BRM425青葉300

 さて今日からゴールデンウィーク、待ちに待った12連休が始まる。余り予定は入れずに自堕落に過ごす予定。先週土曜日のBRM425青葉300の走行レポートは下記の通り。

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 4/25(土)、朝4時起床。季節は進み外は明るく、そして寒くない。事前予報では今日は全日好天で今日のコース上で標高の高い山中湖も予測通過時間の19時前後は10℃以上あるので今日は今シーズン初めて半袖ジャージ+レーパン+指切りグローブにする。受け取ったばかりのオダックス埼玉の2015ジャージに袖を通す。一応アームウォーマーとニーウォーマーは朝と夜に備えて着けていく。昨夜のうちに装備は車に粗方積み込んでおいたので余裕で4時半に自宅を出発。
 今日のスタートはこの間のBRM328青葉200と同じあざみ野駅前、その時と同じ駐車場を目指す。車を走らせながら前回の青葉200のことを思い返しながら、今日も集合時間は5:45で受付と装備チェックを同時にやっていきなりスタートだったよな…。

 「!!」

 ここで重大なことに気が付いた。前回は確か事前にブルべカードが届いていたよな、そう言えば確か数日前にどこかの団体から封筒が届いていた様な…。慌てて自宅に引き返す。帰り着いて急いで郵便物を調べたら、あった!最近は封筒が届いてもその場で直ぐに空けない癖がついていて、それが災いした。ブルべカードを手に車に飛び乗り再び出発。時刻は5時前、完全に遅刻だ。

 6時ちょうどにあざみ野駅の駐車場に到着。大急ぎでバイクを降ろし直ぐ近くのスタート地点に向かう。駅前のマンション前の広場には既にランドヌール達の姿はなくVCR青葉のスタッフさんが数名いるだけ。急いで受付と装備チェックを済ませて6:10にスタート。取りあえず10分遅れで済んだのはよかった。

 あざみ野駅前。慌てていてスタート地点の写真を撮り損ねた。

 今日のコースはあざみ野から町田・相模原市街を抜けて相模湖方面に向かって雛鶴峠を越え、甲州街道を通って笹子トンネルを越える。富士川沿いを南下して下部温泉から本栖湖へと登り、山中湖を経由して道志道であざみ野に戻るというもの。

 獲得標高差が4000m近い、今シーズン最初の本格的な山岳ブルベとなる。

 町田、相模原の市街地を抜けるまでは渋滞と信号待ちに耐えなければならない。とりあえずブルべカード忘れによる間抜けなDNSが回避されたのでこうやって走っているだけでもありがたい。もしあざみ野に着くまでにブルべカードを忘れていることに気付かなかったらと思うと背筋が寒くなる。

 県道12号。今日も良い天気。
 市街を走っているとだんだん暑くなってきてアームウォーマーとニーウォーマーを外す。今シーズン最初の夏の出で立ちになった。腕や膝に当たる風が気持ちいいい。

 高田橋を越え、最初の急勾配に差し掛かった時、リアをローに入れてダンシングをしたらかなり大きな軋み音が出ることに気が付いた。前回の400kmブルベでもちょっと気になってはいたのだが、一昨日チェーンをチェックしたら有り得ない位に伸びていたのが分かって昨日慌ててチェーンを取り換えて、きっと軋みも収まるだろうとタカを括っていたがどうやら別に原因がある様だ。新品のチェーンでいまいちしっくりこなかった変速がちゃんと決まるようになったのは良いが、この異音はいただけない。これからあと10数時間もこの音を聞かなければならないかと思うとちょっとナーバスになる。

 高田橋から道志道までは前回の青葉200のルートを逆走する。今日の復路もこのルートだ。

 道志道を一瞬横切って相模湖方面に向かう。ぼちぼちアップダウンが出てきて山岳らしくなってきた。今日最初の本格峠越えは牧場峠。勾配がきつくなってギアをローに入れると軋み音がギシギシと続く。この音を聞いているだけでモチベーションダウン。だらだらと坂を上る。

 牧場峠山頂到達。

 峠を越えて急な下りに入るが丸い凸凹の衝撃が酷くてまともに下れない。

 更にアップダウンが続く。何となく見覚えのあるこのルートは確か去年秋の西東京200の終盤で走ったところを逆走している様だ。

 山梨県に入る。
 雛鶴峠へのアプローチ開始。距離は長いが勾配は緩い。ローのギシギシ音を聞きたくないのでギアを重くして踏んでいく。そのうち軋むのはローとその次の2枚だけでそれ以外は全く音がしないことに気が付いた。この感じだとハブからの音ではなくスプロケット自体に何かあるのかも知れない。帰ったらチェックしてみよう。

 だらだらと登っていたら目の前でいきなりの爆発音!耳がキンキンして聞こえなくなるの程の衝撃に何が起こったのか理解できなかった。

 前輪を見るとタイヤが外れチューブが完全に破裂していた。1週間前にこのホイールで400kmを走破してから何もしていないのにこの出来事は全く理解できないが、破裂の状態からすれば、タイヤとリムの間にチューブを噛み込んでいて、そこからタイヤが外れてチューブが破裂したとしか思えない。

 気を取り直してチューブを交換して再スタート。立て続けの機材の不調にもう完全に戦意喪失、DNFしようとまでは思わないがもう消化試合な気分でだらだらと走る。

 登りの途中の御茶屋でVCR青葉スタッフのミノさんがのんびり饅頭を頬張りながら手招きしているが、こちらはそんな余裕はないのでそのまま素通りする。


 雛鶴峠を越えてPCまで一気に下る。下りの途中で大粒の雨が落ちてきた。もうなんだか踏んだり蹴ったりな展開になす術なし。

 83km地点のPC1に到着、チェックタイムは11:01。


 登りが続いたとはいえ80kmで5時間はちょっとかかり過ぎ。このペースだと今日中にゴールできるかかなり怪しい。
 15分程休憩して雨の中を出発。雨粒は大きいが土砂降りと言う程ではないので雨自体はそれ程苦にならないが路面に水が浮いてタイヤの水しぶきでシューズや尻が濡れるのが不快。今日は雨を全く予想していなかったので当然泥除けは付けていない。モチベーションが上がる要素は何もなくだらだらと走り続ける。

 甲州街道に入って少しずつ標高を上げていく。徐々に雨雲が切れて日差しが戻って来た。路面も乾いてやっと普通に走れる様になった。気温18℃、体感はもっと高い。

 100kmを過ぎて笹子トンネルのアプローチ開始。


 登り距離はそれ程長くなくあっという間にトンネルに辿り着いた。

 全長3kmのトンネルは予想以上に長い、後ろからトラックやダンプが来るのが恐怖だが、幸い1、2台通過しただけでトンネルを抜けることができ一安心。
 笹子トンネルを越えて勝沼までの長い下りを楽しむ。残る大きな峠は本栖湖までの登りだけなので気分も幾分上向いてきた。

 一宮で左折し笛吹川沿いに徐々に南下を始める。

 道の両側には桃と思われる畑が広がっている。

 笛吹川沿いを走る。平坦基調だが今度は向かい風が強くなってきた。

 ルートラボになかった新しい道。県道9号らしいが、新しい道は路面が綺麗で気持ちいい。

 いつの間にか富士川沿いを走っていると向かい風は暴風になってバイクが全然前に進まなくなった。予想外の向かい風に再びモチベーションダウン、もう今日は全然駄目。PCまで行けばその後直ぐに進路は西になるので向かい風は回避できるだろう。ともかく次のPC目指して走り続ける。

 161km地点のPC2に到着、チェックタイムは14:44。


 おにぎりを食べつつ休憩。日差しが強く結構汗を掻いたのでボトルは2本とも満タンにしておく。
 取りあえず半分は消化した。あと140km走れば消化試合は終わり。20分程休憩して出発。

 PCを出て直ぐに登りが始まる。本栖湖までは13km程。

 距離は長いが勾配はそれ程きつくなく適度にワインディングなのでそこそこ楽しく登れる。ただし後輪の軋み音を除けば。


 中之倉トンネルに到達。トンネルを抜けると本栖湖が一望できた。登りの途中で切れたナビの電池交換を兼ねて止まって眺望を撮影する。

 見事にピンボケ。新しい携帯カメラはどうも上手く使いこなせない。

 進行方向の空に不気味な黒い雲がかかっている。嫌な予感。

 本栖湖を通過して青木が原樹海に差し掛かった辺りで、雨は降っていないもののついさっきまで強く降っていた様に路面がしっかり濡れている。日もすっかり陰って気温もかなり低く、取りあえずアームウォーマーを着ける。
 鳴沢村から河口湖への下りは結構スピードが出るが路面状態が酷くかなり危険、前半のチューブ破裂を思い出し冷や汗を掻きながら下る。河口湖インターまで来ると道路は渋滞で走り辛い。これは予想通りだが路面の水たまりがかなり鬱陶しい。山中湖までのだらだらとした登りを思考停止して走る。

 山中湖畔に出た頃はかろうじて薄暮な状態。もっと明るいうちに辿り着きたかったがそうはいかなかった。
 今日は富士山は全く見えない。

 平野の交差点を左折して山伏峠を目指す。これを越えれば後は道志を下るのみだ。完全に暗くなりナイトラン開始。
 もう少しで山伏トンネルというところで雨が降り始めた。これから下りだというのに今日はとことんついていない。

 トンネルを抜け、小雨の中を下り始める。路面はしっかり濡れているし暗いので思う様にスピードは出せないがそれでも下り基調なので気分的には楽だ。ぼちぼち下るうちに少しずつ雨が強くなってきて、いつの間にか土砂降りになっていた。もう今日はなすすべなくやられっ放し。ここまでやられると返って清々しい位だ。
 しばらく走ったら雨が弱くなった。どうやら局部的な雨雲を抜けたらしい。全身かなり濡れて寒い。指切りグローブだとかなり辛いが今更どうにもならないので我慢して走る。

 大方標高を下げて登り返しが出てくるとPCはもう直ぐ。この頃にはとりあえず雨は止んで一安心。

 259km地点のPC3に到着、チェックタイムは20:06。


 バイクを降りて動きを止めるとかなり寒くて全身に震えがくる。遅きに失した感はあるがニーウォーマーを装着。休憩しているうちに後続2名が到着。
 残りは40kmちょっとだし、早く体を動かしたかったので短めの休憩で出発。

 後続の一人も同時に出発。こちらが牽く形で先へ進む。

 道志を逸れて相模原方面へ向かう。後ろのランドヌールさんはぴたりと付いてくる。普段は後ろに付かれるのは何とも思わないが、夜間となると話は別。これから市街地走行でストップ&ゴーが増えるしブルベも終盤で疲れて来ると判断や反応が遅くなって巻き添え事故のリスクが高くなるので、極力単独走行が良い。うっかりミスコースをしたタイミングで上手い具合に前後が入れ替わったので、そのままスピードを緩めて後続さんを見送る。

 高田橋までは幾つかアップダウンがあって登りでは先行ランドヌールさんに追い付いてしまうが抜いてしまうと多分また後ろに付かれるので、抜かずに車間を取る。彼が視界から消えたところでペースを戻す。

 高田橋を渡って相模原市街に入る。

 夜も遅くなってきたので車の数も幾分少なくなり、この間の青葉200の終盤の様な走り辛さはない。取り敢えず今日も無事に走り終えられそうなので安堵しつつ残り10数kmをたらたらと走る。

 県道12号を逸れていよいよ残り3km位になった所で結構な勾配のアップダウンが出てきた。既に300kmは過ぎているのにこの最後のおまけ的なアップダウンはコース作成者の明確な意図を感じる。まだ脚は多少残っているのでそれ程苦しめられることなく最後のおまけをこなしていく。

 このアップダウンで再び先行ランドヌールさんに追い付き、そのまま2人でゴールに滑り込んだ。


 コンビニで買い物をしてレシートをもらいそれを持って待機していたスタッフさんにゴール受付をしてもらう。ゴールタイムは22:25、認定完走タイムは16時間25分だった。
 スタッフさんからこの時点でゴールしたのはまだ6人だと聞いてちょっと驚いた。遅刻して最後尾スタートで先行者を抜いた記憶が余りなかったのでてっきりもう大半がゴールしているのかと思ったが、どうやらDNFが多いらしい。今日のコースは登りが多かったのに加えて、富士川の向かい風や山中湖や道志の雨が難易度を増した様だ。

 ゴール待機のVCR青葉スタッフの皆さん。今日も楽しいブルベをありがとうございました!
 ゴール地点を後にして駐車場に戻り帰途に就く。自宅に戻ったのは0時過ぎ。これにて青葉300は無事終了した。

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 ゴールした直後はまだまだ脚も残っていて余裕を持って走り切ったつもりだったが、翌日結構疲労感があってそれなりにダメージを食っていたことが判明した。今年初めての本格山岳ブルベだったし天候的なコンディションも余り良くなかったので相応にハードな内容だったということか。
 これで4月のスケジュールも消化した。5月のエントリーについては後手に回ってしまい選択肢が少なくなってしまったので、これから急いで調整に入る。