1001Miglia2024/Report 7:Stage 3,Day 1/Casella Ligure->Deiva Marina(92.3km/258.1km)

 8/17(土)、3:40にTP2を出発する。

 第3ステージはTP3までの92.3km。

 この区間の主な山越えは2つ。前半の山は標高差は少ないが後半は標高差500m以上の本格的な山越えとなる。この区間は後半勝負で日中走行になるので暑さも考慮しておかなければならない。区間距離も長いので事前に休憩ポイントは設定していないものの臨機応変に休憩を入れるつもり。

 寝静まったCasellaの街中を進む。日の出まではまだ2時間以上ある。今のところ眠気はないが早く明るくなって欲しいところ。

 166.5km、突き当りを右折して幹線道路に復帰する。

 微妙なアップダウンがありつつもほぼ平坦基調の道を進む。

 171.6km、Montoggioの街を通過。大きな壺の様な電飾が印象的。

 緩い上り基調の真っ暗な道をぼちぼち進んでいく。

 180.1km、勾配が徐々にきつくなってきた。

 181.5km、インターチェンジの様なところを左折する。

 勾配5%前後の九十九折の坂が続く。暗くて周囲が良く見えないが本格的な山岳の様相。

 184.8km、Scofferaの街でピークを通過、そのまま下りに入っていく。まずは前半の山をクリアした様だ。ここから次の上りの麓まで50km位は下りから平坦基調なので結構気楽。

 186.8km、下って来て突き当りを右折、幹線道路に乗った。

 と思ったら直ぐに左折して幹線道路を離脱。

 曲がってすぐにトンネルを通過する。更に下りは続く。下り勾配はそこそこきつくて暗く曲がりくねっているので全開で下るというわけにはいかない。

 189.7km、Boasiの街中の教会の前を通過。

 196.5km、Ferriereの街中をChiavari方面に左方向に進む。

 1日目の走行距離が200kmを超えた。経過時間は10時間で巡航グロス20km/hを維持できているのは上出来。

 201.3km、Gattornaの街中を通過。久し振りに信号を見た。

 203.0km、Ferradaの街を通過。道の左側の山の斜面には建物が立ち並んでいて教会らしきものも見える。

 標高が下がって来て勾配が緩くなり全開で下ることができるのはありがたい。順調に距離を消化していく。

 219.3km、下り基調が終わってほぼ平坦基調になってCarascoの街に入って来た。時刻は6時、薄っすらと夜が明けてきた。

 久し振りに一人の参加者を抜いたら後ろに付いてきたのでそのまま2人で走る。後ろの人が話しかけて来て”この先シティに入ったらオーシャンが見える”とのこと。

 223.9km、Chiavariの街に入って急に道が細くなった。これがシティなのか?

 224.2km、裏路地の様な細い道から出た途端に右折方向に進む。

 225.4km、街を抜けた直後の橋の上に上がったら鉄道橋の向こうに海が見えた。これがオーシャンか。イタリアで海と言えば地中海ということになるのだろうか。

 海沿いの道を東に向かって進み始める。夜が明けて明るくなったが空は雲に覆われている。

 226.7km、海沿いの道沿いはずっと街が続いている。車もそこそこ走っているので確かに大きな街の様だ。

 229.1km、坂を上りながら後ろの人が前に出てもうすぐフォトポイントだと言った。

 229.6km、坂のピーク辺りで止まって”ここがフォトポイントだ”と言うので写真を撮る。

 この辺りの地理に詳しそうなので地元の人だろうか。ひとしきり写真を撮って再び走り始める。

 前方に江ノ島の様な島が見えた。

 230.4km、まるで江ノ島。国道134号を走っている様な錯覚に陥る。

 231.5km、江ノ島の傍を通過してSestri Levanteの街に入って来た。

 234.7km、市街地を抜けた辺りで上りになった。いよいよ後半の山越えが始まったか。ピークまでは11km位、標高550m辺りまで上る。

 235.5km、勾配がきつくなって5%を超えてきた。

 街を完全に抜けて山道になった。空は曇ったままで日差しがないのがありがたい。気温はそこそこ上がって来たが30℃には届いていないのでヒルクライムで暑さに苦しめられることがないのは好都合。そうは言いつつも汗はそこそこ掻いているのでボトルの水をこまめに飲んで塩タブレットをちょくちょく食べながら上る。

 236.8km、10%近い急坂が出てきた。これはなかなかキツイ。

 急勾配をノロノロと上っているとアブだがブヨだかが寄って来て隙あらば刺そうと飛び回っている。頭の周りをぐるぐる飛び回っている奴があまりに鬱陶しくて怒りに任せて手で振り払ったらバランスを崩してよろけてしまいガードレールにぶつかって落車しそうになってしまった。右のSTIレバーが曲がってしまい、落胆しつつ叩いて元に戻し気を取り直して再び上り始める。

 238.8km、この辺りで勾配が緩んでちょっと楽になった。

 240kmを過ぎて一旦下りになった。

 241.5km、数人の参加者が止まって写真を撮っていたので釣られて止まってみる。

 なかなかの絶景。かなり高い所まで上って来た。写真を撮って一息ついて走り始める。

 242.0km、ちょっと下ったと思ったら再び上り始めた。

 243.6km、再び勾配がきつくなって5%を超えてきた。

 道は右にカーブしながらまだまだ上っているのが見える。山頂まではあと3km位か。

 山頂が近くなってきて勾配が10%を超えてきた。脚を削られない様に10km/hを切る速度でゆっくりと上って行く。

 247.0km、ようやく山頂に到達。Deiva Marina・Levanto方面に右折してそのまま下りに入っていく。あとはTPまでは下るのみのはず。TPまではあと11km。

 下りは急勾配で路面が良くないので全開で下れない。上りのタイムロスを取り返せない。

 254.5km、分岐を道なり右方向に進む。後程TPで折り返した後ここに戻って来て今度は左方向に進むことになる。

 この坂を上り返す参加者達とすれ違いながら真っ直ぐな急勾配を更に下って行く。この後再びこれを上り返さなければならないのかと思うとげんなりする。

 TPの入口が見えた。ほっと一息。

 258.1km地点のTP3に到着、チェックタイムは8/17の8:25。結果この区間をノンストップで予定より40分早く到着することができた。さっきの上りの落車気味のアクシデントは余計だったがまだ疲労感も薄くまずまず順調。入口で直ぐにナンバープレートチェックが行われたので一安心。

 このTPもそこそこの人数で賑わっている。走行中は殆ど参加者に出会わないのでまるでスタッフ試走の様な感覚になるが、TPに来ると人がたくさんいるのでちょっと安心する。

 ここではパン類と果物、水が無料で供されている。パンを食べてボトルを満水にして25分程の休憩の後出発する。