2025BRM920東京1000/レポート1:序章/スタート前日

 北海道から戻って来て4日が経過して週末に突入。1000km走った疲れはほぼ癒えたが昨日の夜から急に喉が痛くなって、熱はなく身体も怠くはないのだが大事を取って今日の夕方からのブラジル系バンドの練習に欠席の連絡を入れて家でゴロゴロ休養している。

 8月の1200kmと9月の1000kmの北海道遠征を終えて、今年の山場を乗り越えたプレッシャーからの開放感がなかなか凄くて心がとても軽い。歳を取って来て自分にプレッシャーをかけるのがどんどん辛くなってきているのだが、このプレッシャーを乗り越えないと今の開放感も楽しめなくなるわけで、この心の大きな振り幅をいつまで体感できるかと考えるともう少し頑張らなければと思う。できるだけ振幅を大きく取ろうと思えば波長を長くしていくことがこれからは必要だと思う。ガンと頑張ったら時間をかけてしっかりと心と身体を休めて次のヤマに備える。アンチエイジングの留意点の一つだね。

 そんなわけでBRM920東京1000ぐるぐるぐるっと富良野の走行レポートを書き始めよう。

 

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[目次]

序章

 去年の8月にブルべ生涯の最終目標の1001Migliaを完走して私的なブルべのキャリアを積極的に積み上げていくのはもう止めようと思いつつ、全国の主催団体の2025年の開催予定が出揃った辺りで2025年に何を走るか何となく考え始めた。もう長いのはしばらくいいかなあと思っていたが8月のAJ20周年記念イベントとなるジャパングランドネ北海道1200はお祭り的に乗っかっておこうかと思いエントリーを決めて、9月に集中している各地の1000kmを冷やかし程度に眺めていたらR東京さんの北海道開催の1000kmが目に留まった。クローバー方式でコースを3分割しブルべ前中後の全ての宿を1か所に設定できるというかなり魅力的なレイアウトになっており、これなら楽に1000kmを走ることができるのではないかと2か月連続の北海道1000km越えになってしまうがエントリーを決めた。

 年が明けて3月になってブルべ自体のエントリーを済ませた後、宿とフライトを押さえに行く。このブルべの発着地点は富良野駅傍だがまだキューシートが発表されていないのでルートがわからず見込みで宿を確保しなければならない。ただでさえインバウンド狙いで宿泊料が高騰しているのでぼやぼやしているとどんどん選択肢がなくなってしまう。覚悟を決めて駅から1kmちょっと離れた民宿を予約して、何とか1泊5000円弱の宿の確保に成功した。フライトはAIRDOの発売日を待って速攻で予約、無難に確保に成功した。遠征日程は9/19~23でシルバーウイーク内に収めたが、9/22の深夜にゴールして翌朝9時の飛行機に乗るというかなりタイトなスケジュールになってしまった。まあこのコースレイアウトならこの走行プランで走るしかないから何とかなるだろうと高を括る。

 8月下旬になってようやくキューシートが公開されたのでRWGPSでルートを引いてみる。

 富良野駅前を中心に三つ葉のクローバーの様に見事に3分割されたルート。

 走行プランは330kmx3の2泊3日の一択。これ以外の独自プランを立てる余地は全くなし。 

<1日目>

 1日目は富良野をスタートして北上し愛別町までいって南下に転じ上川町から三国峠を越えて士幌町から西に向かって新得町から狩勝峠を越えて再び富良野に戻ってくる333km。初日は三国峠や狩勝峠を含む山岳ステージ。獲得標高差は2700mとそこそこあるが、初日に一番上るステージを終えてしまえるのは精神衛生上かなりよろしい。

<2日目>

 2日目は富良野から北西に向かい留萌から海沿いオロロンラインを走って苫前町の手前で東に向かって士別から南下して再び富良野に戻る344km。獲得標高差は2000mを切ってかなり楽になる。懸念点と言えばオロロンラインの風向きだが、向かい風になることが多いので覚悟しておかなければならない。

<3日目>

 最終日は富良野から南下して鵡川まで行きそこから北上して江別経由で芦別まで行きそこから南下して富良野にゴールする329km。獲得標高は前日と同じ程度だが序盤の金山峠と日高峠がちょっときつそうだ。序盤の山場をクリアしてしまえばあとはすんなりいけるのではないかと思われる。

 いずれにしての1か月前の北海道1200がかなり楽だった印象が強く残っているのでそれに比べて数値的に軽いこの1000kmは同じ様な天候であればもっと楽に走れるのではないかという予測が立ってプレッシャーよりも楽しみな気持ちの方が強い。

 1週間前までは全行程で好天だった天気予報がいきなり崩れ逆に3日共傘マークがついてしまった。当日が近付いてくるにつれて多少改善してはきたが出発前夜の予報は結局1日目の夜から2日目にかけて雨予報になってしまった。最低気温が1桁の予報もあり雨具と防寒具を持っていかざるを得なくなったのはかなり残念。ここに来てプレッシャーがかかって来た。

 最終的な走行中の携行品は以下の通りになった。

フロントバッグ:モンベル/フロントバッグ
・AC-USB充電変換機
・USB充電ケーブル4本
・eTrex20x(予備機)
・エネループ単三8本
・モンベルレインジャケット
・アームウォーマー
・ニーウォーマー
・指付き薄手グローブ
・カロリーメイト
・塩タブレット

サドルバッグ:リベレイトデザイン/Shrew
・スペアタイヤ1本
・スペアチューブ4本
・集合工具
・タイヤレバー3本
・タイヤブート
・応急処置用チューブパッチ
・シフトワイヤー1本
・ブレーキシュー1組
・チェーン4コマ
・ミッシングリンク2組
・モンベルレインパンツ

 出発前日の8/18から有休休暇を含む6連休に突入、前日のうちにバイクと携行品のパッキングを終えてあとは出発を待つのみ。

スタート前日

 8/19(土)、8時過ぎに自宅を出発。直前まで降っていた雨が止んでくれたので、傘を差すことなく徒歩で最寄り駅まで行く。

 ちょうど良い時間のリムジンバス所沢羽田線がなかったので鉄道移動。西武池袋線から池袋でJR山手線に乗り換える。今日は平日だがこの時間だと電車も空いているので輪行袋を気兼ねなく持ち込めるのは助かる。

 品川で京急に乗り換えて羽田空港に向かう。

 10:20に羽田空港第2ターミナルに到着。今日のフライトはAIRDOなので出発ロビーの左端まで歩いていく。

 AIRDOのカウンターでチェックインを済ませてすぐ隣のANAの手荷物カウンターに輪行袋を預けに行く。

 しばし並んで順番が回って来たと思ったらいつもの様に輪行袋の中をチェックする係員が来るまで結構待たされる。まあフライトまでまだ時間はあるので問題なし。

 やっと輪行袋を預け入れて身軽になって、特にやることもないのでそのまま保安検査場に入る。

 11:10に搭乗口に来た。空港に着いてからここまで何だかんだで40分はかかる。やはり羽田は出発2時間前に到着しておかないと危ないね。

 せっかくの北海道遠征だが節約で自販機のパンと麦茶で昼食を済ませる。

 食べ終えてぼーっと待っていたらヨシダさんがやって来た。ヨシダさんも東京1000にエントリーしていて同じフライトだった。

 30分遅れでやっと登場開始。

 12:45に羽田を出発する。

 男鹿半島が見える。

 青森上空を通過。ゴールデンウィークの辛い思い出が蘇ってくる。

 北海道上空に到達。

 14:28に旭川空港に着陸。

 旭川は晴れ。

 手荷物受取ロビーの通用口前で待機。

 読み通りここから出てきた。輪行袋を受け取って、空港内の券売機でバスのチケットを買って空港連絡バス乗り場に向かう。

 飛行機が30分遅れたので予定のバスを逃してしまった。次発は2時間待ち。

 再びヨシダさんと合流してジャズ談義などしながら時間を潰す。

 そろそろバスが来るので停留所に並んで待つ。旭川の気温は20℃位か。とても爽やか。

 ようやくバスが来た。旭川空港から富良野駅前行くラベンダー号は大型荷物はトランクに積むことができるので輪行は問題なし。

 16:37発のバスに乗車。富良野駅に向かう

 美瑛駅を通過。

 つい1か月前にも見た北海道の風景だがそこそこ新鮮に感じる。

 17:50に富良野駅に到着。

 ここで別宿のヨシダさん分かれて輪行解除する。

 夕暮れを過ぎた富良野駅前は人影もまばらで静か。空気がひんやりと冷たく気持ち良い。

 20分程でバイクの組み立て完了。自走で宿に向かう。距離は1.2km。

 すっかり暗くなった道を進む。バイクは特段の異常なしで一安心。

 18:20に宿に到着。チェックインすると人の好さそうなおじさんが出迎えてくれた。

 バイクは屋内には置けなかったが裏の一角に置くことができた。ここなら盗難の心配はなさそう。

 表玄関は施錠されるが裏口は24時間出入り自由なのでこれなら明日以降何時に戻って来ても問題なし。裏口付近には先客のバイクが2台置いてあった。もしかしたらこのブルべの参加者かも知れない。

 部屋に入ってほっと一息。昔ながらの民宿の風情は肩肘張らずにくつろげる感じ。この宿にはwifiがあるので持参のPCを接続、ネット環境が整った。のんびりする前に食料の調達に出る。

 宿の道を隔てた真ん前がコンビニなのは便利。

 買い出しから戻って風呂。共用の風呂は21時までは浴槽の湯に浸かれるがそれ以降はシャワーのみとのこと。ということは明日以降は湯に浸かることはできないということか。止む無し。

 風呂から上がってさっぱりしてから夕食。いつもの様に出走前夜はノンアルコールのコンビニ飯。ビールは完走を果たしてから。

 夕食を終えて明日のコースの再チェック、天気予報をチェックしたら取り敢えず明日はスタート時点は晴れの予報でちょっとだけ安心。ネットを徘徊しつつのんびりしていたら良い感じに眠くなってきたので寝に入る。明日のスタートは富良野駅前を6時なのでアラームを5時にセットして布団に横になる。消灯時刻は22時過ぎ。