BRM709北海道1200/帰宅まで

 7/14、朝6時位に目が覚めた。全身が怠いし消化器系もちょっとむかむかする。まあ二日酔いだな。何だかんだで結構飲んだし、まあこんなもんかな。起き上がるのが億劫なのでしばらく布団の上でうだうだする。7時も過ぎて何となく御腹が空いていたので朝食に行く。
 予約当時は朝食はバイキングだったのだが、泊り客が少ないせいか1人前毎の朝食に変更されていた。残念だけど止むを得ないか。

 出て来てみると結構な量なのでそれなりに満足。御腹一杯になって部屋に戻って再び横になってうだうだする。
 昨日のパーティーで残念シールをもらったのを思い出して、早速ブルベカードに貼ってみた。

 残念な結末ではあったが、完結したという証になった。ちょっとした心遣いのシールなのだが、これを見ると気持ちの整理がついて妙にありがたい。
 そそくさと帰り支度をして9時過ぎにホテルをチェックアウト。

 今回のホテルは駅から割と近いし大浴場もあるし、何より値段が安い。次回もここだな。

 輪行ケースを引き摺りながら札幌駅に向かう。


 タワーには今回も登れなかった。次回は登ろう。


 こんなイベントをやっているのか。出演アーティストの顔ぶれもそこそこ豪華。札幌でビール片手にジャスフェスを楽しむのも悪くないな。

 札幌駅到着。北海道遠征のハードルが下がって来て、札幌はそれ程特別な場所ではなくなってきたので後ろ髪引かれる思いは薄い。また来るよ。

 鉄道で新千歳空港へ。

 新千歳空港で滞りなく輪行ケースを預けてちょこっと土産を買って搭乗口に向かう。搭乗口に着いたところで思わぬ失態が発覚。エアチケットを落としてしまったらしい。ゲートを通った時まではあったのに、何という間抜けぶり。あちこち探すが見つからず、仕方なく係員に申告する。しばらくしたら拾われて届けられていたチケットが無事戻って来て、事無きを得た。今度から気を付けよう。

 定刻通り飛行機に乗ってあっという間に羽田着。

 リムジンバスで一路所沢へ。鉄道より料金は高いし若干時間もかかるが、輪行ケースを抱えて乗り換えたり電車内で肩身の狭い思いをせずに済むので、飛行機輪行の時はできるだけバスを使いたい。

 15時半所沢着、一駅だけ電車に乗って駅からは歩き、16時過ぎに無事に帰宅。これにて北海道遠征は終了した。

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 今回のBRM709北海道1200は、ランドヌール10000というブルベのビッグアワードをかけて臨んだ今年の最大の目標だったのだが、現地悪天候の影響で前代未聞の開催中中止と言う形で未完で終わってしまった。
 それにしても、北海道入り直前に突如発生した台風が強力ではあるものまだ九州の南にいたので北海道までは来ることはなかろうと思っていたのにまさか北海道まで影響を及ぼすことになろうとは、しかも道東部をピンポイントでダメージ食らわせたというのは今もって俄かに信じ難い。北海道の大地に宿る豊穣の女神は乱暴者がお好きらしい。外国からの乱暴者を招き入れての歓迎パーティーがどんちゃん騒ぎになったというところか。

 1200kmという単発ブルベとしては国内最長のイベントとしてそれなりに準備をして臨んだのだが、残念ながら開催中に中止となる全く予期せぬ事態に遭遇し結果として未完走となった。私的には24時間で460kmを走り弟子屈まで行くという最初のハードルを越えられただけに、中止の報を受けた時にはそれなりに驚いたし落胆もした。でもその思いは割と直ぐに収まって、すんなりと現実を受け入れられた様に思う。とりあえず日没寸前の大嵐の中を実際に自分で美幌峠を越え「これはマジでヤバい」と体感していたことは大きい。事実、私の後から美幌峠を登って来た多くのライダーが美幌峠山頂で足止めとなり建物の軒下で何時間もビバークせざるを得なかったという話を幾人の人から聞いて更に納得できた。
 何より、このイベントを何年もかけて準備して来て、多くの参加者をこの北海道後に迎え入れて楽しんで完走してもらいたいという一心で不眠不休で運営に当たって来たスタッフさんの多大な尽力と、気まぐれな台風に時間的にも場所的にもピンポイントで邪魔をされて中止とせざるを得なかった無念さを思えば、私の残念無念な思いなど取るに足らない。

 中止の判断を下すまでには様々な紆余曲折・逡巡があったものと推察されるが、主催者として安全確保とイベントの続行を両天秤にかけるというのはやはり難しい。勿論最終的に安全確保が優先されるべきではあるが、その見切り具合が主催者としての力量を試されるという見方もできる。中止の判断に至るまでに、美幌峠で避難者の救出を行うなどの危険回避のサポートは勿論のこと、中止になっても各PCを予定通り運用したり各個人がコースを離れて思い思いの行動を取ることに対してできる限りのサポートをしたりと、AJ北海道のスタッフの皆さんの至れり尽くせりのフォローでイベントとしては見事に完結したと思うし、個人的には十二分に楽しませて頂いて非常に満足できた。一昨年の台風の中の福岡1000の時もそうだったが、どの様な判断がされたにせよ結果として大きな事故を発生させることなくイベントを完結させたことは流石だと思う。改めてAJ北海道のスタッフの皆さんには感謝と敬意を表したい。

 これで都合3回、ブルベで北海道を走ったが3回ともかなりの雨に降られた。私の中では夏の北海道は爽やかな晴れというイメージが完全に崩れて、正直曇天雨天のイメージがかなり植え付けられてしまった。それでもやっぱり走るには申し分のない道ばかりなのでやはりまた走りに来たいと思う。何だかんだで3回も来ているし、飛行機代や宿代を上手くすれば3万円位でまとめることができるので、費用的にもそれ程重くはない。遠征のハードルが下がって来て、次は通常のブルベでも是非北海道を訪れたいと思う。

 R10000を手に入れられなかったことは確かに残念だ。この機会を逃すことによって最後のハードルであるRM認定の1200kmは当面国内の開催はない。今のところ恐らく北海道以外の開催はあり得ないだろうから、順当にいけば4年後ということになるのだろか(ただ、さよならパーティーの時にAJ北海道の長勢代表が「そう遠くない将来」に開催したいと力強く仰っていたのを、都合良く解釈して再来年の開催があれば…と淡い期待を抱いてしまう)。R10000の取得は全ての要件を6年以内に揃えることが条件になっていて、現時点で最も早く取得したのがPBPの2011年8月である。ここを起点にすれば2017年の7月までにはRM認定の1200kmを完走しなければならず、次回の北海道1200が順当に開催されるとしても2018年になるので間に合わなくなる。こうなって来ると海外開催の1200kmを視野に入れなければならなくなる。

 勿論慌てなくたっていつかは条件が揃えられて取れるだろうと長期的に考えればよいのだが、私的には取れるものならば早く取ってしまいたい。ブルベはフィジカルなスポーツなので単純に考えて歳を取れば取る程体力の衰えがハンディになるし、もっと極端な言い方をすれば数年後に生きている保証はない。

 「アワードなんて走り続けていれば結果としてついてくるものだ。それを目標にガツガツ取りに行くもんじゃない」とどこかのベテランブルベライダーからたしなめられそうだ。言われてみればそういうもんかも知れないし、確かに子供じみたモチベーションかも知れない。でもそういうガキの様なガツガツした感じが、メンタル的な若さなんだと勝手に自己解釈をして取り敢えずは定めた目標に対して突き進むことにする。

 PBP以外の海外ブルベ、しかも1200kmかあ。ちょっと検討だけはしてみるかな。

 また新しい展開が出て来るかも知れない。