PBP2019/Report 7:Stage 3,Day 1/Villaines-la-Juhel -> Fougeres(89km/306km)

 8/19(月)7:15、フードコートで休憩を終えて外に出るともうすっかり明るくなっていた。

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 もう直ぐ朝日が見えそうだ。今日も快晴、爽やかな朝。

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 先程バイクメンテナンスサービスのブースで貰ったケーブルタイを使って、ナビのマウントとナンバープレートをハンドルバーに移植。これで何とか平常走行が支障なく可能になった。

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 出発前にトイレ。スタート地点にもあったこの物体は何かと思ったら男性用の簡易小便器だった。4面で使用可能、実際に使ってみたが使い勝手は悪くないものの周囲から丸見えなのが難点。

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 7:25にリスタート。PC滞在時間は約50分。現時点では走行プランに対して1時間半のマージン。

 第3ステージはPC3/フジェールまでの89km。アップダウンはここまでの道のりと似た様なもの。区間距離はそこそこ長いがノンストップで行く予定。

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 早朝の空気は冷たく休憩で身体が冷えてしまったので寒く感じるが、日が昇って来れば気温は直ぐに上がるだろう。

 疲労感も薄く眠気も全くないので今のところはそこそこ順調に推移している。PC1までで今日の行程の半分を消化してあと200kmブルベ1本で仮眠できると考えるとかなり気楽だ。遅くともあと12時間あれば仮眠できるはず。

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 222.2km、ルーフジェールの街中を通過。

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 この街にもPBP歓迎のディスプレイが多数。日本国旗がある。この手作り感が住民の皆さんの温かい思いが伝わってきてとても嬉しい。こういうアマチュアの自転車のイベントにもたくさんの人々が愛情とリスペクトを注いでくれるフランスの自転車文化は本当に素晴らしい。

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 5人乗りのタンデムはなかなか凄い。”BREST 374km”という道標が加えられているのはなかなか芸が細かい。

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 227.9km、ラ・モランディエールという街を通過。

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 この街中の飾り付けもなかなかのもの。

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 234.6km、ル・リベイという街中の幹線道路との交差点傍にオフィシャルのPBP横断幕が張られたPCの様な一角があって、多数の参加者が集まっていた。シークレットかと思ったら、傍に立っていたスタッフらしき人が「No control」と教えてくれたので立ち寄らずにそのまま通過する。どうやらサービスポイントだったらしい。

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 路上の参加者はまばらになり丁度良いトレインも来ないので、取り敢えず単独走行が続いている。緩やかなアップダウンを淡々と抑え気味に走る。サイクルコンピュータの心拍をLSDレンジ後半前後を大きく逸脱しない様に心掛ける。とにかくこういう超長距離のブルベは疲労をためないことが極めて重要だ。

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 238.7km、シャルシニエの街を通過。ここまで進路は北向きだったが教会の前を左折して西向きになる。教会の塔の形がここまで20km位の間に見たものと結構似ている気がするのだが地域毎の特徴みたいなものがあるのだろうか。

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 郊外の風景は地平線までフラット。高い山は全く見えない。

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 道脇に牧場がちらほら出てきて、牛が間近で放牧されているのを見ることができる。こういう感じは北海道と良く似ている。

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 246.1km、ラセ=レ=シャトーの街中を通過。カフェではのんびり休憩している人が結構いる。今のところ休憩を入れる必要はなさそうなので素通り。

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 PC2を出発してから1時間半が経過、30kmちょっとを走ったがどうもペースが上がらない。向かい風気味ではあるがそんなに強風ではないのに何となくきつく感じる。緩やかな登り坂をえっちらおっちら登っていく感じ。まあ疲れたとかどこかが痛くて走れないという程ではないのでそのうち気にならなくなるのではないか。

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 252.3km、シャントリニエの街を通過。

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 257.4km、長い下り坂を経てアンブリエールの街に入った。ここはPBPの全行程の中で私的に一番印象深い街だ。2011年に初めてPBPに参加した時、それまで日本でブルベを走ってきて一度も眠くなったことはなかったのに、初めて眠くなって道端で寝た。往路で1回、復路で1回道端で寝たのだが、復路で寝たのがここだ。

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 橋を渡って直ぐのこの花壇の中に頭を突っ込んで20分程寝たのを今でも鮮明に憶えている。それ以来、路上で寝たことはない。後にも先にも2011年のPBPの時だけ。復路でもここを通るので、その時に立ち寄ることにして取り敢えず素通りする。この街を過ぎると直ぐに登り坂、確かにここは谷の街だ。

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 271km、久し振りのラウンドアバウトを直進してゴロンという街に入る。

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 街中のカフェでは相変わらず多くの参加者が休んでいる。何となく休んでいこうかなと思ったが躊躇している間に通り過ぎてしまったので結局素通り。

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 ゴロンはそこそこ大きな街で抜けるのに結構な距離がある。人通りも多くちょっと賑やかな感じ。

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 エルセ在住のアラインさんへの個別の応援メッセージ。この近くに住んでいる人なのか。

 やはり調子が上がってこない。時刻は10時、日も高くなって気温も上がっているはずなのに暑いと思わない。むしろ寒く感じる位だ。脚が回らないので巡航速度が思った程に上がらず本当ならもっとハイペースで走ってマージンを稼ぐはずが殆ど横ばい、もしかしたら体調が余り良くないのか?ちょっと心配になる。

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 279.5km、レヴァレという街に入った。フジュールまであと30kmを切った。あと1時間半走ればそこで食事をして大休止をする。フジェールのフードコートで食事をするのが楽しみの一つなのでそれをモチベーションに忍の一字で走る。

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 牧場の牛を見て和む。日本の牧場だと牛が結構汚れていたりするのだが、フランスの牛は何処の牧場を見ても綺麗だ。

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 街の入口に時々、減速用レーンが出て来るが、この標識の意味は対向車優先ということなのだろうか。また、たくさん貼られたPBP道しるべの意味は一体何だろう?良く分からない。

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 自転車のディスプレイにツール・ド・フランスの中継でもしょっちゅう出て来るブルターニュの旗が付けられている。この辺りはブルターニュ地方なんだな。

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 299km、レーニュレの街中を通過。ここの教会はなかなか立派。

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 この街に住むクリストファーさんの私設応援団の人かな?子供達とハイタッチを交わして通り過ぎる。

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 300.4km、この先からラウンドアバウトが連続する下り基調でフジュールの街に入っていく。

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 この風景は良く憶えている。ようやく休むことができると思うとかなりホッとする。下り基調を快調に進む。

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 街中に入った。赤信号に引っ掛かったが大多数の人達はぶっちぎって行ってしまい、品行方正な数人だけが残った。ここまで来て慌てない慌てない。

 306km地点のフジェールの到着。

 フードコート手前の駐車スペースにバイクを停めてコントロールに行こうと思ったら、スタッフの人に「通過センサーはこの先だからバイクに乗って行け」と言われて改めてバイクを持ってコントロールに向かう。

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 コントロールの列に並ぶ。過去に見た風景を思い出し何となく懐かしい感じがする。そう言えば前回はコントロール横のフードコートでカワダさんに会ったっけ。

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 チェックタイムは8/19の11:19。走行プランのフジュール着は13:30予定だったので2時間以上のマージンだが、PC滞在時間が多分1時間になるので出発時刻でのマージンは多分1時間半位、増やせなかったのは残念だが調子が良くない割に大崩れしなかったと見るべきか。

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 食事はコントロールの建物のフードコートではなく、敷地入口に近い別棟の大きい方で取るのがいつものパターン。バイクでさっきの駐車スペースに戻ってフードコートに向かう。

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 行列が長いのも想定の範囲内。元々1時間位の休憩を想定していたので焦りはない。

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 クロワッサンがとても美味しそうだったが、過去2回はここで欲張ってついたくさん取り過ぎて御腹一杯で走れなくなるというパターンだったので自制して見送りメインディッシュに注力する。

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 サラダやフルーツ、ヨーグルト類も豊富。飲み物はミネラルウォータやジュースの他ビールやワインも売っていて、参加者でも結構飲んでいる人がいる。メインディッシュは3~4種類、各PCのフードコートの中でここが一番充実しているのではないかと私的には思っている。

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 自制に成功して今回は控えめ。メインはラザニア、過去に食べた時と同じくデカい。サラダはビートの酢漬けと人参が美味しそうだったのでゲット。あとはやはりいつものフルーツポンチ、これが結構ボリュームがあって美味しい。これで€12程。相席になった女性が「そのラザニアはベジタリアン向けか?」と聞いて来たので「肉は入っているよ」と返事をした。彼女はベジタリアンで肉が入ってなければ食べたかったのかなあ。

 しっかり食べてのんびり休憩する。

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 フードコートで30分近く休憩して外に出た。外の芝生では参加者達が気持ちよさそうに寝ているが、取り敢えず今のところは眠気はないのでそのまま出発することにする。