[目次]
- スタートまで
- スタート/那覇ウエストイン->PC1/ファミリーマート名護大北三丁目店(67.3km)
- PC1->PC2/辺戸岬観光案内所(47.1km/114.4km)
- PC2->PC3/ファミリーマート名護大南四丁目店(48.7km/163.1km)
- PC3->ゴール/ローソン読谷大湾店(41.7km/204.8km)
- ゴール後
- ゴール翌日
スタートまで
1/26(日)、5時前に目が覚めた。睡眠時間は十分で眠気はなくすんなりとベッドから起き上がる。身体各部に痛いところはなく疲労感もほとんどないので問題なし。まずは天気予報をチェックするが終日傘マークはなし。今日こそは雨に降られずに走りたいという願望も込めて今日も泥除けなしにする。昨日買ったパンを食べつつウェアに着替える。

5時半過ぎにホテルを出て昨日と同じスタート地点に向かう。昨日と同じくホテルの傍の雑居ビルからカラオケの歌声が聞こえてくる。人通りもそこそこ多い。もうすぐ夜が明けるというのに真夜中の様なテンションというのもなかなか凄い。

5:45にスタート地点に到着。R東京津村代表以外に参加者の姿はほとんど見えない。参加者の一人かと思った人は昨日の400kmを走って今ゴールした人だった。昨日と同じく津村代表から装備チェックを受けてブルベカードにサインをもらう。Bフォームのスタート受付は今日もなし。
そのうち参加者が揃ったところでブリーフィング開始。参加者は私を含めて3人。
今日のコースは那覇をスタートして辺戸岬まで行って折り返して読谷にゴールする200km。
ほぼ往復ルートで上りらしい上りはなく、沖縄ハムと辺戸岬辺りの丘を越える程度、RWGPSの獲得標高数値は1900mとなっているが実測はそんなにあるはずはなく恐らく1000mそこそこではないかと思われる。平坦コースと呼んでも差し支えないコースではないかと思われるが、難易度は風によって大きく変わってくる。今日の予報では終日ちょっと強めの北東の風なので往路は向かい風で復路は追い風になる見込み。逆でなくてよかった。そしてもう一つのポイントはゴールが読谷村ということでそこから那覇まで25km近く戻ってこなければならない。このブルベ本番の距離が204.8kmなので実質的に230kmを走らなければならないので地味に難易度が上がる。今日はとにかく前半の向かい風に無闇に抵抗せずに復路に脚をしっかり残しておくことを意識して走る。
ブリーフィングが終了し出走態勢に入る。
スタート/那覇ウエストイン->PC1/ファミリーマート名護大北三丁目店(67.3km)
定刻6時にスタート。最初の目的地は67.3km先のPC1。

0.5km、旭橋交差点を名護・嘉手納方面に左折して国道58号に乗る。
今朝は昨日よりはちょっと気温が低めだがそれでも半袖ジャージにレーパンで全く問題なし。

名護市街を抜けていく。繁華街で遊んで帰ろうとする客を拾うタクシーが何台も止まっている横を通過していく。酔っ払いが飛び出してきそうでちょっと怖い。

2.6km、市街中心部を抜けて上りが始まった。

2.9km、ピークを通過して一旦下る。

4.3km、浦添市に入った。この先じわじわと上り始める。

キャンプ・キンザーの横を緩く上っていく。この基地もそこそこでかい。空はまだ真っ暗で完全に夜景。

9.0km、左側道方向に進む。

9.3km、牧港交差点を沖縄コンベンションセンター方面に左折して国道58号バイパスに乗る。

13.9km、国道58号本道と合流して更に直進していく。時刻は6:45、ようやく東の空が明るくなってきた。

18.2km、嘉手納基地の南端を通過して沖縄ハムまでの上り開始。

嘉手納基地を右手に見ながら緩い坂をぼちぼち上っていく。

20.1km、嘉手納町に入った。1時間程走って身体も十分ほぐれていつもの巡航ペースになった。脚はそこそこ回るし体調はまずまず。今日も問題なく走れそうだ。

23.1km、嘉手納基地の北端で一旦ピークに到達、嘉手納の街を抜けつつ下っていく。

23.6km、下って来て橋を渡って読谷村に入って再び上り開始。

まっすぐな緩い坂を上っていく。夜が明けて車が徐々に増えてきた。名護までは42km。

24.9km、今日のゴール地点の前を通過。やはり那覇市街まで25km近くある。ゴールしてから今来た道を戻らなければならないかと思うとちょっとナーバス。

28.3km、ピークの沖縄ハム前を通過。そのまま徐々に下り始める。

30.2km、恩納村に入った。長い下りを快調に下っていく。

下りを終えて海が見えてきた。向かい風はそこそこ感じるがまだ辛いという程ではない。ここからしばらくは平坦基調。

ようやく朝日が出てきた。今日はすっきりと晴れて雨の心配はなさそうで一安心。

33.7km、仲泊(南)交差点を東恩納方面に左折して一旦国道58号を離脱、県道6号に乗る。

車通りの少ない静かな仲泊の街中を抜けていく。

35.1km、仲泊(北)交差点で再び国道58号に合流。

リゾートホテルが点在する道を通過。車は少なく走りやすい。辺戸岬までは78km、名護までは29km。

40.5km、恩納(南)交差点を海洋博公園・名護方面に左折して国道58号バイパスと合流。

41.3km、万座毛方面に左折して国道58号旧道を進む。

43.5km、恩納村役場前を通過。恩納の街中を抜けていく。

43.7km、昨日初めて曲がった万座毛交差点を今日は直進。

冬だけれど天気が良いと沖縄の海はちゃんとエメラルドブルーに見える。

46.9km、突き当りを海洋博公園・名護方面に左折して再び国道58号バイパスと合流。

向かい風はまだそれ程でもなく順調に距離を消化していく。

54.4km、名護市に入った。

59.5km、沖縄道の出口と合流して更に国道58号を北上していく。

海沿いに出て急に追い風がきつくなった。向かう先に名護市街が見えてきたがなかなか近づいてこない。この区間はいつも向かい風で辛い印象がある。

無闇に向かい風に逆らわずちんたら進んでようやく名護市街が眼前に迫って来た。

63.9km、名護市街に入った。まだ時間的に早いのか車通りはそれほど多くない。

65.1km、城1丁目交差点を名護市街方面に右折して国道58号を離脱、県道71号に乗る。

名護市街に入って来た。交差点の立て看板に今日の11時から21時の間にさくら祭りの交通規制が入る様だ。復路もここを通るので引っかかるかもしれない。

65.3km、名護十字路交差点を伊差川方面に直進。祭りの準備をしている人達が往来している。この辺りが会場なのだろうか。

65.7km、街を抜けて上りになった。PCはもうすぐ。

PCが見えた。

67.3km地点のPC1に到着、チェックタイムは9:23。

向かい風の中ここまでほぼ巡航20km/hで来ているのでまずまず順調。

今日もヨーゴを補給する。先着していた今日の参加者2名と会話。両名とも地元沖縄の人だった。15分程の休憩の後出発。
PC1->PC2/辺戸岬観光案内所(47.1km/114.4km)

PCを出て再び県道71号に乗り北に向かって進み始める。次の目的地は47km先のPC2辺戸岬。

68.8km、下って来て伊差川(北)交差点を右折して再び国道58号に乗る。ここからまたしばらく平坦基調。

70.3km、ここを右折すると昨日行った羽地ダムだが今日は直進。

71.5km、羽地大橋を渡る。辺戸岬までは43km。

72.7km、左折すると古宇利島方面だが今日は直進。

青い海を観ながら海沿いの国道58号を進む。沖縄本島の北半分の国道58号区間は信号はほとんどなく、向かい風でペースはいまいちでも一定巡行速度で走り続けられるので順調に距離を消化していく。

77.8km、大宜味村に入った。

80.8km、道の駅おおぎみを通過。

81.6km、塩屋大橋を渡る。ここからやんばる国立公園。沖縄ブルべは何度も走っているがまだヤンバルクイナは見たことがない。

風があってちょっと波が荒いけれどエメラルドブルーの海。冬なのに夏の格好でこういう風景を見ながらサイクリングができる贅沢を満喫している。

86.4km、学校のグラウンドで大宜見村の祭りをやっている。結構な人出で賑わっている。

90.6km、橋を渡って国頭村に入る。

94.2km、国頭村の中心部付近を通過。

95.0km、国頭村のこの松並木は印象に残っている区間。ここを通ると沖縄北部に来たことを実感する。

97.5km、新与那トンネルを通過。

98.4km、沖縄にはダムがたくさんある。ダム巡りが好きな人は楽しいかも知れない。

そろそろ沖縄の北端が見えてくる頃かな。

辺戸岬まであと10km。

106.9km、新旧のトンネルが並んで見える。左側の旧トンネルは今は使われていない。

岬が眼前に迫って来た。あそこが辺戸岬なのだろうか。前方には黒い雲がかかり急に暗くなってきた。嫌な予感。

バンタとは何だ?英語でCliff Viewpointと書いてあるから崖上の展望台ということか?

辺戸岬まであと5km。進むうちに雨がパラパラと落ちてきた。今日も降られてしまうのか。

110.1km、宜名真トンネルに入った。全長約1kmの長いトンネルの中はひんやりとしている。

トンネルから抜けると強い降りに変わっていた。そして上りが始まった。結局降られてしまうのか。読みが外れて泥除けをつけてこなかったことを後悔というより反省。濡れながら上っていく。

112.0km、ピークを通過して下りに転ずる。

113.2km、辺戸岬方面に左折して国道58号を離脱。この交差点は何度も通過しているが曲がるのは初めて。

岬に向かって下っていく。PCはもう目前。

114.4km地点のPC2に到着、チェックタイムは11:42。

北側の海を見てみるが空は晴れている。スマートフォンで雨雲レーダーをチェックしたら辺戸岬上空だけピンポイントでスコール的雨雲がかかっている。今の一時を我慢すれば良いのかと考えればちょっと気が晴れた。

観光客はまばらでちょっと寂しい感じ。この先が辺戸岬の様だが雨の中をロードシューズで歩いていくのが億劫なので見送り。昨日の万座毛と同様、ようやく訪れることができた辺戸岬だが、ここまで来たという事実だけで取り敢えず満足。持参した補給食を食べつつ15分程の休憩の後出発。
PC2->PC3/ファミリーマート名護大南四丁目店(48.7km/163.1km)

PCを出て今下って来た道を戻り始める。次の目的地は48.7km先のPC3。

115.4km、さっき右から来た交差点を直進。直進方向に進むのも初めて。すぐに上りが始まった。

上りが続く。さっきの辺戸岬手前の丘より標高は高そう。

117.0km、ピークの茅打バンタの入口を素通りして下りに入っていく。

下り勾配はそこそこきつい。雨で路面が濡れているので滑らない様に注意して下っていく。

下りの途中で海が見えた。これから戻っていく海沿いの先まで雲が連なっているように見える。この先雨が止むのか心配になって来た。全身ずぶ濡れでシューズの中までしっかり浸水してしまった。

118.5km、下りを終えて再び海沿いに出た。左折して国道58号に再合流、南下開始。

前方の空の雲がまだらになって明るく見える。雨が止みそうな雰囲気になって来た。

国道58号に再合流して数km走ったら雨が上がって路面が乾いてきた。取り敢えず一安心。

復路の国道58号を淡々と進む。往路で感じていた向かい風の強さ程の追い風は感じない。ちょっと期待外れだが向かい風でない分ペースは確実に上がっている。順調に距離を消化していく。

132.6km、国頭村の中心部を通過。

137.1km、大宜味村に入った。今回もヤンバルクイナは見かけなかった。国道58号沿いでは無理か。島の東側の森の中の県道70号の方が遭遇確率は高そうだ。

走るうちにウェアはすっかり乾いたがシューズの中はぐちょぐちょなままで不快なので、止まってシューズを脱いで靴下を絞ってから再び走り始める。再び青空を期待したが残念ながら曇ったまま。まあ雨が降らないだけましか。弱い追い風に乗って淡々と進む。

名護まで22km、復路の距離の消化は早い。

146.6km、塩屋大橋を渡って県道9号との分岐を通過。

向かう先の空にはまたしても黒い雲がかかっている。またしても降られてしまうのか?せっかくウェアが乾いたのにまた濡れるのは嫌だな。

150.0km、名護市に入った。

155.0km、県道110号との分岐を通過。いよいよ目の前に黒い雲が迫って来た。覚悟せねばなるまいか。

158.9km、伊差川(北)を道なり右に進んで国道58号をトレースしていく。ぱらぱらと雨が落ちてきたが覚悟していた程の降りではない。但し路面にはしっかりと水が浮いているのでついさっき本降りだったことが窺える。

159.2km、名護市街手前の丘越えに差し掛かる。5%位の坂をぼちぼち上っていく。

159.9km、ピークを通過して名護市街に向かって下っていく。ぼちぼち車が増えてきた。

名護市街に入って来て一気に車が増えてきた。誘導に従って自転車専用レーンを進む。

162.3km、白根橋東交差点を大西方面に左折して国道58号を離脱、県道84号に乗る。

曲がってすぐにちょっと上る。PCはもう目前。

PCが見えた。

163.1km地点のPC3に到着、チェックタイムは14:02。

ここまで巡行グロス20km/hをキープできているのは上々、昨日の200kmも含めて疲労感が殆どないのはかなり上手く走れていると思う。この感じなら明るいうちにゴールしてホテルまで戻れそうだ。ジュースとエナジージェルを補給しつつ15分程の休憩の後出発。
PC3->ゴール/ローソン読谷大湾店(41.7km/204.8km)

PCを出て目の前の交差点を渡ってすぐを左方向に進む。さてあとはゴールを目指すのみ。ゴールまでは41.7km、市街地走行を考慮すればゴールは16時半前後というところか。

ちょっと進むと祭りの交通規制に引っ掛かった。迂回路案内はないので仕方なく歩道からルートを進む。

163.8km、突き当りを左折して名護市街中心部に入っていく。

前方では祭りの歩行者天国になっている様だ。後ろからやって来た600kmブルべ参加者の人と一緒に人混みの中に入っていく。

祭りの人だかりの中をバイクを押し歩いて進む。あいにくの空模様だがそこそこ人出で賑わっている。路上のパフォーマンスの人達の動きは緩慢でいまひとつ盛り上がりに欠けている。

164.3km、名護十字路を右折して祭りの歩行者天国を離脱、県道71号に乗る。

164.6km、城1丁目交差点を那覇・恩納方面に左折して再び国道58号に乗る。

国道58号で名護市街を進む。車はいつも通りの混雑でちょっと走り辛い。

名護市街を抜けて海沿いを進む。昨日見かけた事故現場はこの付近なので注意しながら走る。いつの間にか完全に雨が上がって路面が乾いてきた。もうゴールまで降らないでもらいたいところ。

170.1km、沖縄道入口を那覇・恩納方面に左方向に進む。ここからちょっとの間道幅が狭くなるので注意が必要。

沖縄道との並走区間を抜けて道幅が広くなり落ち着いて走る。

読谷まで23km。いつものゴールなら浦添までの40kmなのでゴールまでの間合いの感覚がちょっと変な感じ。

182.8km、恩納海岸リゾート・万座毛方面に右折して国道58号旧道を進む。

車が少なくなった旧道を進む。

復路の恩納界隈の海は曇り空でエメラルドブルーの海は色褪せて見える。

186.0km、万座毛交差点を直進。ゴールまで20kmを切った。

188.5km、那覇・嘉手納方面に右折して国道58号バイパスと合流。

189.2km、恩納(南)交差点を谷茶方面に右折して再び国道58号旧道に乗る。

曲がってすぐにちょっと上る。

恩納ビーチも天気はいまいち。向かう先の空に黒い雲がかかっている。もしかして那覇辺りでは降っているのか?

車通りの少ない旧道を順調に進む。

194.8km、仲泊(北)交差点を右折して一旦国道58号を離脱、県道6号に乗る。

仲泊の街中を抜けていく。ここのドライブインはグルメポイントらしいのだが一度も立ち寄ったことはない。ゴールまであと10km。

196.1km、仲泊(南)交差点を右折して再び国道58号に乗る。

海沿いを進むが追い風はやはりいまいち。でももうゴール間近なのでどうでもよい。

197.1km、ここから沖縄ハムまでの最後の峠越えが始まる。

5%に満たない緩めの坂をぼちぼち上っていく。

ゴールはもうすぐだけれど那覇までは29kmという感覚的なギャップをまだよく咀嚼できていないが、とにかくゴールしてしまおう。

201.6km、ピークの沖縄ハム前を通過。最後の上りを終えてほっと一息、あとはゴールまで下るのみ。

ゴールに向かって快調に下っていく。と、3人組のブルべの集団に物凄い勢いで抜かれた。時間的に600kmの人達だろう。今日も無事に走り終えられそうで安堵感が湧いてきた。

ゴールが見えた。

無事ゴール。ゴールタイムは16:07、完走時間は10時間7分だった。

ほぼ同じタイミングで先着していた参加者の一人と会話しながらゴール手続きを済ませる。一息ついて出発する。
ゴール後

さて、覚悟を決めて那覇に向かって走り始める。ホテルまではあと25km。ちょっと遠いね。

嘉手納基地の裏ゲート前を通過。閉まっていて車の出入りはない。

広大な嘉手納基地を横目に見ながら進む。私が生きているうちにこの基地がなくなるのを見ることは果たしてできるのだろうか。残念ながらそれはないだろうという悲観的予測しかない。

浦添市街のアップダウンをちんたらこなしながら進む。今日も車はちょっと少なめに感じる。

昨日のゴール地点を通過。ホテルまではあと7km位。

キャンプ・キンザーの向こうに夕日が見えた。最後に天気が回復してちょっと嬉しい。ブルべ完走の充足感と相まって和みの時間を楽しみながら走る。

那覇市街に入って松山の交差点。ここを曲がればすぐにホテル。

17:45にホテルに帰還。これで2日目も終了。

部屋に戻ってほっと一息。ウェアを脱ぎ捨ててすぐに風呂に入る。シャワーで汚れを洗い流して浴槽に湯を溜めてのんびりと浸かる。このホテルは浴槽にすぐに湯を溜められるというのも利点の一つ。
風呂から上がってスッキリしてすぐに身支度をして打ち上げ会場に向かう。場所は予め目星を付けていたステーキハウス。前回行った店とは別の店だ。
18時半前にホテルから歩いて5分程の店に到着するとまだ混み合う前だったのですんなりと着席。

まずはオリオン生ビールで独り打ち上げ開始。程良く疲れた四肢にじんわりと酔いが染み渡る感じが実に心地良い。2日共首尾良く完走を果たした充足感と共に浸るこの満足感はまさにプライスレス。これがあるから遠征ブルべは止められない。

これからステーキをがっつり食べようというのにサイドメニューに手を出してしまう馬鹿。ソーセージがとても美味しそうに見えたから仕方なし。感性に従って食べたいものを食べるのが自分への褒美。

どーんとステーキ400g。ちょっと多いかなと思ったがライスもサラダも食べつつ最後まで美味しく食べ進んですんなりと完食。200kmブルべ2日間のカロリー消費はそう簡単には取り戻せない。
1時間余りで独り打ち上げが終了して店を出た。2次会で沖縄そばを食べに行こうかと思ったがさすがにお腹パンパンになってもう食べられそうになかったのでコンビニで甘いものを買ってホテルに戻る。

20時過ぎに部屋に戻って来た。ほろ酔い気分でPCでネットを徘徊しつつのんびりと過ごす。そのうち何となく眠くなってきたので明日の起床時刻を5時にしてアラームをセットしてベッドに入る。消灯時刻は22時頃。
ゴール翌日
1/27(月)、5時前に目が覚めた。疲労感はそこそこあるが昨夜の打ち上げではビールは少なめだったので二日酔いは全くなしだったので割とすっきりとした寝起き。まずは天気予報をチェック、昨日の予報では今日の天気は雨の恐れがあったが雨雲レーダーをチェックすると幸い雨は降っていない。これなら自走で空港まで行けそうだ。帰りのフライトは8時なので時間的に余裕がある。ベッドから起き上がってのんびりと帰り支度を始める。

6時にホテルをチェックアウト。いつも通りの安定の居心地の良さで宿泊回数が増える度に慣れが加わって気遣いがどんどん無くなるのが良い。次も迷わずここを予約するつもり。
月曜の朝となると昨日の同じ時間と比べて静か。隣の雑居ビルからカラオケの歌声は聴こえない。空港に向けてぼちぼち走り始める。空港までは5km位。

国道58号を空港に向かって進む。雨は降っていないが路面は結構濡れている。今朝は結構寒く感じる。昨日から急に気温が下がった様で東京から来た時の格好でちょうどよい感じ。

途中のちょっとした上り坂がきつく感じる。ブルべを走り終えるまでは気持ち的にスイッチが入った状態だから疲労感はあまり感じないが、スケジュールを全て終えて気持ちが切れると疲れが出てくる様だ。

安次嶺交差点を右折すると空港までは一本道。

下り基調で快調に空港に近づいていく。

道路標識に従って空港敷地に入っていく。那覇空港は市街地からとても近いので非常に便利。

空港ビル前の最後の直線を進む。早朝の那覇空港は人通りこそ少ないが既に活動を開始している。

6時半に無事に那覇空港に到着。これで今回の沖縄サイクリングは全て終了。

30分弱でバイクパッキングは終了。

ようやく夜が明けてきた。やはりどんよりと曇っている。沖縄遠征は大体12月から2月だが全日程すっきりと晴れたという記憶がない。曇り時々雨というのが支配的な印象だ。

チェックインカウンターは先客はおらず、待つことなくすんなりと輪行袋を預け入れ完了。

特にやることもないのでそのまま搭乗口に来た。それにしてもお腹が空いた。昨日のステーキはどこに行ったのかという感じ。重度のブルベ腹。空腹と言いながら食べたいものが思い浮かばないので地元に戻るまで我慢することに。

定刻に登場開始。

さらば那覇空港。次に来るのは1年後かな。

始発の東京行は搭乗率60%という感じ。

色褪せた沖縄の海を見下ろす。次に来る時は終日スカッと晴れて欲しいなあと期待しながら沖縄上空を離脱。
機内wifiでスマーフォンを眺めつつひと眠りしたらあっという間に東京上空。

9:50に羽田空港に着陸。

東京は雲は多めだが良い天気。天気は良いけれど寒い東京と天気は悪いが暖かい沖縄とどちらが良いかと問われればちょっと悩む。

いつもの様に到着ロビーへの廊下を歩いているうちにどんどん日常に引き戻されていく。

手荷物受取所に到着。

輪行袋は回転台の隣のベルトコンベアから出て来るのですぐ傍で待ち受ける。

回転台に荷物が流れ始めてからそれ程間を置かずに出てきた。最近は輪行袋がすぐに出て来るので非常にありがたい。

この時間帯は所沢行のリムジンバスは運行していないので鉄道で帰る。

10:30発の京急に乗る。

品川駅で山手線に乗り換え。輪行袋を抱えてホームの端まで歩くのがちょっと辛い。

山手線では先頭車両で置き場所を無事確保。

池袋駅で地下道の人混みを掻き分けて乗り換え。11:30発の西武池袋線に乗車。最後尾の車両で輪行袋の置き場所を確保。

12:05に最寄り駅に到着。

その場で輪行解除、自走で自宅に帰る。

12:30に自宅に帰還。家に上がる前にドロドロのバイクを洗車してこれにて今回の沖縄遠征の全日程を無事終了。
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ここ数年はAJ福岡さんの12月下旬の200kmを走るのが沖縄遠征の定番だったが去年は開催されなかったので沖縄に行く機会がなくなり残念に思っていた。その後、R東京さんの2025年の開催予定を見たら年明け1月に沖縄シリーズがあって土日で200kmを2本というかなり魅力的な設定があったのでいエントリーすることとなった。
1日目の八重岳桜は羽地ダムと本部の八重岳を上る沖縄山岳ブルべという感じのコースで特に八重岳は標高は300mそこそこだが勾配がきつくなかなか上り応えのあるヒルクライムだった。山頂通過後の下り区間ではちょうど八重岳桜が見頃で風景的にもなかなか楽しめる設定となっていた。残念ながら今回は羽地ダムも八重岳も雨の中のヒルクライムだったが晴れていたらもっと楽しく走れるだろう。晴れている時に是非もう一度走りたいコースだ。
2日目の辺戸岬はコースこそ那覇から沖縄北端までの国道58号往復で目新しさはないが私的には一度も行ったことのない辺戸岬に行くということもあってかなり興味をそそられた。残念ながらこれまた辺戸岬ではピンポイントで雨に降られてしまったので好印象を残すことはできなかったが、こちらも是非晴れている日に再チャレンジしたいという思いを残しつつ再開催を待ちたいところだ。
総じて今回のR東京さんの2本の沖縄シリーズ、とても楽しかった。200km2本というのは心身の余裕を保ったままで遠征を楽しめる絶妙のフォーマットだと思う。費用をかけて出掛けていってブルべを走ってその後に飲み食いするというブルべ旅を満喫できるというのは特に歳を取って来てからかなり魅力的な設定だ。AJ 北海道さんの北見シリーズやオダ埼清水班の秋田シリーズもとても楽しかった。私的にはこの延長線上で200kmx5のパラダイスウィークをいつか企画してみたい。
さて次のブルべはまたまたR東京さんのBRM202東京200いってこい真鶴。去年初開催の新コースで私的には2回目のエントリーとなるが次回詳報の予定。