1001Miglia2024/Report 11:Stage 7,Day 2/Castelnuovo Berardenga->San Quirico d'Orcia(60.2km/676.8km)

 8/18(日)、15:40にTP7を出発する。

 オフィシャルの矢印に従って幹線道路に出ていく。

 第7ステージはCastelnuovo BerardengaからSan Quirico d'Orciaまでの60.2km。

 距離は短いが鋸の歯の様なギザギザとしたアップダウンが続く3つ星山岳ステージだ。峠の数を7つと覚えてひとつひとつ淡々とこなしていくのみ。このステージをクリアすれば仮眠できる。何とか明るいうちに辿り着きたいところ。もうひと頑張り。

 616.9km、Colonna del Grillo・Arezzo方面に左折してCastelnuovo Beradengaの街を出ていく。

 下り基調を順調に進んでいく。この先アップダウンが待ち受けているのだが下りで少しでも距離を消化して今日のゴールに近づいていくのは精神衛生上とてもよろしい。

 621.6km、幹線道路に合流してArezzo方面に道なり右方向に下っていく。

 622.6km、Rapolano方面に右折して幹線道路を離脱。下り基調は更に続く。

 高速道路沿いを下っていく。

 進むうちに下りが終わってすぐに上り基調になった。1/7の峠越えが始まったか。

 627.5km、Asciano方面に右折して更に上っていく。

 628.5km、Rapolano Termeの街中を上っていく。

 629.2km、街中でピークを通過、そのまま下りに入っていく。1/7の峠をクリア。

 長い下り。勾配が緩めで車も少なく見通しもよいのでノーブレーキで下ることができるのは上りの遅れを取り戻せるので本当にありがたい。

 637.1km、突き当りをSiena方面に右折。

 638.1km、Ascianoの街に入って右方向に進んでいく。下りはまだ続いている。

 ナビの指示に従って街中を反時計回りに曲がっていく。

 638.3km、突き当りを右折。

 曲がった直後の教会の前を更に左折して街中を離脱。

 640.3km、街中を抜けて2km程下りが続いてから上りに転じた。2/7の峠が始まったか。

 3%前後の坂をぼちぼち上っていく。午後の日差しに照らされて暑い。ちょっとぼーっとする。

 642.3km、勾配がきつくなってきて5%になった。

 雰囲気が何となく阿蘇の草千里に似ている。秋から冬の草が枯れた頃の感じか。

 一瞬10%近い急勾配が出てきたがそれ以外は緩めの勾配で距離は長いがじわじわと標高を上げていく。

 646.5km、上に建物が見える。あそこが山頂なのか?

 647.2km、勾配が緩んだ。ピークに到達したか。ちょっと進んだら下りに転じたので2/7の峠はクリアしたものと思われる。

 648.0km、取り敢えず平坦基調になった。ピークを水平移動という感じか。

 ちょっと進んだら本格的に下りになった。

 651.2km、下りながらSan Giovanni d'Assoの街に入った。

 651.6km、突き当りをMontisi方面に左折して街を出ていく。下りはまだ続く。

 651.8km、小さな橋を渡り終えたところで下りは終了しすぐに上りに転ずる。3/7の峠越え開始。

 上り始めてすぐに10%近い急勾配が出てきた。この先ずっとこれで上るのかと身構えたが500m位で上りは終わりほぼ平坦基調になったので一安心。

 657.4km、Montisiの街に入ってちょっと上ってピークに到達、3/7の峠をクリアした。Castelmuzio方面に右折して急勾配の坂を下っていく。

 658.5km、ちょっと下ったらすぐに上りになって4/7の峠越えが始まった。やはり鋸の歯の様なアップダウンが続く。

 658.7km、勾配が一気にきつくなって10%位になった。えっちらおっちら上っていく。勾配がきつい区間は400m位でその後は5%位になった。

 659.9km、突き当りを左折して更に上っていく。

 660.4km、Castelmuzioの街中でピークを通過、4/7の峠越えが終了。道なり左に進みながら下り始める。

 660.6km、下りながら鋭角に右折、Castelmuzioの街を出ていく。

 662.4km、急勾配を一気に下ってすぐにまた上り。5/7の峠が始まった。

 上り始めてすぐにまたしても10%近い急坂が出てきた。

 663.1km、8%の坂をえっちらおっちら上っていく。前方の山の上に塔のようなものが見える。教会か?500m程上ったら勾配が緩んだ。

 665.5km、平坦から下り始めたのでどうやら手前でピークを通過したらしい。5/7の峠をクリア。

 666.4km、下りを終えて再び上り。6/7の峠が始まったか。ひとつひとつの峠を越えるのにそれなりに時間がかかってはいるが確実にクリアしている。脚を止めなければ必ずゴールは来るというのは本当。

 5%前後の坂を上っていく。

 667.6km、尖った木が立ち並ぶ様はまるでオブジェの様だ。

 668.4km、突き当りをS'Quirico d'Orcia方面に鋭角に右折してピークに到達。6/7の峠をクリアしてそのまま下りに入っていく。

 綺麗な路面の幹線道路を快調に下っていく。ゴールまで10kmを切ってかなり気楽になった。

 時刻は19:00、まだ日は充分に高い。明るいうちにTP7に着くのは間違いなさそうだ。

 673.9km、下りが終わって上り始めた。いよいよTPまでの山頂ゴール的最後の上りに差し掛かったか。

 674.9km、勾配が5%になった。最後まで楽はさせてくれない。

 675.9km、San Quirico d'Orciaの街に入ったところでピークを通過、下り始める。

 676.4km、車の往来が多い分岐を注意して左折、街中に入っていく。

 676.7km、左折してちょっと下るとTPはもう目前。

 1001Migliaのバナーが見えた。矢印の通りに右折。これで今日の仕事は終わりだ。安堵感がどっと湧いてきた。

 ゲートを通過してTPの中に入っていく。

 入口ですぐにナンバープレートチェックを受けた。これで通過チェックも完了、一安心。

 676.8km地点のTP7に到着、チェックタイムは8/18の19:15。予定より1:15の遅れだが山岳コースを考慮すればこの遅れで留めたというべきだろう。

 ここにはそこそこの人数が集まっている。まずは夕食、スタッフにお願いするとすぐに人揃え持ってきてくれた。

 大体メニューは決まっているが空腹なので飽きることなく美味しく食べることができる。日本ではスイカやバナナを日常生活で全く食べることはないがスイカがとにかく美味しい。水分補給もできるし一石二鳥。ジャムパイは明日の朝食に取っておいて速攻で食べ終える。

 そのまますぐ傍の入口から体育館に入る。昨日と同じく勝手に寝るタイプの仮眠所だ。昨日と違って厚手のマットはなく薄い紙シーツの様なものと薄いウレタンマットの様なものを勝手に取って寝床を作る。広い20人位が寝ているが人によっては明らかに体育館の設備のマットを勝手に引っ張り出して使っている人がいる。ちょっとそこまで厚かましいことする勇気はないので薄いマットを引いて固い木の床に横になって寝ることにする。体育館の奥の隅を確保して電装品をモバイルバッテリーに繋いで充電を開始。明日のスタート時間は睡眠時間優先で取り敢えず遅れをそのままにして3時としiphoneとリストウォッチのアラームを2時半にセットしてエマージェンシーブランケットにくるまって耳栓をして就寝態勢に入る。就寝時刻は20時過ぎ。