2024フレッシュ日本橋

 4月に入って最初の週末はブルべの予定はなくのんびりと過ごしている。2月中旬から3月末までの7週連続ブルべの2次トレーニングキャンプはブルべは何とか全て完走できたもののずっと体調不良に悩まされ続け平日の自転車通勤が全くできず体重もかなり増えてしまって身体作りもうまくいかず、結果としては失敗と言わざるを得ない。ようやく体調不良から脱却しこれから身体作りをやり直さなければならない。まずはコンスタントな自転車通勤を復活させることが当面の目標となる。開花が遅れていた桜もようやく満開になって気温も上がって服装も軽くできるので明日からの自転車通勤が楽しみだ。

 そんなわけでフレッシュ日本橋の走行レポートは下記の通り。

 

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[目次]

スタートまで

 3/30(土)、5時前に目が覚めた。窓を開けると快晴の様相、ちょっと肌寒いが冬の寒さではない。天気予報をチェックすると今日明日共に好天で最高気温は25℃位まで上がるらしい。本当にそんなことになるのか半信半疑だがウェアは半袖ジャージにレーパンで朝は取り敢えずアームウォーマーとレッグウォーマーを着けておく。グローブは薄手の指付きと指切りを両方持って行く。あと、念のためウインドブレーカーをフロントバッグに入れておく。5時半に自宅を出発し今日のスタート地点近くの入間豊水橋を目指す。

 6時に豊水橋に到着。メンバーも集まって来て準備開始。今回のフレッシュの出走メンバーはクロサワさんとスガタさんと私の3人の我がオダ埼清水班のスタッフチーム。カワダさんもエントリーしていたが仕事の都合がつかずDNS。豊水橋の下だと絵柄的にいつものブルベの風景と大差ない。

 6時半になったのでスタート地点に移動。スタート地点はここから3kmちょっとのコンビニ。

 ぼちぼち豊水橋を渡っていく。起きた時は快晴だったのに入間の空には青空はない。気温も10℃に届いておらず肌寒い。

 スタート地点のコンビニに到着。結構混んでいてスタート地点の7時ジャストのレシートがゲットできるかどうかちょっと心配。7時になるまでしばし待つ。

 今日のコースは狭山をスタートして高崎、足利、鹿沼、さくら、那珂川、つくばを経由して再び狭山に戻って来る366.7km。

 山はなくアップダウンを積み重ねた感じの獲得標高差は2100m程度。フレッシュなので規定ギリギリの距離でなるべく山を入れずに引いたコースになっている。本来ならフレッシュはナイスプレイスからできるだけ遠い所からナイスプレイスに向かって直線的なルートが推奨されるのだが、メンバーの中に仕事の都合で前泊困難な人がいたため周回に近いルートを考えた。そしてゴール地点はナイスプレイスからかなり離れているが、ナイスプレイス近くにゴールを設定すると都心部走行で多数の信号や交通渋滞で2時間で25km以上の移動というルールを消化するのが非常に難しくなるので、今回は狭山ゴールとしてゴール後車でナイスプレイスに向かうという設定にした。これらは全てフレッシュのルールを満たしており、事前に主催者のコースチェックをパスしたものだ。コース的には難易度は低めだが、天候的に昼は25℃で夜は一桁まで下がるという寒暖差がちょっと心配。そしてフレッシュ特有の各種ルールを消化しつつ24時間きっかり走らなければならないというのがフレッシュの難しいところだ。私的にはフレッシュは今回が4年振り4回目になるが果たしてどうなるか。

 普段はしっかりと眺めたことはない。メンバーのバイクをこの機会に見分。クロサワさんのバイクには前後にカエルのぬいぐるみが付いているのが特徴。チーム名の”チーム蛙”はこれに由来する。前のカエルは運転手さんで後ろのカエルは車掌さん。これが今日の機関車バイクとなる。

 スガタさんのバイク。クロサワさんと同様にトップチューブ下にロングサイズの携帯ポンプが付いている。スガタさん次作のプラダン製のフロントバッグが特徴。

 私のバイクはいつものブルベと全く同じ。二人のバイクと並べて見ると子供用サイズに見える。

 スタート時刻近くになって店に入ってタイミングを計りつつレジに並んで無事に7時ジャストのレシートをゲット。

 スタート直前のショット。これから24時間、頑張りましょう!

スタート/セブンイレブン日高下川崎店->PC1/セブンイレブン高崎木部町店(64.0km)

 定刻7時過ぎに緩々と走り始める。さあFlecheが始まった。これから24時間頑張るぞ。最初の目的地は64km先のPC1。

 1.7km、アップダウンをこなしながら日高市に入った。クロサワさんには当然手加減して牽いてもらっているが最近の私のブルべペースよりも速いのは一目瞭然なので意識して上げていかないと付いていけないことはすぐに分かった。やはりこの先相応の覚悟が必要だね。

 3.3km、上鹿山交差点を小川方面に右折。スタートから100km過ぎまでは先週走ったアタック宇都宮と偶然に全く同じルート。

 県道74号を進むうちに霧が出てきた。

 7.4km、坂を上って山根交差点を小川・毛呂山町方面に右折して県道30号に乗る。曲がってすぐに毛呂山町に入る。

 9.9km、毛呂山の街中に入って毛呂山町役場前を通過。霧がどんどん深くなってきた。

 県道30号バイパスを進む。いつもなら正面に奥武蔵の山々が見えるのだが今日は霧で全く見えない。

 16.9km、ときがわ町に入った。あれよあれよという間に霧が晴れて青空になった。

 19.7km、田中交差点後の小さな丘を上る。ちょっと気を抜くと離されてしまうので意識して踏んでいかなければならない。

 20.5km、坂を下ってきて五明交差点を寄居・小川方面に左折、更に県道30号を進む。

 22.6km、1km程の上りをこなして小川町に入る。

 284.7km、下ってきて青山陸橋(西)交差点を熊谷方面に右折、県道11号に乗る。

 27.9km、総合グラウンド入口交差点を寄居・花園橋方面に左折。

 30.0km、緩いアップダウンをこなして能増交差点を寄居方面に左折して県道296号に乗る。

 31.2km、寄居町に入った。今日は体調もまずまずで脚もそこそこ回るし巡行ペースにも慣れてきて楽しくなってきた。

 31.6km、今市地蔵前交差点を花園橋方面に左折して更に県道296号を進む。

 34.0km、北柏田交差点を国道140号・花園橋方面に右折。

 36.3km、坂を下って来て花園橋を渡り荒川交差点を寄居方面に左折して国道140号に乗る。ここまで来ると序盤のアップダウンは終了という感じ。

 37.7km、小前田駅方面に右折して県道175号に乗る。

 38.0km、小前田駅前を通過して左折。

 42.0km、美里町に入った。県道175号を順調に進む。

 43.4km、天神橋交差点を藤岡・児玉駅方面に右折して国道254号に乗る。

 国道254号を進む。交通量は普段と変わらず。

 46.6km、本庄市に入った。

 48.9km、坂を上りながらクリクラミュージアムの傍を通過。青空に壁面が映える。

 50.3km、神川町に入った。先週はこの辺りから雪がちらつき始めた。

 54.6km、上里朝に入った。国道254号を順調に進む。

 57.2km、一丁目交差点を新町方面に右折。藤岡市街に入ってきた。

 57.6km、四丁目交差点を富岡・高崎方面に左折。

 藤岡市街は電信柱がなく綺麗に整備されている。やはり街中は電信柱がない方がすっきりして良い。

 58.0km、古桜町交差点を高崎方面に右折して藤岡市街から離脱。

 61.7km、鮎川を渡って直後の上落合交差点を高崎方面に右折して県道30号に乗る。

 62.4km、鏑川を渡って高崎市に入った。

 63.0km、山名町交差点を右折すればPCはもうすぐ。先週はここをうっかり直進してしまったが今日は間違わない。

 PCが見えた。

 64.0km地点のPC1に到着、チェックタイムは3/30の10:02。

 クロサワさんの絶妙の牽きで大して苦しむことなくあっという間にここまで辿り着いたという感じ。

 チーム蛙の運転手さん。かわいい顔してブルべは百戦錬磨。

 PCの駐車場から富士山が見える。20分程の休憩の後出発する。

PC1->PC2/ローソン葛生北店(62.4km/126.4km)

 駐車場を出て右に進む。先週は左に出て逆走してしまったので今回は絶対に間違わない。次の目的地は62.4km先のPC2。

 県道173号を北に向かって進む。

 65.7km、中町交差点を右折して県道121号に乗る。

 66.1km、下町交差点を玉村方面に左折して県道136号に乗る。

 68.0km、綿貫町南交差点を前橋・玉村方面に左折して県道13号に乗る。

 68.3km、綿貫町交差点を伊勢崎・玉村方面に右折して県道142号に乗る。

 70.2km、玉村町に入った。

 73.0km、上飯島交差点を左折して大胡・伊勢崎方面に左折して県道40号に乗る。

 74.5km、利根川を渡った直後の上福島交差点を太田・伊勢崎方面に右折して県道24号に乗る。

 県道24号で伊勢崎の街中を東に向かって進む。車通りはそこそこ多いがストレスは少ない。

 81.7km、今泉一丁目交差点を太田方面に左折して国道462号に乗る。

 83.0km、宮前町交差点を足利方面に右折して県道39号に乗る。

 県道39号を東に向かって進む。交通量がちょっと減って走り易くなった。

 1車線分ずらして前者の後ろに付くというのがドラフティングの基本。私的には以前シクロパビリオンに通っていた時に徹底的に仕込まれたが、ベテランランドヌールのスガタさんもきっちり会得している。後ろから車が来れば一直線になってリスク回避、この流れがスムーズなので安心感がある。普段は力量のわからない人との集団走行はリスクが高いのでやらないが、この集団なら大丈夫。

 101.6km、国道50号を横切って更に県道39号を進む。まずは100kmを消化。

 渡良瀬川沿いの土手に上がった。

 104.3km、突き当りを左折して県道40号に乗る。

 105.0km、変則交差点を左折して県道5号に乗る。

 105.5km、渡良瀬橋で渡良瀬川を渡る。橋は自転車走行禁止なので左側の歩道橋を進む。

 105.6km、橋を渡り終えた直後の渡良瀬橋北交差点を右折して川沿いを進む。

 106.4km、左折して国道293号に乗り川沿いを離れる。ここからアタック宇都宮とは別ルートになる。ここからしばらく国道293号を辿っていくことになる。

 107.0km、足利学校の傍を通過。足利市街を抜けていく。

 107.7km、女子高校前交差点を鹿沼・田沼方面に右折して更に国道293号を進む。足利市街を離脱。

 109.1km、突き当りを右折して更に国道293号を進む。

 足利市街を出て郊外に出てからようやく咲いている桜を見つけた。やはり今年は桜の開花がかなり遅い。

 111.4km、国道293号を進むうちに上り基調になって来た。

 緩く長い上りを順調にこなしていく。独りだとちんたらだが付いていかなければならないので普段より強度は高め。こういう時に牽引されているという感じがする。

 113.1km、越床トンネルに到達、ここがピークでトンネルを抜けて下って行く。

 下りを終えて平坦な国道293号を進む。佐野市に入った様だ。

 前方の山の中腹に神社仏閣が見える。

 120.4km、田沼上町交差点を通過、アタック老越路では左から来て国道293号に合流する。

 122.2km、多田駅を通過。この辺りの国道293号の付近には砕石場やセメント工場があるので大型車の通行が多い。

 125.1km、葛生駅の入口を通過。原人のふるさとの看板の上の原人像がなくなっている。PCはもう目前。

 PCが見えた。ホッと一息。

 126.4km地点のPC2に到着、チェックタイムは3/30の13:25。

 急に暑くなって身体が順応できておらず、まだ汗腺が開いていない様で汗が上手く掻けずにちょっとしんどい。こういう急激な気温の変化は歳を取ってくるとどんどん辛くなって来る。早く日が暮れて涼しくなってもらいたいところ。20分程の休憩の後出発。

PC2->PC3/ファミリーマート宇都宮下小倉店(52.0km/178.4km)

 PCを出て再び国道293号に乗る。次の目的地は52km先のPC3。

 127.5km、下ってきて築地町交差点を宇都宮・鹿沼・栃木方面に左折。

 曲がってすぐに上りが始まる。

 会沢トンネルへの上りをぼちぼちこなしていく。上りの後半で10%近くの勾配になってそこそこきつい。

 130.4km、会沢トンネルに到達。ここが今回のコースの最高標高地点。と言ってもせいぜい標高200m位。

 トンネルを抜けて栃木市に入った。長い下りを快調に下っていく。

 下りを終えて再び上り。

 136.8km、ごみ処理場前のピークを通過して再び下る。これでしばらくはアップダウンはなし。

 国道293号を順調に進む。アタック老越路でこの辺りを走る時はいつも夕暮れ時を過ぎて暗くなっているので風景が全く違って見えるので新鮮。

 144.5km、日光・鹿沼市街方面に左折して国道293号旧道を進む。

 147.7km、追分交差点を日光・宇都宮・鹿沼市街方面に道なり左に進む。

 153.7km、新鹿沼駅入口を通過。鹿沼市街に入った。

 154.8km、市役所前交差点をさくら・宇都宮方面に右折して更に国道293号を進む。

 156.2km、JR鹿沼駅前交差点を那珂川町・さくら方面に左折。この辺りは若干混雑しているがちょっと走ったらすぐに解消した。

 157.9km、仁神堂町交差点を通過。ここを右から来て北上するブルべを過去にやったことがあるが何のブルべだったか思い出せない。直進してすぐにちょっとだけ上り。

 160.9km、宇都宮市に入った。

 161.1km、田野町交差点を那珂川町・さくら・宇都宮市街方面に右折。ここを直進すると森林公園、ジャパンカップのコースでありAJ宇都宮さんのブルべのスタート地点でもある。そういえば最近はAJ宇都宮さんのブルべには参加していないな。

 161.9km、田野町東交差点を那珂川町・さくら方面に左折して更に国道293号を進む。

 国道293号を北上する。この道を走るのは久し振りでちょっと嬉しい。

 165.6km、ここを曲がるとジャパンカップのコースに乗って鶴カントリークラブ前の激坂を経て森林公園に出る。昔は元旦にここに来てジャパンカップのコースをプロレースと同じ周回を走るというバカげたことをやったことがあったな。あの頃の勢いのあった自分が懐かしい。

 この区間の国道293号は多少アップダウンはあるが車は少なめで信号の間隔もまばらで走り易い。順調に距離を消化していく。

 169.0km、徳次郎IC入口を通過。

 176.0km、県道63号を横切る。PCはもう目前。

 PCが見えた。

 178.4km地点のPC3に到着、チェックタイムは3/30の16:10。

 日が西に傾いて気温が下がってきてかなり調子を取り戻してきた。全行程の半分弱をこなして疲労感も薄く順調そのもの。クロサワさんがいい感じに手加減してくれているので巡航速度をキープしつつ疲労を最低限に抑えられている。このままゴールまですんなりと行きたいところだがこの先フレッシュのルールである24時間きっかりに収めるための時間調整と眠気をどう処理するかがポイントになってくる。この先メンバーと相談しながら臨機応変に対応する。20分程の休憩の後出発する。

PC3->PC4/セブンイレブン小川町小川店(24.8km/203.2km)

 PCを出て再び国道293号に乗り東に向かって走り始める。次の目的地は24.8km先のPC4。

 179.9km、鬼怒川を渡る。

 182.0km、さくら市馬場交差点を小山・宇都宮方面に右折して国道4号に合流。さくら市街地に入って来た。

 183.1km、川岸交差点を那珂川町方面に左折して再び国道293号に乗る。

 それ程の混雑はなかったさくら市街を離脱して国道293号を那珂川町・喜連川方面に進む。

 188.8km、ニッカウヰスキーの工場入口を通過。こんなところにあったのか。

 進むうちに徐々にアップダウンが出てきた。緩い坂をぼちぼち上っていく。

 上りではちょっと気を抜くと直ぐに二人に離されてしまう。一旦離されると追い付くのに脚を使うので気を抜かない様にしないといけない。

 この区間のアップダウンは結構脚に来る。事前の地図読みでは見落としていたので不意を突かれた格好。

 195.0km、那須烏山市に入った。

 この区間の国道293号はアップダウンはあるが信号が少なく車も少ないのでかなり走り易い。

 197.7km、那珂川町に入った。

 ようやくアップダウン区間を抜けて平坦になった。PCはもうすぐ。

 PCが見えた。

 203.2km地点のPC4に到着、チェックタイムは3/30の17:49。

 取り敢えず200kmを消化して11時間弱、残り160kmちょっとで13時間を消化しなければならないので時間調整を兼ねて食事休憩や仮眠の算段をする。日が暮れて気温が下がって来て寒く感じてきたので取り敢えずアームカバーを装着する。20分程の休憩の後出発。

PC4->PC5/セブンイレブンつくば上大島店(70.7km/273.9km)

 PCを出て国道294号に乗り益子・那須烏山方面に南下開始。次の目的地は70.7km先のPC5、今回のコースの最長区間となる。これをこなせば残り100kmを3分割なので一気に完走が見えてくる。薄暮が消えかかってナイトラン開始。

 206.8km、那須烏山市に入った。現在気温は15℃、ちょっと走ったら暑くなってきてアームウォーマーは付けなくてもよかったと後悔。

 国道294号は微妙なアップダウンがあるが車も少なく信号もほとんどないので巡行ペースを維持しやすい。順調に距離を消化していく。

 213.9km、興野大橋を通過。この道はアタック那珂川等で馴染み深い。

 216.7km、那須烏山の街を抜けて野上交差点を真岡・益子・茂木方面に左折。

 218.9km、向田交差点を通過。アタック那珂川はここを右折だが今日は直進。この先上りになる。

 上り初めでちょっと気を抜いたら離されてしまったので追いつこうと踏みを入れたら両足の縫工筋が攣った。今日の日中の暑さでやはり結構汗を掻いて塩分が抜けてしまっていたのか。これは迂闊だった。

 220.5km、上りながら茂木町に入った。二人の姿がどんどん小さくなるが脚攣りを悪化させない様にマイペースで上っていく。

 223.7km、何とかピークをクリア。脚攣りを何とか治めて下りで何とか追いつこうと加速。

 待ってもらいつつ何とか追いついた。

 夜間に入ってもクロサワさんの牽きは日中と同じペースを維持している。まさに機関車の様。スガタさんも安定してすぐ後ろをキープしている。私だけが上りやシグナルダッシュで遅れを取っては取り返すというムラのある走り方をしている。駄目だね。

 真っ暗な道を淡々と走っているとPBPの道中を思い出す。夜に一定ペースで集団で走り続けるのはブルべらしい体験の一つ。恐らくフレッシュの狙いはここにあるのではないだろうかと私的には推測する。

 233.0km、益子町に入った。

 238.8km、七井中央交差点を真岡・益子市街方面に左折して更に国道294号を進む。益子の街に入ってきた。

 241.9km、益子交差点を真岡方面に右折。

 242.8km、真岡鉄道の踏切手前を桜川方面に左折して益子の街を抜けつつ県道41号に遷移する。

 益子の街を出て再び真っ暗で車も信号もない県道41号を進んでいく。

 247kmを過ぎて再び上りになった。上っていくうちに再び両太腿が攣ってペースダウン。二人の姿が完全に見えなくなってしまった。

 ピークを越えて茨城県に入って下りの途中で先行する二人がトイレ休憩を入れてくれた。一呼吸置いて脚攣りを何とか治めてリスタート。

 再び走り始めたら今度は後輪に違和感。タイヤを見たら潰れかけていたのでどうやらスローパンクらしい。クロサワさんに声をかけて修理ポイントを探しつつ走る。

 254.4km地点のコンビニに入ってパンク修理。クロサワさんタイヤを嵌めてもらいつつスガタさんに買ってもらった豚汁で塩分補給。感謝しつつ足を引っ張ってばかりの自分がひたすら情けない。20分程の停車の後出発。

 走り始めたら随分とトルクの掛かりが良い感じがするので随分前からパンクしてロスしていたのかも知れない。

 リスタートしてすぐ桜川の街中に入ったところの元岩瀬交差点の傍に家系ラーメン屋があったのでここで食事休憩を入れることに。

 時刻は21時でタイミング的にはちょうどよい感じか。

 何となく風が出てきて肌寒くなってきたので急いで店内に入る。

 久し振りのまともな食事でエネルギーと塩分をしっかり補給。50分程の休憩の後出発。

 リスタートして元岩瀬交差点を直進。ここからゴールまではアタック老越路とほぼ同じなので気楽。走り始めはちょっと寒かったがちょっと走ったらすぐに気にならなくなった。改めてPC5を目指す。残り距離は18km位。

 257.8km、突き当りを左折して再び県道41号に合流。

 再び静かな県道41号を進む。

 264.1km、真壁の街中に入ってきた。

 266.0km、さっき食べた清六家がこんなところにも。ここは以前アタック真壁城やアタック老越路のPCだったがコンビニからラーメン屋に変わったのか。

 267.5km、この区間の2つのアップダウンの1つ目に突入。恐る恐る踏んでみると縫工筋の違和感が完全に消えていた。塩分と水分が速攻で効いた様だ。踏みを入れつつ二人に付いていく。

 2つ目の上りも何とかクリア。これでもうゴールまでは上りらしい上りはない。

 PCが見えた。ほっと一息。

 273.9km地点のPC5に到着、チェックタイムは3/30の22:37。

 全行程の3/4を消化してまずまず順調。私の脚攣りやらパンクで余計な時間を使ってしまったがそれでも残り距離90kmで残り時間8時間というかなりのタイムマージンがある。仮眠ポイントはクロサワさんが事前にPC7直前のインターネットカフェを見つけてくれていたのでそこで大休止を取る目論見でこの先を走ることになる。20分程の休憩の後出発。

PC5->PC6/セブンイレブン騎西日出安店(50.7km/324.6km)

 PCを出て目の前の交差点を県道132号に乗り下妻方面に向かって走り出す。次の目的地は50.7km先のPC6。

 274.7km、桜川を渡って筑西市に入る。ゴールまではオダ埼ブルべで走り慣れたルートなのでかなり気楽。

 278.9km、突き当りを下妻方面に左折して県道131号に乗る。

 279.9km、小貝川を渡って下妻市に入る。

 県道131号を淡々と進む。走り始めは寒いと感じたがちょっと走ると身体が温まってちょうどよいサイクリングコンディション。この時間でこの感じはもう冬は終わったかな。

 285.0km、下妻の街中に入ってきて左折。ここの前後はいつものオダ埼ルートとはちょっと違う。

 285.4km、右折してオダ埼ルートに復帰。

 286.2km、長塚三差路交差点を右折して下妻市市街を離脱、国道125号に乗る。

 日中は交通量が多く苦手な国道125号区間はこの時間だと車も少なくて走り易い。

 287.4km、鬼怒川を渡って八千代町に入る。

 290.7km、若三差路を左折して県道137号に乗る。国道125号区間はあっという間に終わった。

 県道137号から県道56号に遷移しつつ、静かな夜道を淡々と距離を刻んでいく。巡航速度30km/h弱の安定したクロサワさんの牽きで順調に距離を消化していく。

 297.3km、右側に見えるKDDI八俣送信所の鉄塔群の航空障害灯をいつもの様に眺めながら走る。これを眺めるのがここを走る時のちょっとした楽しみ。

 303.0km、国道4号を横切って更に西に向かって進む。

 305.6km、駒場根交番前交差点を栗橋方面に右折して更に県道56号を進む。

 308.2km、東北新幹線の軌道下を通過。

 309.7km、中田町交差点を東京方面に左折して側道を上がっていく。

 310.0km、側道から歩道に上がって利根川橋の手前で反対車線に渡る。

 反対車線の歩道から利根川橋を渡る。

 利根川を渡って埼玉県に入った。

 橋を渡って右折してすぐの歩道はかなり工事が進んで綺麗になっていた。もう一息か。

 311.1km、歩道づたいに来て八坂神社前交差点から車道復帰。このルートはオダ埼ブルべでここを通る時と同じ。

 県道60号から県道84号に遷移しつつ順調に進む。

 313.7km、北下新井中央交差点を国道125号方面に左折。オダ埼ルートは直進なので一瞬離脱。

 315.3km、右折して国道125号に乗る。

 この時間の国道125号は車は殆ど走っていないのでとても走り易い。

 317.1km、加須IC東産業団地交差点を加須はなさき公園方面に左折して県道346号に乗る。ここから再びオダ埼ルートに復帰。

 県道346号を南に向かって進む。この道も車は少なく順調。

 321.0km、大室(東)交差点を騎西方面に右折して県道151号に乗る。

 県道151号を西に向かって進む。PCはもう目前。

 PCが見えた。

 324.6km地点のPC6に到着、チェックタイムは3/31の1:17。

 この50km区間もすんなりとこなしてしまった。順調過ぎる位順調に推移している。これなら目論見通りインターネットカフェで仮眠できそうだ。かなりの時間的余裕があるのでここでも20分程の休憩の後出発。

PC6->PC7(22H)/セブンイレブン鴻巣原馬室店(13.0km/337.6km)

 PCを出て県道38号を南下開始。次の目的地は13km先のPC7だがその前に10km程先のインターネットカフェを目指す。

 325.4km、騎西城址傍を通過。暗くて城はシルエットがうっすら見えるのみ。

 325.9km、騎西の街中に入ってきて騎西三丁目交差点を右折。

 326.6km、騎西一丁目交差点を鴻巣方面に左折。寝静まった騎西の街を抜けていく。

 330.0km、鴻巣市に入った。静かな県道38号を順調に進む。

 332.9km、上越北陸新幹線の高架をくぐる。ここまで戻ってくるといよいよ地元に戻って来たという感覚になる。

 334.4km、コースは直進だがインターネットカフェに立ち寄るために天神二丁目交差点を左折して国道17号を進む。

 交差点から300m弱行ったところのインターネットカフェに到着。時刻は2時過ぎ。フレッシュのルールで1か所の休憩は最大2時間までなので4時出発を目途に大休止する。

 快活クラブは初めての利用なので入会手続きに戸惑ったが何とか入店。かなり賑わっていて個室は満室でフラットシートのブースがかろうじて取れた。

 部屋に行ってみると狭いが横になるには十分なスペースがある。無料の貸し毛布があるので寝るには全く問題はない。アラームを1時間半後にセットしてすぐに横になる。周囲の物音が気になってなかなか寝付けず、うつらうつらしたかと思ったらあっという間に1時間半が経過、アラームが鳴る前に目覚めて起き上がる。

 正味1時間弱しか眠れていないように思えるがそれでも仮眠したという事実が精神衛生上とてもよろしい。予定通り4時に全員揃って出発する。

 仮眠ポイントを出て再びコースに復帰して改めてPC7を目指す。残り距離は3km。

 335.0km、鴻巣市街に入って本町交差点を北本方面に左折して県道57号に乗る。

 336.2km、静かな人形通りを抜けて深井二丁目交差点を右折して更に県道57号を進む。ここを曲がるとPCはもう目前。

 PCが見えた。

 337.6km地点のPC7に到着、時刻は4時半。

 ここは22Hポイントなので通過時刻は3/31の5:00に設定してある。その時刻になるまでしばし休憩。

 待っている間に東の空が薄っすらと明けてきた。今日も快晴の様相。

 定刻になって無事に5:00ジャストのレシートをゲットできた。ぼちぼち出発する。

PC7->ゴール/セブンイレブン狭山下広瀬根岸店(29.8km/367.4km)

 PCを出て再び県道57号に乗り南下開始。さあ、あとはゴールを目指すのみ。ゴールまでは30km。

 338.7km、高尾2丁目交差点を桶川方面に左折して更に県道57号を進む。

 東の空が明るくなった。もうすぐ日の出。眠気は全くなくとても清々しい気分。

 343.8km、川田谷交差点を川越方面に右折して県道12号に乗る。

 太郎右衛門橋で荒川を渡る。

 荒川の川面には朝霧が立ち込めてちょっと神秘的な風景。

 348.9km、越辺川を渡る。日中は車が多くてちょっと怖い釘無橋もこの時間だと安心して渡ることができる。

 5:40日の出。この清々しい空気と風景の中を走ることができるのはブルべの醍醐味の一つ。

 橋を渡り終えて川越市に入った。

 県道12号を逸れて福田交差点までのまっすぐな道を走る。この道は開放感があっていつ走っても気持ちよい。

 川越市街に向かって県道160号を進む。最初から最後までペースはほとんど変わらないクロサワさんの牽きは安定感抜群で改めて走力の高さに脱帽。一度でいいからクロサワさんの身体を借りてブルべを走ってみたい。

 353.4km、上寺山交差点を鶴ヶ島方面に右折して県道39号に乗る。

 354.0km、入間川を渡る。いよいよゴールが近づいてきた。

 354.5km、かつ膳という名のラーメン屋の角を左折して県道39号を離脱。

 355.9km、上戸交差点を狭山方面に左折して県道114号に乗る。ゴールまで残り距離は10kmちょっと。

 356.6km、霞ヶ関駅を通過。この時間だと混雑は全くなし。

 359.0km、県道260号に遷移してここから柏原交差点までの約4kmの緩斜面の上りが始まる。

 360km走ってきてまだ余力があるのでクロサワさんのペースに付いていける。途中脚が攣って付いていけなくなった時はどうなることかと思ったが最終的に何とかなって本当に良かった。今日も無事ゴールできそうで安堵感が湧いてきた。

 361.0km、狭山市に入った。緩い上りはまだ続く。

 363.0km、柏原交差点に到達。これで最後の上りは終了。飯能方面に右折する。

 366.1km、狭山の街中に入ってきた。ゴールは目前。

 無事ゴールと思いきや何とゴール地点のコンビニが閉店していた。最後にこんな落とし穴が待っていたとは思いも寄らなかった。前回のフレッシュの時も22Hポイントのコンビニが閉店していてかなり焦ったのを思い出した。今回は完全に地元でこの先すぐ近くにコンビニがあることは分かっているので焦らずそこにゴールを切り替えて更に進む。

 367.2km、根岸交差点を入間方面に左折すれば新しいゴールはもう目前。

 無事ゴール。お疲れ様でした!

 ゴール地点には6時半に到着、ゴール定刻は7:00なのでメンバーで今回の行程を振り返りつつしばし休憩。

 定刻になって無事に7:00ジャストのレシートをゲットできた。これにてフレッシュは無事完走。

ゴール後

 無事にゴールを果たして豊水橋に戻り始める。豊水橋はすぐ近く。

 昨日スタートした豊水橋に無事に戻って来た。プレッシャーからの開放感が心地良い。

 さて次のミッションは代々木のナイスプレイスまで行ってゴール手続きをすること。ナイスプレイスのクローズ時間は11:00なので残り時間は3時間半、ぼちぼちバイクを車に積み込んで着替えて移動態勢を整える。移動方法はまず我が家に寄ってもらって車を置いて私がスガタさんの車に同乗して2台で代々木に向かうということになった。

 都心までの道のりは混雑が心配されたが、渋滞などは全くなく1時間程ですんなりと通過、9時半に代々木公園隣の国立オリンピック記念青少年総合センターの駐車場に到着。

 敷地の中にはフレッシュ参加者のものと思われるたくさんのバイクが停められていた。

 ここが国立オリンピック記念青少年総合センターか。来るのは初めて。

 会場に入るとたくさんの参加者で賑わっていた。ブルベカードやレシート等の必要書類をまとめてゴール受付に提出し顔見知りな参加者達と挨拶を交わしながらしばし待つ。しばらく待ってゴール受付担当のスタッフさんからレシートが一枚足りないというアナウンスがあって慌てて受付に行ったがクロサワさんのレシートがちゃんと出てきて一安心、ゴールが変更となった旨を説明して無事に受理された。やるべきことは全てやってひとまず安堵、あとは最終判定を待つのみ。

 ゴール受付を出てスガタさんとクロサワさんとはここでお別れ。次に会うのは4/20のアタック老越路のスタッフの時か。

 一人になって帰途に就く。家に着くまでがブルべでもうひと頑張り。

 徒歩で代々木駅まで行ってそこから電車に乗ることにする。駅までの距離は1.4km。

 滅多に歩くことのない都心の裏道は入り組んでいて結構楽しい。気温がどんどん上がって暑くてジャンバーを脱ぎ半袖Tシャツになって歩く。

 代々木駅に到着。人の多さに面食らいながら電車に乗る。

 電車に乗り継いで12時半に自宅に帰着、これにてフレッシュは無事終了。シャワーを浴びて速攻で布団に潜り込む。

 

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 今回で4回目となるフレッシュだが、私的には過去3回のフレッシュでの知見が色々とあって今回はそれを大方反映したコース作りをしてみた。まずは前泊なしで出走可能なスタート地点にするということだが、メンバーの中に多忙で休暇取得がままならない人がいたのでまずはそこからコース作りが始まったのだが、おのずと生活圏周辺の場所となるそこからフレッシュの規定を消化できることを考慮した。そしてコースは難易度が低くかつ走り慣れた道をできるだけ多く組み入れることと、22Hポイントからゴールまでの25km以上のルートを極力楽に走れるものにすることを念頭に置いた。3~5人のチームで走るフレッシュは通常のブルべとは違って様々なリスクがつきまとうからコース設定の難易度を極力小さくして少しでもリスクを軽減するという配慮が必要だというのが今の私的認識だ。その結果、メンバーが全員オダ埼清水班スタッフということもあって、スタート&ゴール地点は入間豊水橋近くとしてそこからナイスプレイスに車か電車で移動することにした。その結果出来上がったのが今回のコースということになる。コース的にはざっくり前半アタック宇都宮で後半はアタック老越路という感じで、コースから受ける心理的プレッシャーは低く抑えることができ、またメンバーもブルべ経験豊富なスタッフ仲間ということでトータルのリスクを最小化できたと思う。実際走ってみて天候に恵まれたことも相まって今までのフレッシュの中で最も楽に走れたものとなった。道中脚が攣って遅れたりパンクしたりと何かと足を引っ張り続けたが、ベテランランドヌールのクロサワさんやスガタさんにずっとフォローしてもらってひたすら感謝。フレッシュの目的や期待する要素は人それぞれだと思うが、私的にはまずは確実な完走を最優先に考える上でこれがフレッシュの模範解答ではないかと思っている。今後またフレッシュを走ることを考えるならば今回の成功体験を踏襲していきたいと思う。

 数日前に暫定リザルトが主催者から発表され、我がチーム蛙は無事に認定された。これで4回目のR5000が確定し4回目のR10000まであとBRM1000km1本となった。タイトルとしてはもういいかなあと思っていたけれど、去年滅茶苦茶苦労してアタック北信の600km8000mupを完走したのでこれは無駄にできないともう一度R10000にチャレンジする。7月のアタック龍飛の完走を目指して頑張ろう。

 さて次のブルべは我がオダ埼清水班主催ブルべで私がコース担当のBRM420埼玉400アタック老越路。来週末にスタッフ試走をするつもりだが次回詳報の予定。