2024BRM615東京300

 東京都知事選挙が始まった。私は東京都民ではないが多摩市の会社まで自転車通勤で都内を毎日走っている。通勤途上の都知事選挙の選挙ポスター掲示板を見て唖然とした。多数の候補者を立てたN党のおよそ選挙と関係のないポスターが多数貼られているのを見て脱力した。聞けばN党は多数立候補で得た掲示板の枠を売りに出して買った人間が好き勝手なポスターを貼っているらしい。別の場所ではほぼ全裸女のポスターを貼ったらしいしもうカオスだ。世の中には一定の数の馬鹿がいるし都知事選には毎回おかしいのが数名出てくるが今回は数的に異常だ。公職選挙法を逆手に取り、禁止されていなければ何をやってもよいという意識の底が抜けてしまった。法律に明記するまでもない公序良俗は市民の知識と良識によって維持されてきたが、いちいち禁則を列挙しなければならない程に民度が低下したということだ。これは自民党長期政権で市民の生活が困窮しストレスが鬱積し、悪政と貧困で教育が疎かになり、安倍晋三を始めとする悪徳政治家が公然と法とモラルを破壊した当然の帰結なのだ。

 東京都知事選は選挙の制度と意義が破壊されつつある。これはもはや東京都の品位と良識を問う選挙だ。東京都民は自分の住んでいる場所の品位と自らの生活を本気で守りにいかないと東京は世界中の嘲笑を浴びる街になる。有権者は下劣を撥ね退け自分の街を守る必要がある。

 現職小池の酷さは調べれは幾らでも出てくるのでここではいちいち書かないが一言で言えば大企業・富裕層優遇の自民党政治ということだ。これは国政も含め絶対に止めなければならない。その対抗馬として出てきたのが立憲の蓮舫氏だが、参院議員を投げ出した鞍替え立候補というやり方には賛同しかねるし有権者の”誤認識”によるネガティブイメージ(法的倫理的にも問題はなく私も全く問題ないと思うがそう思わない人間が多数いることは事実)がついて回る人物を絶対に勝たなければならない候補として選んだことは私的には疑問だと思う。しかし蓮舫氏が立候補した以上、蓮舫氏を選ぶことが東京都としてベストだと確信する。

 今マスコミが公共の電波を使って盛大に小池礼賛と蓮舫氏のネガティブキャンペーンを繰り広げているがこれはマスコミが小池都政で甘い汁を吸ってきたことの紛れもない証左なのだ。もうテレビを見る時代ではない。テレビばかり見ていると馬鹿になるというのは本当だ。情報リテラシーとは”疑う”、”調べる”、”比べる”、”考える”ということだ。この情報過多の時代を正常に生きるにはテレビを消して自ら冷静に情報を制御する賢さを持たなければ駄目だ。

 今般の都知事選はそのまま国政選挙に直結するから蓮舫氏は絶対に勝たなければならないし、東京が投票率を上げて蓮舫氏が勝つことで絶大な全国への波及効果が生まれる。とにかく投票率が上がることを期待したい。東京都民の良識と覚醒に期待するのみ。

 最後に、小池支持を決めた連合東京は糞くらえだ。大企業正社員の代表としての連合はもはや労働者代表ではない。国民の大多数の中小零細非正規労働者の代表が政権を取ることを嫌い、庶民搾取する側として自民党に擦り寄る芳野執行部の連合は労働者代表では断じてない。こんな労働運動の原点を完全に忘れた連合から一刻も早く脱退したいと傘下組合の末端組合員の一人は痛切に思っている。

 そんなわけでBRM615東京300神流川の走行レポートは下記の通り。

 

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[目次]

スタートまで

 6/15(土)、4時にアラームで起こされた。アラームが鳴るまで寝ていたのは珍しい。まずは天気予報をチェックするが日中は晴天で22時位から弱雨という予報は昨日までと変わらず。気温は夜でも20℃を超えているのでちょっと位濡れても問題なしと判断しレインウェアや泥除けは持たないことにする。半袖ジャージとレーパンに着替えて、それ以外のウェア類を何一つ持たなくてもよい季節になったというのは余計な荷物を持たなくてもよいという意味でもありがたい。4時半に自宅を出て車で川崎とどろきアリーナを目指す。

 いつもの様に自宅の近所のコンビニにスタート前補給を買いに寄ったところでちょうど日の出。今日は暑くなりそうな予感。朝出発する時に明るいと辛い早起きをしたという印象がないので心理的負担は少ない。

 5時半にとどろきアリーナ傍のいつものコインパーキングに到着。急いでバイクを降ろしてスタート地点に向かう。

 スタート地点のとどろきアリーナ前広場に到着するとちょうどブリーフィングが始まったところ。好天予報でDNSは少なめな感じで参加者はぱっと見50名といったところか。

 今日のコースは川崎をスタートして瑞穂・寄居を経由し上野村まで行って折り返し、往路を遡って再び川崎に戻ってくるR東京さん定番の300km。

 コースは去年とほぼ同じで小川町の抜け方とゴール地点が異なっている。獲得標高は2500mで高い山越えはないもののアップダウンが全体的に分散しているので前半で脚を使い過ぎない様にしなければならない。このコースは私的に何度も走っているので熟知しているから300kmブルべで気楽に走れる数少ないコースだが問題は暑さ。今日の予報では最高気温は30℃を超えるので暑熱順化がまだ進んでいない身としては熱中症にならない様に水と塩を切らさずに走ることをひたすら心掛ける。

 ブリーフィングが終了してこのコース担当のナオキさん直々に装備チェックを受けてスタート準備が整った。

 トイレから戻ってきたら殆どの参加者が出発していた。こちらも出走態勢に入る。

スタート/とどろきアリーナ->PC1/セブンイレブン寄居ホンダ工場前店(84.7km)

 定刻6時にスタート、緩々と走り始める。最初の目的地は84.7km先のPC1、区間距離は長いがノンストップで行く予定。

 とどろきアリーナスタート恒例の武蔵小杉の高層マンション群を一瞬だけ眺めて右折。

 まだ6時だというのに日が高くなってもう朝日ではない。今日は暑くなりそうだ。

 0.3km、等々力緑地入口交差点を右折して府中街道に乗る。

 2.0km、高津区に入った。ついさっき車で来た道を遡っていく。

 6.6km、鉄道陸橋越えで今日最初の坂道を上る。両脚にはっきりと分かる疲労感がある。昨日は自転車通勤を休んで休脚日にしたのにこの疲労感は恐らく会社でやっている階段昇降のせいだろう。自転車で数10kmも走るより階段を4、5回分上る方が疲れる。階段昇降も昨日は休んでおけばよかったと今更後悔。

 13.7km、東京都に入った。

 17.1km、新大丸交差点を府中方面に右折。

 曲がって直ぐに是政橋で多摩川を渡る。

 20.4km、府中市街に入って甲州街道を横切り所沢・東村山方面に直進。

 府中街道は交通量が増えて来て信号に引っ掛かる回数も増えてペースはいまいち。

 23.0km、多喜窪通りを横切って更に直進。

 24.0km、西恋ヶ窪一丁目交差点を左折して府中街道を離脱。ここからしばらく復路とは別ルートを進む。

 25.2km、日吉町交差点を右前方立川方面に進み国分寺の街中を抜けて行く。

 26km地点で戸沢通りを横切った後道が細くなる。

 27.7km、若葉台小学校前交差点を通過。ここは平日毎朝の通勤で通過する場所で時間帯もだいたい同じなので、通勤でないのにここを通過するのはちょっと変な感じ。

 30.9km、昭和記念公園の入口を通過。

 32.4km、突き当たりを天王橋方面に右折して都道59号に乗る。

 33.1km、五日市街道を横切ってすぐを左折して都道162号に乗る。

 33.9km、東村山市に入った。

 36.2km、三ツ木交差点を通過して新青梅街道を横切る。

 36.7km、峰交差点で瑞穂方面に左折して青梅街道に乗る。ここから再び復路と重なる。

 38.0km、瑞穂町に入った。青梅街道は交通量は少なめ。

 39.6km、旧日光街道交差点を右折して瑞穂の街中を抜けて行く。

 40.0km、左折して枝道に入っていく。

 41.1km、細い住宅街の中の道を抜けて国道16号を横切って直進。

 国道16号直後のコンビニでは多数の参加者が休憩していた。PC1までの区間のちょうど半分位の位置なので休憩にはもってこいの場所。私的にはここを復路の休憩ポイントとして設定しているが往路は素通りする。

 42.2km、栗原新田交差点を直進。ここから再び復路とは別ルート。復路は左から来ることになる。

 ここを直進して行ったら後ろから”ミスコース!”という声が飛んできた。2人位から声を掛けられたけれど”こっちが正しいよ”と叫び返して構わず進む。後ろを振り返ったらさっきまで5人位ついてきていたのに全員いなくなっていた。皆んな間違って復路を進んだものと思われる。

 42.4km、埼玉県に入った。入間は我がオダ埼清水班の本拠地。

 44.1km、茶畑の中の交差点を左折。

 44.7km、八高線の踏切を渡って直後の交差点を右折して再び復路と合流。

 46.4km、八高線と並走する県道218号を進む。ちょこっと上ってピークを通過し長い下りに入る。

 47.0km、下りの途中で飯能市に入った。

 48.0km、阿須交差点を飯能市街方面に直進。ここを右折すると豊水橋方面だが令和9年9月までは通行止めなのか。長いな。

 飯能市街を通過。そこそこ混雑している。

 51.6km、飯能市街を抜けてちょこっと上る。

 52.2km、下って来て中山(西)交差点を秩父・小鹿野方面に左折して国道299号に乗る。

 53.1km、ちょっと上ってピークを越えて真っすぐな長い坂を下って行く。

 54.4km、台交差点を川越方面に右折して国道299号を離脱。

 54.8km、鹿台橋交差点を川越・日高方面に右折して県道15号に乗る。

 55.0km、巾着田入口の前を通過して高麗本郷交差点を左折、かわせみ街道に入る。

 57.1km、高麗神社前を通過。かわせみ街道は車は殆ど走っておらず信号も殆どないのでとても走り易い。

 58.8km、北平野運動場交差点を左折して県道30号に乗る。

 59.9km、ちょっと上ってピークで山根交差点を通過して毛呂山町に入る。ここから先しばらくはオダ埼ブルベで頻繁に使うルート。

 県道30号バイパスを毛呂山市街に向かって下って行く。

 62.5km、毛呂山町役場前を通過、相変わらず工事中。毛呂山の街中を通過して行く。

 64.0km、毛呂川を渡って越生町に入る。今日の県道30号バイパスは車は多めで大型車の通行も多い。

 晴天で奥武蔵の山並みが綺麗に見渡せる。なかなかの開放感。

 69.4km、ときがわ町に入った。日が高くなり日差しが強くなってきたがまだ余裕があるレベル。

 71.4km、田中交差点を通過。ここを左折すれば白石峠方面だが相変わらず全く行けていない。最後に白石峠を上ったのがいつだが思い出せない。

 73.0km、アップダウンを一つ越えて五明交差点を寄居・小川方面に左折。

 75.0km、長めの坂を登ってピークで小川町に入る。

 77.2km、下って来て青山陸橋(西)交差点を通過、去年はここを左折だったが今年はここを直進する。ちなみにオダ埼ブルベでは常にここを右折する。

 77.7km、本町二丁目交差点を左折して国道254号に乗る。

 78.0km、相生町交差点を本庄・寄居方面に右折。ここからは去年と同じルートとなる。

 78.3km、小川町駅(西)交差点を寄居方面に道なり左に進む。更に国道254号を進む。

 小川町を抜けて鉄道沿いの国道254号を進む。時刻は10:11、気温はかなり上がってきたがまだ暑さが辛くない。

 82.7km、この辺りから緩い上りが始まる。

 83.8km、上りのピークで寄居町に入った。

 84.1km、下ってきて突き当りを秩父・本庄方面に左折して国道254号バイパスと合流。ここを曲がって下ればPCはもうすぐ。

 PCが見えた。

 84.7km地点のPC1に到着、チェックタイムは10:27。

 区間距離84.7kmを無難に走り切ることができた。最初のPCまでで今日の行程の1/3近くを一気に消化できたので気持ち的にも余裕が出てくる。

 去年このブルべを走った時は既にここに着いた時に暑さにやられ気味だったけれど今年はまだ余裕がある。とは言いながらも暑いのは間違いないので塩分と水分はしっかりと補給しておく。最近の塩分補給にはこのカルパス一本まるかじりが欠かせない。2本のボトルをスポーツドリンクで満水にして15分程の休憩の後出発。

PC1->通過チェック/道の駅上野(65.4km/150.1km)

 PCを出て再び国道254号に乗り北に向かって走り出す。次の目的地は65.4km先の通過チェックで行程半分の折り返し地点になる。基本ノンストップで行くつもりだがこれからが暑さの本番なので体調を見ながら状況によっては適宜休憩を入れる。

 88.1km、露梨子交差点を寄居市街方面に右折して国道254号を離脱、県道30号に乗る。

 89.9km、鉢形城址手前の交差点を左折してちょっと上る。

 92.5km、交差点を左折して国道140号方面に向かう。

 曲がって直ぐに末野大橋と玉淀ダムを横目で見ながら荒川を渡る。

 93.1km、末野交差点を長瀞方面に左折して国道140号に乗る。

 国道140号をちょっとだけ走る。今日の国道140号はいつも通りの交通量。

 94.7km、波久礼駅前交差点を左折して国道140号を離脱。このコースはこの先の中野坂上交差点まで国道140号ではなく荒川の反対側の裏道を走る。車通りが多く狭い国道140号が苦手な私にとっては有難い。

 95.0km、荒川を渡って突き当りを秩父・長瀞方面に右折して県道82号に乗る。

 曲がってすぐに上りが始まる。直線的な上りをぼちぼち上っていく。

 96.0km、1km弱上ってピークを通過、そのまま下りに入る。

 県道82号を順調に進む。今日はちょくちょく車が追い抜いていくがそれでも国道140号に比べれば大したことはない。

 101.3km、井戸交差点を児玉方面に右折して県道82号を離脱。

 曲がってすぐに再び荒川を渡る。川下りの船が見える。

 101.6km、橋を渡り終えてすぐの高砂橋交差点を児玉・国道140号方面に右折。

 102.6km、中野上交差点を通過して国道140号を横切って県道13号に乗る。ここを過ぎると山岳地帯に入っていく。

 103kmを過ぎて上りが始まった。時刻は11:35、太陽が真上に来てぼちぼち暑さとの戦いが本格的に始まる。

 105.0km、皆野町に入った。体温を上げ過ぎない様に長い上りをぼちぼち上っていく。

 106.2km、3km程上ってピークを通過し一旦下る。

 106.8km、出牛交差点を藤岡・児玉方面に右折して更に下っていく。

 107.5km、本庄市に入った。

 電光掲示板の気温は29℃、体感はちょっと低めでまだ暑さはそれ程辛くない。

 109.0km、下り基調が終わって太駄中交差点を藤岡・神川方面に左折、更に県道13号を進む。曲がって直ぐに杉ノ峠への上り開始。

 カーブが多めの坂をぼちぼち上っていく。今日もダンプカーの往来が多い。

 110.7km、杉ノ峠のピークで神川町に入る。ブリーフィングでも説明があったが、ここからの下りは急勾配でカーブがきつくちょくちょく車が下から上がって来るので注意が必要。

 下からの車に注意しながら慎重に下って行く。

 113.3km、下りを終えて下阿久原交差点を下久保ダム方面に左折して県道289号に乗る。

 113.9km、神泉総合支所前交差点を城峯公園・下久保ダム方面に右前方向に進む。

 115.1km、神流川を渡る。これからこの川の上流に向かって進んでいくことになる。この橋を渡ると群馬県。

 115.2km、突き当りを左折して国道462号に乗る。ここを曲がると通過チェックまで一本道で通過チェックまでコンビニはない。この角のコンビニは8年前のこのコースのブルベの復路で全身が攣りまくって動けなくなって這う様に立ち寄って梅干し一瓶買って一気に食べて何とか復活したところ。今日は今のところ脚攣りは発生していないが、水と塩を切らさない様に細心の注意を払って進む。。

 115.6km、道の駅上州おにしを通り過ぎた辺りから本格的に上り始める。下久保ダムの入口までは4km弱がこの区間で一番きつい上りとなる。

 暑さとの勝負もこの区間が正念場。とにかく上りを頑張らずに体温上昇を抑えるのが鉄則、時間を気にせず心拍を気にして上っていく。

 7%前後の直線的な坂が続く。去年はこの坂で結構へばった印象が残っているのだが今年は今のところまだ余裕。

 119.6km、下久保トンネルの入り口に到達。ここを抜ければ下久保ダムの入口で一旦上りは終了。今年は随分と楽に感じたがもしかしたらSR600阿蘇の山岳練習効果がまだ残っているのか?

 トンネルを抜けて下久保ダムの入口を通過してホッと一息。ここを左折してダムの上を通って城峯公園方面に向かう途中にブラジル系バンドで毎年合宿するスタジオペンションがある。ここ数年は冬になってから行っているので今年はもっと早い時期に行きたいところ。

 ダム湖は結構水位が低い。雨は余り降っていないのか。

 取り敢えず下久保ダムへの上りをこなして暑さにやられている感じはなくまだ余裕がありボトルの水もあるので去年休憩した自販機には寄らずにノンストップで通過チェックを目指すことにする。

 126.6km、太田部橋の傍を通過。赤い橋が塗装のやり直し中なのか半分黄色になっていた。

 128.6km、神流町に入った。

 並走する神流川には長い竿を振るアユ釣りの人が何人もいる。天気が良くて何より。

 多少のアップダウンはあるが平坦に近い緩い上りを順調に進む。何となく向かい風な感じはするが大して強くないのでペースにはほとんど影響はない。

 134.5km、神流町の街中を通過。

 136.4km、道の駅万葉の里を通過。

 139.4km、高八木トンネルを通過。この区間は幾つかトンネルを抜けていくが中が涼しくて気持ち良い。

 144.1km、国道299号との合流点の道路のレイアウトと標識が変わっている。キューシートのセオリーから行けば道なり左で橋を渡るということになるのだろうが去年までのルートで行けば直進なので取り敢えずどう変わったか確かめるために去年と同じく直進してみる。

 144.5km、集落を抜けたところで国道462号本道に合流して左折。やはりできたばかりの新しい道の様だ。まだgoogle mapにもナビの地図データにも載っていないのでかなり日は浅いと思われる。復路は新道を通ってみよう。

 144.9km、神流町恐竜センターを通過。一度立ち寄ってみたいと思いつつも今日も素通り。

 146.8km、はっきりとした上りになって上野村に入った。

 現在気温は29℃、何とか暑さにやられることなく通過チェックに辿り着きそうだ。

 通過チェックまであと1km。何とかノンストップでいけそうだ。

 149.7km、通過チェック目前で上り坂。えっちらおっちら上っていく。

 通過チェックが見えた。ホッと一息。

 150.1km地点の通過チェックに到着、チェックタイムは14:02。

 まずは通過証明用の写真を撮る。

 去年暑さにやられて食べたソフトクリームを今年も食べる。受け取って席に座るまでの数十秒で溶け始めている。体感以上に暑い様だ。今日は何故それ程辛い思いになっていないのかがやはり不思議だ。冷たいソフトクリームと麦茶でしばし休憩。

 ボトルを満水にして20分程の休憩の後出発する。

通過チェック->PC2/ファミリーマート寄居富田店(62.6km/212.7km)

 通過チェックを出て今来た道を戻り始める。次の目的地は62.6km先のPC2、今のところまだ暑さ耐性には余裕が見られるので取り敢えずノンストップで目指すことにする。通過チェックが最高標高地点で基本は下り基調だし復路は道端の日陰が多いのでかなり気楽。

 153.2km、橋を渡って神流町に入る。

 155.7km、先程通過した旧道との合流点を今度は新しい道に沿って進む。

 橋の手前は国道462号は道なり左の直進になっているのでこれからはこっちの道が正規ルートになるということか。

 160.2km、高八木トンネルを通過。相変わらずトンネルの中は涼しい。

 この辺りも川にはアユ釣りを楽しむ人が多数。集落の中のあちこちの店の軒先には友釣り用の囮アユの水槽があった。

 165.5km、神流町の中心部を通過。

 下り基調の国道462号を順調に走行。薄雲に日差しが弱められて往路に比べてかなり快適。

 ついこの間走ったSR600阿蘇の風景をちょっと連想させるこの道はかなり楽しい。こういう道が家から自走で行ける距離にあるのはかなりありがたい。

 171.5km、藤岡市に入った。

 ぼちぼち川がダム湖になってきた。やはり渇水気味なのがはっきりと見て取れる。前方の山には土砂崩れの跡が見える。

 176.5km、去年の往路で立ち寄った自販機を通過して上りになる。

 180.3km、下久保ダム入口を通過して下久保トンネルに突入。トンネルを抜けると長い下りが始まる。

 下久保ダムを横目に見つつ下って行く。

 184.9km、あっという間に下りを終えて右折する。去年はここでへばって休憩を入れたけれど今日は余裕があるので素通り。

 曲がってすぐに橋を渡って埼玉県に入った。

 186.3km、神泉総合支所前交差点を本庄・児玉方面に左折。

 186.7km、下阿久原交差点を長瀞方面に右折して県道13号に乗る。ここを曲がるとすぐに上り。

 187.1km、ここから杉ノ峠への本格的な上り開始。ピークまでは2.5km。気温は29℃、ここで頑張り過ぎて脚攣りが発生しない様に注意しつつ上り始める。

 序盤の九十九折を慎重に上っていく。直線部分の勾配はそれ程でもないがカーブの駆け上がりがかなりきついので急にパワーを掛け過ぎて脚を攣らない様に気を付ける。

 九十九折が終わって均一勾配になった。ペースを保って淡々と上っていく。前半と後半でメリハリのある杉ノ峠ヒルクライムは短い距離で上り応えがあるのでいつ走ってもそこそこ楽しめる。

 189.4km、ピークに到達して本庄市に入った。そのまま下りに入っていく。

 191.1km、杉ノ峠から一気に下って来て太駄中交差点を長瀞・皆野方面に右折。ここを曲がると再び緩く上り始める。

 192.6km、皆野町に入った。まっすぐな上りはまだ続く。

 193.3km、勾配がきつくなって出牛交差点を寄居・長瀞方面に左折。ピークはもう少し先。

 194.0km、ピークを通過して長い下りに入っていく。

 195.1km、長瀞町に入った。更に下りは続く。

 197.6km、下りを終えて中野上交差点を通過して国道140号を横切る。これで神流方面の山岳地帯から離脱。

 198.4km、高砂橋交差点を秩父・寄居方面に左折。

 長瀞げんきプラザの前を通過。ここを通ると昔シクロパビリオンで合宿をした時のことを思い出す。その時の講師だった相沢康司さんは元気にしているかなあ。

 198.8km、井戸交差点を寄居方面に左折して県道82号に乗る。

 県道82号をぼちぼち進む。山岳エリアを暑さにめげず脚攣りもなしでクリアしてかなり気楽になった。この先気温は下がって来るのでもうへばることはないだろう。

 203kmを過ぎて上りが始まった。1km弱の坂を淡々とこなしていく。

 204.0km、ピークをクリアして下りに入る。

 205.1km、下りを終えて国道140号方面に左折。

 205.4km、橋を渡って波久礼駅前交差点を熊谷方面に右折して国道140号に乗る。

 復路の国道140号は車は多め。路肩が狭く荒れているので注意して走る。

 207.0km、末野交差点を秩父・皆野長瀞IC方面に右折して国道140号を離脱。苦手な国道140号を離れてほっとする。

 207.6km、荒川を渡り返して左折。

 209.7km、ちょっと上って鉢形城址を通過。

 210.2km、鉢形城址傍を右折して県道30号に乗る。

 212.0km、ちょっと上って露梨子交差点を東松山・小川方面に左折して国道254号に乗る。ここを曲がればPC2はもうすぐ。

 PCが見えた。

 212.7km地点のPC2に到着、チェックタイムは17:16。

 通過チェックからここまで午後の暑さにやられることなくノンストップで来ることができて良かった。疲労感も薄く今日は上手く走れている。このままゴールまで無難に走り切りたいところ。塩分補給で更にカルパスを丸かじりしつつ15分程の休憩の後出発。

PC2->ゴール/セブンイレブン川崎武蔵中原駅北口店(87.3km/300.0km)

 PCを出て再び国道254号に乗り南下開始。あとはゴールを目指すのみだが区間距離が87.3kmと長いので中間辺りに休憩ポイントを設定してあるのでまずはそこを目指す。

 215.4km、PC1とその前のホンダの寄居工場を通過。この後ちょっと上りになる。

 216.0km、竹沢駅方面に右折して国道254号旧道に入る。更に上りは続く。

 216.3km、ピーク辺りで小川町に入る。

 八高線沿いの国道254号を順調に進む。日差しがなくなって気温がちょっと下がって走り易くなってきた。

 221.9km、小川町の街中に入って小川町駅(西)交差点を東松山方面に右折。

 222.2km、去年はこの相生町交差点を直進したが今年は東松山・飯能方面に左折する。

 222.5km、本町二丁目交差点をときがわ方面に左折して県道30号に乗る。小川の街中は大した混雑はなくすんなりと通過。

 223.0km、青山陸橋(西)交差点を通過してすぐに上りが始まる。

 225.1km、緩く真っすぐ上って来てピークでときがわ町に入る。

 227.0km、下って来て五明交差点を日高・越生方面に右折。曲がってすぐにまた上りになる。

 228.7km、アップダウンを一つ越えて田中交差点を通過。

 230.7km、越生町に入った。県道30号を順調に進む。

 236.1km、越辺川を渡って毛呂山町に入った。

 237.6km、毛呂山町役場前を通過。毛呂山の街中は夕刻の混雑はそれ程でもなくすんなりと通過。街を抜けて真っすぐな上りが始まる。

 240.2km、上りのピークで日高市に入った。そのまま県道30号を快調に下っていく。

 241.4km、下りを終えて北平沢運動場交差点を右折してかわせみ街道に入る。

 243.0km、高麗神社前を通過。相変わらず走り易いかわせみ街道は復路は上り基調ながら順調に距離を消化していく。

 時刻は19:03、良い感じの夕暮れ。気温も下がってかなり快適になった。

 245.1km、微妙なアップダウンをこなして高麗本郷交差点を右折してかわせみ街道を離脱、県道15号に乗る。

 245.3km、鹿台橋交差点を左折してちょこっと上る。ぼちぼち薄暮が消えてナイトラン開始。

 245.7km、台交差点を左折して国道299号に乗る。曲がって直ぐに上り開始。

 真っすぐな登りをえっちらおっちら登っていく。1.5km位の上りだが視覚的効果抜群でいつ走っても長く感じる。

 247.0km、ピークに到達してちょっと下る。

 247.9km、中山(西)交差点を飯能市街方面に右折して国道299号を離脱。曲がってすぐに上り。

 300m程上ってピークを通過、飯能市街に向かって下っていく。

 249.9km、飯能駅前を通過。飯能市街は夕刻の混雑は終わっていてすんなりと通過していく。

 251.5km、入間川を渡って飯能市街を離脱。

 252.1km、阿須交差点を瑞穂方面に直進。この先すぐに上りが始まる。この坂が今日最後のヒルクライムになる。

 八高線と並走しながら5%位のまっすぐな坂をぼちぼち上っていく。

 253.1km、入間市に入る。上りはまだ続く。

 254.3km、ピークに到達して一旦ちょっと下る。

 254.9km、短い橋を渡って最後の一押しの上り。

 255.5km、坂を上り切って入間の茶畑に入った。これで今日のヒルクライムは終了。あとはちょっとした陸橋やら橋やらのアップダウンだけ。往路で左から来た交差点を直進し別ルートを進む。

 257.2km、突き当りを左折して県道179号に乗る。ここで東京都に入った。

 258.2km、栗原新田交差点を箱根ヶ崎方面に右折して再び往路に合流する。ここを曲がると休憩ポイントは目前。

 259.1km、予め設定していた休憩ポイントに来たが、疲労感はあまり感じないしあと40kmは勢いで行けそうだったので素通りして一気にゴールまで行くことにする。

 259.3km、国道16号を横切って瑞穂市街方面に直進。

 住宅街の中の細い道を走っていたらパラパラと雨が降り始めた。やはり天気予報は当たってしまうのか?

 260.4km、突き当りを右折して日光街道に乗る。

 260.8km、旧日光街道交差点を左折して青梅街道に乗る。

 今日の青梅街道は車通りは少なめで順調に進む。この辺りは私的に生活圏、そこをブルべで通過していくのはいつもながら妙な気分。

 265.0km、市役所東交差点を右折して青梅街道を離脱。

 265.3km、新青梅街道を横切って更に直進。さっきまでパラパラと降っていた雨はいつの間にか止んでいた。

 東村山市街は微妙に混雑していてちょっと走り辛いがそれ程ストレスには感じない。ゴールまで2時間もないので心理的に余裕がある。

 268.5km、武蔵村山市街を抜けて砂川三番交差点を小金井橋方面に左折して五日市街道に乗る。

 五日市街道は去年と同様に車通りはかなり多い。信号にもちょくちょく引っかかってペースダウン。

 274.6km、上水本町交差点を右折して五日市街道から府中街道に乗り換え。

 府中街道は五日市街道に比べて車はスムーズに流れているので走り易くなった。順調に南下していく。ゴールした後は再び車でここを北上していくことになる。

 279.8km、国道20号を横切って府中市街に入った。大した混雑もなくすんなりと通過。

 282.4km、是政橋を渡る。ゴールまで20kmを切った。現在時刻は21:11、22時過ぎにはゴールできそうだ。

 283.0km、新大丸交差点を川崎・登戸方面に左折して川崎街道に乗る。さて復路の川崎街道の混み具合はどうかな?

 川崎街道はちょくちょく信号に引っかかるものの交通量は少ないのでストレスはない。

 290.5km、津久井道を横切って更に川崎街道を進む。ゴールまで10kmを切った。

 290.7km、鉄道陸橋のアップダウンをこなしていく。これを越えればアップダウンはあとひとつ。

 もう少しでゴールというところで再び雨が落ちてきた。路面に水が浮く前にゴールしてしまいたいところ。

 293.2km、最後の鉄道陸橋アップダウンに差し掛かる。まだ脚には余裕があるのですんなりとこなしていく。

 293.7km、下ってきて堰交差点を溝口駅方面に右折して川崎街道を離脱。

 南武線と並走する道を進む。今日こそ南武線が高架に上がる起点を見つけたい。

 進むうちに雨が本降りっぽくなってきた。まだ路面に水は浮いていないが逃げ切れるか?

 296.0km、溝口駅を通過。混雑はなくすんなりと通過。

 297.7km、この辺りから南武線が上り始めた。ここが高架への起点なのか。場所が確認できて満足。

 298.1km、中原区に入った。ゴールまではあと2km。

 299.9km、武蔵中原駅前の上小田中交差点を左折すればゴールは目前。何とか逃げ切れたか。

 ゴールが見えた。今日も無事に走り終えられて安堵感が湧いてきた。

 無事ゴール。ゴールタイムは22:08で完走時間は16時間8分だった。

 去年は暑さに苦しめられて何度も脚を攣ったけれど今年は最終的に暑さにやられることもなく脚攣りも全くなく走り終えることができて大満足、我ながらとても上手く走ることができたと思う。

 路面に水が浮かないうちに直ぐに出発して駐車場に戻り始める。

ゴール後

 中原街道をとどろきアリーナに向かってちんたら進む。雨は相変わらずのパラパラとした振りでまだ路面には水は浮いていない。バイクがドロドロにならずに済みそうだ。雨ブルべは後始末が大変なのでこの程度で済んでくれてありがたい。

 ゴールのコンビニはトイレがなかったので武蔵小杉の高層マンション群を眺めながらとどろきアリーナのトイレに寄っていく。

 今朝スタートしたとどろきアリーナ前広場を通過。ここに無事に戻って来ることができたことを改めて確認。

 駐車場に戻って来た。急いでバイクを車に積み込んで雨からの逃げ切り完了。

 いつもの様にR東京さん主催ブルべの最後の儀式を済ませる。これで今日やるべきことは全てやった。後は何事もなく認定されるのを待つのみ。

 ゴールで買った麦茶をがぶ飲み。何だかんだで喉が渇いていたので生き返る。完走の満足感に浸りつつ車をスタート、帰途に就く。

 帰りの府中街道を遡る途中、これからゴールに向かう参加者とぽつぽつすれ違う。心の中でエールを送りながら車を走らせる。時間も遅いので渋滞に引っ掛かることもなく23:45に帰宅、これにて今日のブルべは無事終了。

 

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 R東京さんの定番300kmの神流川は今回で3回目のエントリーとなった。過去2回は暑さに苦しめられた記憶はあるもののコース自体にきついイメージはない。私的にこのコースは自宅から自走サイクリングで行ける範囲にコースが全て収まっているというのが非常に大きい。実際にブルべ以外で実際に走った場所ばかりなので極端な言い方をすれば”近所”で完結しているので300kmなのに200kmブルべの気楽さでエントリーできるというのが大きい。加えて秩父・長瀞・神流川はブルべ以外でも馴染み深くサイクリングコースとしては申し分のない場所なので走っていてとても楽しい。川崎発着だとどうしても市街地走行が含まれてしまうが普通の人ならスタート直後とゴール直前の府中街道の市街地走行は早朝または夜間なので混雑は避けられるし、途中ストレスのかかる市街地走行は殆どないというのもこのコースの良さ。いつも言っていることだが、参加者としてはできるだけ楽なコースを走りたいしスタッフという立場でも極力楽なコースを作りたいと常々思っているが、この神流川300kmは首都圏発着の300kmブルべとしては私的に最もハードルの低いコースの一つだと思う。この先更に歳を取って来た時、300kmブルべの選択肢にこのコースは間違いなく残ってくるだろう。

 リザルトが発表されて無事に認定されたことを確認し、これで私的にブルべ通算認定距離100,000kmまであと300kmというところまで来た。次のブルべ予定は1000kmだから遂に王手をかけた。そしてこのブルべには4度目のR10000もかかっている大一番となる。あと3週間、とにかく体調管理に気を付けて平常心を保ちつつ念には念を入れて準備する。というわけで次回ブルべは我がオダ埼清水班のBRM711埼玉1000アタック龍飛、次回詳報の予定。