2016BRM1002たまがわ200

 今週もあっという間に金曜日が来てしまった。仕事が忙しいせいもあり1週間がほんと速い。またしてもぎりぎりでBRM1002たまがわ200の走行レポートをアップする。

    • -

 10/2(日)、朝4時起床。眠い。昨夜は寝るタイミングが遅れて睡眠時間は4時間足らず。二度寝しそうだったので無理矢理起き上る。外は暗いがうっすら朝焼けが見える。朝のうちは雨の心配はなさそうだ。
 4時半に車で自宅を出発、二子玉川には5時半に到着した。いつも停める駐車場はゴール後の時間帯は車両通行止め区域になって出るのが面倒だったので今日は違う駐車場に停めた。
 急いでバイクを降ろし多摩川の河川敷に向かう。

 河川敷の橋の下はいつも通りの賑わい。急いで受付をし、スタート時間は第3ウェーブの6:30となった。顔見知りも多く挨拶を交わす。
 イーチョさんから今日はゴール後にラーメンが出るよと教えられたが、どうやらAJたまがわのスタッフさんの自家製ラーメンということらしい。一般人の自家製ラーメンとは、一体どこまでが自家製なのか俄かにピンとこなかったので余り気にも留めなかった。
 鎖骨骨折のチタンプレートを摘出したばかりのクロサワさんは7時スタート、「今日は捕まえますよ」と宣告されたが今まで捕まらなかったのがそもそもおかしい。
 二子玉川は良い天気になった。予報は曇りだったが今日は晴れそうだ。

 今日のコースは二子玉川から北上して山王峠、山伏峠を越え、秩父に降りてから折り返して定峰峠、松郷峠を越えて飯能を抜けて二子玉川に戻ってくる200km。

 このコースはもう完全に定番化しており、今年の春のBRM403たまがわ200でも走ってトータルで4回目だと思う。もうナビやキューシートなしでも走れる位に覚えている。山伏峠と定峰峠をはじめとする獲得標高差1500mの中級山岳コースは練習にはもってこい、今日も練習のつもりで走る。

 今回はバイク整備は念入りに行った。リアホイールのホイールバランスを取ってハブのフリーのグリスアップをやったのだが、取りあえずフリーのラチェット音が小さくなって気分的に軽く感じるのはプラセボ効果でも気持ち良い。

 装備チェックを受けて6:30にスタート、河川敷の公園敷地を緩々と進む。

 多摩川沿いを快調に遡る。

 是政橋通過。

 多摩川沿いを20kmちょっと走って新奥多摩街道に合流。

 新奥多摩街道は車通りも少なく走り易い。

 45km地点のPC1に到着、チェックタイムは8:27。

 今日は暑くなりそうなので塩分補給は抜かりなくここで干し梅をゲットして半分食べておく。15分程の休憩で出発。

 まずは山王峠の登り、脚はそこそこ回るし体調的には問題なし。

 山頂をさくっとクリアして名栗方面に下る。

 山伏峠までの道を順調に進む。今日は練習モードのなのでいつもより少し運動強度を上げて心拍75%位をMAXにミドルレンジをキープすることを心掛ける。

 山伏峠への登り開始。ここから4km、平均勾配6%超のヒルクライム。

 前半の木材置き場までが勾配きつめで頑張りどころ、ミドルレンジをキープして山頂までタレないことを意識してきちっと脚を回す。山伏峠をそこそこの運動強度で登って行くのは練習しているという気分が盛り上がって楽しい。

 道端のススキの穂ももうすっかり秋の風情。

 気温は24℃、体感的にはもう少し涼しく感じる。


 10:01、山伏峠山頂到達。
 そのまま下りに入る。空気が冷たくて爽快、とても気持ち良く下りを楽しむ。

 あっという間に国道299号に合流。そのまま左折して秩父方面に更に下って行く。

 今日の299は大型車両が少ないのでそれ程神経を使わされずに順調に下って行く。

 秩父市街に到達、右折するとPC2は目前。


 88km地点のPC2に到着、チェックタイムは10:24。

 気温も上がってきて汗をそこそこ掻いているので、PC1で買った干し梅を全部食べてここでもう一袋買っておく。ここで先週のBRM924西東京200でも御世話になったAJ西東京のスタッフさんとしばし歓談、明るいオレンジのケルビムのバイクがとても印象的。プリンを一つ食べてボトルを満水にして、15分程の休憩で出発。
 PCを出ようとしたらクロサワさんが到着した。もう追い付かれたか。抜かれるのは定峰峠の途中かな。

 国道140号をちょっと走って右折、定峰峠に向かう。

 これから登る山が眼前に迫ってくる。久々の晴天だがそれ程の暑さには感じない。もう完全に暑さのピークは過ぎ去っている様だ。

 定峰峠への登り開始。ここから5.5km平均勾配5.3%のヒルクライム。山伏峠と同じ様にミドルレンジから心拍を落とさない様に練習モードで登る。

 久し振りの定峰峠も楽しい。やはりこの峠は練習用の定番だな。

 途中で救急車が正に発車しようとしている場面の遭遇、数台のバイクが停まっていたのでどうやら事故直後の現場の様だ。一旦スピードを落とし、救急車が出発するのを見届けてから再び踏み始める。

 山頂まであと1km程のところで後ろから一人の参加者に抜かれたので、練習ついでに付いていくことにする。軽快に登って行く紫のMAKINOのクロモリフレームの人にペースを合わせて登る。まだ強度的にはミドルレンジで付いていくことができている。山頂が近付くにつれて先行者が少しずつペースアップして行くので離されない様にしっかりと踏む。
 何とか引き離されずに定峰峠に辿り着いた。紫MAKINOの人になかなかいい稽古を付けてもらった。
 11:31、定峰峠通過。ここがちょうど100kmで中間地点だ。

 そのまま止まらずに下りに入る。ここも前から吹き付ける風が滅茶苦茶気持ち良い。
 前からどんどんとサイクリストが登ってくる。さっきの登りも含めると50人位すれ違った気がする。普段もそこそこ人は多いが今日は更に多い感じだ。ここの所ずっと天気が悪かったので今日は皆一斉に走りに来ている様だ。
 と、前からオダ埼ジャージの人が登ってきたので誰かと思ったらオグラさんだった。すれ違い様に挨拶を交わす。

 下りを十分に楽しんで再び県道11号に合流、通過チェックはもう直ぐだ。

 通過チェックの東秩父和紙の里は入口が工事中で普段と風景が違うので危うく通り過ぎる所だった。
 115km地点の通過チェックの到着、チェックタイムは11:55。

 暑いのでアイスクリームを食べる。でもちょっと冷た過ぎて眉間が痛くなる。と、そこにクロサワさんが到着、遂に捕まったか。休憩もそこそこに颯爽と出発して行った。眉間が痛くてなかなか食べ進まないアイスをやっとの思いで食べ終えて20分程の休憩の後出発する。

 山伏、定峰の今日の大物峠は終了し、後の登りは松郷峠と宮沢湖と南峰の3つ。まずは松郷峠へ向かう。微妙に向かい風だがそれ程強くはないのでそれ程の支障はない。

 松郷峠への登り開始。まだまだ脚は充分に残っているので順調に登って行く。

 ここで再びオグラさんに遭遇、補給するタイミングを逃してハンガーノック気味とのこと。


 さくっと松郷峠の山頂通過。

 下りを終えて、ここからしばらくは平坦基調だ。

 県道30号を南下、車通りも程々で順調に距離を消化していく。

 宮沢湖までの登り開始。距離2kmで平均勾配3%程度だが真っ直ぐ一定に登っていくのできつく感じる。正面から日差しが照りつけて微妙に辛いが登り始めのペースを落とさない様に気を付けながら最後まで踏み続ける。

 消防署前で登りは終わり。飯能市街まで下る。

 飯能市街の渋滞はぼちぼち、今日はそれ程時間がかからずに抜けられそうだ。

 飯能駅を通過。

 加治橋を渡って飯能離脱。

 阿須の交差点を過ぎて南峰の坂を登る。今日最後の登りも強度キープで最後まで手を抜かない。

 ピークを越えて入間の茶畑まで下る。PCまではもう数kmだ。

 160km地点のPC3に到着、チェックタイムは14:10。

 残りは40km、2時間でゴールなので水分の補給だけして、15分程の休憩の後出発。

 後はひたすら平坦を進むのみだ。

 新奥多摩街道に乗って淡々と進む。福生辺りまでは渋滞もなく順調に進む。

 拝島に差し掛かった辺りから車通りが増えてきて信号待ちで渋滞ができるようになってきた。ペースダウンだがこの時間ならいつも通りなので想定の範囲内だ。

 日野橋交差点。そこそこの渋滞で1回の信号待ちでは渡れないが慌てない、慌てない。

 ようやく新奥多摩街道から離れる。残り24km。

 多摩川沿いに出て南下開始。夕方近くになって車通りが多くなっている。並走するサイクリングロードにもたくさんの人や自転車が往来していて賑やかだ。

 是政橋まで戻ってきた。
 最後まで頑張り過ぎずでもタレない様に心拍ミドルレンジをキープして走る。

 二子玉川が見えてきた。ゴールまであと数km。

 兵庫島公園の敷地に入る。朝とは打って変わってたくさんの人が行き来している中、ゆっくり流してゴールに向かう。


 無事ゴールに到着。ゴールタイムは16:10、認定完走タイムは9時間40分だった。
 スタッフさんから「ラーメン食べますか?」と聞かれ、そう言えば朝聞いたことをすっかり忘れていた。折角なので頂くことにする。正直に言うとこの時点では特段何も期待していなかった。

 10分位経ってようやくラーメンが出てきた。野菜が載っていてスープの色がそれっぽかったので二郎系か?と半分冗談でスープをすすって見たら正に二郎の味がしたので驚いた。荒刻みの生にんにくとスープの絡み味はもう二郎の味そのものだ。角切りのチャーシューを食べてみると、二郎特有のちょっとパサパサした感じが見事に再現されている。これを狙ってやっているのだとしたらかなり凄いことだ。これほんとに一般人が作ったのか?普通に二郎系の店で食べられるレベルのクオリティーだ。店に行って食べたら別に驚かないが、アマチュアが作ったとなると話は別。これを参加者やスタッフの分も含め100食分位用意したとなるともうこれはプロの仕事と言わずして何と言うか。聞けばこれを作ったスタッフさんはラーメン作りはもう10年位のキャリアの持ち主とか。ラーメンないと、恐れ入りました。
 思ってもみなかった自家製ラーメンを堪能してゴール地点を後にした。

 帰路の渋滞は程々に、19時前には帰宅。本日のブルベは無事終了。

    • -

 AJたまがわの定峰200、毎回の感想になるが山伏峠と定峰峠という練習用峠に最適な登りが組み入れられ、且つ都心スタート/ゴールだが交通渋滞の少ないコースレイアウトは、私的には毎年一回は必ず走りたい練習用ブルベとしてもう完全に定着してしまった。来年以降もずっとエントリーし続けたいと思う。

 次回、と言うより明日はBRM1008東京200、久々にヤビツ峠を登る。天気予報が微妙だが、4週連続ブルベの最後は無難に完走したいところだ。