2022BRM918東京1000/レポート2:Day2/名古屋->名古屋(341.7km/673.4km)

[目次]

ホテルいろは->通過チェック3/ファミリーマート米原駅西店(77.8km/409.5km)

 9/23(金)、3時過ぎに目が覚めた。昨夜呑んだドクターペッパーのカフェインの影響かどうかは知らないがなかなか寝付けずどうもあまり寝た気がしないが、もう二度寝できそうにないので4時間は寝たことにして起き上がり出発準備を始める。

 今日もこのホテルに戻って来るので着替えや充電器の類を部屋に置いておく。荷物が少しでも軽くなるのは精神衛生上とても宜しい。

 準備完了してロビーの自転車部屋に入ると、昨夜到着時は私だけだったのに4台に増えていた。やはりこのホテルに泊まっている人は多そうだ。

 4時にホテルを出た。残念ながら予報通り雨が降っているが小雨程度だし気温も20℃をちょっと下回る程度で半袖ジャージでも寒さは感じないのでレインウェアは着ない。

 今日のカメラは再び防水のオリンパス。昨夜充電してみたら復活したので単にバッテリー切れだったのかも知れない。今日は終日雨予報なので何とか1日持って欲しいところ。

 2日目のコースは名古屋を出発して米原から琵琶湖に出て琵琶湖を反時計回りに一周し再び米原から来た道を戻って名古屋まで帰って来る341.7km。

 基本平坦基調だが、岐阜と滋賀の県境に小さな山越えがある。細かいアップダウンを積み上げると獲得標高差は2000mを超えるがトンネルが数か所あるので実際にはもっと少ないはずだ。今日も所要時間18時間を予定して0時前後のゴールを目論む。

 4時に覚悟を決めてリスタート。

 名古屋市街をぼちぼち走る。早朝で車は殆どいないが信号にはガンガン引っ掛かって進まない。取り敢えず市街を出るまでの辛抱。

 5.5km、庄内川を渡る。

 9.7km、何となく信号の間隔が広くなってきて市街地を抜けてきたか。

 13.0km、愛西市に入った。ようやく市街を抜けて普通にバイクが進む様になった。昨日の疲労も殆ど感じることなく脚はそこそこ回るので体調はまずまず。今日も一日頑張れそうだ。

 13.5km、右折方向に進む。

 17.3km、突き当りを左折。

 曲がって直ぐに桑名・立田大橋方面に右折。

 21.9km、木曽川・長良川を立て続けにわたって岐阜県に入った。

 22.1km、君津市街方面に右折して県道220号に乗り川沿いを進む。

 24.4km、右折して県道220号を離れる。時刻は5:26、ようやく空が明るくなって来た。

 広域農道の様な真っすぐな道を進む。信号にも殆ど引っ掛からずに順調に進む。

 34.7km、養老・国道258号方面に左折して県道213号に乗る。

 県道213号も真っすぐで信号に引っ掛からないド平坦。どんどん距離を消化していく。この先こんな道ばかりだったらかなり時間を短縮できるがそんなに甘くはないか。取り敢えず復路もこの道を走れると考えれば気分的にかなり楽だ。

 途中で前からブルベライダーらしき人とすれ違ってびっくりしつつ挨拶を交わす。もしいってこいビワイチの参加者だったとしたら夜通し琵琶湖を一周してきたということか。それは凄い。

 39.4km、養老市街方面に右折。

 雨は相変わらず小雨のまま。この程度の雨なら晴れて暑さにやられるよりは良いと思う。

 44.0km、養老公園方面に左折して再び県道213号に乗る。

 49.6km、郊外の広域農道的平坦路はまだまだ続いている。スタート直後の市街地10kmを除いてここまで40kmはかなり走り易い道だから往復で80km、今日の行程の1/4近くはそこそこのペースで進むことができるので予想外に今日は時間を短縮できるかも知れない。

 川沿いの真っすぐな道をひた走る。何となく登り基調になって来た。岐阜と滋賀の県境を目指してぼちぼち山岳地帯に入っていくのか。

 52.4km、関ヶ原方面に右折して牧田川を渡る。

 県道56号から国道365号に遷移してはっきりとした登り基調になって来た。真っすぐな緩い登りをぼちぼち進む。

 55.2km、左折して国道365号を離脱。

 曲がって直ぐに山に向かって登り始める。いよいよ県境の峠越えが始まったか。

 山道らしい適度に曲がった道を登って行く。ちょっと雨が強くなったか。

  

 勾配はせいぜい5%程度でそれ程きつい登りではない道も綺麗で車は殆ど走っていないので走り易い。 

 気温20℃、サイクリングコンディションとしては申し分ない。

 61.3km、道なり左折して鉄道沿いを走る。登りはまだ続いている。

 住宅街の中の道をぼちぼち登って行く。

 62.6km、国道21号に合流して左折。

 62.8km、曲がって直ぐに滋賀県に入った。ということはここが峠のピークか。程なく下り基調になった。

 国道21号を快調に下る。取り敢えず前半の山場をクリアして気分的に楽になった。

 この下りは結構長い。復路でここを登り返さなければならないと考えるとちょっとげんなりする。

 73.2km、三吉方面に左折して国道21号から県道240号に乗り換える。

 曲がると再び登り。まだ峠が残っていたか。

 75.7km、コブの様なアップダウンをこなしてそのまま下り。学校の前から細い住宅街の中を下っていく。

 77.3km、国道8号にぶつかった。横断して鉄道高架を渡る。通過チェックはもう直ぐ。

 77.8km/409.5km地点の通過チェック3に到着、チェックタイムは9/23の7:57。

 ここで昨日何度か見かけた人がいた。どうやら同じ様なペースで走っている様だ。ここは琵琶湖一種した後に通過チェック6として再び立ち寄る場所だ。次に来るのは18時位か。15分程の休憩の後出発。

通過チェック3->通過チェック4/海津大崎港(47.0km/124.8km/456.5km)

 次の目的地は47km先の通過チェック4。いよいよビワイチに突入する。

 通過チェックを出て県道234号を西に進む。

 79.7km、遂に琵琶湖に到達。長浜方面に右折してビワイチスタート。約180km走って再びここに戻って来ることになる。ビワイチスタートは8:15。

 琵琶湖を左手に見ながら北に向かって進む。

 この雨の中を走るサイクリスト集団に遭遇。自分のことは棚に上げてこの天気でよくやるなあとつい思ってしまう。

 県道2号は車はそこそこ走っているが信号もまばらでそれ程走り難さは感じない。こういう道ばかりで琵琶湖一周できるのならばそこそこ楽しいかも知れない。

 87.0km、長浜城址傍を通過。直進して県道2号から県道331号に乗り換え。

 8時半過ぎの気温は22℃。雨に濡れても全く問題のない気温なのでこれ以上雨が強くならなければサイクリングコンディションとしては悪くない。

 県道に331号になって道が広くなり自転車レーンも広くなったのでかなり走り易くなった。車も少なく落ち着いて走ることができる。

 98.3km、道の駅を通過。

 風は南から吹いている様なので今のところは追い風基調だが、いずれ西側に回って南下し始めるとずっと向かい風になりそうなのでちょっと嫌な感じだ。

 100.7km、トンネルに差し掛かる。指示通りに反対車線に渡って歩道を進む。琵琶湖周囲のトンネルは全て車道走行禁止とキューシートに書いてあったので注意が必要。

 トンネルを抜けて湖畔から離れた。川沿いの道を進む。

 105.6km、左折して県道44号を離れる。

 集落の中の細い道を進む。ナビの入力を間違えたかとちょっと心配になる。

 106.4km、国道8号に突き当たって左折方向に進む。

 曲がって直ぐにトンネル、細い歩道を慎重に進む。

  108.1km、トンネルを抜けて下って左折し再び湖畔の道を走る。

 111.2km、湖畔を離れて国道8号を横切る。展開が慌ただしい。

 低速コースと書かれた道標を辿って裏道を進む。高速コースは車通りの多い幹線道路の様だ。

 住宅街の中に進路を示す看板が出ているのは分かり易くて良い。

 住宅街の中にも自転車レーンの青い線が引かれている。

 住宅街を抜けて農道の様な道に出た。ここもルートなのか。

 113.4km、サイクリングコースは右折だが直進方向に進んで小さな集落に入っていく。

 集落の中の細い道がいきなり激坂になった。この道は本当に正しいのか?

 激坂を登り切ったら国道303号に出た。左折方向に進む。

 左折して直ぐにまたトンネル。今度は歩道が広いので走り易い。

 116.3km、トンネルを抜けて下りを終えて大浦・菅浦方面に左折。サイクリングコース通りに進む。

 再び湖畔に出た。どうやら琵琶湖の北端を回って南に向かって走り始めた様だが途端に強い向かい風。これから南端まで数10kmをこの向かい風で走るのはかなりしんどいとげんなりする。

 幹線道路から離れて車通りが少なくなってちょっと落ち着きを取り戻した。

 122.3km、高島市に入った。通過チェックはもう直ぐ。

 124.8km/456.5km地点の通過チェック4に到着、チェックタイムは9/23の10:13。

 雨が降る中、フォトフレームと一緒に写真を撮るのがかなり難儀。何とか写真を撮り終えて直ぐに出発する。

通過チェック4->通過チェック5/ビワイチ起点(69.1km/193.9km/525.6km)

 次の目的地は69km先の通過チェック5だがその前に16km先に休憩ポイントを設定してあるのでそこに立ち寄る。

 126.5km、今津方面に左折。

 松林の間から琵琶湖を望む。対岸が見えないのでまるで海の様に見える。

 徐々に雨が強くなってきて本降りになった。

 132.9km、湖畔の道から幹線道路に出た。途端に車の量が増えた。

 133.9km、再び幹線道路から湖畔の道へ。

 136.9km、またまた幹線道路に合流。出入りが激しくて落ち着かない。

 137.3km、高島市街方面に左折して県道558号に乗り湖畔を離れていく。休憩ポイントはもう直ぐ。

 休憩ポイントが見えた。ホッと一息。

 141.0km/472.7km地点の、休憩ポイントに到着。チェックタイムは9/23の11:10。

 ここまで巡航速度グロス20km/hをキープして来たのは想定以上のハイペース。ここまで予想していたよりかなり走り易い道の連続だ。以前A近畿さんの元旦ブルベで琵琶湖を走った時は結構ごみごみした印象があったが、それは南側に集中しているということか。今日は随分と長く走っていて雨でどんより曇っているので夕方の様な気がするがまだ午前中というのがちょっと信じられない感じだ。15分程の休憩の後出発。

 休憩してリフレッシュして改めて通過チェック5を目指す。通過チェックまでは53km。

 142.8km、道なりに橋を渡って内陸部を進む。

 144.6km、高島市街を通過。ちょくちょく信号に引っ掛かってペースダウン。

 149.8km、アンダーパスを潜って国道161号に合流。再び湖畔に出た。

 国道161号は非常に交通量が多い。大型車も結構走っているのでかなり神経を使わされる。

 こういう浜辺を見ていると海にしか見えない。やはり琵琶湖はデカい。

 国道161号は場所によっては路肩が広く自転車レーンが確保されているので走り易い。全てこれ位だとありがたいのだが。

 151.2km、広島の宮島みたいな鳥居を通過。

 153.2km、大津市に入った。

 155.9kmの分岐を左折して国道161号から枝道に入った。車がいなくなってほっと一息。

 鉄道沿いの道を進む。車もいなくなり信号もまばらでそこそこ順調に距離を消化していく。

 163.4km、左折方向に進む。ちょくちょく曲がって鉄道の軌道から離れたり沿ったりを繰り返すが、取り敢えずビワイチの自転車レーンをトレースしている様だ。

 しばらく湖が見えなかったが163.7kmの志賀駅を過ぎて再び湖畔に出た。

 166.3km、県道558号に合流して左折方向に進む。再び交通量が多くなった。

 170km、今日の行程の半分を消化。巡航グロス20km/hはまだキープされている。

 173.9km、大津市街に入って来た。信号の間隔が狭くなりペースダウン。

 186.0km、ぼちぼち大津市街の中心部に入って来たか。車もかなり混雑してきて流れに任せて緩々と進む。大津市街に入って雨は小降りになって来た。

 187.4km、草津・石山方面に直進して県道558号から県道18号に遷移する。市街からなかなか抜けられない。

 190.6km、近江大橋との分岐を通過。道なり直進したいのだが左折専用レーンがあって信号のタイミングが微妙でなかなか難しい。

 193.2km、国道1号を横切る。混雑がいよいよ酷くなってきた。通過チェックはもう直ぐなのになかなか進まない。

 193.8km、ようやく最後の左折ポイントが見えた。あの橋を渡れば通過チェックだ。

 通過チェックに到着、と思ったらこっちは終点だった。起点は隣にあった。危うく間違えるところだった。

 193.9km/525.6km地点の通過チェック5に到着、チェックタイムは9/23の13:59。

 写真を撮って直ぐに出発する。

通過チェック5->通過チェック6/ファミリーマート米原駅西店(69.9km/263.8km/595.5km)

 次の目的地は70km先の通過チェック6、通過チェック3と同じ場所でビワイチ完了後の到着となるがその前にここから2km先に休憩ポイント設定してあるのでまずそこに立ち寄る。

 194.0km、橋を渡って左折。この橋が琵琶湖の南端ということか。

 川沿いを北に向かって進む。休憩ポイントはもう目前。  

 196.0km/527.7km地点の休憩ポイント5に到着、チェックタイムは9/23の14:14。

 休憩していたら煙草を咥えたお兄さんが話しかけてきた。なにやら弟さんがシクロクロスの選手らしい。シクロクロスと言えば三船さんのことを話したら”あー、大阪の有名人ね”と返って来た。やはりその界隈では名が知れているということか。15分程の休憩の後出発。

 改めて通過チェック6に向かって走り始める。通過チェックまでは68km。

 近江大橋が見える。

 14:51現在の気温は22℃。午前中から全く変わっていない。雨は止んで路面が乾いてきた。

 湖畔の県道559号は車通りがかなり多いがそこそこ流れているのでまずまず進んでいる。

 チェーンが乾いてキュルキュルと嫌な音を立て始めた。この後また雨が降り出すかも知れないが、この音を聞きながら走るのはストレスなので止まってチェーンオイルを注す。リスタートして不快音が消えてスッキリした。

 213.3km、琵琶湖大橋東詰交差点を通過。ここは過去にA近畿さんの元旦200やSR600京都で通過しているので良く憶えている。

 空が暗くなってきたなと思ったら雨が降り出してあっという間に土砂降りになった。せっかく乾きかけたウェアもずぶ濡れでさっきチェーンに注したオイルも無駄になった。裏目に出るのはいつものことなのでさっさと気分を切り替えるしかない。

 217.4km、近江八幡市に入った。

 227.7km、土砂降りの中を無心で走っていたら右折ポイントを見逃して1km位コースアウトしてしまった。ふとナビを見たらコースアウトしていることに気が付いて慌てて戻って国道8号・近江八幡市街方面に左折、県道26号に乗って湖畔から離れる。

 229.1km、左折方向に進む。取り敢えず車通りは少なくなってちょっと落ち着いた。

 230.6km、何となく近江八幡の街中に入ってきた様でちょこちょこと曲がって街中を縫う様に進む。

 231.9km、左折して県道2号に乗り再び北上する。

 232.9km、近江八幡の市街地を通過。彦根に向かって県道2号を進む。雨は多少弱くなってきたか。

 市街地を抜けて237km辺りで安土城跡の看板を見てちょっと驚いた。こんなところに安土城があるなんて全く予想していなかったので写真を撮り損ねた。東近江市に入った直後に右折して県道2号から離れる。

 240.9km、左折して橋を渡る。農道や住宅街の中の裏道的な道を進む。道は細いが車が殆どいないので走り易い。

 241.8km、再び県道2号に合流、右折して更に北上する。真っすぐな県道2号は市街地でなければ順調に進む。

 252.1km、彦根市街に入って来た。夕刻になって混雑している。市街地走行でペースダウン。

 254.4km、彦根市街を抜けて道なり右折して直ぐに左折する。

 曲がると直ぐに綺麗に整えられた観光名所的な通りに入った。進んで行くと彦根城址の中に入っていく。こんなところをルートに入れるとはこれはコース設計者が観光名所巡りを意図してやっているに違いない。

 256.0km、城跡から出たところでふと西を見たら西の空の雲が切れて明るくなっている。今頃になってようやく止むのか。遅いぞ。

 城址出口の交差点を右折方向に進む。

 257.2km、再び県道2号に合流して米原方面に右折する。

 再び湖畔に出た。西の空には夕暮れの太陽が見え隠れする。今まで散々降っておいてビワイチが終わりかけで夕焼けとは一体何の罰ゲームだよ。

 正面には虹も出ている。何だか妙に笑える。まあブルベなんてこんなものだ。

 そろそろビワイチを終わり。最後の湖畔を楽しんで走る。

 262.1km、今朝ビワイチに出発した交差点に戻って来た。ビワイチゴールは17:41、所要時間は9時間半弱。右折して琵琶湖から離脱する。通過チェックはもう目前。

 263.8km/595.5kmの通過チェック6に到着、チェックタイムは9/23の17:52。

 散々雨に降られたが無事にビワイチをこなし暗くなる前にここまで戻って来ることができて一仕事終えた気分でホッと一息。ちょっとお腹が空いたのでパンを食べながら浸水したシューズを脱いで靴下を絞る。ここまで260kmを14時間、巡航20km/h計算で1時間ほどロスしているが、大津や彦根の市街地走行を考えればこんなものか。でも当初の見込みからすればむしろこの程度の遅れで済んでいると考えるのが妥当。この調子でいけば22時前後にはホテルに到着できるかも知れない。20分程の休憩の後出発。

通過チェック6->通過チェック7/セブンイレブン名古屋篠原橋2丁目店(75.3km/339.1km/670.8km)

 次の目的地は75.3km先の通過チェック7、というよりはその2.6km先が今日のゴールのホテルなので殆どゴールを目指して走ると思ってよい。終盤の区間距離75kmはちょっと長い気もするが、今日もここまで運動強度を抑えて走って来て取り敢えず今のところ疲労感は薄いので途中に休憩ポイントを設定していないこともあり一気に行くつもりだ。今朝来た道を戻り始める。

 264.4km、長浜・岐阜方面に道なり左に進み鉄道高架を下って国道8号を横切る。

 265.0km、住宅街の急坂を登って突き当りを右折して県道240号に合流、更に登る。

 267km辺りでピークを越えてそのまま下っていく。ぼちぼち薄暮も消えてナイトラン開始。

 268.5km、下りを終えて突き当りを右折し国道21号に合流。ここから10km弱の長い登りが始まる。

 3%前後の緩く真っ直ぐな坂を淡々と登って行く。そこそこ車が走っていて結構なスピードで抜かれるのでちょっと怖い。緊張しながら進む。

 なかなか登りが終わらない。今朝はこんなに下ったっけ?と疑心暗鬼になりつつせっせと脚を回す。雨が降っていないのは幸い。

 278.8km、ようやくピークに到達して岐阜県に入った。これで今日の登りはほぼ全て終えたので気分が軽くなった。

 279.0km、ちょっと下って右折し国道21号から離脱。

 住宅街の中の道をぼちぼち下っていく。まだ19時前なのに寝静まったように静か。

 280.4km、国道21号の脇をかすめて道なり右折、ちょっと登って更に下っていく。

 高速の高架をくぐって山道に入って更に下っていく。道路灯は無く真っ暗だが道はそこそこ綺麗で雨は降っていないのでスムーズに走ることができる。

 283.6km、大垣市上石津町に入る。下りはまだまだ続いている。真っ暗なので周囲の様子が分からないが、時折道横でガサガサっという音が聞えて鹿やら狸やらが飛び出して来るのではないかとちょっとヒヤッとする。

 286.5km、国道365号に出た。真っ暗な山道から下りてきて信号やら道路灯やらが見えてちょっとホッとする。四日市・養老方面に右折。ここから先は今日のゴールまではひたすら平坦。

 国道365号から県道56号に遷移しつつ真っ直ぐな平坦路をひた走る。朝よりは車は多めだがそれ程走り辛さは感じない。

 289.2km、川を渡って海津・養老方面に左折、県道56号をトレースしていく。

 292.1km、川沿いの道をスイスイ進んで土手から下りて川沿いから離れる。今朝走って予測した通り順調に距離を消化していく。

 297.7km、右折して広域農道に入る。

 後はゴールまで平坦路を無難に走って今日は終われるかと思ったら雨が降って来た。そこそこの降りでせっかく乾きかけていたウェアが再び濡れ始めた。やれやれ、なかなか楽はさせてもらえないな。

 真っ直ぐな広域農道をひた走る。雨はそこそこ降ってはいるがバイクは良く進むのでそれ程ストレスには感じない。

 302.3km、平田方面に左折。今日の走行距離が300kmを超えた。今日のゴールまではあと40km、現在時刻は19:53なのでホテル着22時が見えてきた。予定より2時間位早く辿り着けるかと思うと元気が出る。

 広域農道は道路灯はなく真っ暗だが両側は広い田畑なのは朝確認済みなので、鹿等の動物が飛び出してくる心配はしなくても良さそうだ。

 306.3km、揖斐川を渡る。車は少ないが雨の中を結構飛ばしてくるので安全第一で歩道を走行する。

 307.0km、右折方向に進む。広域農道は更に続く。

 真っ直ぐな広域農道はまだまだ続く。車通りも信号も殆どない道を25km/hを超える速度を維持しながら走れるので順調に距離を消化していく。琵琶湖周囲の市街地で失ったタイムをここで取り返している感じだ。

 317.2km、県道220号に突き当たって左折、川沿いを走る。

 川沿いの道も車が殆どいなくて走り易い。それにしても終盤になって脚が良く回る。今日は2日目でここまで600km以上走って来たのに疲労感が薄いのはかなり上手く走れていると思う。

 319.8km、長良川を渡る。安全第一で歩道を走行する。

 長良川渡りながら愛知県に入った。長良川を渡り終えて直ぐに木曽川を渡り返す。

 橋を渡り終えて県道125号を進む。まだ市街地ではないのでそこそこ順調に距離を消化していく。ホテルまでは20kmを切った。

 331.2km、左折して県道29号に合流。ここから名古屋市街に入っていく。

 名古屋市街に入ってやはり信号にガンガン引っ掛かってペースダウン。でもほぼ終わりが見えて賑やかな都会に戻って来たという安心感が勝ってむしろほっとした感じだ。明るい街並みを楽しみながらぼちぼち走る。

 335.0km、橋を渡って市街中心部に入っていく。通過チェックはもう目前。

 339.1km/670.8km地点の通過チェック7に到着、チェックタイムは9/23の21:43。

 ホテルはもう目前なのでここで今日の夕食と明日の朝食を買い出しして直ぐに出発する。

通過チェック7->ホテルいろは(2.6km/341.7km/673.4km)

 さああとはホテルに帰るだけ。ホテルまでは2.6km。

 今日も無事に走り終えられそうで安堵感が湧いてきた。ホテルに帰って大浴場で湯舟に浸かるのが物凄く楽しみ。

 ホテルへの曲がり角を右折。2日目も無事に終わりそうだ。

 341.7km/673.4km地点のホテルに帰着、チェックタイムは9・23の22:00。予定より2時間早いホテル帰着はこの後の行動にかなりの余裕が出て来るので非常に有り難い。明日のスタートも遅くしなくて済むので今日の走りは我ながら上出来だ。

 ホテルロビーの自転車部屋には他に自転車はいなかった。他の人はまだ戻って来ていないのか。

 部屋に入ってほっと一息。まずは電装品の充電をセットしてダッシュで大浴場に向かう。

 大浴場で身体を綺麗に洗い流して湯船に浸かる。雨に打たれて冷えた身体に熱めの湯がじんわりと沁み込んでいく感じが実に気持ち良い。今日もしっかり走って予定通りの仕事をきっちりこなした満足感に浸りつつ両脚をマッサージする。

 風呂から上がって遅い夕食を摂る。昨日はドクターペッパーで就寝前にカフェインを接種して寝付きを悪くするという愚を犯したので今日は同じ過ちを繰り返さずにノンカフェインの麦茶を飲む。

 食事を終えて満足感費浸りつつ明日の天気予報を確認すると終日好天になりそうで安堵する。悪天候の2日目を無事に乗り切ってほっとしている。明日は再び330kmを走って一気にゴールする予定なのでスタートを遅らせてもゴールクローズを心配する必要はない。6時間は寝るつもりで明日は6時半起きの7時スタートとしてアラームを6時半にセットしてベッドに入る。消灯時刻は23時半頃。