BRM418埼玉400

 今年も季節性の副業が終わった。例年通り(となってしまったこと自体が異常事態なのだが)4月までずれ込み足掛け1か月間の仕事となったが、結果的には負けに等しい内容だった。年々ジリ貧とマンネリ化が進み、やっていても徒労感が増すばかりでいい加減に飽きて来た。一旦負のスパイラルに落ち込むと抜け出すのは容易ではないことは分かるが、それにしても策が無さ過ぎる。
 と、こんな所で毒を吐いてみてもいいことはない。私の場合、ワークライフバランスは当然ライフ中心に組み立てる。そんなわけで先週末のBRM418埼玉400アタック白河の走行レポートは下記の通り。

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 4/18(土)、朝6時前に起床。ブルベの朝にしてはかなり遅い。今日は自分の所属団体主催のブルベだが当日実走させてもらうことにしている。今朝の体調は今一つ。今週半ばに仕事の山場は越えたのだがそこまで続いていた深夜残業の影響が色濃く残っているのか、どうも疲れが抜けていない。体調につられて気分もちょっと低調。でも取りあえず現場に行けば何とかなるだろうと、車に乗って入間に向かう。
 7時に豊水橋着。運んできた荷物を降ろしてスタート設営、まずはスタッフ業務をこなす。


 予報通り天気は良い。恐らく今日明日は全行程で雨の心配はなさそうなのでDNSは少ないと思われる。事実400kmブルベにしては豊水橋は賑わっている。

 今日のコースは入間豊水橋を起点に白河で折り返して戻って来る往復コース。
往路

復路

 先日のBRM314埼玉300アタック那珂川のコースの大部分をトレースし、白河の折り返し手前で那須高原を越える以外登りは殆どなく平坦コースと言っても過言ではない。

 8時スタートを見送り、自分の出走の準備をぼちぼち開始。忙しさにかまけてバイク整備を怠けていて装備は前回BRM328青葉200を走り終えたままの状態、かろうじてチェーンに注油だけはしておいた。200・300kmの軽装備で400kmを走るのは今日が初めてだ。

 9時スタートを見送って、最後尾から緩々と走り始める。

 根岸の交差点を右折して北上を始めると南風を体感、予報通りの追い風基調だ。このままずっと白河まで吹き続けてくれれば前半はかなり楽ができる。相変わらず疲労感はあるが気分的にはこの南風は文字通り”追い風”だ。

 順調に川越・鴻巣を通過する。

 東北新幹線の軌道を越えると、太陽系を出て外宇宙に出ていくイメージだ。

 スタート時間が遅かったので既に昼近くで気温がかなり高い。裏起毛長袖ジャージだとかなり暑いが、今日は夜間走行が長くなるので前半は我慢するしかない。

 渡良瀬遊水地

 渡良瀬川の川沿いは菜の花が満開。

 この広域農道は何度も通過しているが大抵向かい風で良いイメージが全くない。でも今日は快調快調。


 94km地点のPC1に到着、チェックタイムは12:56。

 今日はちょっと空腹感が強いのでサンドイッチとホットドッグとピルクルでしっかり補給。20分程休憩して出発。

 PCを出て少し走ったら宇都宮市に入った。

 見慣れた田野の交差点。ジャパンカップのコースをかすめて走る。

 ジャパンカップのコース近くの彩花と言うジャンボ餃子で有名なラーメン屋の前を通ったら今まさに店に入らんとするランドヌール発見。ここに寄るということは恐らくジャンボ餃子が目当てではないかと思われるが400kmブルべ走行中にこれを食べるとは相当な強者。

 120kmを過ぎた辺りで会社の後輩をキャッチ。ロードバイクを買って1年に満たないのに400kmブルベに挑戦するとは怖いもの知らずだが、膝の調子が悪いのに出走したのは先輩としても心配なところ。事前にアドバイスした通りペースを抑えて走っている様だが、取りあえず白河まで痛みが出なければ完走は見えてくるだろう。

 相変わらず追い風基調で順調に進む。それにしてもこの南風はありがたい。昨日までは疲労感でテンション低く、ブルベの中で最もプレッシャーを感じる400kmにはちょっと出走・完走できるイメージを持てなかったがこの風の御蔭で疲れているなりに気分良く走れている。このまま白河まですんなりと到達したいところだ。

 矢板手前で今日初めての登りらしい登り。追い風も手伝ってするすると登って行く。

 那須湯本まで43km。

 矢板市を過ぎてぼちぼち登り基調になって来た。このまま緩やかに標高を上げつつ那須高原を目指す。

 167km地点のPC2に到着、チェックタイムは16:07。


 そこそこの先着者がいて賑わっている。巡回中のスタッフや常連さん達と会話しつつゆっくり休憩。次のPCが折り返しとなる白河で距離は40km弱、ここまでは明るいうちに辿り着きたいところだ。

 緩やかな登り基調で那須高原を目指す。このルートは何度か走ったことがあるので記憶に良く残っている。

 牧草地の緑が鮮やか。

 那須の桜は今が満開。桜前線に追いついた。

 気温15℃。体感はもうちょっと低め。この那須高原大橋を渡ると那須町に入る。

 道路標識に白河の文字が出てきた。後25km、追い風だと直ぐ近くに感じる。

 峠を越えて後はPCまでは下り基調。

 福島県に入る。

 204km地点のPC3に到着、チェックタイムは17:55。


 日暮れだが何とか明るいうちに折り返しまで辿り着いた。巡回スタッフと会話しつつ休憩。夕刻で気温も低くなってきたので、休憩しているとちょっと寒く感じる。

 さてここから折り返して残り200km、南下を開始する。ここからは向かい風かと身構えていたら、風はいつの間にか止んでいてむしろ北風に変わっている様な感じだ。巡航速度も30km/h近くまで楽に出せるので、これは嬉しい誤算だ。復路もこの感じで走ることができれば相当に楽ができる。まずは次のPCまでの50kmを確実に走ってそこで大休止を取ることにする。

 白河で夕暮れを迎える。文字通り白河にはタッチしただけで直ぐに折り返す。

 完全に日が暮れてナイトラン開始。車通りの少ない国道294号を下り基調で順調に走る。疲労感はスタート時点と余り変わっていないのでここまでかなり楽に走れてきている。このペースならすんなりと完走できそうだ。
 時々やってくる対向車のヘッドライトがアイウェアの油膜で乱反射して視界が著しく悪くなる。今朝の出掛けにアイウェアのレンズを洗う一手間を面倒臭がったのは失敗だった。視界が良ければもう少しペースを上げられたのだが後悔しても後の祭り。

 いつの間にか那珂川沿いに出ていたが暗くて川面は見えない。

 馬頭温泉郷通過。

 252km地点のPC4に到着、チェックタイムは19:49。

 次のPCまでは区間100kmと最長で、御腹もかなり空いていたのでここで大休止。

 イートインの椅子に座ってのんびりと大盛りパスタを食す。ここはアタック那珂川の時の折り返しPCで使われたところで、ここからゴールまではアタック那珂川と全く同じルートとなる。

 30分程の休憩の後、出発。身体が冷えてしまったので走り始めは寒い。気温もかなり下がってきて、爪先シューズカバーを着けてこなかったことを後悔。車には積んであったのに、またしても一手間惜しんで失敗。メンタル的にテンション低いとこういうところがいい加減になってしまう。やはり前日までに気力・体力を充実させておかなければならない。

 後半の唯一の峠越えとなる新宇都宮カントリークラブの登りをゆっくりと消化して、後は下ってひたすら平坦基調をひた走る。

 しばらく郊外の静かな道を走った後、久し振りに交通量の多い国道294号線に出た。自転車レーンも広く街灯も明るいので油断してしまったのか、道に落ちていた大きな落下物に気付くのが遅れて危うくぶつかりそうになった。間一髪右ペダルがかすっただけで回避できたが結構スピードが出ていたのでもしぶつかっていたらただでは済まなかっただろう。気を引き締め直す。

 この区間の半分辺りの結城市街に到達、疲れていたらここで休憩しようかと思っていたがこのまま走り続けられそうだったので素通りする。

 古川市街に入ったのは0時前。人通りもなくひっそり。

 渡良瀬川利根川を渡ればPCはもう目の前。

 351km地点のPC5に到着、チェックタイムは00:18。


 最終PCなのでもう誰もいないかと思っていたら数人の先着者がいた。
 残りは50kmなので補給も軽めで15分程で出発。

 相変わらず風はなく、そこそこのペースを維持したまま終盤まで来た。疲労感も大したことなくここまで350kmを走ったという感覚は薄い。

 再び鴻巣上越新幹線の軌道通過。太陽系に戻って来た。

 深夜の鴻巣市街は走り易い。

 太郎右衛門橋で荒川を渡る。ここまで来れば帰ってきたという気がする。
 時刻は2時を過ぎた位、このペースなら3時にはゴールできるだろう。深夜の寝静まった川越を静かに淡々と走る。

 上戸の交差点。ここを左折すれば入間まで10数kmを一直線。

 結局最後まで順調に無難に走り切り豊水橋に戻って来た。
 ゴールタイムは2:44、完走時間は17時間44分だった。

 着替えてスタッフ業務に復帰する。
 1時間程仮眠を取らせてもらいつつゴールしてくる人達を出迎える。

 通常の400kmに比べて戻ってくる時間がかなり前倒しになっている。コースがマイルドなのとやはり追い風に恵まれたせいだろう。あと、膝を痛めた人が結構いる様だが、追い風でついつい踏み過ぎてしまったのではなかろうか。
 夜が明けた。朝日が眩しい。

 会社の後輩も無事に戻って来た。

 最終走者が10時半に戻って来た。DNF1名を除いて全員が無事に入間に戻って来てくれて一安心。
 12時のクローズ時間を待たずしてゴールを撤収し帰宅。これにて400kmブルベは終了。

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 出走する前までは正直結構なプレッシャーを感じていてDNSする理由を探していた様な状態だったが、終わってみればかなり楽に走り切ってしまった。翌日の疲労感も大したことはなく400kmブルベを走ったという感覚が余りない。これはひとえに往路追い風復路無風の風に相当恵まれたことによる。天候やコースも含めてここまで好条件が揃ったブルベは滅多にないだろうし、今まで走って来た400kmの中で最も楽なブルベだった。

 400kmを完走したことでSRが確定、これで2015PBPのエントリー権を確保できた。今週末4/26からいよいよ優先エントリーが始まるが、もうちょっと考えることがあって実際にエントリーするのはもう少し先になるだろう。

 次は今週末のBRM425青葉300、こちらは打って変わって獲得標高差4000m近い山岳ブルベでそれなりの覚悟が必要だ。週末に向けてぼちぼち準備を始める。