2月の終盤に風邪っぼい症状で体調を崩してしまいそれからぼんやりとした体調不良がぐずぐずと続いている。週末になって何となく良くなってブルベを走ってまた週初めに体調不良になるというのをもう2回も繰り返している。今週になってようやく調子が戻って来たと思ったら今度は以前痛みが出た右腰が再びぐきっと痛くなって数日間苦しめられた。今まで身体だけはそこそこ頑丈だと思っていたのにここに来てこの有様は一気に自信喪失してしまいそうになる。体調が悪いとメンタルも低調になって、健全な精神は健全な肉体に宿るというのを改めて痛感している。その腰痛もかなり引いてきたので今週末こそ復活を果たしたいところだ。
そんなわけでBRM309群馬200よしおか蔵のまちの走行レポートは下記の通り。
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[目次]
- スタートまで
- スタート/道の駅よしおか温泉->PC1/セブンイレブン桐生梅田1丁目店(36.7km)
- PC1->PC2/セブンイレブン栃木駅前通り店(54.1km/90.8km)
- PC2->PC3/セブンイレブン加須北平野店(32.4km/123.2km)
- PC3->PC4/セブンイレブン太田市六千石町店(47.0km/170.2km)
- PC4->ゴール/道の駅よしおか温泉(29.9km/200.1km)
- ゴール後
スタートまで
3/9(土)、4時前に目が覚めた。今朝もやっぱり寒い。天気予報をチェックすると今日も最高気温は10℃に届かないのでウインドブレークジャージにウインドブレークタイツの冬仕様を選択。取り敢えず終日好天なのは有難いが風が結構強そうなのが不安材料。
4時半前に自宅を出発して車で群馬の道の駅よしおか温泉を目指す。関越道はスムーズに流れていて4時半過ぎに道の駅よしおか温泉の駐車場に到着。遅刻気味の到着で慌てて車からバイクを降ろし身支度をしてトイレに寄ってから河川敷のスタート地点に向かう。
スタート地点に到着したら既にブリーフィングは終わっていてスタートが始まっていた。遅刻してすみません。
急いで受付をしてブルベカードを受け取る。
今日のコースは道の駅よしおか温泉をスタートして西に向かい老越路峠を越えて更に2つの峠を越えて栃木駅まで行きそこから南下して加須まで行きそこから北西に進んで再び道の駅よしおか温泉に戻って来る200km。
前半は山越え登り区間で後半は平坦とメリハリのついたレイアウトになっていて獲得標高は1600m程。老越路峠から先の峠道は多分初めて走る道なので興味津々。難易度的にはそれ程高くないが後半の風次第で様相が大きく変わりそうだ。
今日はすんなりゴールして温泉にのんびり入りたいところ。
装備チェックをパスして出走態勢に入る。
スタート/道の駅よしおか温泉->PC1/セブンイレブン桐生梅田1丁目店(36.7km)
定刻6時にスタート、緩々と走り始める。最初の目的地は36.7km先のPC1。
0.1km、河川敷のサイクリングロードをちょっと走って橋の手前を左折。
0.3km、右折して国道17号方面に進み、歩道から新坂東橋に上がっていく。
0.9km、新坂東橋を歩道で進む。前橋市に入った。日の出直前の朝焼けが美しい。
1.4km、橋を降りて左折、橋の下をくぐって反対車線に向かう。
橋をくぐってすぐを右折。
2.0km、田口町南交差点を北橘方面に左折して国道291号に乗る。
2.2km、田口町交差点を右折して県道101号に乗る。
上り基調の県道101号をぼちぼち進む。
ようやく朝日が見えた。気温は一桁前半だがこの寒さが心地良く感じられるというのは久し振りに体調が良いということなのだろうか。まだ半信半疑だがもう少し走ってみよう。
6.0km、時沢神社前交差点を前橋市街方面に右折。
6.5km、時沢交差点を大胡・鼻毛石方面に左折して更に県道101号を進む。
県道101号は上り基調が続く。序盤から結構脚を使わされそうだが、上りの本番は老越路峠以降なので体力温存で抑えて走る。
10.6km、鼻毛石方面に右折して県道101号を離脱。
11.3km、ピークを通過して一旦下りになる。
左には赤城山らしき山が見える。澄んだ空気ですっきりと見渡せて清々しい風景。
16.0km、突き当りを左折して県道114号に乗る。曲がってすぐに上り。
16.9km、鼻毛石東交差点を大間々・粕川方面に右折して県道333号に乗る。
県道333号を更に上っていく。この道は何度か走ったことがあるはずだがこんなに上っていたっけ?と思う程に上りが続く。
19.4km、突き当りを大間々方面に左折、更に上る。
20.0km、大間々方面に右折して更に県道333号を進む。
20.7km、ピーク辺りで桐生市に入った。
下ったと思ったら再び上り。
24.3km、2つめのピークを越えてこれでようやく桐生手前の山越えが終わった。
長い下りを大間々方面に快調に進む。
27.2km、大間々町6丁目中交差点を太田・桐生方面に右折して国道122号に乗る。ちなみに我がオダ埼のアタック老越路ではここを直進する。
曲がってすぐに大間々町6丁目交差点を太田・桐生方面に左折して更に国道122号を進む。大間々の街中を抜けつつ更に下っていく。
国道122号を快調に下っていく。正面から照り付ける朝日が眩しい。
29.7km、アタック老越路ではここで国道122号に合流する。更に直進する。
31.2km、下りを終えて桐生合同庁舎前交差点を桐生市街・赤岩橋に左折して県道3号に乗る。
曲がってすぐに赤岩橋を渡って桐生市街に入っていく。
32.2km、桐生市街には行かずに遊園地・動物園方面に左折。
33.2km、西桐生駅傍を左折方向に進む。桐生市街を迂回していく。
35.3km、天神町二丁目交差点を左折して県道66号に乗る。曲がるとPCはもう目前。
PCが見えた。
36.7km地点のPC1に到着、チェックタイムは8:03。
レシートをゲットしていつもの様にツイッターで通過証明をアップしておこうと思ったらスマートフォンがない。今朝慌てていてスマートフォンを持たずに出走していたことに今気が付いた。地味に痛いへまをしてしまったが、今日はフォトチェックはなく全てレシート証明なので問題はない。気を取り直して15分程の休憩の後出発。
PC1->PC2/セブンイレブン栃木駅前通り店(54.1km/90.8km)
PCを出て再び県道66号に乗り山に向かって上り始める。次の目的地は54km先のPC2だがこの区間は3つの峠越えをこなす上り区間となる。
42.0km、この辺りから勾配がきつくなって本格的な上りとなる。7%前後の勾配をぼちぼち上っていく。
43.2km、トンネルの入口に到達。このトンネルを抜けると勾配が緩む。この先から老越路峠の上りが始まるが、ここから峠までよりここまでの上りの方がきつい。
43.7km、トンネルを抜けて直ぐを右折して老越路峠方面に向かう。
曲がって直ぐに梅田大橋で梅田湖を渡る。
梅田湖は穏やかな眺め。
県道66号の緩い上りを進む。車が全く走っていないので落ち着いて走ることができる。
47.6km、栃木県に入った。
48.7km、この辺りからちょっと勾配がきつくなる。老越路峠への最終アプローチ。
49.3km、右側に周辺地図の案内板が見えてきた。ピークはもうちょっと先。
49.4km、老越路峠のピークを通過。そのまま下りに入る。ちなみに我がオダ埼清水藩の400kmは今年もアタック老越路、4月にはまたここに来ることになる。
老越路峠からの東側の下りは相変わらず路面が悪い。急勾配で曲がりくねっていてたまに下から車が上がってくるので慎重に下っていく。
50.7km、ゴルフ場の入口まで下ってくると路面が綺麗になって道幅が広くなるので一安心。更に下っていく。
52.1km、下りを終えて突き当りをいつもは右折だが今日は初めて黒沢方面に左折。
曲がってすぐに更に右折する。
曲がってすぐに上り基調になる。近沢峠への上り開始。近沢峠を上るのは初めて。
徐々に道が細くなり林道らしくなってきた。栃木が地元の参加者さんと会話しながらぼちぼち上っていく。
勾配は7~8%とそこそこあるが車が全くいなくて落ち着いて上れるのでとても走り易く感じる。
55.0km、トンネルに到達。参加者さんの話ではここは心霊スポットらしい。
上りトンネルを抜けていく。
55.5km、トンネルを抜けたところ近沢峠のピーク。そのまま下りに入っていく。
下りの途中でナビが落ちていたので拾った。落とした人はさすがに気付いて探しに戻ってくるだろうと思っていたらやはり一人上ってくる人がいたので声を掛けたら持ち主だった。無事に返却して更に下っていく。
白い花が満開。一足先に春爛漫という感じ。
57.6km、突き当りを右折して県道201号に乗る。更に下りは続く。
下り基調の県道201号を快調に進む。車がほとんど走っていないし信号もないので順調に距離を消化していく。
69.4km、左折して県道201号から県道345号に乗り換え。ここで下りは終了。
ちょっと進むと上りになった。
県道345号は路面もきれいで車もほとんど走っていないので非常に走り易い。
70.8km、あっという間にピークらしきトンネルに到達。古越路トンネルとは老越路峠と兄弟的な峠なのか。上り基調のトンネルを進む。
71.1km、トンネルを抜けてすぐにピーク。そのまま下る。
72.3km、下りを終えて古越路橋東交差点を葛生・国道293号方面に右折して県道200号に乗る。
72.9km、突き当りを宇都宮・鹿沼・葛生方面に左折して国道293号に合流。
曲がってすぐに右折して国道293号を離脱、県道123号に乗る。
73.5km、嘉多山公園南交差点を道なり右に進む。
曲がってすぐに葛生の街中に入ってきた。電信柱がなくきれいに整備された街並みがなかなか良い。
73.9km、柏倉方面に左折して県道210号に乗り葛生の街を出ていく。
ちょっと進むと上り基調になった。3つ目の峠となる琴平峠への上り開始か。
徐々に道が細くなり林道らしくなってきた。
静かな林道を淡々と上っていく。
九十九折で勾配は5~10%と緩急のある林道で、車が全く来ないので落ち着いて走ることができる。
空気が冷たくてとても清々しい。何となく今日は脚も回って気分は上々、この林道ヒルクライムがとても楽しい。
78.4km、ピークに到達して栃木県に入った。
ピークには琴平神社の参道の入口がある。これが琴平峠の所以ということか。そのまま下りに入っていく。
下りは上りと同じように道が細く九十九折で路面が荒れているのでスピードは出せない。慎重に下っていく。
長い下りを終えて下界に下りてきた。全身の緊張が解けてほっと一息。これで前半の山岳地帯は終了しあとはゴールまでは平坦基調のはず。
84.9km、突き当りを栃木市街方面に左折して県道75号に乗る。
フラットな県道75号を進む。車はそれほど多くないので走り易い。
88.9km、自転車走行可の一方通行を進む。
89.9km、右前方向に進む。街中のごみごみした感じになって来た。
90.1km、橋の手前を右折して石畳の道を進む。
川沿いに蔵やら古風な建物が立ち並んでいる。これがこのブルベのサブタイトルになっている蔵のまちということか。
90.6km、左折して橋を渡る。曲がるとPCはもう目前。
PCが見えた。ホッと一息。
90.8km地点のPC2に到着、チェックタイムは10:55。
山岳地帯をこなしてこの時間はまずまず順調。それにしても3つの峠越えはなかなか楽しい道だった。近沢峠や琴平峠の静かで落ち着いた林道は初めて走ったが私的にかなり気に入ってしまった。今日はまだ半分しか走っていないがまたこのコースを走りたいというとても良い印象を持ってしまった。空腹感は余りないのでピルクル1本飲んで15分程の休憩の後出発。
PC2->PC3/セブンイレブン加須北平野店(32.4km/123.2km)
PCを出て栃木駅を見ながら県道31号を西に向かって進み始める。次の目的地は32.4km先のPC3。この先ゴールまではひたすら平坦なのでかなり気楽。
91.5km、佐野・藤岡方面に斜め左方向に進む。ぼちぼち栃木市街を抜けて行く。
92.3km、片柳4丁目交差点を左折して県道309号に乗る。
92.9km、ここから県道11号に切り替わって更に直進していく。
県道11号をひたすら南下していく。何となく向かい風でペースはいまひとつ。
105.7km、渡良瀬川に出た。直進して藤岡大橋を渡る。
106.0km、橋を渡り終えて直後を左折して県道11号を離脱、川沿いを進む。
106.6km、直進してサイクリングロードに乗る。
土手には菜の花が咲いている。向かい風基調だがのんびりとした風情のサイクリングロードを気分良く進む。
112.3km、道の駅かぞわたらせの傍を通過。
群馬県に入ったと思ったらすぐに栃木県に入り直す。この辺りは県境が入り組んでいてすぐ近くに三県境がある。
干潟の様な渡良瀬遊水地が見える。
113.9km、柏戸(遊水地)交差点を舘林方面に右折してサイクリングロードを離脱、県道46号に乗る。
県道46号はかなりの向かい風基調。無闇に逆らわずに淡々と進んでいく。
117.2km、苦手な埼玉大橋に差し掛かった。今日は交通量が多い上に強風で風向きが安定していないのでかなり恐怖。
上り基調の橋をじわじわと上っていく。橋の上は突然横風になったりするのでハンドルを抑える腕に力を入れ過ぎない様に注意する。
119.0km、何とか無事に埼玉大橋で利根川を渡り終えてほっとしつつ砂原交差点を栗橋方面に左折して県道60号に乗る。
県道60号に乗った途端に追い風な感じになってペースが上がった。今の風向きは西風成分が強い様だ。ということはこの後はゴールまでずっと向かい風ということなのか。嫌な予感がする。
120.7km、左折して県道60号から県道346号に乗り換え。
風向きが変わってまたペースダウン。とにかく風が強いので進む方向によってペースが大きく左右される。走るルートは決まっているので一喜一憂しても仕方なし。
122.9km、北平野交差点を一旦左折して栗橋方面に進む。PCで折り返した後に右方向に向かうことになる。曲がるとすぐにPCだ。
PCが見えた。
123.2km地点のPC3に到着、チェックタイムは12:34。
このPCは我がオダ埼清水藩のアタック筑波梅林等でよく使う場所なので馴染み深い。ここには2,3人の参加者しかいない。自分が今どの位の位置にいるのか全く分からない。何となくボリュームゾーンから大きく遅れているような気がするが時間的には大崩れしているわけではないのであくまでマイペースを維持。日差しはあるが気温は低いままで汗は余り掻いていないので水分補給は控えて補給はカレーパンのみ、15分程の休憩の後出発する。
PC3->PC4/セブンイレブン太田市六千石町店(47.0km/170.2km)
PCを出て再び県道84号に乗り今来た道を戻る。次の目的地は47km先のPC4。
123.4km、北平野交差点に戻って来て今度は羽生方面に直進する。
進路が西向きになって完全に正面からの向かい風になった。この先ゴールまでの80kmはずっと北西向きなので延々と向かい風が続くのかと思うとげんなりする。
129.9km、羽生市に入った。
131.2km、北荻島交差点を羽生市街方面に右折して県道84号を離脱。
川沿いの道を綺麗に舗装しているけれどこの道幅は歩道にしては広過ぎるのだが何なのだろう?
133.3km、右折して川沿いを進む。
135.0km、羽生市街に入って突き当りを舘林方面に右折。
曲がって直ぐに更に左折して再び西に向かって進む。
街中で周囲に建物があると風が弱められて若干走り易くなるのはありがたい。
137.8km、国道122号を横切る。市街地を出ると再び向かい風がきつくなる。
139.0km、行田市に入った。
142.0km、左折して県道59号を離脱。
利根川の土手上に上がってサイクリングロードに乗る。
サイクリングロードは周囲の遮蔽物なしの強烈な向かい風、15km/hがやっとでバイクが全く進まない。利根川の川面が波立っているのは初めて見た。これはきつい。
水門が見えているのになかなか近づいてこない。向かい風にはどうやっても勝ち目はないのでわざわざ辛い思いをしない様にちんたらと進んでいく。
ようやく水門が目の前にやってきた。
144.6km、水門の際を右折。
水門の橋を渡っていく。
144.8km、水門を渡り終えて道なり左折して再び川沿いを進む。深谷市に入った。
再び暴風向かい風に晒されながらじわじわとサイクリングロードを西に向かってせり上がっていく。これは前半の山岳地帯より確実にきつい。
152.2km、刀水橋の側道へ右折して利根川を渡る。
橋の上は強い横風で煽られて横に流されない様に注意して進む。
153.1km、橋を渡り終えて左折して再び川沿いを進む。群馬県に入った。
土手下を走るとサイクリングロードよりはちょっとだけ向かい風が弱められている気がする。普通ならサイクリングロードを走りたいがこの向かい風だと全然走りたくない。今日はコンディションが悪過ぎる。
158.7km、上武道路方面に左折して県道276号に乗る。
159.3km、亀岡町交差点を右折して県道276号から県道275号に乗り換え。
県道275号は進路が北向きになり向かい風から解放されちょっとだけペースが上がった。
160.8km、交差点を左折。
161.1km、右折して県道311号に乗る。
161.4km、左折して国道354号に合流。
一瞬国道354号を走ったと思ったら直ぐに新田木崎方面に右折して再び県道311号に乗る。
県道311号を北西方向に進んでいく。周囲に建物が多いのでさっきのサイクリングロードに比べれば向かい風は多少弱められている。ペースは上がらないなりにじわじわと距離を消化していく。
165.7km、新田上江田町交差点を大間々方面に右折して県道69号に乗る。
県道69号の進路は北向きになってちょっとペースを回復。PCはもうすぐ。
PCが見えた。ほっと一息。
170.2km地点のPC4に到着、チェックタイムは15:37。
いやあ、この区間はなかなかきつかった。体感でかなり遅れた感じがあったが時間的には2時間45分位なので大崩れしていなかったのは意外でちょっと安心した。この先も向かい風は確実なのでいつもは飲まないレッドブルとエナジージェルを補給して15分程の休憩の後出発。
PC4->ゴール/道の駅よしおか温泉(29.9km/200.1km)
PCを出て再び県道69号に乗り北に向かって走り出す。さあ、あとはゴールを目指すのみ。残り距離は30km、2時間あれば行けるのではないか。明るいうちにゴールできるかは微妙。
172.9km、交差点を左折して県道69号を離脱、再び進路は西向きになる。
県道294号を西に向かって進む。相変わらずの向かい風だが取り敢えず20km/h弱は確保できているので問題なし。
178.6km、大間々方面に右折して県道73号に乗る。
179.3km、西久保町交差点を左前方向に進んで県道76号に乗る。
県道76号を淡々と進む。周囲に遮蔽物がなくなり再び向かい風が強くなってきた。
181.1km、久し振りの上り坂が出てきた。勾配は緩いけれど向かい風なのでなかなかにきつい。
181.4km、上りの終わり辺りで前橋市に入った。ゴールまでは20kmを切った。
何となくの上り基調になって県道76号を進んでいく。
187.4km、国道17号を横切って前橋市街方面に直進していく。西日が正面から照り付けて眩しい。朝日が眩しかった10時間前を思い出す。
ゴールまで10kmを切って微妙なアップダウンが出てきた。もう完全に無抵抗で辛くなく踏めるペースでちんたらと進んでいく。
正面に榛名山が見えてきた。何となくゴールが近くなってきた感じ。
195.3km、県道151号を横切る。街並みが綺麗になって建物も増えて前橋市街に入ってきた感じ。
196.3km、荒巻町交差点を渋川方面に右折して国道17号に合流。
いつもの通り夕刻の国道17号はかなりの混雑。信号毎に渋滞が発生しているがもうゴールは目前なので車の流れに任せてぼちぼち進む。
198.3km、田口町南交差点を南魚沼・沼田方面に左折して混雑から離脱。
198.9km、側道から新坂東橋の歩道に上がる。
向かい風の橋の上をちんたら進む。山の向こうに日が沈んだがどうやら明るいうちにゴールできそうだ。橋の上で吉岡町に入った。
橋の上から道の駅よしおか温泉が見えた。今日も無事にゴールできそうで安堵感が広がって来た。
199.7km、橋から下りてきて左折。
突き当りを左折してよしおか温泉の敷地に入って来た。
200.0km、サイクリングロードに突き当たって右折、ゴールはもう目前。
ゴールが見えた。ホッと一息。
無事ゴール。ゴールタイムは17:39、完走時間は11時間39分だった。スタッフさんにゴール手続きをしていただいてこれで無事に完走確定。今日も一日楽しませていただきありがとうございました。
ゴール後
豚汁をいただく。冷えて塩気の抜けた身体にアツアツの豚汁が沁み渡る。コンビニ食ばかりで破壊された味覚にはこの上なく旨い。
豚汁を食べ終えてそそくさとその場を後にする。夕暮れ時の河川敷は風は相変わらず吹いているが穏やか。
駐車場に戻って来た。陽が落ちて気温が下がりバイクを降りて身体が冷えて急激に寒くなって来たので急いでバイクを車に積み込んでタオルと着替えを持って温泉に向かう。
AJ群馬さんの道の駅よしおか温泉発着のブルベでは毎回温泉無料券をいただけるので非常にありがたい。ゴール時間が想定より遅くなってしまったけれど温泉に入らずに帰るという選択肢はない。
いつも以上に混んでいる大浴場は洗い場も満席だったが、直ぐに空いて汚れを洗い流し屋内の大風呂に入る。両手足が火傷するのではないかと思う程に湯が熱く感じてじんじん痺れる。この感覚が両手足が冷え切っていたことを思い知らせてくれる。極楽極楽、ブルベを走り終えた直後に温泉に入れるなんて何と贅沢なことか。これがあるからAJ群馬よしおか発着ブルベは外せない。
せいぜい20分位のあっという間の温泉から上がって外に出たらもう真っ暗になっていた。18時半に車をスタートさせて帰途に就く。復路の関越は短めの渋滞に引っ掛かったものの概ね順調で20時半に自宅に帰着、これにて今日のブルベは無事終了した。
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AJ群馬さんの”蔵のまち”200km、事前にRWGPSで見ると前半が山で後半が平坦というメリハリのついたレイアウトが特徴的なコースであることは一目瞭然であったが、実際に走って見ると前半の山岳部分が非常に楽しいコースだったというのが第一印象。3つの大きな峠のうち老越路峠は何度も走っているので良く分かっていたが、その後の近沢峠と琴平峠は距離も勾配も程々で何より車が全くいないとても静かな林道で落ち着いて走れたのがとにかく好印象だった。前半があれだけ楽しい山だと半分走り終えても辛い思いは殆どないし疲労感も薄いので後半のサイクリングロードを含むド平坦を気楽に楽しめるだろうと思っていたら、今回は強い向かい風で目論見とは全く違うハードな設定になってしまった。楽しいはずのサイクリングロードがむしろ向かい風の辛さを強調することになってしまい後半にかなり脚を使わされることとなってしまった。まあ天候の巡り合わせはどうしようもないのだが、条件が整えば物凄く楽しめるコースだということは良く分かった。私的にはここまで三浦半島やら湘南茅ケ崎やら熱海やらのコースで市街地を絡めたブルベばかり走っていたので北関東の田舎道が大半のコースの走り易さを改めて認識することとなった。今度は風向きの良い時に是非もう一度走りたいと思う。
このブルベを完走してこれで私的にブルベ通算300完走に到達した。数字を意識せずに臨んだつもりだったが、節目の数字をクリアできてやはり安堵は大きい。長い間こつこつやっていれば数字は積み上がるものだということを改めて実感している。
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通算認定距離:96750km
次の節目はブルベ通算認定距離100000kmになるが、今の予定で行けばブルベはあと9本でBRM711埼玉1000で到達することになる。とにかく気負わず淡々と慎重に走り続けるのみだ。
さて、次のブルベはAJたまがわさんのBRM316たまがわ200鴨川。まずは明日の朝起きた時に体調的に走れる状態であることを期待するのみだ。走れたら次回詳報の予定。