2023BRM224近畿600/Report 3:Day 2/仮眠ポイント・那覇->ゴール・那覇(274.6km/603.8km)

[目次]

仮眠ポイント/ホテルロコイン松山->通過チェック3/残波岬(31.9km/361.1km)

 2/25(日)、3時に目が覚めた。アラームが鳴るまであと1時間半あるから二度寝しようとするが目が冴えてしまって眠れない。眠気も感じないので、だったら走り出すかとベッドから起き上がり出発準備を始める。身体各所を確認するが微妙に尻の表層が痛い位でそれ以外は特に異常はなさそうなので問題なく走れそうだ。昨夜買っておいたパンを食べつつウェアに着替える。

 3時半にホテルを出た。当然真っ暗でまだ夜の盛りという感じ。

 2日目のコースは那覇から島の西側の海沿いを走り美瀬岬と古宇利島を経由して大宜味で島の東側に渡って今度は島の東側の海沿いを走って南城を経由して那覇に戻って来る274.6km。

 昨日より距離は短いが獲得標高は3000mあるのでそこそこ登らされる様だ。ルートの大半は走ったことがあるのでそこそこ素性は分かっているが、中間辺りの大宜味の山越えと最終盤南城から那覇への山越えは”酷い坂”があるらしいので覚悟しておかねばなるまい。

 さて、それでは2日目行ってみよう。最初の目的地は32km先の通過チェック3残波岬。

 ホテルの傍は相変わらずヤバい雰囲気で路上に人がうろうろしているのを避けながら大通りに出ていく。

 大通りに出てちょっとホッとして北に向かって進み始める。ちょっと肌寒い感じはあるがそれでも半袖ジャージにレーパンで問題ない。

 1.7km、繁華街を抜けて静かになった。真っすぐな登りをぼちぼち進む。

 後ろから2人組の参加者に抜かれた。同じ様な走行プランで走っている人がいるとちょっと安心する。

 5.0km、左にキャンプ・キンザーを見ながら進む。街灯がたくさん点灯していて明るい。

 8.1km、牧港交差点を沖縄コンベンションセンター方面に左折。

 国道58号バイパスを進む。夜は車が少なく静か。

 12.6km、伊佐(北)交差点で国道58号本道と合流、名護・嘉手納に向かって進む。

 12.9km、北谷町に入った。

 右にはキャンプ・フォスターが見える。基地は不夜城の様に明るい。

 17.0km、嘉手納基地の南端から登りが始まった。真っすぐな坂をぼちぼち上り始める。

 18.8km、嘉手納町に入った。右の嘉手納基地は滑走路なので誘導灯以外の光はなく暗い。ダラダラと長い坂を上るうちに雨がパラパラと降って来た。

 20.7km、水釜交差点を左折して国道58号を離れる。

 雨はそこそこの降りになってしまい路面に水が浮いている。スタートした時には空には星が見えていたのにこれは想定外。黙って濡れるしかないので我慢して走る。

 23.5km、登りながら県道6号に突き当たり残波岬方面に左折。

 26.7km、大当交差点を左方向に進んで県道6号を離れる。

 27.2km、暗い交差点をナビのルート表示を頼りに左折。

 27.5km、右折。初めて走る道だし暗いのでどこだか全く分からない。

 暗く真っ直ぐな道を淡々と進む。前走者の赤いテールランプが前方に見えるのでルートは間違っていない様だ。雨は小降りになったが向かい風が強くなってきた。

 前方に明かりやホテルらしき建物が見えてきた。距離的にも残波岬はもう直ぐ。

 30.8km、突き当りを左折方向に曲がる。。

 暗い道を進むが周囲の様子が良く分からないのでこんなところに岬があるのか疑心暗鬼。進むうちにどんどん風が強くなってきたので何となく海が近いことを予感する。

 目の前に灯台が現れた。どうやら到着した様だ。

 暗くて周囲が良く見えず写真撮影ポイントを直ぐに見つけられなかったが駐車場から更に細い道を奥に進んだところに石碑をようやく見つけた。。

 31.9km/361.1km地点の通過チェック3に到着、チェックタイムは2/25の5:31。

 30年近く前に仕事で初めて沖縄を訪れた時に一度ここに来たことがあるがその時は夏の日中で快晴だった。青い空と海の間にある平原の先の切り立った崖を眺めて、大戦末期にここから多くの島民が身を投げたという話を思い出し静かに吹き抜ける風の寂寥感を今でも覚えているが、今日は真っ暗で風景は全く見えずおまけに暴風で雨までパラついている状況でその当時の雰囲気は微塵もない。いつかここを再訪しようとずっと思っていたが今日は再訪したことには全くならなかった。これは改めて出直す必要があるがいつになることやら。取り敢えず通過証明用の写真を撮り駐車場にあったトイレに寄ってから出発する。 

通過チェック3->通過チェック4/備瀬岬(65.7km/97.6km/426.8km)

 残波岬の敷地を離れて元来た道を戻る。次の目的地は65.7km先の通過チェック4備瀬岬だがその前に30km先に休憩ポイントを設定してあるのでそこに立ち寄る。

 34.6km、残波入口交差点を左折方向に進む。雨はほぼ止んでホッと一息。

 41.6km、山田交差点で国道58号に復帰、海洋博公園・名護方面に左折する。ここから先は勝手知ったる道なので安心感がある。

 42.4km、仲泊(南)交差点を東恩納方面に左折して一旦国道58号を離れる。昨夜通ったルートを遡っていく。

 恩名の街中を抜けて行く。昨日ここを通ってからそんなに時間は経っていないので何となく寝ずに走り続けている様な感覚がある。

 43.9km、再び国道58号に合流して北に向かって進む。

 昨夜とは逆に向かい風でバイクがちっとも進まない。PC4までは結構時間がかかりそうだから早起きしてマージンを稼いだことは正解だったか。

 49.3km、恩名(南)交差点を海洋博公園・名護方面に左折。

 50.1km、恩納海岸リゾート・万座毛方面に左折。

 国道58号を北に向かって進む。時刻は6:43、ようやく東の空が明るくなってきた。

 55.7km、再び国道58号バイパスと合流して海洋博公園・名護方面に左折。

 空には雲が広がり朝の爽やかさはいまいちだが、明るくなっただけで随分と気が楽になった。やはり夜間走行は何かと緊張する。休憩ポイントまでもう少し。

 休憩ポイントが見えた。ホッと一息。

 62.7km/391.9km地点の休憩ポイント1に到着、チェックタイムは2/25の7/15。

 ヨーゴを飲んで持ってきたパンを食べて15程の休憩の後出発。

 休憩ポイントを出て再び国道58号を北進、改めて通過チェック4を目指す。残りは35km。

 63.2km、名護市に入った。

 今は進路が東向きだが海沿いの横風が凄い。

 久し振りにフロントバッグにスナック菓子(塩せんべい)を入れて食べながら走る。こまめに塩分を補給しないと脚が攣ってしまう。

 海沿いを北に向かってせり上がっていく。向かう先に名護市街が見えるが向かい風が凄くて全然近付いてこない。

 73.1km、ようやく名護市街に入った。風が若干弱まり一息つく。

 75.5km、宮里3丁目交差点を海洋博公園・本部方面に左折して国道449号に乗る。

 曲がって直ぐに名護スタジアムの傍を通過。もうキャンプは始まっているはずだが時間が早いのか選手やファンの姿はない。

 球場の傍のホテル。ここに選手達が宿泊している。以前東京600でここを通った時はちょうど選手達が出てきた時でファンの数も凄かった。

 78.3km、屋部(西)交差点で国道449バイパスと合流、本部方面に左折。

 海洋博公園に向かって海沿いを進む。風は相変わらずでペースが上がらない。

 この道はいつもダンプカーがひっきりなしに追い抜いていく。道は広いがちょっと緊張する。

 84.7km、セメントの採取場に出入りするダンプカー。ここを過ぎるとダンプカーがいなくなる。

 89.4km、瀬底大橋の傍を通過。

 90.0km、本部の街中に入って来た。

 90.8km、新しくなった本部大橋を渡る。横風が強い中で車の多い橋を渡るのはかなり恐怖、慎重に進む。

 橋を渡り終えてちょっとしたアップダウンをこなしていく。海洋博公園までは4km。

 93.0km、浦崎交差点を海洋博公園方面に左折して県道114号に乗る。

 曲がって直ぐに真っすぐな長い坂が出て来る。この坂がなかなかキツイ。

 94.4km、ピークに到達して海洋博公園に向かって下っていく。

 96.2km、海洋博公園と美ら海水族館を通り過ぎて左折する。

 観光客向けの店が点在する細い道を進んでいく。通過チェックはもう直ぐ。

 97.6km/426.8km地点の通過チェック4に到着、チェックタイムは2/25の9:11。

 ここはほぼ海面の高さで岬というよりは浜辺という感じ。天気は悪いが海の色はちゃんとエメラルドグリーン。通過証明用の写真を撮って直ぐに出発する。

通過チェック4->通過チェック5/古宇利オーシャンタワー(20.2km/117.8km/447.0km)

 備瀬岬を後にして元来た道を戻り始める。次の目的地は20.2km先の通過チェック5古宇利島。

 97.6km、左折してさっき来た道とは別の道に進む。

 98.2km、左折してさとうきび畑の中の細い道を進む。

 収穫用のトラクターが動いていたのでこれがさとうきびの収穫サイズということか。

 98.5km、ちょっと登って県道114号に突き当たって左折。走り慣れた道に出て西に向かって進む。

 100.6km、具志堅(西)交差点を今帰仁方面に左折して国道505号に乗る。

 微妙にアップダウンのある国道505号を進む。西に向かって進んでいるので向かい風ではなく多少ペースが戻って来た。

 103.2km、今帰仁村に入って来た。今帰仁城跡の看板を毎回眺めているが今日も素通り。いつか行く機会は訪れるだろうか。

 108.2km、今帰仁村の街中を通過。名護方面に向かって進んでいく。

 109.1km、今帰仁の街を抜けた直後に登りが始まる。なかなかの急坂でキツイ。

 109.8km、古宇利島・屋我地島・運天港方面に左折して国道505号から県道248号に乗り換え。

 曲がってもまだ登りは続く。真っすぐな坂をちんたら登っていたら元気なおじさんに抜かれた。

 111.0km、ピークを越えて下りに入る。

 真っすぐな坂を吸い込まれる様に一気に下っていく感覚がいつ走っても楽しい。ワルミ大橋を下るのはまるでジェットコースターの様だ。

 112.0km、古宇利方面に左折して県道248号から県道110号に乗る。

 113.9km、古宇利方面に左折して県道247号に乗る。

 曲がって直ぐに古宇利大橋に向かって下っていく。これを再び登り返すことを考えるとあまり楽しくない。

 114.6km、古宇利大橋を渡り始める。物凄い向かい風でバイクが全然進まない。風にあおられて車と接触する危険があるので歩道を進む。

 海はエメラルドグリーンだが風景を楽しむ余裕は全くない。

 ここを走るのは3回目だが常に往路は爆風向かい風だ。古宇利島が全然近付いてこない。

 116.6km、ようやく古宇利島に上陸。福岡200の時は道なり直進して島を時計回りに1周してから古宇利オーシャンタワーに行くが今日は右折して直接向かう。

 曲がると直ぐに登り。えっちらおっちら登っていく。

 117.2km、道なり右に曲がって更に登っていく。古宇利オーシャンタワーまではあと500m。

 117.8km/447.0km地点の通過チェック5に到着、チェックタイムは10:22。

 ここに立ち寄るのは今回が初めて。中に入って見学していく時間的余裕はないので外からちょっと眺めて通過証明用の写真を撮って直ぐに出発する。

通過チェック5->PC4/大宜見スカイテラス(28.8km/146.6km/475.8km)

 今登って来た道を下る。次の目的地は28.8km先のPC4、いよいよ”酷い坂”を上ることになるがその前に10km先に休憩ポイントを設定してあるのでそこに立ち寄る。

 下りながらこれから渡り返す古宇利大橋を見下ろす。こうやって見るとやはりこの橋は長い。

 118.7km、再び橋のたもとに出た。左折して橋に向かう。

 橋のすぐ横の浜辺には人の姿がちらほら。白い砂とエメラルドグリーンの浜辺が沖縄らしい。

 古宇利大橋を渡り返す。さっきの暴風程の追い風ではないのでちょっとがっかり。それでもスイスイ進むので有難い。

 121.5km、坂を上り返して県道110号に突き当り、国道58号・済井出方面に左折。

 微妙なアップダウンのある県道110号を進む。

 休憩ポイントが見えた。

 127.5km/456.7km地点の休憩ポイント2に到着、チェックタイムは2/25の10:54。

 ちょっと空腹感があるのでパンを食べる。今日のメインイベントの山越えに備えて普段は飲まないレッドブルを投入、15分程の休憩の後出発。

 改めてPC4を目指して走り始める。残り距離は19km。休憩ポイントに面した真喜屋交差点を辺戸岬・大宜味方面に左折して国道58号を進む。

 進路は北というより東向きだが物凄い向かい風でバイクが全然進まない。

 海もかなり荒れ気味で防波堤に打ち付ける波の水飛沫が所々に道路に被さって来るのを浴びながら走る。

 132.6km、大宜味村に入った。

 136.4km、塩屋大橋を渡る。ここからはやんばる国立公園なのか。

 137.6km、右折して国道58号を離れ山道に入っていく。ここからいよいよ今日のメインイベントの山越え開始。PC4まではあと10km。

 序盤からいきなり10%弱の坂が出てきた。この区間は初めて走る道なのでこの先一体どうなることやら。

 真っ直ぐな坂が続く。向かい風からは解放されたが今度は登りでどんどん時間を失っていく。

 140.8km、下りが出てきた。せっかく上ったのに下らなくてもよいのだが。

 ちょっと下って再び上り。勾配に変化が少ないので休むところがない。取り敢えず車がほとんど走っていないし民家も信号もない完全な山道なので落ち着いて走ることができるのは悪くない。

 143.0km、右折方向に進む。

 曲がって直ぐに下りになった。

 今度の下りはかなり長い。急坂を一気に下っていく。PC4は頂上だからどうせまた登らなければならないのは確定なので全然嬉しくない。ここまでの努力が台無し。

 145.4km、下りを終えて小さな集落に入り、右折する。

 曲がった途端に激坂が出てきた。これがキューシートに書いてあった”酷い坂”か。

 勾配15%を超える真っ直ぐな激坂がPC4の最終アプローチ、ギアを使い切ってダンシングで必死に食らいつく。路面には濡れ落ち葉が散乱していてそこを踏んでしまうとスリップ落車必至なのでライン取りを見極めつつ慎重に踏んでいく。

 前方にバイクを押し歩く人が見えてこっちも釣られそうになるのを必死で堪える。

 146.2km、鋭角コーナーを左折してようやく勾配が緩んで何とか踏ん張った格好。PCまでの最後の登りは残り300m。

 天空の森と書かれたゲートが見えた。これをくぐればPCか。

 146.6km/475.8km地点のPC4に到着、チェックタイムは2/25の12:33。

 店の中にいたスタッフさんにチェックを受けてブルベカードにサインをもらって通過証明ということになった。念のために通過証明用の写真も取っておく。

 展望台から海を見下ろす。そこそこ高い所まで登ってきたことを実感する。汗を掻いた身体に吹き付ける風が気持ち良い。

 それにしても確かに酷い坂だった。しかもここは折り返しPCなのでこの設定はかなりエグイ。ここのゴールクローズ時間は13:44だから1時間ちょっとしかマージンはない。もし当初の予定通り5時リスタートだったらタイムオーバーだった。危ない危ない、早く目覚めてよかった。人心地ついて直ぐに出発する。

PC4->PC5/ファミリーマート与那城あやはし店(79.9km/226.5km/555.7km)

 再び元来た道を戻り始める。次の目的地は80km先のPC5だが区間距離が長いので40km先に休憩ポイントを設定してあるのでそこに立ち寄る。

 激坂を下りながらさっき登っている時には写真を撮れなかったので改めて振り返って写真を撮る。こういう激坂は急過ぎてブレーキをかけっ放しでしか下れないので登りで失った時間を取り戻せないばかりか更に時間を失う可能性がある。取り敢えず今回はここを足付きなしで登り切れたので良しとする。

 147.6km、先通って来た集落の中の分岐点まで下りてきて今度は右折方向に進む。

 このまま東岸まで下るのかと思いきやまた登る。

 まるでジャングルの様な森の中の細い道をアップダウンを繰り返しながら進んでいく。

 時々こういう急勾配の下りが出てきてブレーキかけっ放しで冷や冷やしながら下っていく。

 150.3km、急坂を下って来て国道331号に突き当たって左折。ようやく森の中から脱出した。なかなかハードな山越えだった。

 152.4km、東村に入った。

 国道331号もアップダウンが続くがさっきの山越えを走った後では大したことなく思えてくる。

 154.7km、海沿いに出てうるま・名護方面に右折、国道331号をトレースしていく。これで島の西側から東側へのショートカットは完了した。

 海沿いを南に向かって走る。西側を走っていた時は酷い向かい風だったのでこっち側は強い追い風でビュンビュン走れるかと思っていたのにほぼ無風の様な状態でかなりがっかりした。

 進むうちに前からブルベ参加者と思しきサイクリストとパラパラとすれ違う。恐らく今日スタートの東京600の参加者だろう。彼等はこれから奥共同売店に向かって走る。

 157.0km、再びアップダウンが始まる。取り敢えずここから20km弱の区間が踏ん張りどころ。

 何だかんだでさっきのPC4の山越えで相応に脚を使ってしまい、いつもよりこのアップダウンがきつく感じる。

 162.4km、名護市に入った。海沿いの平坦区間で小休止。

 163.0km、再びアップダウン区間に突入。ここの山越えはさっきよりもきつい。

 真っ直ぐな登りをこなしつつ半島をショートカットしていく。

 173.4km、カヌチャリゾートの入口を通過。ここを越えて下るとアップダウン区間はほぼ終了。

 176.3km、海沿いに下りてきた。アップダウン区間を終えてホッと一息。平坦をのんびりと進む。

 昨日見えていた辺野古の埋め立て工事の船は今日はほとんど見えない。休みということか。

 179.5km、前方のトンネルを抜けつつ国道329号に向かって登って行く。

 180.9km、国道329号に突き当たって沖縄・うるま方面に左折。

 下りながら国道329号を進む。沖縄までは41km。

 登りながらキャンプ・シュワブの横を通過していく。基地側監視員の人数は少なめ。

 183.6km、キャンプ・シュワブのゲート前を通過。

 今日も反対運動の人が数人いる。大変お疲れ様です。

 184.4km、沖縄高専前を下りながら通過。ここを過ぎて再び上ると休憩ポイントだ。

 休憩ポイントが見えたホッと一息。

 185.2km/514.4地点の休憩ポイント3に到着、チェックタイムは2/25の14:47。

 もう何度もこのコンビニに来ているので自分の中では当たり前の場所になってしまった。小腹が空いたのでシュークリームを食べつつ塩分補給のためにカリカリ梅を一袋一気に食べて15分程の休憩の後出発。

 休憩ポイントを出て再び国道329号を南に向かって進み始める。PC5までの残り距離は41km。ゴールまでは90kmを切ったがまだまだ先は長い。今の感じだと順調に行ってゴールは20時前後というところか。

 188.1km、宜野座村に入った。まだしばらくアップダウンが続く。

 189.3km、潟原干潟を通過。今日の干潟はいつもより広い感じがする。

 192.6km、宜野座スポーツドームを通過。タイガースのキャンプ地らしいが隣の球場にも選手の姿はなかった。

 196.6km、金武町に入った。

 197.6km、安富祖方面に左折して金武の街に向かう。

 曲がって直ぐに金武大橋を渡る。

 橋を渡っていると右側に金武ダムが見える。

 198.9km、アップダウンのある金武の街中を抜けていく。

 200.0km、キャンプ・ハンセンのゲート前を通過。この先を下って金武の街を抜けていく。対向車線は基地に戻る車の渋滞が凄い。基地には門限があるのか?

 201.1km、下りを終えて国道329号バイパスと合流。これでアップダウン区間は終了、ここから先はしばらく平坦が続く。気分的にかなり楽になった。今日の走行距離も200kmを超えてゴールまではあと74km。

 海沿いの国道329号をひた走る。道路工事がまだ続いていて路肩のコーンやバリケードがなかなかなくならないので相変わらず走り辛い。夕刻になって車通りも増えてきた。

 209.4km、うるま市に入った。

 210.4km、赤崎一丁目交差点を石川市街方面に左折して国道329号を離れ県道255号に乗る。

 石川の街中を抜けていく。相変わらず路駐が多くて走り辛い。

 211.8km、石川の街中で左折して裏道に入る。

 曲がって直ぐにアップダウンが始まる。

 213.9km、ゴルフ練習場の横を登りながら県道75号に突き当たって左折。曲がって下る。

 アップダウンをこなしながらキャンプ・コートニーの横を通過していく。

 219.0km、ごみごみしたうるまの街中を通り抜けながら安慶名交差点を太田方面に左折して県道8号に乗る。

 221.2km、金武湾港入口交差点を与那城方面に左折して県道37号に乗る。東京600だとこの辺りを通過するのは夜なので随分と雰囲気が違う。

 県道37号に乗って再び平坦になり車も少なくなってちょっと落ち着いた。

 夜走ると海は全く見えなかったので、明るいとこういう風景なのかと認識を新たにした。

 226.0km、運動公園の傍を右折方向に進んで県道37号を離れる。

 226.3km、右折して県道10号に乗る。PCはもう目前。

 PCが見えた。ホッと一息。

 226.5km/555.7km地点のPC5に到着、チェックタイムは2/25の17:05。

 スタートしてからここまで来るのに13時間半もかかってしまった。昨日の感じではここまで苦労するとは思わなかったが、とにかく制限時間内で走っているのは結果オーライということ。後はゴールまで確実に辿り着くことだけを考えて走る。15分程の休憩の後出発.

PC5->PC6/ローソン南城市役所前店(32.5km/259.0km/588.2km)

 PCを出て西に向かって走り始める。次の目的地は最終PCとなるPC6、距離は32.5kmだがその前にまたしても”酷い坂”があるらしい。時間的にPC6に辿り着く前に暗くなってしまうだろう。

 交差点を越えて直ぐに登りが始まる。

 ダラダラと長い県道10号の坂を上っていく。

 228.6km、ピークに到達してそのまま急坂を下っていく。下りを終えたらしばらくは平坦のはずだ。

 231.0km、川田交差点を沖縄方面に左折して県道33号に乗る。

 231.8km、県道33号バイパスに合流して更に西に向かって進む。

 県道33号のうるま市街は車の量が結構多く信号にちょくちょく引っ掛かるのでペースダウン。

 233.9km、沖縄市に入った。

 238.3km、北中城村に入った。

 路肩が荒れているなあと思いながら走っていたらバシュッ!と派手な音を立てて後輪がパンクした。チャリーンという金属音と共にあっという間に空気が抜けたのでどうやら何かしらの金属片を踏んだらしい。

 止まってパンク修理開始。パンク穴を見つけるのに手間取ったが、チューブに空いたどでかい穴の割にはタイヤに裂け目とかはなさそうだったので取り敢えずチューブを交換して修理完了。後は走りながらバーストしないかどうか様子を見る。15分程のタイムロスの後リスタート。

 239.3km、渡口交差点を与那原方面に左折して国道329号に乗る。

 国道329号も交通量は多いが比較的スムーズに流れているのでそれ程ストレスはない。

 241.0km、中城村に入った。

 242.7km、セブンイレブンの横を左折して枝道に入って直後を右折。

 東京600でも走って昨日も逆から走ったこの裏道は沖縄ブルベの定番ルートらしい。今日は車がそこそこ通るがそれでも信号が全くないので走り易い。順調に距離を消化していく。

 249.6km、工業団地の中の突き当りを左折。

 曲がって直ぐに右折。裏道はもう少し続く。時刻は18:39、夕暮れの薄暮が消えかかってナイトラン開始。

 250.5km、左折して臨港道路1号線に乗る。裏道はほぼ終わり。

 臨港道路1号線は昨日の朝通った時と同じく車通りが非常に多い。

 253.2km、左折する。

 曲がって直ぐに車の流れに乗りつつ右折。左側はヨットハーバーのはずだが暗くてよく見えない。

 253.6km、橋を渡って突き当りを左折。海沿いの曲がりくねった平坦路を進む。

 255.3km、国道331号に突き当たって左折。

 夜の国道331号は東京600の初日の風景がオーバーラップする。東京600の時はもっと遅い時間だが。

 257.3km、玉城方面に右方向に進み県道137号に乗る。先の横断歩道で2段階右折。ここを曲がるとPCはもう直ぐ。

 曲がって直ぐに登り始めた。距離的にこれがPC前の酷い坂なのか?今のところ全然大したことない。と思っていたら見る見るうちに勾配がきつくなり酷くなって来た。

 10%を余裕で超える激坂がこの最終盤で出て来るとはエグイ。これは何としても足付き無しでクリアせねばと必死で食らいつく。

 この真っすぐな激坂は視覚的破壊力抜群。片手でカメラを構えられる限界ギリギリな感じ。リアスプロケット28Tの有難味がひしひしと伝わって来る。

 PCまであと100m、もう少しもう少し。

 PCが見えた!やった、登り切ったぞ!

 259.0km/588.2km地点のPC6に到着、チェックタイムは2/25の19:16。

 いやあ、この坂には参った。オダックス近畿、なかなかにヒドイぞ。でもまあ足付き無しで登れた満足感を与える目的ならば一理あるかな。レシートゲットのために買い物をしてトイレを済ませて直ぐに出発する。

PC6->ゴール/セブンイレブン那覇旭町金秀ビル前店(15.6km/274.6km/603.8km)

 PCを出て左に進む。さて後はゴールを目指すのみ。ゴールまでは15.6km、下って終わりだ。と思いきやまだ登っていく。

 ピークが見えた。今度こそ下りに入るか。

 260.0km、下りながら大里方面に右折して県道86号に乗る。

 曲がってちょっとだけ登ったら今度こそ下りになった。真っすぐで急な坂を下っていく。道は狭く車も多いのでなかなかスリリングな下りだ。それにしてもゴール前でこの山越えはなかなかにアクロバティックな設定だな。

 265.3km、勾配が緩んで全身の緊張が解けた。ゴールまでは10kmを切った。

 266.9km、南風原町に入った。照屋に向かって進むとまたしても登り。なかなか楽はさせてくれない。

 最後の最後の真っすぐな登りがなかなかにキツイ。もうゴール間近なので打ち上げに備えて無駄足は使わない。ちんたら登っていく。

 268.6km、兼城交差点を那覇方面に左折して国道329号に乗る。

 もうこの先アップダウンはないはず、後はひたすら那覇市街に向かって走るのみ。

 269.5km、那覇市に入った。ゴールまではあと5km。

 那覇市街が近付くにつれて信号が増えて来てペースダウン。もうゴールは間違いないので慌てる必要は全くない。

 270.9km、街がどんどん賑やかになっていく。もうそろそろ今日の打ち上げをどうするか決めなければならない。

 274.3km、もうゴールは目の前。今日も無事に走り終えられそうで安堵感が湧いてきた。なかなかきついブルベだったがゴールできれば全てが報われる。

 ゴールが見えた。いやあ、終わったよ。

 274.6km/603.8kmのゴール地点に無事ゴール。ゴールタイムは2/25の20:11、完走時間は38時間11分。

 コンビニで何を買って良いかぱっと思いつかなくて目に入ったチーかまを思わず買ってしまった。2次会のつまみか?

 レシートをゲットしてホッと一息ついて直ぐに出発、後はゴール受付を済ませるだけ。

ゴール後

 ゴールを出て更に直進、ゴール受付のあるホテルを目指す。そのまま真っすぐ400m先にある。

 昨日のスタート地点のバスターミナルを眺める。何となく昨日の出来事の様な気がしない。

 国道58号を横切る。この賑やかな那覇の街がホームタウンの様に思えて懐かしくホッとする。

 ゴール受付のあるホテルに到着。ロビーでスタッフさんにゴール受付をしてもらって無事に全てのチェックポイントをクリアして認定手続き完了。これで晴れて完走確定となり一安心。

 昨日今日と思いっ切り楽しませていただきありがとうございました!PC4とPC6の激坂はとてもエグかったです。

 そそくさとホテルを後にして自分のホテルに戻り始める。ホテルまでは1kmちょっと、近くて本当に助かる。

 国道58号をちんたら走っていく。プレッシャーから解放されて身も心も軽くなったゴール直後の感想戦的ライドが楽しくてブルベのちょっとした醍醐味の一つ。

 ここを左折すると繁華街、最後の最後でトラブルに巻き込まれない様にこそこそと走っていく。

 20:34にホテルに帰着。

 部屋に入ってウェアを脱ぎ捨てしばし開放感に浸る。速攻で風呂に入って汗と汚れを洗い流し湯舟にゆっくりと浸かる。程々に身体をセルフマッサージして風呂から上がる。ホテルに帰るまで打ち上げ会場を決めかねていたが、時間も遅いし明日は早朝フライトなので酒量制限で食事優先ということにしていつものステーキハウスに行くことにする。ホテルから300mのその店に向かう。

 21時過ぎに独り打ち上げ開始!ビールが四肢五臓六腑に染み渡っていく感じが実に心地良い。ブルベ完走の達成感と充足感の中の正に至福の瞬間。これがあるから遠征ブルベは止められない。

 ステーキ400gをどーんといく。空きっ腹にどんどん放り込まれていく。

 いつもはビール優先で食べないライスを今日はカレー付きで食べる。今日は食優先。

 生ビールを2杯飲んでステーキをがっつり食べて小一時間で打ち上げは終了、速攻でホテルに帰還する。部屋飲み2次会も無し。部屋に戻ってPCを眺めつつまったりする。それにしても今回のブルベはキツかった。過去に走った東京600のイメージで臨んだのだが、今回はかなりきつかった印象。きつかった要素は色々あるけれどやはり2日目の今日がきつかった。向かい風とPC4とPC6の激坂が効いた。一言で言えば”キンキヒドイ”。沖縄リゾートブルベであの激坂2本はないわね。でもまあ完走してしまえば難所はそのまま喜びを増幅してくれるので今からニヤリと振り返るのみ。

 そのうち眠くなって来たので明日のアラームを6時にセットしてそのままベッドに入って夢の中へ退場。消灯時刻は23時前と思われる。