2021BRM1113東京300

 連休スタートから今日で11日が経過。振り返ってみれば2本のブルベを走った以外は特に何もしておらずダラダラと無駄に日々を過ごしている。まあ何もしなくて良いというのは最高の贅沢なわけでその状況を心の底から満喫できる様になれば良い意味で歳を取ったということになるのだろうが、中途半端なサラリーマン生活に慣れ切った弱小市民の私はなかなかそういうわけにはいかない様だ。先日のブルベで痛めた左膝の具合がちょっと心配なので今日も完全休脚日にして、数日前から再三の出頭要請メールが送りつけられていた献血に行ってきた。

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 平日の最寄りの献血ルームは休日程混んでいなくて予約なしでも直ぐに受付することができ、今日の血の出も良くてあっという間に400mlを抜き終わり御土産を貰って意気揚々と帰宅した。人の役に立つことができたしこの連休中に物凄く有意義なことをしたと思う。帰宅して昼寝してブログを書き始めたらどうやら今日中に書き上げられそう。これで延滞がなくなりこちらも気分が良い。総じて今日は良い一日であった。

 そんなわけでBRM1113東京300朝霧高原の走行レポートは下記の通り。

 

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[目次]

スタートまで

 11/13(土)、4時起床。割とすんなりと目覚めた。まだ外が真っ暗なうちに起きなければならないのは心理的にプレッシャーが大きい。これが夏場ならば4時でも外はかなり明るくなっているのでそれ程でもないのだが、冬場のブルベでは早朝に起きられるかが一番ハードルが高い。まず天気予報を確認するがどこからどう見ても今日は終日好天で降水確率は0%、雨の心配は絶対にない。山の上にいるのは日中のはずなのでウェアは半袖ジャージにレーパンでアームウォーマーとニーウォーマーを装着、携帯用のウィンドブレーカーをフロントバッグに入れておく。4時半に車で自宅を出発、今日のスタート地点の駒沢オリンピック公園を目指す。

 駒沢オリンピック公園に行くのは初めてだったが予め目星を付けていたコインパーキングにすんなりと車を停めることができて一安心。車からバイクを降ろして出走準備をする。

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 スタート地点の駒沢オリンピック公園近くのコンビニに到着したのがちょうど6時。同じ時間にスタートする人が1人いたので挨拶を交わす。まずはスタート証明のレシートをゲットする。

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 東の空にはまだ朝日は見えない。この季節の日の出はかなり遅い。

 今日のコースは駒沢オリンピック公園から西に向かい道志道を登って山中湖経由で反時計回りで富士山をスイングバイして小田原、江ノ島を経由して再び駒沢オリンピック公園に戻って来る300km。

 まとまった登りは大きく分けて道志道と十里木までの登りの2つだがそれ以外にも細かいアップダウンがたくさんあって獲得標高差は3500m、先日のアタック愛鷹をリファレンスにすれば多少軽い感じか。それよりも気掛かりは江の島からゴールまでの約50kmの市街地走行、夜とは言えどの位混んでいて信号に引っ掛かるのかがかなり気掛かりだ。

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 リモートブルベカードにスタート申告をして出走準備が整った。

スタート/ファミリーマート目黒柿の木坂店->通過チェック1/セブンイレブン津久井青山店(50.3km)

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 6:15に緩々と走り始める。

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 0.8km、駒沢オリンピック公園前を通過。ここは世田谷区なのか。こんなところには滅多に来ることは無いので地理的に全く把握できていない。

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 早朝の公園は人影はまばら。でもやたらにタクシーが停まっているのだが需要があるのだろうか。

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 今日のゴール地点を通過。何とか日付が変わる前に戻って来たいところ。

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 2.8km、都道416号をぼちぼち直進。信号にはぼちぼち引っ掛かるが車通りは少なくそれ程走り難いという印象はない。早朝のとどろきスタートと大差ない感じ。

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 西に向かって進んでいるので朝日は背中。建物に当たる光で朝日が昇って来たこと知る。

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 3.5km、環八を横切って更に直進。

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 4.2km、こういう風景が見られるのは都会スタートならでは。

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 4.5km、突き当りを右折。

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 4.9km、いきなり二子玉川に出た。駒沢からこんなに近いのか。位置関係が全く分かっていない。

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 5.2km、二子橋で多摩川を渡る。

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 多摩川を渡って神奈川県に入った。右前方に進む。

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 7.1km、ごみごみした街中を抜け溝の口駅傍を右折する。

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 振り返ると朝日が出ていた。これで徐々に気温が上がって来るだろう。

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 9.1km、宮前区に入る。この道は結構車通りが多い。時間が進んで人の動きが活性化してきたということか。

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 13.8km、緩い登りが続く。街中なのに結構登っている。

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 14.2km、稗原公民館交差点を左折して直後の稗原交差点を右折。

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 14.7km、真っすぐな登りが続く。とどろきスタートの時もそうだが川崎市の市街地は本当にアップダウンが多いと思う。

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 18.0km、アップダウンを越えて突き当りを町田・黒川方面に左折、県道3号に合流する。

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 18.9km、東京都に入り直した。この道はブルベで何度も走ったことがあるので覚えている。

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 22.0km、大蔵交差点を道なり左前方に進む。この区間、路線バスに引っ掛かると途端にペースが落ちる。今朝も見事に引っ掛かった。

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 26.4km、坂を登って馬駈交差点を右折、高尾・淵野辺方面に進む。

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 26.7km、忠生四丁目交差点を左折する。

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 27.2km、境川を渡って再び神奈川県に入った。この後もしばらく市街地走行が続く。

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 32.6km、上溝本町交差点を右折して八王子・橋本方面に進む。

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 32.8km、上溝交差点を左折して相川方面に進む。

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 36.3km、坂を下って高田橋で相模川を渡る。ここまで来てようやく市街地を抜けた気がする。

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 橋を渡った直後の登り。ここを登るのは久し振りだが相変わらずきつい。10%の坂をえっちらおっちら登って行く。

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 ようやく郊外の道に出て緊張が解けた。開放感にしばし浸る。

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 42.4km、中津川を渡る。気温は9℃だが日なたに出ると寒さは感じない。これから先は登りが始まるのでアームウォーマーとニーウォーマーはいらない感じだ。

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 中津川沿いを順調に進む。今日は好天で気温低めの絶好のサイクリング日和だ。脚もそこそこ回るので体調はまずまず、いつも通り終始抑え目の省エネ走行を心掛ける。

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 45.5km、坂を登って半原日向交差点を鋭角に右折、相模湖・津久井方面に進む。

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 曲がって更に登りが続く。この辺りはアップダウンが多いことは分かっていてもなかなかにしんどい。

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 48.7km、通過チェックまでまだ1km以上登らなければならない。序盤の50kmで相当な数のアップダウンをこなしてかなり獲得標高差を稼がされた。このコースの序盤はかなりきついぞ。

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 通過チェックが見えた。ホッと一息。

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 50.3km地点の通過チェック1に到着、チェックタイムは9:17。

 この50kmに3時間かかっているのは市街地とアップダウンを考えれば止むを得ないところか。

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 ここのコンビニは相模湖や道志道の手前ということもあってこれから観光地に向かおうという人達で賑わっている。この感じだと道志道の交通量は多そうなので覚悟して走らなければならない。休憩中に数名の参加者の出入りがあった。ちょっと暑くなったのでアームウォーマーとニーウォーマーを外してこれからの道志道の長い登りに備える。15分程の休憩の後。

通過チェック1->通過チェック2/道の駅朝霧公園(86.3km/136.6km)

 次の目的地は86km先の通過チェック2だが、先ずは道志道を登りをやっつけて山中湖に下りたところで休憩ポイントを設定しているのでそこに立ち寄ることにする。

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 通過チェックを出てもまだ登り。青山交差点までもうちょっと登って下りる。

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 52.1km、青山交差点を左折して道志道に入る。交差点手前で既に車やバイクで渋滞していたのでどうやら道志道は結構混んでいそうだ。

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 さて前半のメインの登り道志道が始まった。山中湖までは46km、慌てず騒がずぼちぼち登って行く。

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 案の定今日の道志道は序盤から交通量が凄く多い。ひっきりなしに車やバイクが連なって抜いていく。これはちょっと落ち着いて走るのは無理そうだ。

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 62.4km、平丸トンネル手前の急坂をえっちらおっちら登って行く。サイクリストの集団にパスされるが惑わされずにマイペースを維持。

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 平丸トンネル直後の新しい横山トンネル。交通量が多いとこのトンネルの路肩の狭さが気になる。

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 66.3km、一旦下って両国橋を渡ったところで道志村に入った。この後すぐに急坂の登り。

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 進むにつれてどんどん車が増えている感じ。信号が殆どないので渋滞になることは流石にないが今まで道志道を何度も走って来てこんなに交通量の多いのは初めてかも知れない。まあ今日は絶好のお出掛け日和だからこうなるのは必然か。

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 76.8km、道志村役場前を通過。ここを通る度に2年前にこの近くのキャンプ場から行方不明になった女の子のことを思い出す。早く見つかって欲しいと願うばかり。

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 並走する道志川の川面の照り返しが眩しい。

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 遂に多分今年初の富士山の山頂が見えた。今日は完璧な富士山の姿を見ることができるだろう。

 78kmを過ぎた辺りの道端の公衆トイレの傍を通過しようとした時、路肩に青緑のヒスイの様な石が2個落ちているのに気が付いて慌てて避けようとハンドルを切ったが前輪は避けたものの後輪がちょっと乗り上げたと思ったらプシューっという派手な音を立ててパンクしてしまった。衝撃が殆どないのに一気に空気が抜けたのでこれはもしやタイヤをサイドカットしたかと嫌な予感。

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 直ぐに止まって修理開始。パンク個所を調べたら案の定タイヤをサイドカットしていた。あの青緑の石は見るからに切れ味鋭そうだったのでこうなってしまうのは必然か。

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 いきなりスペアタイヤに交換かと思ったが、幸い1cm弱の小さめの穴だったのでタイヤブートで十分に塞げる。チューブを新品に交換して20分弱の修理時間でリスタート。

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 取り敢えず問題なく修理ができたものの、もっと早くあの石に気が付いて避けていれば余計な修理の手間や時間がかからずに済んだしチューブやタイヤを無駄にしなくて済んだのにとうじうじ後悔して少々気分が悪い。折角の完璧なブルベ日和が自分の一瞬の不注意で台無しになってしまった感じ。問題なく走れているのだからさっさと気持ちを切り替えればよいのだが、修理で失った時間がとても大きなロスの様に思えてなかなか気分が晴れない。

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 82.0km、道の駅どうしを通過。駐車場は車とバイクで満杯。

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 87.2km、山伏峠までの最終アプローチの開始地点を通過。ここからの3kmちょっとが勾配がキツイ。

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 ここまで道志道を40km近く登り続けて来て終盤の10%弱のこの真っすぐな登りは視覚的破壊力は絶大。えっちらおっちら登って行く。

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 山頂付近の気温は12℃、思ったより気温は高い感じ。

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 90.7km、山伏トンネルに到達、前半のメインの登りがこれで終了。

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 トンネルを抜けて山中湖村に入る。そのまま休憩ポイントのある平野交差点までの長い下りに入る。

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 正面の富士山を見ながら快調に下る。

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 94.9km、平野交差点まで下りて来た。痛いパンクの修理時間を取り返すために休憩をパスして一気に通過チェック2まで行こうかと思ったが、走行計画を崩して疲労を溜め込むことになると後々ダメージになって効いてくるのでここは自重して予定通り休むことにする。交差点左横のコンビニに向かう。

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 94.9km地点の休憩ポイントに到着、チェックタイムは12:23。

 まだ100kmに満たないのにもう6時間も経過している。改めてパンク修理のロスタイムが痛い感じ。まだ時間は十分なのだから焦るなと自分に言い聞かせる。

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 このコンビニも物凄い人で賑わっている。トイレは閉鎖中で近くに公衆トイレがあるらしいのだが見つけられなかったので次の通過チェックまで我慢することに。20分程の休憩の後出発する。

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 休憩ポイントを出発して再び平野交差点へ。交差点を直進して山中湖を反時計回りに半周する。

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 山中湖湖畔から見る富士山。

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 97.3km、ママの森のアップダウンを越えていく。

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 アタック愛鷹の時は全く見えなかった富士山が今日は完璧な全貌を見ることができる。

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 山中湖の周遊道路は予想通りの混雑振り。車がひっきりなしに抜いていく。

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 101.0km、明神前交差点を鋭角に右折して国道138号に合流、富士河口湖・富士吉田方面に進む。曲がって直ぐに登り。

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 山中湖から富士吉田の市街地に向かって下っていく国道138号が大渋滞。折角の下りなのにメリットが全く活かせない。登りでロスした時間を取り戻せずに遅れが溜まっていくばかりだ。先週の金太郎ラインからの下りの渋滞と全く同じ展開。

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 108.3km、下りは終わったが渋滞はまだ続いている。一車線で道幅が狭いので思う様に前に進めない。

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 109.8km、国道138号が2車線区間に入ってようやく渋滞が解消され、まともに走れる様になった。それでも車通りは多い。

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 111.8km、河口湖インター入口を越えて再び渋滞が酷くなって来た。車で来た人達は大変だし、これからまた高速に乗って都心方面に帰るとすれば多分中央道は大渋滞は確実だな。

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 112.5km、右折すると河口湖に向かうが今日は直進。

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 ほうとう不動という面妖な建物の前に行列ができていた。ほうとう関連のミュージアムか何かなのか?

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 河口湖入口を過ぎてようやく車通りが減ったと思ったら登りが始まった。

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 119.9km、じわじわとした長い登りに加えて向かい風基調でペースが上がらない。結構辛い時間帯に入って来たか。忍の一字でぼちぼち進んでいく。

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 120.8km、ようやくピークに到達、これから緩い下りに入っていく。ホッと一息。

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 気温は10℃、日陰に入るとひんやりする。

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 青木ヶ原樹海の中の一本道を進む。バイクが普通に進む様になりようやく落ち着いた。

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 123.6km、西湖にも行かずに真っすぐ通り過ぎていく。

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 125.8km、青木ヶ原大橋を渡る。紅葉が見頃になっている。ここまで色々ドタバタしていた感じだがようやく気分が晴れて景色を楽しめるようになって来た。

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 126.4km、精進湖入口も素通り。ひたすら直進する。

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 下り基調が終わってアップダウンが始まった。

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 130.2km、本栖湖入口も素通り。

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 本栖湖は遠巻きに辛うじて見ることができた。

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 134.2km、登り坂を越えて静岡県に入った。

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 下りながら富士山を眺める。なかなかの絶景。通過チェックはもう直ぐ。

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 ようやく通過チェックが見えた。ここまで結構遠かったな。

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 136.6km地点の通過チェック2に到着、チェックタイムは14:21。

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 道の駅も凄い数の観光客で賑わっている。ここでも数名の参加者と遭遇。

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 道の駅だと補給食に使えるものがなかなか見つからなくていつも困るのだが、今日もちょっと探し回って見つけたのがこれ。バイクの後輪をチェックすると微妙に空気が抜けている感じがする。パンク修理をした時は結構パンパンに入れたつもりだったのに、もしかしたらスローパンクしたか。さっき国道139号を登っていた時にぼさっとしていてアスファルトの穴に後輪を落とした時にやってしまったかも知れない。取り敢えず空気を入れ直して様子を見ることにする。20分程休憩して出発。

通過チェック2->通過チェック3/セブンイレブン駿東小山店(63.6km/200.2km)

 さて後半戦開始。次の目的地は64km先の通過チェックだが後半の登りの山場である十里木ヒルクライムが控えている。そこを越えてしまえばもうまとまった登りは無いので当面はそこをクリアすることだけに集中する。

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 国道139号を南に向かって進む。

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 バイクや車がどんどん抜いていく。この辺りも交通量はかなり多い。

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 141.7km、国道139号を左に逸れて県道75号に乗る。

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 県道75号に入って車がいなくなってしかも下り基調。タイム取り戻しのチャンスが来たとばかりに快調に進む。

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 146.2km、富士ミルクランドを通過。かなり前にブルベスタッフの巡回でここに立ち寄った記憶がある。

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 150.2km、県道72号に乗り換えて下りは終了。進路は西に向かい始める。今日の行程のほぼ半分を消化しこれから東京に向かって戻り始める。

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 信号待ちで止まった時に後輪をチェックしたらやはり微妙に空気が抜けている。スローパンクは間違いなさそう。この位の空気圧なら走り続けられそうだが、ちょっとした路面の凹凸で本格パンクしそうだし、暗くなってからトラブルになるとかなり面倒なので、ここは大事を取って再度のパンク修理を選択する。15分程の修理時間でリスタート。

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 159.3km、T字路を左折して国道469号に合流、御殿場・富士方面に進む。ここからいよいよ十里木までのヒルクライムが始まる。距離は14kmと結構長い。何とか明るいうちに登り切ってしまいたいところだ。

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 5%前後の真っすぐな登りが続く。前半の道志道や山中湖に比べれはこっちは格段に車が少ないので取り敢えず落ち着いて走ることができるのはとても良い。

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 161.0km、富士市に入った。

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 徐々に日が西に傾き影が長くなって来た。明るいうちに登り切れるかどうか微妙になって来た。

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 168.9km、突き当りを御殿場・裾野方面に左折、国道469号をトレースしていく。

 ここから先はアタック愛鷹のコースの遡りか。

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 曲がって勾配がきつくなった。なかなか楽はさせてくれない。

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 富士山こどもの国の入口まで登って来た。ピークまでもう少し。

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 どうやら日は沈んだ様だがまだ富士山が見える位には明るい。

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 もう少しで登りが終わるはず。もうひと頑張り。

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 172.0km、裾野市に入った。ここがピークだろう。そのまま下りに入る。

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 下りに入ったところでほぼ日が暮れた。ぎりぎり薄暮が残る中を快調に下る。日が暮れて急激に気温が下がって、流石に半袖ジャージにレーパンだと寒くなって来た。どこかで停まってアームウォーマーやニーウォーマーを着けようかとも思ったが、標高が下がれば気温も上がるだろうとそのまま我慢して走り続ける。

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 179.1km、須山交差点を御殿場方面に左折、国道469号をトレースしていく。下りはまだまだ続く。

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 181.1km、アタック愛鷹で右折した分岐点を直進で遡る。この先は草原が広がっている区間。

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 暗くて見え難いが草が燃えた焦げ臭い匂いが漂っている。

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 よく見ると野焼きが行われた後だった。もしパンクしていなければ30分以上前にここを通過できたから明るいうちに風景を見ることができたかと思うと悔しい思いがぶり返して来た。

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 183.4km、御殿場市に入った。

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 185.6km、人気の山崎精肉店前を通過。立ち寄っている余裕は残念ながらない。

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 187.2km、アタック愛鷹で左から来た交差点を今日は直進、御殿場市街へと向かう。下りはまだ続く。

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 189.4km、ようやく御殿場市街まで下りて来た。左折して小山方面に向かう。

 御殿場でもまだ気温は低い。長い下りで身体が冷え切って震えが止まらない。この先小山まではまだ下りが続くので、これはもう駄目だと道端に停まってウォーマー類と携帯用のウインドブレーカーを着込む。

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 ようやく寒さから解放されて人心地、気を取り直して御殿場市街を抜けていく。夕刻の御殿場市街は車通りが多く渋滞している。

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 191.8km、御殿場市街を抜けて左折、小山方面に進む。ここから更に下る。

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 194.0km、小山町に入った。どんどん下る。

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 195.5km、吉久保交差点を通過。ここを左折すると籠坂峠経由で山中湖だが今日は直進して更に下る。

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 199.7km、小山町役場前交差点を通過。通過チェックはもう直ぐ。

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 200.2km地点の通過チェック3に到着、チェックタイムは18:12。

 想定タイムよりもかなり遅れてしまった。もうこの先取り戻せないのでこれを織り込んで進むしかない。日付が変わる前にゴールできれば御の字というところか。

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 寒さもあって体力をかなり消耗しているはずなのでパンを2個食べてしっかりと補給。ここでも1人の参加者に遭遇。15分程の休憩の後出発。

通過チェック3->通過チェック4/ローソン大船四丁目店(64.2km/264.4km)

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  次の目的地は64km先の通過チェック4。この先もうヒルクライムはないししばらくは下り基調なので若干気楽。夜間走行なのでとにかく安全第一で走る。

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 201.8km、生土交差点から国道246号に合流。いよいよ苦手な国道246号だが今回は清水橋交差点までの短い距離なのでちょっと気楽。

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 予想に反して車通りは非常に少なく安心して下ることができる。これは良かった。

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 204.9km、あっという間に清水橋交差点まで下って来た。反対車線の歩道に渡り歩道から県道76号に向かう。

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 205.2km、谷峨駅入口交差点を右折方向に進んで県道76号に合流。

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 車通りの少ない県道76号はいつ走ってもホッとする。下り基調で快調に進む。

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 207.0km、新鞠子橋交差点を左折方向に進んで引き続き県道76号を走る。

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209.6km、安戸交差点でも国道246号には合流せず側道トンネルを通って左折方向に進み県道76号をトレースしていく。

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 211.4km、岸入口交差点を右折、南足柄方面に進む。ここから先は走った記憶がないので未知の領域。

 標高が下がって来て気温が明らかに高くなりウインドブレーカーを着ていると暑く感じてきた。どこかで脱ぎたいが走り続けているとタイミングを見失う。

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 211.8km、国道246号を横切って直進。直後にちょっと登りになったが直ぐに終わった。

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 213.9km、橋を渡って開成方面に左折。この分岐はブルベで何度か走ったことがあるので覚えている。その時は川沿いをずっと走った記憶があるが、今回は直ぐに川沿いから離れたのでどこだか分からなくなった。分かっているのは取り敢えず小田原に向かっているということ。

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 平坦基調をそこそこ快調に進み順調に距離を消化していく。少しずつ時間を取り戻している感じが精神衛生上とても良い。残り距離も100kmを切って少しずつ余裕を取り戻して来た。

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 219.0km、小田原市に入った。

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 220.8km、突き当りを小田原市街方面に進む。

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 223.1km、左折して県道717号に合流、国府津方面に進む。

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 県道717号を順調に進む。2車線道路で車通りも程々なのでそこそこ走り易い。

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 228.9km、左折して国道1号に合流、横浜方面に進む。どうやら小田原市街を西に外れたところから国道1号に合流。

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 232.3km、国道1号区間の数少ない登りを登る。国道1号の車通りは結構多い。夜間なので注意して走る。

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 236.3km、国府新宿交差点を通過。R東京さんの定番ブルベはここを左折だが今日は直進。

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 240.1km、大磯駅入口交差点を右折して国道134号に合流。

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 241.0km、国道134号本道に合流。ここからしばらくはいつもの海沿いの道を進む。

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 時刻は20:25、この時間の国道134号は思った程車は多くないが車の速度が速いので夜間ということもあり逆に緊張する。

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 244.8km、湘南大橋を渡る。気温は12℃、風が何となく生暖かい。ウインドブレーカーは空気抵抗になるので遅まきながら脱いだ方が良いと判断して橋を渡り終えたところで停車してウインドブレーカーを脱ぐ。

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 251.5km、藤沢市に入った。

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 255.7km、江ノ島水族館前を通過。この時間は閉まっているのか。

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 江の島の傍を通過。この時間のこの辺りの人出は少ない。

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 256.5km、片瀬東浜交差点を左折して国道134号を離れる。大和・藤沢市街方面に進む。

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 256.8km、踏切を通過。線路と道路の角度が非常に浅く車輪を線路に落とすリスクが非常に高いので注意して渡る。線路を渡った直後を左折して直後を右折だが信号がなく車通りが多いのでなかなか渡れない。

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 右折した直後にいきなりの激坂。全然予想していなかったのでかなりキツイ。えっちらおっちら登って行く

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 モノレールの軌道下の道を進む。思い出した。この道はAJ神奈川さんの大船発着のブルベで走った記憶がある。その時にはこんなにアップダウンがきついとは思わなかった。前方からモノレールが来たが結構スピードが速い。

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 アップダウンに加えて信号にもガンガン引っ掛かる。ここまで順調に取り戻して来たタイムを再び失い始めた。まあこればかりはどうしようもないので諦めるしかない。仕方なくアップダウンをこなしながら周囲を観察しているとやたらに立派な家が多い。この辺は高級住宅街なのか。

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 262.7km、天神下交差点を右折方向に進む。

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 263.1km、突き当りを右折方向に進む。車通りがそこそこあって道が狭いので結構走り辛い。もうこの辺りは完全に市街地走行という感じだ。

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 263.8kn小袋谷交差点を左折すれば通過チェックはもう目前。

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 通過チェックが見えた。ホッと一息。

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 264.4km地点の通過チェック4に到着、チェックタイムは21:32。

 この区間で結局3時間かかった。江の島までは結構順調に走れたから少しはタイムを挽回したかと思ったが全くできていなかったのでちょっとがっかり。

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 まあ今更ここまで来て慌ててもどうにもならないし、まあタイムアウトすることは無いだろうと取り敢えずは日付が変わる前にゴールすることを当面の目標にする。15分程の休憩の後出発。

通過チェック4->ゴール/ローソン駒沢オリンピック公園前店(40.4km/304.8km)

 さて後はゴールを目指すのみ。残り距離は40kmだが、全て市街地走行なので恐らく2時間では行かない。となると今日の内のゴールはほぼ絶望的か。まあ時間内ゴールして認定完走できれば何でも良いので開き直って安全運転で走る。

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 通過チェックを出て直ぐに登り。市街地でもアップダウンが本当に多い。

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 266.1km、鎌倉女子大前交差点を右折して横浜・公田方面に進む。

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 266.2km、横浜市に入った。

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 267.1km、公田交差点を左折。

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 267.5km、鍛冶ヶ谷交差点を左折して県道21号に再合流。

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 268.3km、こんな市街地に5%超えの坂が出てきた。この市街地走行はなかなかキツイぞ。それにしてもこの県道21号は予想以上に信号に引っ掛かる。まあでも冷静に考えてみればそもそも信号の数が半端ではないのだから確率論で考えればこうなって当たり前ということなのだよな。

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 273.3km、上大岡駅前を通過。この時間の駅前はタクシーやらちょっと危ない感じの車がたくさん路駐していて危ない。夜の都市部の市街地走行は色々なところに気を配らなければならないので精神的に疲れる。

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 277.3km、吉野町3丁目交差点を通過。ここから先は国道16号なのか。

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 278.7km、この辺りはもう横浜市街地の中心部辺りになるのか?もうずっと市街地を走り続けているので感覚が麻痺している。

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 279.9km、ようやく湾岸通三丁目交差点に突き当たった。左折して直ぐに右折する。

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 280.2km、ようやく見慣れた横浜のランドマーク群が出てきた。橋の上で停まって写真を撮っていたらいきなりフルサイズのリムジンが目の前に停まったので危ない人が降りて来て絡まれるのではないかとちょっとビビった。が、何もなかった。

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 280.3km、万国橋交差点を左折。

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 観覧車の傍を通過。この時間だと流石に日中に比べて人通りは少ない。

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 280.6km、観覧車の前の交差点を左折して国際大通りに合流、ここから先はいつものR東京さんのブルベ終盤のルート。

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 282.2km、市場交差点を左折して横浜のウォーターフロントを離れる。

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 282.9km、中央市場入口交差点を右折して一瞬だけ国道15号に乗り直ぐに左折する。

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 283.5km、二ッ谷交差点を右折して国道1号に再合流。

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 国道1号はこの時間は車通りは少ないのだがやたらに信号に引っ掛かる。前週の東京200の時はスイスイ進んだ印象があるのに今日は全く違った印象。これは単なる気のせいなのか?

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 290.8km、ようやく鶴見川に到達。橋を渡って左折して国道1号を離れる。ゴールまでは20kmを切った。

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 長い時間市街地を走り続けて流石にちょっと精神的に疲れて来ていたので車通りが無くなって安堵感が大きい。深夜の鶴見川の風景が妙に和む。

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 291.8km、枝道からJR沿いの幹線道路に合流、左折方向に進んで北上する。

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 292.4km、川崎市に入った。更に北上を続ける。

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 295.2km、御幸跨線橋際交差点を左折して直ぐを右折。武蔵小杉の高層マンション群が見えてきた。

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 295.9km、今日もここはゴールではない。突き当りを右折して直ぐに左折、府中街道に合流する。

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 296.8km、市ノ坪交差点を右折して五反田方面に進む。いつもならばここを直進してとどろき周辺がゴールなのだが今日は駒沢オリンピック公園まで戻らなければならない距離もまだ10km弱残っている。

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 298.5km、丸子橋に差し掛かったら橋の上で赤色ランプが多数回っているのが見えたので不穏な空気を感じ取り歩道を進む。橋を渡り終えて直ぐを左折。

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 299.6km、多摩堤通りに並行する右側側道に降りて進む。

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 301.6km、住宅街の中の道を進んで幹線道路に出た。右折方向に進む。

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 最後の最後でまたしても登りが出てきた。このコース、最後まで本当に楽をさせてくれない。もう苦笑いするしかないがとにかく登る。ペダルを踏んでいると何となく左膝が痛い。振り返ってみれば今日は坂でも平地でも結構踏んだ気がする。ただの疲労系の痛みだと良いのだがちょっと心配。

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 302.1km、坂を登って環八を横切り更に直進。この時点で日付が変わった。残念ながら当日中のゴールはできなかった。まあここまで来たら無事に完走できれば何でもいいや。

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 静かな住宅街を淡々と抜けていく。と、思ったら前方で一人の女性が何やら怒鳴っているのが聴こえて何事かと思ったら携帯電話で話をしている様だ。「そんなことしたら会社を首になるから止めて!」というセリフが何とも物騒だ。そそくさと通り過ぎる。

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 304.2km、遂に今朝スタートして行った駒沢通りに戻って来た。ここを右折すればゴールは目前。今日も無事に完走できる安堵感が湧いてきた。

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 ゴール地点が見えた。やっと終わった。

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 無事ゴール。ゴールタイムは日付変わって0:15、完走時間は18時間11分だった。

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 その場で一気にリモートブルベカードのゴール手続きを完了させる。これで取り敢えずやるべきことは全てやった。

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 ここではトイレが使用中止だったのでトイレを探しながら駐車場に戻る。

ゴール後

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 駒沢オリンピック公園にトイレがあったので立ち寄ってスッキリ。

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 スタート地点に戻る途中に駐車場があるのは便利。

 駐車場に戻ってバイクを車に積み込んでホッと一息。帰りにはもうどこにも寄らないし着替えるのが面倒なのでそのまま。恐る恐るコインパーキングの精算したら看板に書かれていると通り前日最大1400円だったのでほっとした。場所によっては料金体系が複雑で8~20時と20~8時では別カウントだったりするので取り敢えず良かった。12月も駒沢スタートのブルベにエントリーしているのでその時もここにしよう。

 さっき買ったおにぎりを食べながら帰途に就く。帰り道は朝同様全く込んでいなくて1時間ちょっとで2時前にすんなり帰宅、これにて今回の遠征ブルベは無事終了した。

 

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 今回のこの東京300朝霧高原は、当初はコースプロフィールを見てきつそうだったのでエントリーするつもりはなかったのだが、会社のリフレッシュ休暇の日程が急遽変更になって11/13の前後1週間が休みになってしまったので他にまとまった予定が入れられずに穴埋め的にエントリーしたというのが正直なところだ。

 実際に走ってみると道志から富士を回って十里木までの山岳は予想通りではあったものの、序盤50kmのアップダウンと終盤大船界隈のアップダウンが思いの外きつかった。そして市街地走行は序盤はそれ程でもなかったものの後半の江の島からゴールまでは予想以上に信号に引っ掛かってストレスだったというのが正直な感想だ。

 あと私的に失敗だったのは道志道でうっかりパンクをしてしまったことと富士山周辺の高地での気温の低さを見誤って寒さに震えたことだ。パンクはただ一言注意散漫ということだが、高地の気温は日頃から自分は寒さに強いという思い込みが強過ぎて舐めてかかったのが失敗だったということだ。と言っても冬装備必須ということではなく冷静に考えてレッグウォーマーともっとしっかりしたウインドブレーカーと指付きグローブを携帯していれば問題なく対処できた。次からは抜かりなく持っていくことにする。

 それを除けば天気は抜群だったし、余計な後悔の念を持たずに純粋に楽しめていればもっとこのブルベの走行中の印象は変わっていたと思う。走行時間も18時間超で予想外の日付変更後のゴールとなってしまったが、2回のパンク修理のロスタイムを除けば17時間半程度だからあの山岳と市街地走行を考えればそんなにがっかりする程のタイムではないということだったということだ。

 もしまた同じコースの開催があれば是非再トライしてみたいと思う。

 

 さて、次回ブルベはA近畿さんのSR600京都だ。当初は今年のもっと早い時期に走る予定だったが度重なる緊急事態宣言の延長で何度も日程変更を余儀なくされて結局この時期になってしまい11/21の出走となった。現時点での天気予報が芳しくないのが不安材料だが好転してくれることを期待しつつ抜かりなく準備を進めていく。次回詳報の予定。