2025BRM920東京1000/レポート3:Day 2,PC3/ローソン富良野若松町店->PC6/セブンイレブン富良野若松店(342.8km/676.1km)

[目次]

PC3/ローソン富良野若松町店->PC4/力昼郵便局(147.9km/481.2km)

 9/21(日)、4時過ぎに目が覚めた。外はまだ暗いが雨の音が聞こえる。この雨の中をスタートするのは嫌なので予定通り6時にスタートすることにして二度寝を決め込む。

 次に目が覚めたのは5時過ぎ、睡眠時間は充分ですんなりと起き上がる。外はまだ雨の音が聞こえているが明るくなった分、精神的なハードルは幾分か下がった感じ。いずれ雨は止む予報だがここ数時間の間は状況は変わらない様なので覚悟を決めて予定通り6時にスタートすることにする。半袖ジャージにレーパンの上にレインウェア上下を着れば寒さは感じない。昨夜買っておいたパンを食べつつ身支度を終えて外に出る。

 外に出てみると雨は小降りになっていた。これならレインウェアはいらない感じだが脱ぐのが面倒なのでこのまま走ることにする。

 2日目は富良野から留萌まで行ってそこからオロロンラインを走って苫前町の手前で東に向かって士別から南下して再び富良野に戻る343km。

 獲得標高差は2000mを切って昨日と比べてかなり楽になる。雨は午前中のうちに上がる見込みなので状況は改善するはずだが、不安材料は風、今日の予報は終日北風なので前半は向かい風を覚悟しておかなければならない。

 9/21の6:10にリスタート、緩々と走り始める。最初の目的地は147.9km先のPC4だが区間距離が長いので68km先と112km先に休憩ポイントを設定してあるのでまずはそこを目指す。

 PC3に戻って来た。ここから再びコースに乗って走り出そうとしたら、PCにいた女性に呼び止められた。何事かと思ったら一緒にいた台湾から参加の女性のナビが壊れたのでこれから一緒に走るのだが2人だと心細いので一緒に走ってくれないかとのこと。了解して一緒に走り始める。

 ぼちぼち富良野市街を抜けていく。後ろの女性が”あれ?こっちでいいですかね?”と声をかけてきたがナビのルートには乗っているので”ナビが間違っていなければこっちです”と返事をして進む。ちょっと進んで別の参加者とすれ違って”どこに行くの?”と声をかけられたが取り敢えずナビの通り進む。

 富良野から4kmちょっと走って中富良野に入った辺りで後ろの女性が”やっぱりおかしいですよね。逆方向みたい”と言ったところではっと気が付いた。あ!今日は一筆書きのコースではないからナビのルートを逆に進んでいたのか!女性2人を引き連れてカッコ良いところ見せようと意気込んでいたら見事に大失敗をやらかして大恥をかいてしまった。2人に平謝りで折り返し再び富良野市街に戻る。

 再びPC3に戻って来た。結局2人には先行してもらって後から追いかける格好になった。6時スタートのはずが結局7時スタートになってしまった。2人には申し訳ないし私自身も下らないミスで1時間近く無駄にしてしまったし、余の情けなさに自責の念に苛まれつつ今度こそ本当にリスタート。

 国道38号を滝川・芦別方面に進む。

 1.8km、空知川を渡って富良野市街を離脱。

 ミスコースの精神的ダメージがまだ響いている。もしあの女性に呼び止められずに独りで走り続けていたら一体どこでミスコースに気付いただろうかと考えると背筋が寒くなる。復帰不能な距離を走ってしまいDNFする可能性も十分に考えられる。うじうじくよくよ自己批判を繰り返すのみ。

 9.5km、滝富大橋を渡って芦別市に入った。

 16.1km、悶々としていたらいつの間にか北海道1200の最終日に走った道を走っていることに気付いた。空知川のダム湖を見ながら進む。

 雨は完全に止んで路面が乾いてきた。前方の雲の様子を見る限りこの先降る確率は低そうだ。予報通りか。

 27.5km、もうこの先降らないと判断して止まってレインウェアを脱ぐ。身体が軽くなって気持ちもちょっと軽くなった。どういう形であれ失敗をリカバリーして今ブルべを継続しているのは事実。このミスを経験値に変えて明日以降同じミスを繰り返さなければよいのだ。

 31.5km、芦別市街に入って道の駅スタープラザ芦別の前を通過。市街は車が増えたが混雑はなくすんなりと抜けていく。

 33.3km、芦別市街を抜けて旭川方面に右折して国道38号を離脱、道道4号に乗る。

 車通りが減った道道4号を落ち着いて走る。すっかりオイルが流れ落ちてしまったチェーンが乾いてキュルキュルと音を立て始めた。どこかでチェーンオイルを調達しなければ。

 いつの間にか道道4号から道道224号に遷移していた。何となく向かい風基調になって来てペースが上がらない。

 40.3km、小さな橋を渡って赤平市に入った。

 41.5km、札幌・滝川方面に右折して再び国道38号に乗る。

 国道38号を北西方向に進む。向かい風が徐々に強くなっている。

 51.4km、滝川市に入った。

 51.9km、右折して国道38号を離脱、道道776号に乗る。

 広域農道的な道道776号を進む。田園の中の吹きっ晒しになって風の影響が強くなった。

 55.3km、右折して道道776号を離脱。

 農道的な道の先に今朝の女性達が見えた。ようやく追いついたか。

 56.5km、突き当りを左折。

 58.1km、交差点を右折して農道を進んでいく。

 62.3km、交差点を左折。向かい風がかなりきついので、余り役には立たないが先頭に立って女性2人を牽かせてもらう。せめてもの罪滅ぼし。

 今朝声をかけてくれたビアンキの女性のペースに合わせると後ろの台湾の女性が付いてこれなくなるので、強そうなビアンキさんには先に行ってもらって台湾さんを引き上げる。

 66.0km、石狩川を渡って雨竜町に入った。

 67.6km、国道275号に面した交差点を一旦左折したらすぐに休憩ポイントが見えた。

 67.6km/400.9km地点の休憩ポイント3に到着、チェックタイムは9/21の10:14。

 一緒に走っていた女性2人もここで止まった。休憩しているうちに更に男性2名がやってきた。もともとルート上で休憩できる場所は限られているので同じ場所に集まってくるのは必然か。ここで食用オイルを買ってチェーンに差そうかと思ったが大きなボトルしかなかったので諦める。この先も皆で行こうという話になって25分程の休憩の後出発。

 休憩ポイントを出て再び国道275号に乗って北に向かって進み始める。次の目的地は45km先の休憩ポイント4。休憩ポイントを出てすぐに雨竜の街中を抜けていく。

 75.9km、恵岱別川を渡って北竜町に入った。

 後ろを振り返ると台湾さんとピナレロの男性がいなくなっていた。遅れ気味の台湾さんを引き上げにピナレロさんが下がったのかと思って止まって待っていたがなかなか追い付いてこない。何かトラブルでもあったかと思ったが待っても来ないので止む無く残りのメンバーで走り始める。

 81.8km、北竜町の街中に入って碧水交差点を羽幌・留萌方面に左折して国道275号を離脱、国道233号に乗る。ここを曲がると休憩ポイントまでは一本道、しばらく国道233号を走ることになる。

 留萌までは32km、大体残り距離と一致する。

 進路は北西方面、相変わらず向かい風基調でペースはいまいちだが、信号がないので低速でも着実に距離を消化していく。前方に黒い雲が広がっているのが嫌な感じ。

 90.1km、久し振りにちょっと長めの上りに差し掛かった。3%位の坂をぼちぼち上っていく。

 90.8km、ピークを通過して留萌市に入る。

 長く緩い下りをブレーキ全開で快調に下っていく。

 再び平坦基調になった国道233号を進む。この道は何度か走ったことがあるのでよく覚えている。留萌市街まではあと14km。

 進むうちに何度も留萌川を渡る。国道233号は蛇行する留萌川と並走している様だ。

 111.4km、留萌市街に入って来た。休憩ポイントはもうすぐ。

 休憩ポイントが見えた。

 112.1km/445.4km地点の休憩ポイント4に到着、チェックタイムは9/21の12:46。

 ここでも一緒に走っていた全員が休憩。ここまで7時スタートと考えればほぼ巡航グロス20km/hだが猶更あのミスコースが痛い。

 ここで小さいサイズの食用オイルをゲット、チェーンに差して異音が消えて気分スッキリ。休憩しているうちにピナレロさんと台湾さんがやって来た。ピナレロさんはパンクしたとのこと。30分程の休憩の後、着いたばかりの台湾さん以外の4人で出発する。

 休憩ポイントを出て再び国道233号に乗り北に向かって走り始める。改めてPC4を目指す。残り距離は36km。

 112.4km、緑ヶ丘町1丁目交差点を右折して国道233号を離脱、留萌川を渡る。

 112.5km、川を渡り終えて交差点を左折。

 113.2km、突き当りを稚内・小平方面に右折して再び国道233号に乗る。

 113.6km、突き当りを羽幌・小平方面に左折して更に国道233号に乗る。

 留萌川沿いを稚内・羽幌に向かって進む。オロロンラインを走るのは2019年のBRM615札幌600以来か。

 117.0km、海沿いに出た。案の定強い向かい風で一気にペースダウン。覚悟していたとはいえここから約30kmを向かい風に耐えて走らなければならないかと考えるとげんなりする。

 海は好天で青いが北風でちょっと波立っている。

 車通りが結構多くて向かい風に煽られながら走るには神経を使う。

 121.3km、小平町に入った。看板のデザインが変わっている。この熊の様な生き物は小平町のキャラクターなのか?

 125.1km、小平トンネルを抜けていく。トンネル内は幾分向かい風が弱まるので楽。

 遥か先まで海沿いの道が続く。この向かい風だと視覚的破壊力は絶大。

 先頭をピナレロさんに交代してもらって最後尾に回る。この風だとやはり前を牽いてもらうとかなり楽。前の2人はどちらも同色のビアンキ乗りだった。今後は区別のためにビアンキFさんとビアンキMさんと呼称することにする。

 休ませてもらったので再び前に出て先頭を牽く。何とか20km/hをキープ。

 137.3km、道の駅おびら鰊番屋に差しかかった。ビアンキFさんがここで写真を撮るというので皆で止まる。

 独りで走っているとまず止まることはないので、何度もオロロンラインを走っているがここで止まったのは初めてかも知れない。

 皆が写真を撮っている間トイレに行っておく。10分程の休憩の後出発。

 140.4km、小平町を離脱。このゆるキャラの手はホタテなのか?

 再び向かい風に逆らいつつ進む。あと数kmでこの苦行を終わるはず。

 147.7km、古丹別・九重方面に右折して国道233号を離脱、道道1062号に乗る。ようやく向かい風区間を終了。ここを曲がるとPC4はもう目前。

 

 PCが見えた。

 147.9km/481.2km地点のPC4に到着、チェックタイムは9/21の15:04。

 ここは写真チェックなのでまず通過証明用の写真を撮影する。

 写真を撮り終えて出発する3人を見送りつつPC通過をツイートして一息ついてから出発する。

PC4->PC5/セブンイレブン士別東6条店(83.2km/231.1km/564.4km)

 PCを出て内陸部に向かって再び進み始める。次の目的地は83km先のPC5だが区間距離が長いので8.5km先に休憩ポイントを設定してあるのでまずはそこを目指す。

 148.6km、走り始めてすぐに上りになった。5%位の坂をぼちぼち上っていく。何となく右膝に違和感、さっきまでの海沿いでちょっと踏み過ぎたか。悪化させて痛みに変わらない様に抑えていく。

 151.6km、ピークを通過して下っていく。

 154.8km、下りを終えて突き当りを古丹別市街市街方面に左折、道道1062号を離脱して道道1049号に乗る。

 156.1km、古丹別市街に入って来て交差点を右折して道道1049号を離脱、国道239号に乗る。ここを曲がると休憩ポイントは目前。

 休憩ポイントが見えた。

 156.4km/489.7km地点の休憩ポイント5に到着、チェックタイムは9/21の15:40。

 ここが今日のコースの最北端になる。これから徐々に南に向かって戻り始める。7時スタート換算で巡航グロス20km/hを割り込んでしまった。やはり海沿いの向かい風区間でかなりタイムを失った様だ。

 ここで先行していた3人に再び合流。ちょっと遅れて台湾さんもやってきた。集団走行となるとどうしても休憩時間が長くなってしまいがちで右膝の調子もちょっと心配、台湾さんを除く3人は健脚なのでこの先の今日唯一の山越えとなる霧立峠の上りでどうせ追い付かれるだろうと独りで先に行くことにする。20分程の休憩の後出発。

 休憩ポイントを出て再び国道239号に乗り東に向かって走り始める。改めてPC5を目指す。残り距離は75km。

 国道239号は車は全く走っていなくてとても静か。久し振りに単独走行になってマイペースで淡々と進む。

 163.2km、信号が全くなく路面もそれ程悪くないので巡航速度は遅くても確実に距離を消化していく。ミスコースと向かい風で想定外にタイムを失ってしまい富良野に戻るにはどうやっても日付が変わるのは確実なのでちょっとナーバスだがとにかく焦って無駄足を使って疲労を溜めない様に走らなければならない。

 168.2km、何となく上り始めた。2~3%位の坂をぼちぼち上っていく。

 西日に照らされた自分の影が長くなってきた。陽が暮れる前に霧立峠を越えられるか微妙。

 相変わらず3%前後の緩い坂が続く。この位の勾配なら膝に負担がかからないのでありがたい。霧立峠のピークは標高400mに満たないのでそれ程のきつい山ではなさそう。

 背後の森に西日が隠れて日陰になった。日差しがなくなると体感温度が下がるがまだ寒いという程ではない。

 187.9km、道道742号との分岐を通過、士別・瀬牛内方面に更に国道233号を進む。

 上っていく途中で鹿にちょくちょく遭遇する。ここまでもたまに見かけていたがこの区間は特に多い。ぶつからないかちょっと心配になる。

 194kmを過ぎて勾配がきつくなり5%を超えてきた。やはり最後まで楽はさせてくれないか。薄暮が消えかけてナイトラン開始。残念ながら明るいうちに霧立峠は越えられなかった。

 195.7km、トンネルに到達。ここがピークか?

 トンネルを抜けてもまだ上りが続いていた。

 197.1km、18:04、ようやく霧立峠のピークに到達。

 ちょっと下り始めたところで幌加内町に入った。-41.2℃というのは陸別とどっちが寒いのだろう?

 暗くなってしまった長い下りを鹿の飛び出しにびくびくしながら慎重に下っていく。

 205.3km、下りを終えて美深・士幌方面に左折、更に国道239号を進む。

 207.5km、再び上り始める。3%前後の緩い坂が続く。

 211.0km、士別峠のピークに到達、士別市に入って下っていく。

 218.8km、名寄・士別市街方面に左折。

 219.9km、下り基調が終わって突き当りを名寄・士別市街方面に右折、更に国道239号を進む。

 222kmを過ぎて再び上り始める。真っ暗で車がほとんど来ない国道239号を淡々と進む。

 225.3km、3km程上って学田峠のピークを通過。士別市街まではあと5km。

 228.4km、下りを終えて剣淵川を渡って士別市街に入った。

 久し振りに大きな街に入って、ここまでずっと真っ暗な道を走って来たから何となくホッとする。

 230.7km、右折して枝道に入る。PCはもうすぐ。

 PCが見えた。

 231.1km/564.4km地点のPC5に到着、チェックタイムは19:38。

 気温がかなり下がって来てバイクを降りると寒く感じるのでアームウォーマーとニーウォーマーを着ける。カップラーメンを食べつつ休憩していたらピナレロさん、ビアンキMさん、ビアンキFさんの3人がやって来た。再び皆で走ることになり30分程の休憩の後出発。

PC5->PC6/セブンイレブン富良野若松店(111.7km/342.8km/676.1km)

 PCを出て道道61号に乗り西に向かって走り始める。次の目的地は112km先のPC6、ほぼ今日のゴールだが区間距離が長いので55km先に休憩ポイントを設定、まずはそこを目指す。

 231.5km、交差点を左折して広通りに乗り南下開始。

 232.3km、突き当りを右折。静かな士別の街中を抜けていく。

 233.7km、道道536号に乗り剣淵川の土手に上って名越大橋を渡り士別市街を離脱。

 238.4km、和寒・剣淵市街方面に道なり左折して道道293号に乗る。

 245.1km、いつの間にか道道545号に遷移して、旭川・鷹栖方面に3人を牽きつつ平坦路を進んでいく。ようやく今日のゴールまで残り100kmを切った。時刻は20:50、今のペースだと宿に帰り着くのは2時を過ぎそうだ。今日ここまで遅くなるとは想定していなかったので今晩の睡眠時間を考えるとげんなりするが今更考えても仕方がないのでとにかく今日安全にゴールすることだけを考える。

 247.5km、小さな橋を渡って和寒町に入った。

 先頭を牽くこと自体は体力的には問題ないのだが、後ろの人のライトが私のライトより相対的に明る過ぎて私の影が前方にできてしまい路面が見辛くなるのがとても走り辛い。しばらく我慢して何とか集中を切らさず走っていたが、路面の凹凸や落下物を見落として落車などすると後続を巻き込んでしまうのでリスクが高いと判断し先頭から降りる。夜間の集団走行自体も皆そこそこ疲労が溜まって来てるはずなので危険度が高いのでペースを落として集団から離れて進む。

 3人の姿が前方に消えて、落ち着いてマイペースで進む。やはり夜間は単独走行の方が気楽だ。

 道道99号に遷移しつつ255kmを過ぎて上りになった。5%前後の坂をえっちらおっちら上っていく。

 260.2km、5km程の上りを終えて鷹栖峠の山頂に到達、鷹栖町に入る。この上りで再び3人に追いつきそうになったのでゆっくり下って車間を空ける。

 272.3km、長い下り基調を終えて旭川方面に左折して道道99号を離脱、道道520号に乗る。

 まっすぐな道を道道520号から道道37号に遷移しつつ淡々と進んでいく。

 280.1km、永山橋で石狩川を渡って旭川市街に入っていく。

 286.4km、旭川市街を抜けた辺りで休憩ポイントに着いたが、それ程疲れはなく今日のゴール時間を考えると休憩時間が惜しいので素通りすることにする。やれやれ、昨日に引き続いて今日も終盤100km超を一気に走ることになるとは思わなかった。

 まっすぐな道道37号をひたすら南に向かって進む。巡航速度はせいぜい25km/hといったところだが信号がないので確実に距離を消化していく。旭川空港までは12km。

 工事で車線を狭めるバリケードが延々と続く。時間は遅いが時たま後ろから猛スピードの車が抜いていくので冷や冷やする。

 291.0km、東川方面に左折して道道37号を離脱、道道1060号に乗る。

 291.7km、旭川空港・東神楽方面に右折して再び道道37号に乗る。ここから今日のゴールまでは昨日の序盤のルートの遡りとなる。このコースレイアウトを何故今朝忘れていたのか、返す返すも悔やまれる。

 293.9km、東神楽橋で忠別川を渡って東神楽町に入った。

 294.4km、左折して道道37号を離脱、枝道に入る。

 294.6km、突き当りを右折して東神楽町を抜けていく。

 298.5km、ちょっと上って旭川空港の前を通過、下っていく。

 299.5km、下りながら旭川市に入った。

 301.7km、陸橋をぐるっと回りつつ下ってきて突き当りを富良野・美瑛方面に右折、国道237号に乗る。

 306.6km、美瑛町に入って再び3人の後姿が見えた。左折して国道237号を離脱。

 306.7km、突き当りを右折して道道213号に乗る。曲がってすぐに上り始める。

 前との車間を取りつつゆっくり上っていく。

 309.5km、美瑛町の街中に入って来て美瑛駅前を通過。時刻は23:50、街中は寝静まって静か。

 310.2km、美瑛川を渡って美瑛市街を離脱。

 314.3km、右折すると上りになった。アップダウンが続く。日付が変わってしまった。

 真っ暗な道を進む。周囲の様子が全く分からないのだが、道脇の茂みの中からがさがさという音や甲高い鹿の鳴き声が聞こえたりしていきなり動物が飛び出してきそうで緊張しながら走る。

 316.3km、右折して更に上っていく。

 真っ暗闇の中で急坂が出てきた。10%を超える様な斜面をえっちらおっちら上っていく。昨日こんな道を走ったのか?こんなアップダウンがあったとは全然記憶にない。

 アップダウンを進みながら空を見上げると満天の星が見える。しまった、今回の遠征でこれをすっかり忘れていた。星空撮影用のカメラとミニ三脚を持ってくればよかったと今更後悔。

 322.0km、右カーブでようやくピークに到達。これでアップダウンは終わりか?真っ暗な中を慎重に下っていく。

 232.4km、突き当りを右折して道道353号に乗る。山道アップダウン区間を抜けた様でほっと一息。

 324.9km、下り基調が終わって十勝岳温泉・上富良野市街方面に左折して道道353号を離脱、道道291号に乗る。PC6まで20kmを切った。

 326.4km、上富良野市街に入って上富良野駅入口を通過、道道291号から道道299号に遷移しつつ直進する。

 327.4km、富良野・国道237号方面に右折して更に道道299号を進む。

 328.6km、上富良野市街を抜けて突き当りを富良野方面に左折、国道237号に乗る。

 何となく下りな感じの国道237号を快調に進む。今日の終わりが近くなったせいかここに来て脚がよく回る。

 334.5km、中富良野市街に入って中富良野駅前を通過。ここで前方に集団の背中が見えたが2人しかいない。どうやらビアンキMさんは途中で離脱した様だ。

 中富良野市街を抜けて国道237号を進んでいく。ここまで来て集団落車は絶対に避けなければならないので車間に気を付けて走る。

 339.3km、遂に富良野市に入った。今朝というか昨日の朝にミスコースしたことに気付いた瞬間を思い出しぞっとしつつ情けなさが蘇ってきた。

 342.2km、富良野市街に入って右折すればPCはもう目前。

 342.7km、右側のPC3と同じコンビニが見えてPC6に着いたと思ったら前の2人が素通りしていくのでPCは右ですよを声をかけたら、逆に”違いますよ。PC6はPC3とPC9とは別の店です”と返されてまたしても勘違いしていたことに気付いて驚きつつ情けないやら恥ずかしいやら。もし独りで走っていたら完全に気付かずに間違ったレシートを取っていただろう。これでDNFになることもあり得る。またしても同行者に助けられた。ピナレロさんとビアンキFさんにはひたすら感謝しかない。交差点を左折して正しいPC6に向かう。

 曲がってすぐに正しいPCが見えた。何とか区間距離112kmを走り終えて今日の仕事はほぼ終わり。ホッと一息。

 342.8km/676.1km地点のPC6に到着、チェックタイムは9/22の1:27。

 今日の夕食を買って一息入れてすぐに出発する。

PC6->仮眠2/民宿むつかり(1.1km/343.9km/677.2km)

 ビアンキFさんが実は同じ宿だったということがわかって一緒に走り出す。宿までは1.1km。

 1:47、宿に帰着。

 裏口にバイクを止めて部屋に入って一息つく暇もなくやるべきことを急いで片付けなければならない。睡眠時間を1分でも長く確保するため、遅滞なく動かなければならない。まず電装品の充電をセットしてからシャワーを浴びに行く。

 身体を綺麗してすっきりしてからやっと夕食。夜も遅いので軽めで済ませる。食べながら明日のスタート時間を思案する。明日遅くスタートすると当然ゴールも遅くなる。そうなると翌朝は始発のバスに乗らなければならないので辛くなるが、まずはこのブルべを確実に完走することが重要。やはり睡眠時間確保が最優先ということにして5時間睡眠で8時スタートということにしてアラームを7:30にセットする。食事を終えて速攻で布団に潜り込む。消灯時刻は2時半前。