2010BRM320埼玉300

 3/20土曜日、BRM320埼玉300アタック愛鷹を走ってきました。

初の300km走行ということで、大事を取って2日前から自転車通勤を控え体力温存に努めました。コースプロフィールを見ると大きな峠越えが3つと細かいアップダウンで獲得標高差は4000m以上というのもかなりプレッシャーです。

 当日は快晴、スタート地点の入間川豊水橋を7:00に出発、ゆるゆると走り始めます。今日はひたすら抑え気味でむやみに速い人達に付いていかないことを念頭に走ります。スタートして5kmも行かないところでいきなりコースミス、慌てて戻りますが先が思いやられます。時々小集団になったりしましたが基本は一人旅、マイペースを維持して走ります。

 52km地点のPC1に到着、チェックタイムは9:23でまずまずのペース。

 10分程度の休憩の後スタート、これからは道志道を走って山伏峠を越え山中湖を目指します。細かいアップダウンを繰り返しながらどんどん標高を上げて行くのですが、頑張り過ぎずにゆるゆると登っていきます。以前道志を走った時の記憶で山伏峠までのコースがそれなりに掴めていたので、ペースは作り易かったです。
 山伏峠を無事にパスして山中湖畔をちょっと走って籠坂峠を一気に下り御殿場方面を目指します。基本的に下り基調なので楽は楽ですが、車通りが多い幹線道路で時々渋滞に巻き込まれるのであまりスピードは上がりません。

 133km地点のPC2に到着、チェックタイムは13:14です。次のPCまで距離が短いので5分ほど休憩で直ぐにスタートします。

 住宅街を抜ける市道を走っていた時、後輪がアスファルトの小穴に嵌り尻に強い衝撃が加わった瞬間「バキッ!!」という激しい音とともにサドルがまたしても後ろ下がりにズレるアクシデント発生!まだ半分も行かない140km地点でこれはかなりナーバスにさせられましたが、とりあえずこのブルべだけ持ってくれればよいと割り切ってカーボンのヤグラを思いっ切り締め上げてサドルを固定し直します。
 153km地点から十里木峠を目指して長い登りが始まります。この頃になると右足の腿の付け根が痛み始め、庇いながらの走りです。

 158km地点のPC3に到着、チェックタイムは14:41です。この後の区間が85kmと長く十里木までまだまだ登りが続くのでここで長めの休憩を取ることに。900kcalののり弁をブルベスタッフと談笑しながら食べ、20分ほど休憩してスタートします。


 山中の林道を、股関節の痛みに耐えながらたらたらと登り469号線に出た時は上空に黒い雲が垂れ込め俄か雨を覚悟しましたが、十里木峠を越えると雲が切れて青空が戻って来たので一安心。ここから一気に下りに入り調子良く飛ばします。が、再びコースアウト、下りのコースアウトは精神的にダメージが大きく来た道を再び登りますが幸い500m位でコースに戻れました。
 246号線を走るうちに日は落ち、いよいよナイトランです。ただ追い風基調と渋滞でスピードを落として走らざるを得なかったことで結果的に休養を取ることができ、ちょっと気持ちに余裕ができました。
 264号線を左折し宮ヶ瀬湖までの登りが始まりますが、強い南風の御陰でかなり楽に走ることができました。

 242km地点のPC4に到着、チェックタイムは19:18です。残り60kmで2月のブルベと同じコースを戻るので気分的にかなり楽です。5分ほどの休憩でスタートです。

 土山峠までの上りは休むところがあまりなくきついのですが、辺り一面真っ暗で坂が見通せないのが幸いして視覚的なプレッシャーがあまりありません。左手の山の斜面で動物(と思われる)がガサガサッと音を立てたのには肝を冷やしましたが、何とか土山峠をクリア。宮ヶ瀬湖畔に出ると強風で橋の欄干が物凄い音で鳴っています。横風に煽られない様に注意深く走りながら宮ヶ瀬湖を抜け、下ります。
 いよいよラストスパートですが、後半で結構体力を温存できたのが奏功し、ナイトランで体感スピードが落ちたせいか、ペダルを回す脚が力強く感じます。上り坂もあまり苦になりません。自分でも予想外の余力です。
 見慣れた入間の風景が見えてきて、完走の実感がこみ上げてきました。

 22:20、ゴールです。

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 300km完走メダルをその場でもらえたのは嬉しいハプニングでした。
 自己最長不倒距離を更新できたのは嬉しい限りです。いくつかの好条件に助けられたものの、300kmで疲労困憊になることもなく余力を残せたことは次の400kmに向けてちょっとだけ自信になりました。5月に出走予定の300kmブルベでもう一度確かめてみたいと思っています。