2025BRM102さくら200

 10連休の年末年始休暇が終わって2025年も会社が始まったかと思いきや今日は有給取得で再び4連休。”サラリーマンはー、気楽な稼業と来たもんだー”と何処からか声が聞こえてきそうだが定年間近の私にとっては実際その通りだ。勿論瞬間瞬間で考えれば今でもシビアな場面はしょっちゅうあるが定年まであと18か月という区切りを考えれば心理的余裕を持ったまま行けそうだという実感は充分にある。まあそこまで会社が潰れなければ、という前提条件が必要ではあるが。

 4連休の初日は午前中に多摩湖CRを1周だけ走って昼にいつものつけ麺屋で今年の食べ始めをしてから献血に行ってきた。

 前々回に行った時た献血前の血液検査でヘモグロビン量が規定に届かず献血できなかったという事態となってしまい、元々ヘモグロビン量が下限ギリギリで推移していたので鉄分サプリを毎日飲んで週一で牛肉をがっつり食べるというのを数か月続けてきた。今回は血液検査をすんなりパスして献血ができたので一安心。明日には詳細な血液検査データがwebページで閲覧できるようになるはずなので、果たしてヘモグロビン量は増えているのか結果を見るのがちょっと楽しみ。いずれにしても普通に献血ができる程に健康なのはありがたい。今年も健康第一で無難に過ごすことに留意するのが第一の目標となる。

 そんなわけでBRM102さくら200羽田大鳥居の走行レポートは下記の通り(注、今回の記事にはちょっと辛い場面描写が出て来るのでペットを飼っている人やHSPの自覚がある人は読まない方が良いかも知れない)。

 

---

 

[目次]

スタートまで

 1/2(木)、4:30にアラームで起こされた。まずPCを開いて天気予報をチェックする。終日好天で現在気温は-1℃だが日中は10℃を超えてくる見込み、ウェアのチョイスに悩むが3日前と同じく下はレーパンとレッグウォーマー、上はヒートテックインナーとウインドブレイクジャケットにする。グローブは冬用だが暑くなることを想定して念のため指切りグローブをフロントバッグに入れておく。

 5時に自宅を出発、車で羽田空港傍の弁天橋を目指す。

 6時半前に予め目星をつけていた弁天橋近くのコインパーキングに到着するが満車、やむなく近隣の駐車場を探す。

 住宅街の中を巡っていたら値段安めの駐車場を見つけて一安心。何とか駐車できたが10分程のタイムロスをしてしまった。急いでバイクを降ろして身支度をして900m程先のスタート地点の羽田大鳥居に向かう。

 弁天橋に6:40過ぎに弁天橋に到着したら大鳥居前でブリーフィングが始まっているのが見えた。

 途中からだがブリーフィングに間に合った。参加者の数はぱっと見30名強といったところか。ブリーフィングが終了してから受付、ブルベカードを受け取る。

 今日のコースは羽田をスタートして三浦半島から相模湾沿岸を進み大磯で折り返して国道1号から羽田まで戻って来る200km。

 去年とほぼ同じコースだがPC1とPC2の場所が変わっている。山越えはなくアップダウン程度の上りが積み重なって実質的な獲得標高は1000mのほぼ平坦コース。コースの難易度は低めだが、国道134号やその後の国道1号等の主要幹線道路の混雑具合で難易度は変わってくる。今日は天気が良さそうなのである程度の混雑は覚悟しておかなければならないだろう。

 スタート時刻7時になるまでしばし待つ。その間にちょうど日の出となるのは上手い演出。大鳥居の前の撮影ポイントにはブルべ参加者以外の一般観客が多数陣取っている。

 6:52、日の出。今年こそ世界が平和になりますように。

 首尾よく日の出を見届けたところで装備チェックからのスタートが始まった。列に並んで出走態勢に入る。

スタート/弁天橋->PC1/ローソン金沢福浦二丁目店(36.6km)

 定刻7時に緩々と走り始める。さあ、今年最初のブルべがスタート、今年も気負わずマイペースで淡々と行きますよ。最初の目的地は36.6km先のPC1。

 1.0km、弁天橋通りを抜けて羽田二丁目交差点を鶴見方面に左折、産業道路に乗る。

 川崎方面に直進して大師橋を渡る。

 空は快晴。去年は途中悪天候になり一時的に雨に降られたが今日はその心配は全くなさそうだ。

 陸橋的なアップダウンをこなしながら産業道路を進んでいく。早朝ということもあり車は少なく走り易い。一番寒い時間帯を苦もなくクリアできそうなのでウェアの選択は問題なし。

 10.6km、大黒線バイパス入口交差点を大黒ふ頭方面に左折。

 11.4km、新興駅交差点を国道15号方面に右折。

 12.2km、交差点を左折。

 12.7km、生麦一丁目交差点を左折して国道15号に乗る。

 国道15号を横須賀方面に進む。国道15号も今のところ車は少なめ。

 今年も箱根駅伝の応援者達が沿道のあちこちで場所取りを始めている。

 16.6km、中央市場入口交差点を左折して国道15号を離脱。

 17.3km、市場交差点を右折して横浜市街に入っていく。

 早朝の横浜ウォータフロントの見物開始。左のオフィスビルの全面鏡の様な窓がちょっとSF的。

 コスモワールド傍を通過。人影は殆どなく静かで落ち着いた都市の趣がとても良い感じ。

 赤レンガ倉庫傍を通過。

 ブルべでは何度も通過しているが中に入ったことは一度もない。

 19.7km、横浜税関交差点を左折。

 20.7km、横浜マリンタワーの傍を通過。

 22.5km、小港橋交差点を右折。去年はここを直進だった。

 22.9km、山手警察署前交差点を磯子・根岸方面に左折。

 25.3km、間門交差点を横須賀方面に右折。

 27.3km、八幡橋交差点を左折。

 27.9km、ここから国道357号に入っていく。

 国道357号を順調に進む。今日の国道357号はちょっと車が多めだがストレスは少ない。PCはもうすぐ。

 PCが見えた。

 36.6km地点のPC1に到着、チェックタイムは9:05。

 巡行20km/hを大きく割り込んでいるが都市部の市街地走行を考慮すれば妥当な時間か。空腹感はないのでピルクルを1本だけ飲んで15分程の休憩の後。

PC1->通過チェック1/観音崎(20.4km/57.0km)

 PCを出てすぐの金沢柴町交差点を国道16号・海の公園方面に右折。次の目的地は20.4km先の通過チェック1。

 38.8km、金沢漁港入口を通過。金沢シーサイドライン沿いの道は車は少なめで走り易い。

 39.4km、帰帆橋交差点を横須賀・船越方面に左折。

 39.8km、野島町交差点を横須賀・船越方面に右折して夕照橋を渡る。

 橋を渡り終えた直後の夕照橋交差点を横須賀・船越方面に左折。

 41.2km、日産工場横を通過して突き当りを左折して直後を右折し船越・国道16号方面に進む。

 微妙なアップダウンとトンネル群を通過しながら進んでいく。

 43.7km、船越一丁目交差点を観音崎・久里浜方面に左折して国道16号に乗る。今年はこの手前を左折しての海上自衛隊見学ルートはなかった。

 国道16号はそこそこ交通量が多いが流れているのでストレスはない。観音崎までは13km。

 44.3km、観音崎方面に道なり右に進み更に国道16号を行く。

 緩いアップダウンとトンネルがいくつか出て来る。

 横須賀市街に入って来た。

 48.5km、小川町交差点をうみかぜ公園・平成方面に道なり左に進んで国道16号を離脱、よこすか海岸通りに乗る。

 よこすか海岸通りを進む。車は少なめで走り易いが信号にちょくちょく引っかかってペースは上がらない。

 51.6km、三春町三丁目を観音崎方面に左折して再び国道16号に合流。

 海沿いを進む。天気が良いので冬でもちょっと南国の風情がある。

 うみかぜ画廊の絵を何となく眺めながら進む。これは地元の学生とかが書いているのかな?

 54.1km、海沿いを離れてアップダウンが出てきた。

 54.7km、ピークを通過して急勾配を下っていく。

 56.2km、横須賀美術館の前を通過。

 56.5km、ここから先ちょっと上ってトンネルを通過すれば通過チェックだ。

 通過チェックが見えた。

 57.0km地点の通過チェック1に到着、チェックタイムは10:14。ここは写真チェックなので通過証明用の写真を撮ってすぐに出発する。

通過チェック1->通過チェック2/松輪郵便局(21.1km/78.1km)

 通過チェックを出て海沿いの三浦半島周回ルートを進む。次の目的地は21.1km先の通過チェック2。

 58.0km、ちょっと上って観音崎大橋交差点を久里浜・浦賀方面に左折して県道209号に乗る。

 58.3km、鴨居港交差点をかもめ団地方面に左折して県道209号を離脱。ここから去年と別ルートになる。

 多数のヨットが所狭しと置いてある係留地の傍を通過。これ、奥の方に置いてある奴はどうやって出すのだろう?

 細い住宅街の中の道を進む。

 60.2km、突き当りを右折。

 60.5km、細い道をうねうねと進んで再び県道209号に合流して左折。ここから再び去年と同じルートになる。

 61.3km、浦賀駅前交差点を三崎・久里浜方面に鋭角に左折して県道208号に乗る。浦賀市街を抜けていく。

 浦賀湾を見る。ここにペリーがやって来たのは1853年、黒船の姿を想像しつつ頭の中に流れているのは高中正義の”黒船”。

 62.5km、浦賀港交番前交差点を左折して県道208号を離脱。

 63.5km、アップダウンを一つこなしてトンネルを抜けていく。

 64.8km、再び海沿いに降りて来て久里浜沿いを通過していく。

 66.3km、再びアップダウンでトンネルを通過。

 まっすぐな坂を下って来て野比海岸沿いを快調に進む。気温が上がって来て上半身の冬用ウェアがちょっと暑く感じるようになってきた。

 69.1km、上りながら野比交差点を城ヶ島・三崎方面に左折して国道134号に乗る。

 71.7km、三浦市に入った。三浦海岸沿いを進む。今日の国道134号は天気が良いのでやはり車が多く微妙に走り辛い。。

 72.9km、三浦海岸交差点を剱崎方面に左折して国道134号から県道215号に乗り換え。

 県道215号に入って車が一気に減って落ち着いた。

 77.1km、海沿いを離れて上り坂。勾配的に今日のコースの中ではここが一番きついのではないかと思う。それでも最大勾配は8%といったところ。

 えっちらおっちら坂を上っていく。結構汗を掻いて暑い。ウインドブレイクジャケットではなく薄手の長袖ジャージとウインドブレーカーにして脱ぐというのが正解だったか?

 77.6km、坂を上り切って以前フジトモ商店だった場所を通過。今でも別のブルべではPCで使われることがある。通過チェックはもうすぐ。

 通過チェックが見えた。

 78.1km地点の通過チェック2に到着、チェックタイムは11:16。

 ここはクイズポイント、問題はポスト番号。忘れない様に写真を撮って一息ついてすぐに出発する。

通過チェック2->通過チェック3/城ヶ島(7.7km/85.8km)

 通過チェックを出て再び県道215号に乗り西に向かって走り出す。次の目的地は7.7km先の城ヶ島。

 80.0km、毘沙門トンネルを通過。

 トンネルを抜けて前方にこれから上る坂が見える。

 毘沙門湾を通過。この辺りの海は穏やか。江奈湾や毘沙門湾を通過するこの区間は静かでひなびた雰囲気がとても良い。三浦半島周遊ルートの中で一番好きなところ。

 81.2km、直線的な坂を上っていく。勾配は5%ちょっと。

 82.0km、坂を上り切って宮川公園前を通過。風力発電機は東を向いているがほとんど回っていないので復路の風の心配はなさそう。

 83.5km、下りながら突き当りを横須賀・城ヶ島方面に右折。後程通過チェック3で折り返してから再びここに戻って来て改めて三崎港方面に進むことになる。

 83.6km、突き当りを左折して城ヶ島方面に進む。

 曲がってすぐに城ヶ島大橋を渡る。

 橋を渡り終えて灯台方面にU字カーブを下っていく。

 港沿いに降りてきた。通過チェックはもうすぐ。

 通過チェックが見えた。

 85.8km地点の通過チェック3に到着、チェックタイムは11:39。

 去年は天気が悪くて人影は殆どなかったが今日は車がちょくちょく出入りしてそこそこ人がいる。通過証明用の写真を撮って一息ついてすぐに出発する。

通過チェック3->通過チェック4/油壷(7.5km/93.3km)

 通過チェックを出て今来た道を戻り始める。次の目的地は7.5km先の通過チェック4。短い間隔での通過チェックはブルべというよりはオリエンテーリングの様相。

 87.5km、城ヶ島大橋を渡り返す。

 88.1km、右折して坂を上る。

 88.2km、ここで再び県道215号に合流して三崎方面に右折して下っていく。

 88.4km、港に突き当たって右折。

 いつもはここに停泊しているスーパー漁船が今日はいない。正月早々漁に出ているのか?

 88.8km、三崎の街中に入って来て日の出交差点を左折、県道26号に乗る。正面の海鮮の店にはいつもの様に列ができている。ここはいつ通っても行列なので余程美味しいのか?

 89.4km、再び港に突き当たって右折。

 89.5km、港に沿って進んで突き当りを左折。正面のコンビニはここを通るブルベでよくPCに使われる場所。今日はいつも以上に人が多い。やはり天気が良いせいか。

 岬の街中を抜けていく。ちょうど昼食時ということで付近の店にはどこも行列ができている。

 90.8km、三崎の街を抜けて左折して港に沿って進む。

 91.5km、アップダウンが出てきた。まっすぐな坂をぼちぼち上っていく。

 この辺りの小さな入り江はヨットの係留地になっている。オフシーズンなので人影はなく静か。

 92.5km、ちょっと上って突き当りを左折して県道216号に乗る。通過チェックはもううすぐ。後程通過チェックで折り返してここに戻って来て今度は右折方向に進むことになる。

 油壷傍のホテルは閉鎖されていた。

 通過チェックが見えた。あれ?何もない!

 93.3km地点の通過チェック4に到着、チェックタイムは12:06。

 去年まであった油壷マリンパークは跡形もなく取り壊されていた。

 併設のホテルも閉鎖。早々に取り壊されているということはこの辺りは何らかの形でリニューアルされるということなのだろう。来年来る時にどんな風景になっているかちょっと楽しみ。通過証明用の写真を撮って一息ついて出発する。

通過チェック4->PC2/ファミリーマート横須賀長井一丁目店(7.4km/100.7km)

 通過チェックを出て今来た道を戻る。次の目的地は7.4km先のPC2。

 94.1km、先程右から来た分岐を今度は直進する。

 94.7km、左折して県道216号を離脱。ここから坂が今日のコースの中で最も長く1.2km程を上る。

 細い住宅街の中の道を上っていく。途中で対向車の離合に巻き込まれてしばし立ち往生。

 96.1km、ピークを越えてちょこっと下って県道26号に合流して左折する。

 96.6km、ちょっと上って今日の最高標高地点の引橋交差点で国道134号に合流。葉山方面に向かって長い下りに入っていく。

 国道134号はそこそこ混んでいるが車は流れているので下りのストレスはない。

 PCが見えた。

 100.7km地点のPC2に到着、チェックタイムは12:34。

 PC1までの遅れをそのままキープしてここまで来ている感じ。疲労感もなく年末のブルべで出た右膝の違和感も全くなくまずまず順調。走っている時は結構暑かったのに止まると汗冷えして寒く感じる。でも走るとすぐ暑くなるのでグローブを携帯していた指切りに交換する。15分程の休憩の後出発。

PC2->通過チェック5/熊野神社(2.5km/103.2km)

 PCを出て直後のソレイユの丘入口交差点を左折。次の目的地は2.5km先の通過チェック5。

 国道134号を離れて一気に車が減って静かになった。

 101.6km、ソレイユの丘に向かって上り始める。

 102.3km、ソレイユの丘の傍を通過して下り始める。

 海に向かって快調に下っていく。

 103.0km、海辺まで下って来て突き当りを左折すればすぐに通過チェックだ。

 103.2km地点の通過チェック5に到着、チェックタイムは12:51。ここは写真チェックなので通過証明用の写真を撮る。

 今年の正月も大きな日本国旗が掲げてある。やはり旧態依然とした歪みしか感じられない。今の日の丸の偏狭なナショナリズムのイメージを払拭できる日は果たしてくるのだろうか。

 神社前の海は穏やか。正に宮城道雄の春の海が聴こえてきそうな風情。一息ついて出発する。

通過チェック5->PC3/ファミリーマート大磯店(42.2km/145.4km)

 通過チェックを出て今来た道を戻り始める。次の目的地は42.2km先のPC3。

 海沿いの裏道を進む。漁港の横を通過するが人影はなく静か。

 105.0km、交差点を右折。

 106.5km、荒崎入口交差点を鎌倉・葉山方面に左折して国道134号に再び合流。

 108.1km、陸自武山駐屯地を左に見ながら林交差点を通過して直進、更に国道134号を進む。街中はいつもの様に混雑している。

 112.5km、微妙なアップダウンをこなしながら湘南国際村入口を通過。

 114.5km、葉山町に入った。

 115.4km、下って来て葉山御用邸前交差点を鎌倉・逗子方面に道なり右折し更に国道134号を進む。

 曲がってすぐにまっすぐな坂を上り始める。

 116.5km、ピークを越えてそのまま下っていく。

 118.3km、長柄交差点を江の島・鎌倉方面に左折して更に国道134号を進む。

 119.0km、渚橋交差点を通過して江の島・鎌倉方面に進む。さて、今日の混雑はどうだろうか。

 逗子海岸を通過。人は少なめ。

 昼過ぎの日差しが海からの反射も含めて眩しい。去年のこのブルベでここを通った時はどんより曇って雨が降っていた。今日はすっきりと晴れて本当に良かった。

 121.9km、2つのトンネルが連なるアップダウンを越えていく。

 トンネルを抜けて下りながら鎌倉市に入った。

 浜辺には大漁旗をたくさん掲げた船があった。正月らしいめでたい風景。

 江の島が見えてきた。俺の家は…、もういい加減にこのネタは止めよう。

 127.8km、江ノ電鎌倉高校前駅の傍を通過。

 この辺りの国道134号は覚悟していた程混んでいなかったのですんなりと通過していく。ちょっと拍子抜け。

 江の島が眼前に迫って来てちょっと道が混雑してきた。

 129.4km、江の島入り口を通過。さすがにこの辺りは結構な人出で賑わっている。車もかなり多い。

 129.8km、江ノ島水族館前を通過。ここもそこそこの人出で賑わっている。

 133.9km、茅ケ崎市に入った。車の量はほどほどでストレスなく走れている。ペースもちょっと上がって順調に距離を消化していく。

 140.0km、平塚市に入って湘南大橋を渡る。現在気温は13℃、体感的に暑いと思いながら走っていたがやはりここまで気温が上がっていたのか。

 144.5km、大磯町に入った直後に側道に入って小田原・国道1号方面に進む。PCはもう直ぐ。

 PCが見えた。

 145.4km地点のPC3に到着、チェックタイムは14:52。

 通過チェックが多い割には巡航グロス20km/h換算からの遅れが広がっていないのは各チェックポイントでの停止時間を取り戻せているということだろう。疲労感もほとんどないので上手く走れている。この調子でゴールまで行きたいところだ。15分程の休憩の後出発。

PC3->PC4/セブンイレブン戸塚矢部町北店(25.6km/171.0km)

 PCを出て国道1号に乗り東に向かって走り始める。次の目的地は25.6km先のPC4。ここからゴールまでは市街地走行なので相応の混雑が予想される。どうせペースは上げられないので安全第一で注意して走る。

 149.5km、平塚市外に入って平塚八幡宮傍を通過。初詣客で大賑わい。

 151.0km、馬入橋で相模川を渡る。

 橋を渡り終えて茅ヶ崎市に入った。

 予想通り国道1号はかなりの交通量。信号にもちょくちょく引っ掛かりペースダウン。

 158.7km、藤沢市に入った。

 159.7km、新湘南バイパスと合流しつつ横浜・戸塚方面に道なり右折して更に国道1号を進む。

 162.8km、まっすぐな上り坂に差し掛かった。勾配5%をぼちぼち上っていく。

 163.7km、横浜市に入った。上りは更に続く。

 164.0km、ようやく上りが終わって更に直進していく。

 166.0km、側道を進んで県道23号を横切ってから再び国道1号に合流する。

 県道23号を横切った直後、すぐ前を走っていた2人の参加者の横にいた車が急にウインカーを出して左折したのでタイミング的に危ない!と思ったら車が曲がりかけのまま止まっている。近づいてみると先頭の人が路肩に座り込んでいる。前走者の陰で見えなかったがどうやら車と接触したらしい。たまたま私の前後を走っていた人達と共に事故処理に立ち会う。車と接触した人は外傷や打撲等はなく尻もちをついた程度の倒れ方だったとのこと。バイクもほぼ無傷でハンドルやブラケットの曲がりやリムの振れ等もなく全く問題なし。このまま問題なく走り続けられるとのことなので一安心。たまたま一仕事終えたOFF状態の救急車が通りかかって「乗っていく?」と声をかけられたけれど断りを入れて行ってもらった。車の方はバンパーにタイヤの擦れ跡が僅かに付いていた程度なので接触の衝撃は最小に留まったものと思われる。最終的には当事者同士で連絡先を交換して対処は終了となった。新年早々大事に至らなくて本当に良かった。全員バイクに跨って再び走り始める。

 167.6km、側道を戸塚駅方面に進み国道1号旧道に入る。

 170.0km、戸塚市街に入って清源院入口交差点を富士橋方面に右折、一旦国道1号を離脱する。

 曲がってすぐに突き当りを更に左折して線路沿いを進む。

 170.7km、蔵坪交差点を右折して更に線路沿いを進む。ここを曲がるとPCはもう目前。

 PCが見えた。

 171.0km地点のPC4に到着、チェックタイムは16:29。

 ペースダウンが明確だが大崩れではないので問題なし。逆に混雑で脚を使ってないので余力はまだまだ十分ある。体力的には余裕を持ってゴールできそうだ。残り距離は30kmなのでもう補給はいらない。エナジージェルを1本だけ飲んで10分程の休憩の後出発する。

PC4->ゴール/セブンイレブン大田区萩中三丁目店(29.4km/200.4km)

 PCを出て再び線路沿いを走り始める。あとはゴールを目指すのみ。残り距離は29.4kmだが完全市街地走行なので2時間位はかかるだろう。ゴールは18時半といったところか。安全第一で走るのみ。

 172.0km、富士橋交差点を国道1号方面に右折。

 172.5km、橋を渡って不動坂交差点を保土ヶ谷方面に左折して再び国道1号に乗る。

 夕刻の国道1号を進む。既に混雑は始まっていて、所々でペースダウン。まあ予測の範囲内なので慌てることはなく車の流れに任せつつ進んでいく。

 179.5km、保土ケ谷町一丁目交差点を左折して国道1号を離脱し県道201号に乗る。

 曲がってすぐに踏切を渡る。線路と道路の角度が浅いので車輪を溝に落とさない様に気を付けて渡っていく。

 保土ヶ谷の街中を通過していく。車はそれ程混雑していないが信号にガンガン引っかかる。薄暮が消えてナイトラン開始。

 181.2km、国道16号を横切って更に直進する。ゴールまで20kmを切った。

 183.9km、横浜駅傍を通過して道なり左にカーブして再び国道1号に合流する。

 国道1号はかなりの混雑で正月三が日の雰囲気は全くない。車の流れに任せて進んでいく。

 と、その時、右からバン!バン!と大きな音が聞こえたと思ったら犬の悲痛な叫び声が聞こえてきて仰天した。咄嗟に横を見たら一瞬反対車線に車のライトに照らされた黒い塊が見えた気がした。こんなところで犬が轢かれたのか!?犬の断末魔の鳴き声が心に突き刺さり頭が真っ白になって脱力してしまったがいきなり止まることもできず惰性で進み続ける。今起こっていることを想像しつつもどう判断して良いかわからず思わず呻き声を上げてしまう。声が聞こえたということはまだ生きているということか?助けられるかもしれない?でも反対車線のあそこまで戻るには時間がかかる?あの交通量では後続の車が気付いて止まってくれるとは思い難い?その思考の先に予測される場面を現場に戻って見る勇気は私にはなかった。その犬の絶命までの苦しさや恐怖を想像すると居ても立ってもいられなくなり、一縷の望みをかけて戻るべきでなかったかという自責の念が頭の中にぐちゃぐちゃに絡まってただ走り続けるしかなかった。

 187.1km、新子安交差点を大黒ふ頭方面に右折して国道1号を離脱、産業道路に乗る。助かったにせよ死んでしまったにせよ、もう片が付いている程の時間は経過してしまった。今更自分がどうこうできるわけではない。その事実だけを見据えて何とか脚を回す。

 189.3km、恵比須歩道橋交差点を左折する。

 車通りが一気になくなって静かになった産業道路を走りながら、まだあの犬の鳴き声が思い出されて戦慄を覚えつつも徐々に落ち着きを取り戻してきた。

 189.3km、鶴見区に入った。

 190.0km、新興駅交差点を過ぎて陸橋を上る。ここから往路の遡りとなる。ゴールまではあと10km。

 190.8km、大黒線バイパス入口交差点を右折して産業道路に乗る。

 産業道路も車は少なめで走り易いが信号にちょくちょく引っかかる。でもこの時間が気持ちの整理をつけるにはありがたい。ゴールするまでには平静を取り戻したいところ。

 路肩はそこそこ広いのだが路駐の車がちょくちょく停まっていて邪魔。

 199.0km、大師河原交差点を通過して大師橋に上がっていく。ゴールまではあと1kmちょっと。

 大師橋を渡る。車が結構な速度で抜いていくのでちょっと緊張する。

 200.1km、橋を渡り終えた直後の羽田神社前を通過。ゴールまであと300m、今日も無事に走り終えられそうで安堵感が湧いてきた。

 ゴールが見えた。

 無事ゴール。ゴールタイムは18:17、完走時間は11時間17分だった。

 ゴール地点で先着していたタチカワさんやじんじんさんと会話して、日常が戻り心の平衡を取り戻せた気がする。一息ついてすぐ近くのゴール受付に向かう。

ゴール後

 ゴール地点から200m程の去年と同じ場所の萩中公園内のゴール受付に到着。ちょっと賑やかな雰囲気に和む。

 ゴール受付を無事完了。杉淵代表を始めRさくらのスタッフの皆さん、今日も一日楽しませていただきありがとうございました。

 新しいRさくらさんのジャージ、ミニチュアバージョンもある。

 去年の今頃はすぐ傍の羽田空港で航空機同士の衝突事故が発生していたが、そのことに全く気付かずにこの場を後にしたことを思い出しつつ、今日もこの場を後にする。あの時は帰り道の車の中で事故の報を知って驚愕したのだった。

 朝の記憶を辿って何とか迷わずに住宅街の中の駐車場に戻って来ることができて一安心。バイクを積み込みウェアを着替えてすぐに帰途に就く。帰路は渋滞は殆どなくすんなりと地元近くまで戻って来たものの、走り慣れているはずの所沢街道で道に迷うというあり得ない出来事(後で調べたら新所沢街道という新しい道ができていて気付かずそっちを走っていたことが判明)がありちょっと焦ったが20:40に帰宅。これにて2025年1本目のブルべは無事終了。

 

---

 

 Rさくらさんの200km羽田大鳥居、今年は天気に恵まれて終始安定的に楽しむことができた。コース的には都心部から横浜ウォーターフロントや三浦半島周遊、海沿いの国道134号などを繋いだアップダウン程度の難易度低めな設定になっている。全般的には他団体でも同じ様なコースのブルべが幾つもあって目新しさはないが、特徴という意味では開催日が正月三が日で発着が羽田大鳥居でスタート直前に日の出が眺められるというのは魅力だと思う。できることなら元旦に開催してもらいたいところだが、恐らくあの場所は初日の出を拝みに来る多数の人で混雑するから難しいということなのだろう。私的には正月三が日で難易度低めの気楽に走れるコースというのはありがたいので、来年以降も1/2にこのコースで開催されるならばまたエントリーしたいと思う。

 まずは今年最初のブルべは好印象を残して幸先よくスタートと言いたかったのだが、残念ながらゴール直前のハードな場面に遭遇してしまい辛く悲しい記憶が残ってしまった。その前には参加者の事故に遭遇したということもあり、この経験はとにかく今年も安全に慎重に走れという教訓なのだろうと前向きに捉えるしかない。自転車に乗り続ける上で唯一の目標は事故なく怪我なく安全に乗り続けることのみ。今年もこれを掲げて自転車に乗る。

 さて次のブルべはR東京さんのBRM112東京200曽我梅林。心配されていた天気は改善方向でどうやら雪の心配はなくなったようだがさてどうなるか。次回詳報の予定。