。
44.0km、鬼怒川を渡る。
45.6km、JAの巨大サイロを通過。
48.1km、圏央道の高架をくぐる。平坦路を順調に距離を消化していく。
51.1km、島名十字路を左折するとPC1はもう直ぐ。。
55.4km地点のPC1に到着、チェックタイムは10:24。
空腹感はないのでピルクル1本飲んで15分程の休憩の後出発。
PC1->PC2/セブンイレブン行方荒宿店(46.1km/101.5km)
県道200号を東に向かって進む。結構汗を掻いていたので休憩中汗冷えしてしまい走り始めはちょっと寒い。
61.3km、県道128号に合流して土浦方面に右折。
63.1km、県道128号から側道の県道201号に左折。うっかりすると見落としそうになるが覚えていたので大丈夫。
県道201号は狭く生活道路の様な感じだが車通りが少ないので走り易い。
68.0km、桜川沿いに出た。この先の橋で対岸に渡る。
69.4km、田中町交差点を左折して土浦市街に入っていく。
71.3km、土浦市街でつくばりんりんロードに乗る。右折方向に進む。
狭い道だが川沿いに上手い具合に霞ケ浦までサイクリングロードを通してある。
前方に霞ケ浦が見えてきた。
74.0km、ちょっとだけ霞ケ浦から離れてここから改めて霞ケ浦周遊道路に入り直す。
今日の霞ケ浦は非常に風が強い。今のところ追い風ということは復路で向かい風になるのか。
湖面の波が凄い。場所によっては高波が打ち付けて路面に凄い水飛沫が降りかかっている。こんなのは今まで見たことがない。
強い追い風の中、快調に進む。ちょっと踏んだだけでも40km/h位の巡航速度が出るどうやら復路は酷い目に遭いそうだ。
80kmを過ぎてから先頭と思われる人とすれ違った。2時間近くの差がついている計算になる。7時スタートを差し引いても1時間の差、速いなあ。その後もぽつりぽつりとすれ違うが皆えっちらおっちら漕いでいる。向かい風の酷さが全身に表れている。見ているだけで復路が憂鬱になる。
90.7km、かすみがうら市水族館を通過。
前方に霞ケ浦大橋が見えてきた。
93.4km、右折して霞ケ浦大橋を渡る。
風が横向きになってバイクがかなり揺さぶられるので怖い。歩道から車道に飛ばされるのではないかと冷や冷やする。
94.4km、橋を渡り終えて直ぐに右折。再び湖沿いを走る。
風向きは向かい風に変わるかと思いきやそれ程でもない。風向きが良く分からなくなった。
101.5km地点のPC2に到着、チェックタイムは12:07。追い風の御陰で滅茶苦茶速い。でもどうせこの後の向かい風で帳尻は合うことになっている。
相変わらず空腹感はないが気温も上がって結構汗を掻いたので脚攣り防止で干し梅を食べておく。15分程の休憩の後出発。
PC2->PC3/ミニストップ水海道坂手町店(67.7km/169.2km)
次の目的地は67.7km先のPC3。区間距離が今日最大でおまけに向かい風確定なのでかなり辛いことになりそうだ。
PC2は折り返し地点、元来た道を戻る。
湖畔に出ると既にもう向かい風。湖畔走行は約27km、この風だと湖畔を抜けるのに2時間位かかりそうだ。
東岸をぼちぼち走る。まだ向かい風はそれ程酷くはないので何とか常識的な速度域を保つことができる。これからPC2に向かう人達とすれ違いながら元来た道を戻っていく。
107.9km、霞ケ浦大橋に到達、左折して橋を渡る。
やはり橋の上は強い横風に煽られてバイクが車道側に振られる。必死で堪えながらゆっくりと歩道を進む。
109.0km、何とか橋を渡り切って左折、再び湖畔道路へ。
湖畔に出ると予想通りの強い向かい風。ここから20kmは向かい風との格闘だが既に白旗、無闇に抵抗しても辛くて脚を削られるばかりなので運動強度を上げ過ぎずに脚が回る範囲でのろのろと進む。
バイクが全然前に進んでいかない。真っすぐな道が本当に果てしなく感じる。
相変わらず湖面が波立っている。こうやって見るとまるで海の様に見える。霞ケ浦のここまでの向かい風は今まで経験がないが、風の強さだけで言えば去年の秋のBRM923千葉200の方が酷かったと思う。そう考えればちょっとだけ気が楽になる。
125.1km、ようやく土浦市街が見えてきた。湖畔走行もあと3km程、もう少しの辛抱だ。
128.3km、ようやく霞ケ浦湖畔から抜け出た。向かい風も緩んでほっと一息。
霞ケ浦を離れる間際にもう一度振り返る。名残惜しさは全くない。
りんりんロードを抜けて土浦市街に戻っていく。一仕事終えた開放感がちょっと心地良い。でもまだゴールまで先は長い。
131.1km、つくばりんりんロードはここで終点。左折して幹線道路に乗る。
133.0km、田中町交差点を右折方向に進む。曲がり辛いが一旦直進して前方の横断歩道から2段階右折。
桜川の川沿いを走る。道脇の草が結構な勢いでこっちに向かってたなびいている。向かい風は相変わらずきついがそれでもさっきの霞ケ浦に比べればかなりましだ。
136.2km、つくば市に入る。
138.5km、今日最もきつい登り坂がここ。距離400m、平均購買は4%程で標高差は15m。向かい風だとなかなかにキツイ。
139.4km、県道128号に合流する。右折方向に進む。
141.7km、筑波大傍を通過。
144.3km、国道408号を陸橋で横切る。これも今日数少ない登りの一つ。
146.8km、境・常総方面に左折。進路が南になり向かい風がちょっと収まった。
151.2km、島名十字路を右折。進路が再び西向きになり向かい風。
152.1km、県道45号のバイパスを横切る。この左角に新しいホームセンターができつつある。
155.3km、小貝川を渡る。橋を渡り切ったところを左折して往路から分岐、川沿いを走る。
川沿いは進路が南向きになり向かい風が緩む。車通りもなくなってほっと一息、落ち着いてのんびり走る。
159.5km、川沿いの道が工事中のため土手から一旦降りて左折方向に進む。
吹きっ晒しの農道の様な道が強烈な向かい風で全くバイクが進まない。霞ケ浦以上にきついかも知れない。
162.2km、県道129号に合流して左折。進路が南向きになり一旦向かい風から解放される。
163.1km、国道354号に合流して右折方向に進む。再び進路が西向きになり向かい風、車通りが多くなり神経を使わされる。
164.9km、水海道の街中に入って来た。
鬼怒川を渡る。風が強く車通りも多いので安全のために側道を走行する。
166.9km、国道354号から左折して菅生方面へ進む。PCはもう直ぐ。
169.2km地点のPC3に到着、チェックタイムは15:55。
いつもは最終PCでモンスターエナジーを飲むのだが新しいエナジードリンクがあったので試してみる。不味くはないし500mlと飲み応えはあるので悪くはない。15分程休憩して出発。
PC3->ゴール/出羽公園西側駐車場(34.1km/203.3km)
さて、後はゴールを目指すのみ。距離は34kmだが、夕刻の市街地走行を考慮すれば2時間か。明るいうちにゴールするのは難しそうだ。
ぼちぼち夕刻の渋滞が始まって来たか。
171.9km、県道3号に合流して右折、野田方面に向かう。
気温12℃、体感はもう少し高い。西日を真正面から受けているせいか。
進路は西向きで向かい風は相変わらずそこそこ強い。道幅が狭い上に車通りが多いのでバイクが風で振られるのが怖くて神経を使わされる。
174.9km、県道3号に合流して左折、野田方面に進む。
176.0km、芽吹大橋で往路に合流、ここからは往路の遡り。この橋を渡ると何となくゴールが近い気がしてくる。
利根川沿いの道に出ると進路は東向きになり追い風になって快調に進む。でも川から離れると再び西向きに帰らなければならないので向かい風になる。
いやあ、快調快調!束の間のボーナス区間を楽しむ。
181.1km、土手から降りて川沿いを離れ右折方向に進む。
185.5km、県道46号に乗って野田方面に向かう。
187.7km、東武野田線の踏切を通過。もう直ぐ高架になってこの踏切は無くなる様だ。
野田市街の醤油倉庫通りを通過。ゴールが近い感じがする。ゴールまであと15km程。
188.9km、江戸川を渡る。車通りがかなり多くなってきた。風があるので路肩を慎重に走る。
橋を渡り終えて埼玉県に戻ってきた。
190.0km、県道19号から逸れて車通りが少なくなりちょっとほっとする。
県道378号を進む。西日がかなり低くなり正面から照り付けるので眩しくて信号が良く見えない。注意して走る。
193.4km、上赤岩交差点を左折。
194.7km、赤岩交差点を右折して古利根川を渡る。西日がいよいよ低くなってそろそろ夕暮れ。やはりゴールは日没には間に合わないか。
196.7km、市民病院交差点を右折。市役所中央通りはそれ程車は混雑していなくて比較的走り易かった。
197.5km、春日部方面に左折。そろそろ夕刻の渋滞に嵌まり始めたか。でも後5km程なので慌てることはない。ぼちぼちと進む。
200.1km、左折方向に進むが、さっき追い付いて一緒に走っていた先頭の人が真っすぐ行ってしまったので大声で呼び止める。直ぐに気付いて良かった。
最後は何故か追い風基調になり快調にゴールを目指す。
無事ゴール。ゴールタイムは17:40、認定完走時間は9時間40分だった。後半は酷い向かい風だった割には大崩れすることなく、また、走り終えてもそこそこ脚を残せる程に疲労感は薄かったので今日もパワーセーブ走行は上手くできたと思う。
ゴール後
少しだけゴール風景の様子を写真に収めて、休んでいるうちに体が冷えてしまい急激に寒くなってきたので18時過ぎにその場を後にする。
車に戻り、エンジンをかけてヒーターを入れてちょっと落ち着いた。着替えて帰途に就く。帰路は渋滞も程々で20時過ぎに帰着、これにて今日のブルベは終了した。
---
オダ埼妻神班定番のアタック霞ケ浦、今年は例年になく霞ケ浦の風がキツく、あんなに湖面が荒れて護岸に高波が打ち付けるのを見るのは初めてだった。やはりこのコースは風次第、難易度が大きく変わるのでド平坦と侮ってはいけないということを再確認した。
さて、次のブルベだが、現状の新型肺炎の感染拡大によって発せられた政府要請により予定されていたBRM229東京200は取り敢えず延期となった。現状AJは今回の政府要請に対する見解表明はせずにブルベ開催の可否判断は各主催団体に委ねられることになっており、大方の団体は開催の方向で動いている様だ、取り敢えず私的にエントリーしているのはBRM307群馬200でこれも開催される見込みだが、私的にどう対処すべきかまだちょっと決めかねているところがあって現時点では次回はまだ未定ということになる。後数時間後には結論を出す見込みだが、次回ブログにて回答としたい。