2022BRM918東京1000/レポート3:Day3/名古屋->ゴール・石和温泉(331.6km/1005.0km)

[目次]

ホテルいろは->PC2/セブンイレブン御前崎港店(161.6km/835.0km)

 9/24(日)、4時半前に目が覚めた。アラームが鳴るまではまだ2時間あるが目が冴えて二度寝できそうにないのでならば出発を早めるかと起き上がって身支度開始。昨夜はベッドに入って直ぐに眠れたので5時間弱は眠れた様で眠気もなくすっきりしている。身体各所をチェックするが特に痛いところもなく疲労感も薄いので今日も問題なく走れそうだ。

 5時前にホテルをチェックアウト。ここに2泊したが、今回のブルベのコースの最寄りだったし何より大浴場があったのが非常にポイントが高い。自転車部屋も用意してもらえたしなかなか快適なホテルだった。

 3日目のルートは1日目のルートの遡り。名古屋から豊橋、浜松を経由して御前崎を回り海沿いを進んで富士市から石和に戻る331.6km。

 ルートは1日目と同じでも逆走と言うことで様相が全く違う。ポイントは前半の豊川から豊橋を抜けるまでの市街地走行と終盤の富士市から石和までの登り。最終日も330km走って且つゴールまでに登り基調が80km位続くというのは未知数なのでとにかく今日も運動強度をしっかり抑えて終盤まで確実に脚を残しておかなければならない。今日は所要時間19時間を見込んで0時頃のゴールを目論む。

 5時にリスタート。名古屋市街を緩々と走り始める。

 今日最初のチェックポイントは161.6km先のPC2御前崎だが、その前に1日目と同じく2ヶ所の休憩ポイントが設定してあってまずは58.8km先の休憩ポイントを目指す。

 東の空が明け始めている。今朝は文句無しの快晴。気温も10℃台後半と言う感じで涼しくて清々しい朝だ。スタートが予定から2時間繰り上がったというのは良かった。単純な話2時間早くゴールできるということだから走行中も走行後も余裕が出てくるということで、今日もとにかく頑張らずに安全に確実に完走できる様に走る。

 3.3km、川沿いを走って左折。早朝の市街は車は少ないが信号には確実に引っ掛かる。

 5.6km、右折方向に進む。

 6.1km、弥富通3方面に左折。くねくねと曲がりつつ市街を抜けて行く。

 ちょっと雲が出てきたが夜明けの清々しさが十分に味わえる。街中の夜明けも悪くない。夜明けのひと時が楽しめるのはブルベの醍醐味の一つ。

 15.9km、岡崎・豊田方面に右折して県道56号に合流。名古屋市街を離脱。

 朝日が出てきた。時刻は6:06。

 19.2km、橋を渡ってみよし市に入った。

 小一時間走ったが特に疲労を感じることもなく痛いところもなくそこそこ脚は回っている。体調もまずまずなので上手く3日目まで持って来れたと思う。

 22.0km、岡崎方面に右折する。

 22.7km、豊田市に入った。朝の県道56号は車が少なくそこそこ走り易い。

 26.1km、右折方向に進む。

 31.9km、岡崎市に入った。ゴールまであと300km。

 35.2km、矢作川を渡って右折、県道56号を離れる。

 37.8km、岡崎市街に入った。朝方の市街は混雑もなくスムーズに通過していく。

 42.1km、岡崎市街を抜けて設楽方面に道なり左方向に進む。岡崎市街で参加者に遭遇、確か1日目、2日目と何度か見かけた人の様だ。3日目も同じペースで走っているらしい。

 42.6km、右折方向に進む。一昨日通った時にこの右手の電気屋は何となく見覚えがあるが周囲の風景が夜通った時と全然違う。

 43.1km、左折方向に進む。この人とは10m位の間隔で付かず離れず進んで行く感じ。

 44kmを過ぎて登り基調になって来た。5%弱の登り坂をぼちぼち登って行く。

 1日目に下りの途中で縦溝に両輪を取られて落車しかかったのはこの辺りか。あの時の戦慄が蘇って来て身震いがする。

 47.7km、東名高速の高架の手前で左折して高速沿いの枝道に入る。若干勾配がきつくなった。

 細く真っ直ぐな登りをえっちらおっちら登って行く。1日目に見た通り路面にはいろいろなものが落ちているのでパンクしない様に気を付けながら進む。

 51.9km、豊川市に入った。だいたいこの辺りがピークで下りに入っていく。

 明るければこの道は走り易い。一昨日の様に暗いと全然駄目だ。

 54.1km、右折して東名の高架をくぐる。その先の踏切でちょうど名鉄の赤い電車が通過していた。

 国道1号を横切って東海道に入る。細い住宅街の道を下っていく。

 57.9km、松林の中の道を抜ける。自転車はわざわざ中央部を通らずに脇を走った方が良さそう。通過チェックはもう直ぐ。

 58.8km/732.2km地点の休憩ポイント6に到着、チェックタイムは9/24の8:26。

 ここは1日目の休憩ポイントと同じ場所だが、日暮れ前と朝とでは全然違う場所の様に思える。ここまで60km近く消化してゴールまで残り270kmかと思うと気持ちが軽くなる。まだ距離はあるけれどゴールに近付いているのは間違いない。時間的には全く問題無いのでこの先もとにかく安全に確実にゴールすることだけを考えて余力を常に残して走る。15分程の休憩の後出発。

 次の目的地は51.7km先の休憩ポイント7。

 60.7km、国府駅前を通過し住宅街の中を進んで左折。

 61.1km、右折して県道5号に合流。

 県道5号に乗って豊川市街に向かう。ぼちぼち車が増えてきた。

 64.4km、右折して豊川市街に入ったが一昨日の混雑ぶりが嘘の様に車が少ない。信号には引っ掛かるが割とすんなり市街地を通過して拍子抜けしてしまった。

 68.0km、橋を渡って豊橋市に入った。

 70.5km、国道1号を横切って豊橋市街に入っていく。

 71.6km、豊橋市街に入った。左折報告に進む。

 時刻は9:26、一昨日の夕刻時の混雑は全くない。信号には引っ掛かるがストレスは全くない。

 72.3km、右折してメインストリートを進む。路面電車は今日も見られなかった。

 73.2km、左折して市街から抜けていく。前半の山場と踏んでいた豊川・豊橋の市街地走行を予想外にすんなり抜けてほっとした。

 75.9km、右折方向に進む。車が徐々に減って来てきた。

 76.4km、鉄道高架手前を左折して東海道線沿いの道に入る。

 78kmを過ぎて県道3号に合流。車通りは多いがそこそこ順調に流れているので問題なく距離を消化していく。

 83.1km、右折して県道3号を離れ踏切を渡る。車が少なくなってほっと一息。

 83.6km、左折方向に進んで再び進路は西向きになる。

 多少アップダウンのある街中の道を進んでいく。日差しが強くなってきたが、気温がまだ低いのでまだそれ程くにならない。しかしこのままドピーカンだと昼過ぎからがバテそうでちょっと心配。

 90.0km、浜松・新居方面に右折して国道301号に乗る。

 アップダウンはまだ続いている。結構長めの坂をえっちらおっちら登って行く。

 少し前から気になりだしていたのだがフロントのギアチェンジが鈍い。トップに上がりにくくなっている。もしかしたらワイヤーが切れかかっているのかも知れない。一応スペアのワイヤーは持っているが、できれば最後まで持って欲しいところ。

 92.6km、浜松・国道1号方面に右折して国道301号をトレースしていく。

 曲がって直ぐに新居関跡を通過。

 94.3km、国道301号を順調に西に向かって進む。このループ橋はブルベで何度か走ったことがあるのでよく覚えている。

 浜名湖に差し掛かった。。

 浜名湖は南端の橋の上からだと見渡せないのでその大きさが堪能できない。

 96.2km、浜松市に入った。橋を渡って浜名湖を通過していく。

 97.3km、右折して国道301号を離れる。

 98.0km、漁港を右に見ながら橋を渡って左折方向に進む。

 1日目でも走ったこの道はやはり非常に走り易い。こういう道をスイスイ進んでいくと精神衛生上非常に宜しい。

 103.8km、磐田方面に左折してさざんか通りに入る。

 さざんか通りを順調に進む。休憩ポイントはもう直ぐ。

 休憩ポイントが見えた。ホッと一息。

 110.5km/783.9km地点の休憩ポイント7に到着。チェックタイムは9/24の11:27。

 昼近くなってそこそこ暑くなってきて結構汗を掻いているので水分補給をしっかりやって15分程の休憩の後出発。

 再びさざんか通りを西に向かって進む。次の目的地は51km先のPC2。

 111.8km、突き当りを左折してさざんか通りを離れる。

 112.4km、国道150号バイパスに合流して遠州大橋方面に右折。

 国道150号を順調に進む。それ程強くはないが追い風基調なのは非常に有り難い。1日目とは逆の風向きなので今回の1000kmはかなり条件に恵まれたと言えるのではないだろうか。

 115.2km、天竜川を渡る。

 橋を渡り終えて磐田市に入った。

 真っすぐで平坦な国道150号が続く。車はそれ程多くなく走り易い。

 122.2km、突き当りを左折する。

 122.9km、国道150号に再合流して再び西に向かって進む。

 さっきのバイパスより道幅は狭いが車は順調に流れているのでそれ程走り難さは感じない。

 126.4km、太田川を渡る。台風の影響なのか川が上流からの土砂で茶色く濁っている。これだけ大きい川がこうなるのはなかなか凄まじい。

 127.4km、袋井市に入った。

 132.7km、掛川市に入った。

 国道150号をひたすら西に進む。この区間はかなり長い。

 風力発電の風車がこっちを向いて回っているということは追い風だ。視覚的にも精神衛生上非常に宜しい。

 御前崎まで8km、随分近付いてきた。向かう先に何やら怪しげな雲が見える。

 143.7km、御前崎市に入った。

 御前崎に入った途端に空が雲で覆われた。1日目も御前崎で通り雨に遭ったのでやはりこの辺りは特異点なのか。

 149.9km、丘越えに差し掛かり坂を登りつつ浜岡原発を通過。

 151.5km、丘を越えて下りの途中で御前崎海岸方面に右折、国道150号を離れる。

 152.2km、左折して御前崎海岸方面に進む。

 海岸線に出た。波が水飛沫を上げて靄っている。雲が厚く今にも降り出しそうな感じ。嫌な予感。

 灯台が見えた。

 159.2km、御前崎灯台前を通過。岬をぐるっと回ればPCはもう目前。

 PCが見えた。ホッと一息。

 161.6km/835.0km地点のPC2に到着、チェックタイムは9/24の13:49。

 豊川・豊橋の市街地走行のロスを考慮すればまずまずのペースでここまで来ている。暑さでちょっとやられ気味なのかも知れないがちょっと疲労感があるが、ゴールまで残り170kmならば問題なく走れるだろう。取り敢えずこの先も頑張らずに疲労を極力抑えて走ることを心掛ける。15分程の休憩の後出発。

PC2->通過チェック8/セブンイレブン富士川松野店(93.7km/255.3km/928.7km)

 次の目的地は93.7km先の通過チェック8だがその前に46.4km先に休憩ポイントを設定してあるのでまずそこに立ち寄る。

 休憩している間に雲が行ってしまって再び青空が戻って来た。降られずに済んで良かった。

 163.9km、牧之原市に入った。その先の分岐を静岡・焼津方面に右折。

 堤防沿いの道を順調に進む。

 いつの間にか再び国道150号に乗っていた。静岡までは45km、焼津までは30km。

 178.3km、牧之原の商圏を通過。

 185.3km、大井川を渡って焼津市に入る。

 大井川も茶色く濁っていてかなり増水している様に見える。昨日一昨日の雨は相当凄かった様だ。

 186.5km、大井川港方面に右折する。

 187.4km、左折して県道227号に乗る。

 一昨日同様車の殆どいない裏道を落ち着いて走る。

 県道355号に遷移して順調に距離を消化していく。

 194.2km、突き当りを右折して県道355号をトレースしていく。

 195.7km、小川港に出た。

 196.1km、右折方向に進む。広い道路で信号がないので注意して渡る。

 197.0km、左折方向に進む。港界隈の中の道をくねくねと進んで行く。

 198.7km、焼津漁港方面に左折してオーシャンロードから出る。

 199.2km、静岡。焼津駅方面に右折して県道416号に乗る。ぼちぼち焼津市街に入って来た。

 焼津市街通過中に今日の走行距離が200kmを超えた。前半の1時間弱のロスをそのまま保っている感じだがこの位は想定内なので全く問題なし。むしろ最終日でこの位で収まっているのは上出来。

 200.7km、県道416号の山越え区間の入口のところで男性の土木作業員が停止の看板を持って立っていた。停まって何事か聞いてみるとこの先のトンネルを出たところで土砂崩れで全面通行止めになっているとのこと。迂回路を聞いてみると「右」と言われたので何台かの車に続いて右方向に進む。

 住宅街の中の道を進むが迂回路らしき道はなく同時に入った車も右往左往している。これはどうもおかしいと先程の場所に戻ったら別の女性作業員の人に変わっていたので改めて迂回路を聞いてみたら右にはないと言う。さっきの作業員のいい加減さに呆れつつ更に別の迂回路を聞いていたら国道150号なら行けるかも知れないが自転車が通れるかどうかわからないと言われた。ここで立ち往生するわけには行かないのでとにかく国道150号に回ってみることにした。

 3km位離れた国道150号のトンネル入口に行ってみると自転車走行禁止だった。もしかしたらこの山の向こうに行ける自転車走行可能な道は県道416号しかないのか?スマートフォンの地図で迂回路を広範に探してみるが全くない。これはヤバいことになったと事の重大性をじわじわと理解して来た。

 再び先程の通行止めの場所に戻って再度先程の女性作業員と話しをしてみるが、その作業員曰く「崩れている静岡側の関係者と連絡が全く取れていないので状況が全く分からない。私達も今から撤収するので行けるかどうかは自分で行って確かめてみてくれ」とのこと。何ともルーズな現場の状況にどう反応して良いやら分からないが、行ってみてくれと言われたからにはとにかく実際に行って確かめてみる以外に方法はない。意を決して先に進む。

 登り基調をガンガン進む。この間の北海道1300の時の突然の通行止めと同じ様な展開になって妙にテンションが上がってしまった。ここまで800km以上走って来てこんなことでDNFになるなど絶対に納得できないのでとにかくやれることは全部やる。

 201.6km、トンネル入口に到達。ここまでは全く問題なさそうだ。恐る恐るトンネルに入っていく。

 203.7km、峠のピークを越えて静岡県に入った。あれ?もしかしてこのまま行けてしまうのか?

 県境からちょっと言ったところで土砂崩れの現場に遭遇。作業員の人達がブルドーザーで土砂を除去している。作業員の人に自転車はこの道しか静岡方面に行けないので歩いて通過しても良いかとお願いしたら快く通してくれた。土砂崩れの部分を自転車を担いで慎重に歩いて渡った。作業員の皆さん、お疲れ様です!ありがとう!

 通過した後を振り返るとどうやら土砂の除去作業は終盤だったらしい。それで焼津側の作業員は撤退してしまったのか。もっと早い時間にここに辿り着いていたらかなり長い時間足止めを食らっていたかも知れない。とにかく無事に通過できて本当に良かった。

 静岡側に下っていくが道はずっとドロドロで昨夜は相当な量の土砂が道をつたって下まで流れ落ちたのではないかと想像できる。一体どんな雨が降ったのだろうか。下りを終えると休憩ポイントはもう目前。

 やっとの思いで休憩ポイントに辿り着いた。全身の力が抜けた。

 208.0km/881.4km地点の休憩ポイント8に到着、チェックタイムは9/24の16:58。

 山越えの前までは綺麗だったのに山から降りてきたらバイクはドロドロになっていた。この通行止め騒動のタイムロスは1時間弱といったところか。それでもとにかくDNFの危機を乗り越えられたのは本当に良かった。落ち着きを取り戻しつつ20分程の休憩の後出発。

 気を取り直して通過チェック8を目指す。通過チェックまでは43.3km。

 208.5km、国道150号に合流して静岡芝居方面に進む。

 221.0km、三保・清水港方面に右折して国道150号をトレースしていく。夕刻で車の量は増えたが、それなりに流れているのでそれ程ストレスはない。

 海沿いの国道150号をひた走る。追い風基調はまだ残っていて順調に距離を消化していく。

 途中で土砂が堆積して除去した後を通過。こんなところにも土砂が流れ出ていたのか。一体昨日はどんな雨が降ったのか。

 221.4km、日本平方面に左折して国道150号を離れ県道198号に乗る。

 222.3km、日本平への入口を通過。

 途中で手にポリタンクやらバケツやらを持った人達の行列を見かけたが何だろう?

 224.2km、右折して県道198号を離れる。

 薄暮が消えてきてナイトラン開始。

 225.2km、左折して次郎長通りに入っていく。

 次郎長通りを通過。次郎長製菓の場所はやはり分からなかった。

 ぼちぼち清水市街に入って来たが、道路が泥だらけで路肩や歩道に泥が堆積している。これは一体どういうことだ?

 227.0km、清水市街を進む。やはり車道や歩道は泥だらけだ。

 歩道に堆積している泥を見てようやく事態が呑み込めてきた。どうやら清水市街は昨夜は洪水に見舞われたらしい。災害級の大雨が降ったものと思われる。昨日清水市街を通過した参加者は相当酷い目に遭ったのではないか。というよりそもそも清水市街を通過できなかったのではないだろうか。

 市街中心部を抜けると今度は大渋滞。車の列が殆ど動かないので止む無く路肩を慎重にせり上がっていく。途中でポリタンクやバケツを持った人の列をまた見かけた。これはどうやら断水で水を貰いに来ている人達の様だ。渋滞の中に給水車が巻き込まれているのを見かけた。こんな大事になっているは全く知らなかった。複雑な心境で進んで行く。

 渋滞の中を進むうちに女性のブルベライダーが追い付いてきた。信号待ちでちょっと話したらR東京さんの400kmを走行中とのこと。どうやらルートが重なっている様でつかず離れずで一緒に進む。

 233.9km、清水市街を抜けて国道1号に出て反対車線の歩道を走る。対向車線の車のライトが眩し過ぎて道が全く見えないので怖くてのろのろと進んで行く。こんなところでこんなトラップが用意されているとは思いもしなかった。

 237.1km、ようやく国道1号並走区間が終わってホッと一息。横断歩道を渡って踏切を渡り国道1号を離れて旧東海道に入っていく。ゴールまで100kmを切った。

 アップダウンのある細い東海道を進む。夜道なので慎重に走る。

 239.0km、東海道を抜けて県道396号に合流し左折方向に進む。

 清水市街からここまでかなり慌ただしい展開だったが県道396号に出てちょっと落ち着いた。アップダウンのある道をぼちぼち進んで行く。車通りはそこそこあるが順調に進む。

 前を走る女性ライダーた安定したペダリングでぐいぐい進んで行く。なかなかの健脚の持ち主。

 249.6kmで富士川を渡っていく女性ライダーを見送りつつ左折して県道70号に入った。ここからは富士川沿いをひたすら北上していくことになる。車通りが一気に減って静かになった。

 通過チェックが見えた。ホッと一息。

 255.3km/928.7km地点の通過チェック8に到着、チェックタイムは9/24の19:47。

 ここまで15時間、焼津から静岡の山越えの通行止めと清水市街通過で更にタイムロスを積み上げたがそれでも大崩れをしたわけではないのでまだまだ余裕がある。ゴールまでは80kmを切ったので今日中のゴールは難しいにしても1時位にはゴールできるのではないか。15分程の休憩の後出発。

通過チェック8->ゴール/ファミリーマート石和町松本店(76.3km/331.6km/1005.0km)

 後はゴールを目指すのみだが、復路はここから石和までは登り基調なので往路と同じ様には走れないはずだ。体感はそれ程でもないが疲労も確実に出てきているはずなので余裕を持って区間の中間に休憩ポイントを設定してあるのでそこに立ち寄って確実な完走を目指す。休憩ポイントまでは38.9km。

 緩い登り基調をぼちぼち進んで行く。これ位の登りのままゴールまで行ってもらえるとありがたいのだが途中幾つも峠があるのは分かっているので楽観視は禁物。

 256.6km、突き当りを左折して県道10号に合流する。

 258.0km、富士川を渡って富士宮市に入った。

 真っ暗な県道398号を進んでいると突然路面が泥と水でぐしゃぐしゃになっている所に突っ込んで落車しそうになり肝を冷やす。見るからに土砂崩れを除去した直後の様だ。低速で恐る恐る通過したがこの先もこういう場所があったり、或いは通行止めで進めなくなるというリスクはまだあるということか。これは本当にゴールまで気を抜くことはできない。

 263.5km、左折して国道469号に乗る。曲がった途端に登りが始まる。

 勾配5%を超える坂道をえっちらおっちら登って行く。真っ暗で坂の先が良く見えないのは視覚的なプレッシャーがないのは夜道の登りのちょっとしたメリット。

 264.7km、峠のピークで山梨県に入った。そのまま急勾配を下っていく。

 266.0km、国道469号から県道10号に乗り換えて身延方面に直進。真っ暗で車が全く通らない道を進んでいるとこういう辻々の道路灯のある場所を通過するとちょっとホッとする。

 途中で前からブルベライダーらしき自転車が数台やってきてすれ違う。こんな時間にこんなところですれ違うとは一体どこのブルベだろう?もしR東京さんの石和スタートなのだとしたら少なくとも石和までは通行止めはないということだからちょっと安心する。

 268.1km、登りをこなしつつトンネルを通過。一昨日はそんなに気にならなかったがこの道はこんなにアップダウンがあったっけ?と思う程に登る。やはり往路と復路とでは様相が全く違う。フロントギアの変速がいよいよ重くなってきてトップにチェーンが上がらなくなってきた。何とか最後まで持ち堪えてくれ。

 登って下ってまた登る。坂の無間地獄に嵌まった様だ。脚を止めなければ必ずゴールに辿り着けると思いつつ無心で脚を回す。

 274.9km、内舟駅傍を通過。身延線と並行して進んでいるのを思い出す。

 278.2km、身延町に入った。

 282kmを過ぎて長い登りが始まった。これは身延駅手前の峠越えか。5%超の坂をぼちぼち登って行く。

 283.4km、峠のピークに到達。直ぐに急勾配の下りに入る。曲がりくねった坂を慎重に下っていく。

 284.6km、身延駅傍を通過。

 時刻は21:30、身延駅前の街並みは夜中の様に静か。

 291.1km、坂を登ってピークを通過。アップダウンはまだまだ続く。こんなに登らされるとは全然予想していなかった。

 291.8km、国道300号に突き当たって早川・国道52号方面に左折して再び富士川を渡る。

 292.2km、富士川を渡り終えて国道52号に合流し右折。ここを曲がれば休憩ポイントはもう目前。

 293.2km/966.6km地点の休憩ポイント9に到着、チェックタイムは9/24の21:58。

 何だかんだで最終休憩ポイントまで辿り着いた。ゴールまでは40kmを切っているから登りを考慮しても2時間半、1時までにはゴールできそうだ。いよいよ終わりが見えてきたか。多少疲労感はあるがまだまだ問題なく走ることができるのでとにかくつまらないミスで事故を起こさないことだけを心掛ける。15分程の休憩の後出発。

 さあ、あとはゴールを目指すのみ。ゴールまでは38.4km、もうひと頑張り。

 休憩ポイントを出て直ぐに橋を渡る。現在気温は22℃、雨の心配もなくサイクリングコンディションとしては申し分ない。

 国道52号をひた走る。アップダウンはまだ続いているが順調に距離を消化していく。国道52号は適度に道路灯があるので夜間は走り易い。

 301.5km、国道52号を離れて富士川を再び渡り突き当りを甲府・中央方面に左折して県道9号に乗る。ゴールまではあと30km。

 真っすぐな県道9号を進む。徐々に登り基調になって来た。

 304kmを過ぎてはっきりとした登りになった。こんなところに山なんてあったっけ?

 305.5km、トンネルに到達。トンネルを抜けると直ぐに下りになったので一安心。もうこの先山はないはずだ。

 309.5km、下りを終えて県道4号に突き当り甲府・中央方面に右折。もうこれでゴールまでは山はないはずだ。ゴールまでは平坦基調を走るだけと思いつつフロントのシフトレバーをグイっと持ち上げたらバチッ!という衝撃と共にフロントのシフトワイヤーが切れた。まあブルベなんてこういうものだよね。シフトワイヤーのスペアを持っているが暗闇で交換するのは面倒なのでこのままでゴールまで走る。

 311.6km、富士川大橋の傍を通過。川沿いの道を進む。ゴールまではあと20km。

 フロントインナーだとやはりギアが足りない。ゴール間際で高ケイデンスで走る羽目になるとは想定外、やはり1000km以上のブルベでは念を入れてワイヤー類は交換しておくべきだったか。

 316.7km、中央市に入った。川沿いの国道140号をひた走る。

 時刻は23時を回った。ゴールは日付を跨ぎそうだ。この時間に打ち上げができそうな居酒屋なんて健康ランドの周りにはなさそうなのでコンビニで何か買って帰るしかない。何を食べるか考えながら走る。

 進むうちに路面が徐々に荒れてきて尻やら手の平やら足先やら、要するに自転車と繋がっている部分が振動衝撃で痛い。流石にここまで3日間走り続けると相応のダメージがあるか。でもその苦痛ももう少しで終わる。

 320.5km、甲府市に入った。

 325.0km、石和・国道20号方面に左折して川を渡る。ゴールまで10kmを切った。いよいよラストスパート。

 325.6km、笛吹市に入った。

 真っ直ぐな国道140号を北に向かって進む。一昨日の早朝の暗い中をここを南に進んで行ったことを思い出しつつ、無事にここまで戻って来れた安堵感がじわじわと湧いてきた。

 327.9km、道なり左方向に進んで川を渡る。

 橋を渡ったらあれ?また甲府市に入ってしまった。ゴールは確か笛吹市だったはず。まあ何市だろうとゴールまでの距離は変わらないからどうでも良い。

 328.8km、国道20号を横切って住宅街の中の細い道に入っていく。

 330.2km、住宅街の中から県道6号に出た。ここを右折すればゴールまでは一直線、あと1kmちょっと。

 いよいよこの長旅も終わる。無事に完走できる達成感と安堵感が湧いてきた。結局打ち上げで何を食べるか全くまとまらなかったのでゴールして店の中を見回して考えよう。

 健康ランドに戻って来た。ゴールしてチェックインしたら先ずは温泉だ!

 健康ランドの前で笛吹市に入った。健康ランドは市境ぎりぎりにあることが判明。ゴールはもう目前。

 無事ゴール。チェックタイムは9/25の0:01。実際には昨日の中にゴールに辿り着いていたが店で食べ物をあれこれ迷っている間に日付を跨いでしまった。まあ時間内完走できればどうでもよい。

 最後にフロントシフトワイヤーが切れてしまったけれど、それ以外はトラブルもなくパンクもしなかった我がバイク。雨や悪路にもめげずに最後まで良く走ってくれた。

ゴール後

 ビールや食べ物の入ったコンビニ袋を抱えて健康ランドに戻る。

 まずは駐車場で車にバイクを積み込む。飛行機遠征と違ってバラシて輪行袋に入れなくて良いのは非常に楽だ。

 健康ランドのロビーに入ると夜中だというのにかなり賑わっている。早速チェックインして部屋に向かう。石和健康ランドはチェックインが夜中0時を過ぎると翌朝チェックアウトは12時までOKだって。ありがたい。今夜は目覚ましをセットせずに寝る。

 部屋に入って人心地着ける間もなくウェアのまま着替えとタオルを持って大浴場に向かう。大浴場もそこそこ賑わっていて、宿泊者用のロッカーの前で全裸になったところで傍にいた男性から「ビワイチの参加者ですか?」と声をかけられた。四肢がまるでポッキーの様に白黒くっきり日焼けした裸体だと容易に自転車乗りだと判別できるか。話してみるとその人もビワイチ参加者で、昨日静岡辺りで難儀していた書き込みをしていた人であることが判明した。お互いのこの悪天候の中の完走をねぎらいつつしばらく話し込んでしまった。

 そして改めて浴場に入って汚れと汗を洗い流し待ちに待った温泉にどっぷりと浸かる。完走して心理的プレッシャーがなくなった解放感と達成感に浸りつつ入る温泉は最高に癒される。遠征ブルベはこれがあるから止められない。もっとだらだらと風呂にいたい気もするが強い空腹感と早くビールを飲みたい一心で20分程で風呂から出る。

 部屋に戻って打ち上げ開始。缶ビールだけれど十分に旨い!つまみはたこ焼きやらゴーヤチャンプルーやらソーセージやら揚げ出し豆腐やらチャンジャーやら目に付いたものを脈絡なく買ってしまったがブルベ腹にはどれも旨い。無事に宿に戻って来て心身共に軽くなって旨いビールが飲めるのは本当に幸せな瞬間だ。この達成感・開放感は絶対にカネでは買えない。

 慎重にリモートブルベカードでゴール受付をする。リモートブルベカードを入力し終わった後はいつもきちんと申請できたかどうか不安になるが1000kmだと猶更。取り敢えずやるべきことは全てやった。あとは待つのみ。

 食事をしながらネットで一昨日9/23の静岡の状況を調べてみたら台風15号の影響でかなり酷い被害が出ていたことが分かって驚いた。ネットニュースの映像を見る限り正にバケツをひっくり返したような豪雨でとても自転車で走り抜けられる様な状況ではなかった。出走日の選択が明暗を大きく分けていたことを痛感した。いずれにしても無事に走り終えられて本当に良かった。

 酔いが回って空腹がそこそこ満たされたところで急に眠気が出てきた。酒量はいつもの打ち上げの半分にも満たない量だが最終日はやはりきつかった様だ。食べ終えて歯を磨いてそのままベッドに入る。消灯時間は2時過ぎ。

 

 9/25(日)、5時に目が覚めてまた気を失って6時に再び目が覚めてもう眠れなくなってしまった。折角健康ランドにいるのだから朝風呂に入りたいと思うものの昨日の日焼けの火照りが酷くて湯に入る気がしない。じゃあ帰るかと思いきや身体バキバキで動く気がしない。昨夜ゴールした時はそれ程でもなかったが一晩寝て起きたら全身の倦怠感と腰の疲労的痛みが結構酷い。何だかんだで3日連続の330km超の走行でかなりのダメージを受けた様だ。何もする気が起きないのでベッドの上でゴロゴロと無駄に過ごす。

 8時になったのでそろそろ帰るかと起き上がり帰り支度をする。

 8時半前に健康ランドをチェックアウト。R東京さんのブルベのスタート地点でよく使われている場所なのでまたいずれ来ることもあるだろう。

 早い時間に高速に乗ったので中央道も圏央道も渋滞に引っ掛かることなくすんなりと地元まで戻って来た。途中でラーメンを食べに寄り道をして12時過ぎに帰宅。

 バイクは泥まみれでチェーンは錆が出てフロントシフトワイヤーは切れてもうボロボロの状態だが、ちょうどフィルタークリーナーが切れているので取り敢えず水洗いだけして本格メンテナンスは後日にする。この機会にオーバーホールしよう。

 これにて今回の遠征ブルベは無事に終了した。

総括

 BRM1000kmは最近では毎年どこかのクラブが開催する様になって走行機会が増えてきたものの北海道を除くとコース的に難易度が高いものが多くて気軽にエントリーできないのだが、そんな中で目に留まったのがR東京さんのいってこいビワイチだった。基本平坦基調というのが重要なポイントだったのだが、一方で330km近辺と660km近辺が同じ場所でしかも名古屋市街地とというコースレイアウトになっていて、仮眠ホテルを往路復路で同じ場所にして2泊3日の均等割りの走行プラン一択というのがエントリーを迷わせた。私的に今まで走って来た1000kmは3泊4日を基本として走行プランを組み立ててきたので2泊3日の均等割りは不安だったが一度経験しておくべきと自分に言い聞かせて思い切ってエントリーした。

 実際走ってみるとキューシートから想像していた程にペースダウンを余儀なくされる市街地走行は少なく、実際にペースダウンしたのは往復の豊橋-豊川区間と琵琶湖一周時の大津市街と彦根市街だけだった。それ以外は相応の巡航速度を維持できる比較的走り易い道ばかりだったので、3日共”日中走って夜は寝る”という普段の生活サイクルを大きく壊すような走りにはならなかったことは非常に大きい。生活サイクルを壊さないというのは複数日に跨って走る超長距離ブルベでは最も重要な点だと私的には考えている。私的にはビワイチ終盤に琵琶湖畔を離れて彦根市街を通過するルートを琵琶湖畔のまま走るルートに変更してもらえると市街地走行のタイムロスとストレスを減らせるのでありがたいかなと思った。

 今回は台風の影響で出走日を9/22に変更したのだが、結果的に正解だった。今回の広範な集中豪雨の被害状況では前後1日でもずれていたらDNF必死だったと思われる。ただビワイチは殆ど雨だったので初めてのビワイチの印象は正直良くないものとなってしまったのはちょっと残念だった。もうしばらく雨の中は走りたくない。

 完走後、結構身体ボロボロでバイクもボロボロになった。それでもBRM1000kmを2泊3日均等割りを自分なりにこなすことができたのは大きい。今後またどこかの1000kmのエントリーを検討する時にこの経験が活かされると思う。

 今年の春に日本縦断をDNSしてしまい一度は落胆してしまったが、8月の北海道1300とこの東京1000を完走できたことでかなり自信を取り戻せたのではないかと思っている。今年のメインイベントを首尾良く完走して、2022年の残りのブルベシーズンは気楽に200kmを何本か走って締め括りたいと思う。

 

 さて次のブルベはまたR東京さんのBRM1008東京200道坂、久し振りの道志道を走る山岳ブルベとなるが次回詳報の予定。