1001Miglia2024/Report 21:Stage 17,Day 5/Sorbolo Coenzo->Fombio(89.2km/1485.7km)

 8/21(水)、13:00にTP16を出発。予定より1:00遅れ。

 敷地を出て突き当りを右折、再び北に向かって走り出す。

 第17ステージはTP17/Fombioまでの89.2km。

 このステージもド平坦で特筆すべき事項無し。区間距離が長めなので休憩は適宜入れいるつもり。Parabiagoのゴールまであと210kmのところまで詰めてきているので慌てず無理せず身体的ダメージを必要以上に積み上げない様に走る。

 1396.8km、Mezzaniの街に入りつつ道なり左方向に進んでいく。

 1406.8km、Colornoの街中に入って右折。

 1407.0km、立派な宮殿の様な建物の前を通り過ぎる。

 宮殿の前を右折して石畳の路面の橋を渡る。

 1407.2km、街中を左折してColornoの街を抜けていく。

 1411.km、Trecasali・San Secondo方面に右折してTorrileの街に入っていく。遂にParabiagoまで200kmを切った。

 1416.8km、Trecasaliの街中に入ってParma・S.Secondo方面に左折。

 1419.6km、Parma・S.Secondo方面に右折。

 1420.3km、橋を渡る。ちょっとした丘越え。

 1422.2km、San Secondoの街に入って直進、細い路地に入っていく。

 細い路地を進むと石畳になった。バイクとの身体的接続部各所がじわじわと痛む。

 郊外に出て緩いアップダウンが出てきた。この標識は丘越えということか。平坦に慣れ切ってしまっているのでたかだか1~2%の坂がきつい。

 1428.3km、Bsseto・Samboseto方面に右折してCarzetoの街を通過。。

 1429.6km、細い橋を渡る。

 1431.4km、Sambosetoの街に入った。

 小さい街だが立派な古い教会がある。

 そう言えばここまで走ってきてこういう教会の様な小屋がある街は結構あった。

 後ろから大きなトラクターがやってきて運転手が何やら大きな声で声を掛けてきた。邪魔だから怒られたのかと思ったら後ろに何人ものサイクリストが連なっている。牽いてやるからついてこいということか。面白そうだからちょっとついていってみる。

 1001Migliaを走り始めてからこれが初めての集団走行ではないだろうか。冷静に考えてみるとこれって第三者サポートになるのかも知れないと思いつつも、まあ旅先のちょっとしたハプニングだから主催者も多めに見てくれるだろう。路面が悪いので足裏やら尻が痛くてすぐについていけなくなって後姿を見送る。

1435.8km、道なり右に進んでいく。路面がかなり悪く。足裏の痛みが増してきた。そろそろどこかで休憩したいところ。

 1437.7km、Spigaroloの街に入る。

 1438.3km、Busettoの街に入る。街と郊外の繰り返しが続く。平坦で風景が単調なのでカントリーサインを探すのが退屈しのぎの一つになる。

 1439.7km、街中に入って右折。

 曲がってすぐに木陰のあるベンチを見つけたので止まる。シューズを脱いで足裏を解放しマッサージしつつ水を飲んで10分程の休憩の後出発。

 1442.4km、ひとりの参加者が左折ポイントのところに止まって道を確認している。この細い橋が本当にルートなのか迷っているらしい。私のナビもこれを渡れと言っているのでその通りに進む。

 短い橋を渡って直後を右折する。道が綺麗になって走り易くなった。

 と思ったら1km程走って左折していきなり砂利道になった。

 またしても未舗装路、このルートは本当にあっているのか?

 農家の牛舎の前を抜けていく。

 この農家の私有地に入り込んでいるのではないかと心配になる。

 ダートは更に続く。

 進むうちに巨大な物体に道を塞がれた。何だこれは!?ナビは直進せよと言っているので草むらによけて先に進む。

 荒れ果てた農地が広がる。コース間違いの不安がどんどん広がっていく。

 再び巨大物体に道を阻まれた。

 よく見るとこの巨大物体は農地散水用のホースの巻取機だった。広大な農地用の農機具はとにかくでかい。

 撒かれた水でぬかるんだダートを押し歩きながら進む。この道はやはり間違いだという確信に変わった。

 妙にバイクの押し歩きが重いのでよく見たら前後のブレーキに草と泥が詰まっている。粘土の様な泥が全然取れなくて大変なことになっている。

 落ちている枝や石を拾って悪戦苦闘しながら何とか泥を掻き出す。ドロドロのバイクを見ながら遂にここまで鬱積していた怒りが爆発した。”いい加減にしろよ主催者!コースデータ位ちゃんとチェックしてからアップデートしやがれ!”と心の中で悪態を吐きまくった。何とかタイヤの抵抗を減らして再び押し始める。

 1444.9km、農地から脱してもまだ砂利道は続く。ちょっと走ったら一般道に復帰した。気を取り直して先に進む。

 1456.7km、怒りに悶々としながら注意散漫で走っていたら右折ポイントを見逃し直進コースアウト。500m位行き過ぎて気づいて慌てて戻って左折してコース復帰。

 小一時間走ってイライラもそこそこ解消し暑さにぼーっとしつつ淡々と進む。

 1462.7km、長い橋を渡る。

 1466.9km、Castelnuovo Bocca d'Addaの街に入って右折。

 曲がってすぐに更に左折して街を抜けていく。

 時刻は17時半になってかなり日が西に傾いた。日陰が多くなってきてちょっと走り易くなった。

 1474.4km、Corno Giovine・S. Stefano L.方面に左折。

 微妙なアップダウンを越えていく。今までの360℃地平線という風景からちょっと変わった。

 1477.5km、Corno Giovineの街に入ってきた。

 突き当りをMaleo方面に右折して直後を左折。街中を抜けていく。

 1478.0km、突き当りを左折してCorno Giovineの街を出ていく。

 1478.2km、右折してSan Roccoの街に入る。

 暑さと足裏や尻の痛みにかなりやられてきたがTPまでは10kmを切っているのでそこまで頑張る。

 1480.9km、San Fioranoの街中に入ってきて教会の前を通過。

 1481.3km、S. Stefano L.・S. Rocco Al P.方面に左折してSan Fioranoの街を離脱。

 1482.8km、Fombio方面に右折して舗装の割れた路面を進む。痛い、暑い、辛い。

 1484.9km、Fombio・Codogno方面に右折。Fombioまではあと1km。

 1485.6km、やっとFombioの街に入った。TPはもう目前。

 1001Migliaのバナーが見えた。ほっと一息。

 1485.7km、入口から未舗装路を通って敷地に入っていく。

 古城の城門をくぐったところでスタッフからナンバープレートチェックを受けて通過チェック完了。

 1485.7km地点のTP17に到着、チェックタイムは8/21の18:12。予定より約1:40の遅れ、とにかくあの畑の中のダートを押し歩いて泥詰まりの除去するのに体力と時間を浪費したのがとにかく痛かったが何とかこの程度で収めることができて本当に良かった。何とか最後の仮眠ポイントまで辿り着けたので安堵感が湧いてきた。ここで仮眠を終えたらゴールまではあと120kmちょっと、いよいよ手の届く範囲に入ってきた。

 古城の中庭にはそこそこ人数の参加者がいて賑わっている。

 城と同じ様にディスプレイの自転車も古い。

 まずは食事。暑さで食欲がいまいちだったのでフルーツとジュースだけを食べてあとはひたすら冷水をがぶ飲みし続ける。

 10分程で食事を終えて仮眠場所をスタッフから教えてもらって古城の中の奥の部屋に行くと20床程の簡易ベッドが備え付けてあった。寝ている人は数人でほとんど空いている。これは今までの仮眠所の中で一番良い設備、ゆっくり眠れそうで嬉しい。

 一番奥のベッドを確保して電装品の充電をセットしながらリスタートの時間を考える。120km先のParabiagoのゴールクローズが8/22の9:30、マージン込みの走行時間を8時間とすればリスタート時間は1:30となるから起床時間を1:00としてアラームをセットして耳栓を速攻で寝に入る。就寝時刻は19時過ぎ。

 と思ったら動悸が激しくて手足の指が攣ったりしてなかなか寝付けない。どうも身体の調子がおかしい、というかこれは体内のエネルギーや塩や水が全然足りていないということではないのかということに気が付いて慌てて起き出して再び中庭に向かう。

 20時半前にもう一度食事。パスタとジャガイモの塩気が全然足りないので調理場に行って塩をもらってきてぶっかけて食べる。ちょうどナミキさんとスズキさんもここに到着して食事中だったのでしばし歓談、20分程で食事を終えて再びベッドに戻って就寝態勢に入る。仕切り直しの就寝時刻は21時前。