[目次]
- PC6/セブンイレブン富良野若松店->PC7/セブンイレブン鵡川宮戸店(128.0km/805.2km)
- PC7->PC8/ファミリーマート江別向ヶ丘店(79.5km/207.5km/884.7km)
- PC8->PC9/セブンイレブン砂川豊沼店(59.6km/267.1km/944.3km)
- PC9->Goal/ローソン富良野若松町店(61.4km/328.5km/1005.7km)
- ゴール後
PC6/セブンイレブン富良野若松店->PC7/セブンイレブン鵡川宮戸店(128.0km/805.2km)
9/22(月)、5時半過ぎに目が覚めた。ぼーっとしているが目が冴えてしまって二度寝できそうにない。3時間は寝られたからブルべ中ならまあこんなものかと割り切って起き上がる。買い置きのパンを食べながら天気予報をチェックすると今日は終日雨予報はなしなので一安心。半袖ジャージにレーパンでちょっと寒く感じるのでアームウォーマーとニーウォーマーを着ける。レインウェアは今日は持たず泥除けを外す。これだけで随分と身軽になった気がする。

外に出ると雲は多めだが青空も見えて良い天気。朝の冷たい空気が気持ち良くてちょっとやる気が出てきた。
最終日は富良野から南下して鵡川町まで行って折り返し、千歳、江別、芦別を経由して再び富良野に戻って来る329km。
獲得標高差は2000m弱と昨日と同じ位、序盤の金山峠と日高峠をクリアしてしまえばあとはアップダウン程度になる。ゴールクローズは明日の9時なので時間的には問題ないはずだから、確実に完走することだけを考えて序盤の山岳でできるだけ体力を温存できる様に抑えめで走ることを心掛ける。後は変な風が吹かないことを願うのみ。

6:15にリスタート。ぼちぼち走り始める。最初の目的地は128km先のPC7だが区間距離が長いので48km先と87km先に休憩ポイントを設定してあるのでまずはそこを目指す。

0.9km、フラノマルシェ交差点を御料方面に左折して道道985号に乗る。今日のルートはナビ上では閉じていないので逆走する心配はないが、二度見して間違っていないことを確認する。同じミスをしたらそれはただの馬鹿だ。

1.3km、ふらの五条大橋で空知川を渡り富良野市街を離脱。

道道985号を南下する。取り敢えず脚はまずまず回るし身体各所に痛い所はないので今日も何とか走れそうだ。

小振りなひまわりが満開。

このひまわり畑は何のためにあるのだろう?種から油を取るのだろうか?

6.5km、ぼーっと走っていて左折ポイントを見逃し直進コースアウト。すぐに気付いて慌てて戻って曲がる。

6.9km、右折して国道38・237号に乗る。

まっすぐな国道38・237号を進む。早朝だが車がちょくちょくやってくる。今日は平日だからかな?

17.5km、東山やなぎ交差点を日高・占冠方面に右折して国道38号と分離しつつ更に国道237号を進む。

18.0km、南富良野町に入った。

雲が少なくなって青空が広がり日差しが出てきた。絶好のサイクリング日和になった。

28.0km、何となく上り基調になって来た。

30.7km、金山峠の標識が出てきた辺りから勾配がきつくなった。ここが起点なのか。

進むうちに勾配がきつくなってきて7%を超えてきた。なかなか上り応えがある。

33.4km、金山トンネルに到達して占冠村に入る。序盤の山越えの1つめをまずクリア。
トンネルを抜けて下りに入っていく。

緩めの勾配をブレーキ全開で快調に下っていく。休憩ポイントのある占冠市街まではあと6km。

47.6km、鶴川を渡って占冠の街中に入っていく。休憩ポイントはもうすぐ。

8:47に47.8km/725.0km地点の休憩ポイント7に到着したらまだ開店前だった。仕方がないので素通りして先に進む。

48.1km、突き当りを門別・日高方面に左折して更に国道237号を進む。

交差点のすぐ傍に道の駅があったのでトイレに立ち寄る。気温が上がってきてちょっと暑く感じるのでここでアームウォーマーとニーウォーマーを外して出発する。

道の駅自然体感しむかっぷを出て再び国道237号に乗り東に向かって進み始める。アームウォーマーとニーウォーマーがなくなっただけでかなり快適な感じがする。

この先2つ目の峠越えの日高峠が待ち構えている。日高までは13km。

進むうちに何となく上り基調になって来た。

56.3km、日高峠の標識が出てきたところで勾配がちょっときつくなった。ここが日高峠の起点か。

6%前後の坂をぼちぼち上っていく。さっきの金山峠に比べるとちょっと緩い感じ。

58.0km、程なく山頂に到達して日高町に入った。これで今日の主要な山越えは終了。かなり気楽になった。
長い下りを快調に下っていく。

62.3km、4km程下ってきて勾配が緩んだが下り基調はまだ続く。平取までは48km。

緩い下り基調を快調に進みつつ順調に距離を消化していく。北海道はかなり涼しくなってきているが山はまだ紅葉は始まっていない。

73.6km、岩知志ダムを左に見ながら沙流川を渡る。さっきから何度も橋を渡っているので国道237号は沙流川と交わりながら並行している様だ。

74.5km、平取町に入った。

国道237号は結構車通りが増えてきた。大型車も多い。今日は平日だからなのか?

86.2km、街中に入って来た休憩ポイントはもうすぐ。

休憩ポイントが見えた。

86.6km/763.8km地点の休憩ポイント8に到着、チェックタイムは9/22の10:32。

山越え2つをこなしてきてここまでほぼ巡航グロス20km/hで来たのは3日目というのを考慮すればかなり順調。最終日もいい感じで走れているので気分的にかなり軽い。
ここに参加者の一人の外人さんが先着して休憩していた。

セイコーマートといえばこのホットおにぎり。最終日でようやくありつけた。20分程の休憩の後出発。

休憩ポイントを出て再び国道237号に乗り、改めてPC7を目指して南に向かって走り出す。残り距離は41km。

相変わらず国道237号は沙流川と並行して走っている。時々川面を見ることができる。

車通りは更に増えた感じで普通車よりも大型車の方が多い。これだけ走っていると北海道を走っている感じがしない。ちょっと慌ただしく緊張する。

牧場には馬がいた。北海道の南西部には馬牧場が多い気がする。

信号の全くない国道237号はそれ程速くない巡行で走っていても距離の消化が早い。その意味ではかなり気楽。

道端に紫と黄色の小さな花があちこちで咲いているが緑とのコントラストが眺めていて何となく和む。

111.3km、平取町の街中に入って厚真方面に右折して国道237号を離脱、道道59号に乗る。

曲がってすぐにいきなり上り。勾配は5%位だがここまでずっと下り基調から平坦を走り続けてきたので激坂に思える。

113.0km、ピークに到達してむかわ町に入って下っていく。

下りを終えて突き当りを苫小牧・むかわ市街方面に左折。道道74号に乗る。

道道74号を進む。車がほとんど走っていないので落ち着いた。

牧場の牛がのんびりと草を食む風景は長閑。

道道74号も信号がないので微妙に向かい風基調でペースはいまいちだが順調に距離を消化していく。

白馬がいた。

日差しはそこそこ強いが道端にはススキの穂が揺れる。秋はもうそこまで来ている感じ。

127.6km、苫小牧・沼ノ端方面に右折して道道74号を離脱、国道235号に乗る。ここを曲がるとPCはもうすぐ。

PCが見えた。

128.0km/805.2km地点のPC7に到着、チェックタイムは9/22の12:51。

ここまでまだ巡航グロス20km/hをぎりぎりキープしている感じ。今のところ疲労感は薄く痛いところもないのでまずまず順調。ここにもさっきの外人さんがいた。大体同じ様なペースで走っている様だ。昨日一緒に走っていた皆さんは今頃どの辺を走っているだろうか。

PCの傍にラーメン寳龍があった。いつも夜の札幌で呑んだ後に食べている旨い店なのだがこの遠征では札幌にはいかないので千載一遇、食べていこうかと思ったが並んでいるので断念。20分程の休憩の後出発。
PC7->PC8/ファミリーマート江別向ヶ丘店(79.5km/207.5km/884.7km)

PCを出て再び国道235号に乗り西に向かって走り出す。次の目的地は80km先のPC8だが区間距離が長いので39km先に休憩ポイントを設定、まずはそこを目指す。ゴールまであと200km、1ブルべ単位と考えると気持ちが軽くなる。

129.9km、厚真・むかわ市街に右折して国道235号を離脱、道道10号に乗る。ここが今日の最南端、北に向かって戻り始める。

この道は過去に色々なロングブルべの最終日で走っているので、今日が最終日という雰囲気が強く蘇ってくる。

むかわの街を出て更に北上する。前方にかかる黒い雲が嫌な感じ。泥除けも外してきたし今日は降らないでもらいたい。

134.9km、厚真町に入った。

137kmを過ぎてアップダウンが出てきた。

148.9km、アップダウン区間を抜けて突き当りを左折して道道59号に乗る。

道道59号を進む。前方に黒い雲が迫って来た。やはり降られてしまうのか。

152.9km、ちょっと上って安平町に入った。

156.3km、突き当りを岩見沢・三川方面に右折して国道234号に乗る。

国道234号に乗って車が急に増えた。路肩の路面も悪くちょっとストレス。

いよいよ黒い雲の下を通過し始めたが何とか降られずに抜けた。


165.1kmを左折して国道234号を離脱、道道226号に乗る。路面が濡れているのは直前に降ったということか。

進むうちにパラパラと大粒の雨が落ちてきた。結局降られるのかと落胆しつつ進んでいたらすぐに止んだので一安心。休憩ポイントはもうすぐ。

休憩ポイントが見えた。

167.2km/844.4km地点の休憩ポイント9に到着、チェックタイムは9/22の14:56。

微妙にペースが落ちてきているがまだ全然許容範囲。体感的にはそれ程疲れは感じていないが巡航速度の低下が3日目の疲労蓄積を物語っている。カツゲンとメンチカツパンで補給しつつ20分程の休憩の後出発。

休憩ポイントを出て再び道道226号に乗って追分の街中を抜けていく。改めてPC8に向かって北上開始、残り距離は40km。

168.1km、千歳方面に左折して更に道道226号を進む。

169.3km、千歳市に入った。

171.1km、右折して道道226号を離脱。

この道は路面が悪く走り辛いが車がいないので落ち着いて走ることができる。

175.5km、突き当りを左折して道道870号に乗る。

177.3km、ちょこっと上って長沼町に入った。

178.3km、突き当りを右折して直後を札幌・北広島方面に左折して国道274号に乗る。

再び車が増えた国道274号を進む。路肩の状態があまり良くないので微妙に走り辛い。

181.1km、右折だが車通りが多く信号がないので渡り辛い。しばらく待ってようやく渡ることができた。国道274号を離脱。

国道を離れて車が減るかと思ったら結構走っている。道路番号はないが幹線道路なのか。

微妙なアップダウンを越えながら進んでいく。牛がハイジ牧場に誘っているが立ち寄っている余裕はない。

186.5km、札幌・長沼市街方面に左折して更に道道1008号を進む。

まっすぐな道道1008号を進む。何となく街らしくなってきて車が増えたが路面も綺麗になって走りやすくなった。

189.3km、長沼町の市街地に入って来た。結構大きな街で信号が増えて混雑が出てきた。ここから国道337号に遷移して札幌・江別方面に直進、ストップ&ゴーを繰り返しながら街中を抜けていく。

ようやく長沼市街を抜けた。前方にまたしても怪しい雲が見えるがすぐに抜けられそう。PCのある江別まではあと19km。

194.2km、旧夕張川を渡って南幌町に入った。

怪しい黒雲の下を通過。降られずに済んだ。

196.6km、直進して国道337号を離脱、広域農道に入る。

198.5km、南幌温泉・江別・野幌方面に左折。

今日の走行距離が200kmを超えた。巡航グロス20km/hにちょっと足りないところでずっと踏み止まっている。まずまず順調、ゴールまではあと128km。

201.5km、千歳川を渡る。

川を渡り終えて江別市に入った。

正面から照り付ける西日が眩しい。信号がかなり見辛い。

206.5km、江別市街に入って来て上江別427交差点を右折。

街中の鉄道陸橋を越えていく。車通りもかなり多くなった。PCはもうすぐ。

PCが見えた。

207.5km/884.7km地点のPC8に到着、チェックタイムは9/22の17:04。

久し振りの都会の中でちょっと面食らう。夕刻で日が陰りバイクを降りるとちょっと寒く感じるが走り出すと気にならなくなると思うのでウォーマー類を着けるのは止めておく。20分程の休憩の後出発。
PC8->PC9/セブンイレブン砂川豊沼店(59.6km/267.1km/944.3km)

PCを出て再び道道110号に乗り江別市街を進む。次の目的地は60km先のPC9。この区間はほぼド平坦なのでかなり気楽。

208.3km、見晴台22交差点を右折して道道220号を離脱。

209.9km、江別市街を出て石狩川に突き当たって旭川・岩見沢方面に右折、道道1056号に乗る。車通りが多くなかなか渡れない。

曲がってすぐに月形方面に左折して道道139号に乗り石狩川を渡る。

日が暮れて夕焼けが穏やかな石狩川の川面に映っている。見るだけで何となく和む。

212.1km、月形・新篠津方面に左折して更に道道139号を進む。

日が完全に地平線に消えて3度目の夜が忍び寄る。でも今夜が最後なのでかなり気楽。

道道139号をひたすら北に向かって進む。路面がかなり悪くて車通りが結構あってかなり走り辛い。信号がないのが唯一の救いか。薄暮がほぼ消えてナイトラン開始。

時たま舗装したての綺麗な路面が出て来ると物凄く走りやすく感じる。ずっとこの路面だと最高なのに。

223.0km、新篠津村市街方面に右折して道道81号に乗る。

道道81号を岩見沢方面に東に向かって進む。路面がちょっと良くなって走りやすくなった。

227.4km、新篠津村の市街を抜けていく。

228.0km、再び石狩川を渡る。

229.0km、北村市街方面に左折して更に道道139号を進む。

233.5km、変則四差路を右前に進んで道道6号に乗る。

道道6号を進む。徐々に車は減って来てはいるがそこそこ走っているのでなかなか気を緩められない。

235.0km、美唄方面に左折して道道6号を離脱、道道816号に乗る。ゴールまで100kmを切った。終わりが近付いているのは間違いないと考えると気楽になる。

239.5km、美唄・月形方面に左折して更に道道816号を進む。

240.1km、美唄・月形方面に右折して更に道道816号を進む。

進むうちに車が殆どいなくなって静かになった。真っ暗で周囲の風景が良く見えないが、農地の中を走る広域農道の様な感じか。

242.1km、突き当りを月形方面に左折して一瞬道道275号に乗り、直後を美唄方面に右折して道道921号に乗り更に北上を続ける。

時々曲がるけれど基本的にまっすぐなド平坦が延々と続く。ストップ&ゴーが全く発生しないのでせいぜい25km/h位の巡航速度でも距離の消化が早いのは精神衛生上かなり良い。

248.6km、久し振りに信号に引っ掛かって地面に足を降ろした。たまに身体の形を変えないと腰が痛くなる。ここで道道921号から道道979号に遷移して茶志内・浦臼方面に更に直進する。

252.8km、突き当りを茶志内・浦臼方面に右折して更に道道979号を進む。

253.4km、茶志内・浦臼方面に左折して更に道道979号を進む。

254.2km、右折する道道979号を離脱して更に直進。

256.5km、道道139号に乗って奈井江町に入った。

260.9km、突き当りを奈井江市街・国道12号方面に右折して更に道道139号を進む。

261.4km、左折して道道139号を離脱、再び北上する。


265.4km、突き当りを右折。

265.9km、左折。

今までずっとまっすぐ走り続けていたのに急にちょこちょこと曲がり始めた。PCのある砂川の街が近付いてきたか。

266.6km、突き当りを右折すればPCはもうすぐ。

PCが見えた。

267.1km/944.3km地点のPC9に到着、チェックタイムは9/22の20:01。

ここに日中見かけた外人さんが先着していた。流暢な日本語を話すので日本在住なのだろうか。カップラーメンを食べながら先発する外人さんを見送る。バイクを降りて身体が冷えたらかなり寒く感じるのでここでアームウォーマーとニーウォーマーを着けて20分程の休憩の後出発。
PC9->Goal/ローソン富良野若松町店(61.4km/328.5km/1005.7km)

PCを出て直ぐの踏切を渡る。最終PCをクリアしてあとはゴールを目指すのみ。残り距離は60km、できれば日付が変わる前にゴールしたいが、ここまで来たら絶対に落とせないので時間に拘らずひたすら安全第一で慎重に走ることを肝に銘じる。疲労感も薄く余力はまだある。身体的に痛い所もないのでトラブルさえなければゴールまで問題なく行けそうだ。最終区間はアップダウンが出て来るので上りは抑え気味で無駄足を使わないようにしなければ。

267.6km、止まれを左折。

270.4km、交差点を右折して道道115号に乗り砂川の街中を抜けていく。

曲がってすぐに上り基調になった。歌志内・上砂川に向かって緩く上っていく。

273.4km、上砂川町に入った。上りはまだ続く。確かこのルートはこの間の北海道1200の最終日のルートの遡りだと思ったけれどいまいち確証が持てない。

276.3km、赤平・歌志内方面に左折して道道114号に乗る。

曲がってちょっと上ったら急勾配の下りになった。暗いので慎重に下っていく。

277.2km、下りを終えて突き当りを赤平・歌志内市街方面に右折して更に道道114号を進む。曲がってすぐに再び上り始める。

道道114号を緩く上っていく。北海道1200の時のルートを思い出してこれが逆走だという確信が徐々に強くなってきた。

285.2km、ピークの到達して新歌志内トンネルに入る。トンネルを抜けて急勾配を慎重に下っていく。

287.5km、下りを終えて突き当りを富良野・芦別方面に右折して道道224号に乗る。この交差点は覚えている。間違いない、このルートは北海道1200の時の遡りだ。この辺りが今日のコースの最北端、これから東に進んで徐々に南下していくことになる。

288.9km、赤平市街に入って国道38号に乗り富良野を目指して進む。ゴールまではあと30km、国道38号の一本道。現在時刻は21:30だからトラブルさえなければ日付が変わる前には何とかゴールできそうだ。

進むうちに緩く上り始めた。勾配はせいぜい1~2%というところ、とりあえず巡航20km/hは確保できるのでペースダウンは殆どない。

296.4km、道道4号との分岐を通過して芦別市街に入っていく。

夜の芦別市街は静か。車も殆ど走っておらずすんなりと通過していく。

今日の走行距離が300kmに到達。巡航グロス20km/hを割り込んでしまったけれど最終日を考えれば十分過ぎるペース。最終日の終盤で身体各所で痛い所もなく走れているのは上出来過ぎる位。

301.2km、鉄道陸橋を越えて上芦別の街中を通過していく。

夜が遅くなるにつれて車がほとんど来なくなった国道38号はとても静か。気持ち的にも完全に落ち着いて淡々と脚を回す。こういう穏やかな心境の夜間走行は妙に楽しい。

路肩表示の点滅矢印が何となく幻想的。この北海道ならではの情景がもう少しで終わるのかと思うとちょっと名残惜しい気がする。

307.2km、道道70号との分岐を通過して道なり右に進んでいく。

308.7km、空知川を渡って何となく山道に入ってきた。勾配が徐々にきつくなってきた。

5%弱の坂をぼちぼち上っていく。富良野は台地の上にあるので恐らくこれが最後の上りになるはず。

310.8km、野花南トンネルに到達、ここで上りは終わりか?

長い上り基調のトンネルを進む。後ろから車が来ないか冷や冷やしながら進むが結局来なかった。

トンネルを抜けてもまだ上りは続いていた。この上りは結構長い。

前方にトンネルが見えた。今度こそ終わりか?

312.6km、奔茂尻トンネルに到達して上りは終了。

313.7km、トンネルを抜けて望郷橋を渡る。あとはゴールまでは平坦のはず。ゴールまではあと15km。

程良くワインディングしていて路面もそこそこ綺麗で信号が全くないまるでハイウェイの様な道を気持ち良く進む。終盤でこういう道はとてもありがたい。

320.4km、空知川を渡って遂に富良野市に戻って来た。

時刻は23時を回った。富良野市街まではあと7km、残り距離とほぼ一致する。どうやら日付が変わる前にゴールできそうだ。

ゴールが近付いてきて何となく元気が出て来てちょっとだけ踏んでいく。

山道を抜けて前方に富良野の街明かりが見えてきた。いよいよゴールが近付いてきて完走できそうな手応えがじわじわと湧いてきた。。

325.2km、道なり右にカーブしつつ国道38号を街明かりに向かって進んでいく。

326.2km、最後の最後で上りが出てきた。300m位ですぐに終わった。

327.4km、道道800号との分岐を通過して富良野市街に向かって進む。ゴールまではあと1km。

空知川を渡って富良野市街に入って来た。ゴールは目前、安堵感がどっと沸いてきた。

ゴールが見えた。終わった。

無事ゴール。328.5km/1005.7kmを走り切った。ゴールタイムは9/22の23:22。ゴール地点には誰もいなかった。せっかく完走したのだからビールの1本でも飲んで打ち上げをしたいところだが、もうこの時間だし明日は早朝に宿を出立しなければならないので打ち上げは諦めて軽い夕食だけを買ってすぐに出発する。
ゴール後

無事に走り終えた安堵感と達成感に浸りながら夜の富良野の街中を宿に向かって進む。宿までは1.1km。

23:30に宿に帰着。いつもの様に裏口にバイクを止めて部屋に入って一息つく間もなくまずはシャワーを浴びに行く。

シャワーを浴びてすっきりして着替えて心身共に開放感に浸りつつさっき買ったおにぎり弁当を食べながらBフォームからゴール手続きをする。

ゴール手続き完了。後は認定を待つのみ。
明朝は6:50富良野駅前発の始発の旭川空港行バスに乗らなければならずその前に駅まで自走で行って輪行パッキングをしなければならないことを考慮すれば6時過ぎには宿を出立する必要がある。アラームを5時半にセットして、簡単に荷物をまとめてすぐに布団に潜り込む。消灯時刻は0:45頃。