2020BRM126熊本200/レポート2:ブルベ当日

[目次]

スタートまで

 1/26(日)、5時半前に目が覚めた。アラームを鳴る前に止めてベッドから起き上がる。

 外はまだ真っ暗だが雨は降っていない様だ。そこそこ寒いが関東程の寒さではない。事前の予報では当地の最低気温は10℃をちょっと下回る位だったので下はレーパンとレッグウォーマー、上は裏起毛の長袖ジャージと薄手のインナーという組み合わせ。雨予報なのでレインウェア上下を持って来ており、いざとなったらこれを着れば寒さ対策は問題ないはずだ。

 昨夜買っておいたパンを食べつつ準備を整えて6時過ぎにホテルを出発。ここから7km位離れたスタート地点に自走で向かう。

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 雨は降っていないものの路面はしっかりと濡れている。輪行ではちょっとかさ張るがやはり泥除けを前後とも持って来て正解だった。

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 新玉名駅を通過。玉名市街からそれ程離れてはいないが、周囲には何もない。

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 6時半前にスタート地点の道の駅きくすいに到着。取り敢えず受付と装備チェックを済ませる。参加者はぱっと見10名ちょっとという感じでこじんまりとした開催。玉名のブルベ人口はまだ少ない様だ。

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 ブリーフィングが始まった。

 今日のコースは菊水から北上して嘉麻で折り返して戻って来る200km。

 折り返し手前で標高340mの峠越えが往復ともあって、その他にもちょっとしたアップダウンがある獲得標高差1400mの平坦ではないコースだ。基本は往復ルートだが、往路も復路も一部遠回り区間があるので分岐点でルートを間違えない様に気を付けなければならない。私的には実家のある二日市をかすめるし、高校時代の後半はその二日市から玉名まで遠距離通学をしていたので、ある意味その時代のトレースの様な見方もできる。通学区間を自走してみてその距離感を掴むというのも付加価値としてはなかなか面白いブルベになりそうだ。

 ブリーフィングが終わってそろそろスタートという段になってパラパラと雨が落ちてきた。結局降られるのかと思いつつも大した雨量ではなくそれ程寒くもないので取り敢えずレインウェアは着ずに走ることにする。

スタート/道の駅きくすい->PC1/ミニストップ広川日吉店(39.1km)

 定刻7時直前にスタート、緩々と走り始める。

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 まるで夜スタートの様な暗さ、九州の夜明けは遅い。

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 3.9km、ようやく明るくなってきた。雨は殆ど上がった感じ。このまま止んでくれるとありがたいのだが。

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 8.0km、柳川、大牟田、八女と九州人としては懐かしい地名が並ぶ。微妙な登りを南関IC方面に直進。

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 11.9km、国道443号に合流し柳川・大牟田方面に左折。

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 道幅もそこそこ広く車通りも少ない幹線道路は走り易くて落ち着いて走ることができる。微妙なアップダウンが続くが無闇に踏まずにいつもの様にペースは抑え目で終始フラットなペースを心掛ける。

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 19.7km、みやま市山川支所方面に右折。

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 みやま市山川町の街中を通過。みかんのモニュメントが目に入ったが特産はみかんか。

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 22.9km、右折ポイントを見逃さずに曲がる。初めてのコースなのでナビのデータだけが頼りだ。

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 25.0km、信号が少なくて車通りが少なく非常に走り易い。いつも都市部で走っているとこういう地方の道の良さが改めて分かる。

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 25.3km、目印のない右折ポイントを見落とさずに曲がる。この先をクランク状に直ぐに左折。

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 29.0km、矢部川を渡る。

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 広川・八女方面に直進。ぼちぼち八女市に入って来たか。

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 緩やかな登りの両側は茶畑。茶所八女市ならではの風景。

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 37.6km、広川町の街中に入って来た。この先の交差点を左折すればPCはもう直ぐ。

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 39.1km地点のPC1に到着、チェックタイムは8:38。

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 新型のピルクルを見つけたので試してみる。悪くはないがノーマルとの価格差に見合うかと言えばそうでもない。

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 今日が初めてのブルベという参加者の人と会話しつつ15分程の休憩の後出発。

PC1->通過チェック1/坂本八幡宮(35.8km/74.9km)

 次の目的地は35.8km先の坂本八幡宮、太宰府の一角だ。

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 43.1km、もうこの辺りは久留米なのか。御井方面に直進。

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 44.8km、矢取交差点を直進、軽車両を除く進入禁止だがいきなり軽自動車が侵入してきて結構なスピードですれすれを抜かれで驚いた。久留米のおばちゃんは無茶をする。

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 46.6km、九州道の高架をくぐって直ぐに右折。もう何度も九州道と交差しているが、コース全体を俯瞰すると九州道と並走している感じか。

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 48.2km、筑後川を渡る。道路標識に筑紫野の文字が出てきた。

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 49.0km、筑後川を渡って直ぐに右折してからの道が工事中でナビのルートと微妙に違っている。ちょこっとう回路を走ったら直ぐにコース復帰して一安心。

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 54.2km、真っすぐな平坦路をひたすら北上する。初めての道だが久留米、甘木、小郡という地名から何となく位置がわかる。まだ九州人としての記憶は残っている様だ。

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 57.7km、復路の張り出し区間との合流点。左折方向に通過チェック4があるが往路の進路は直進。

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 65.0km、国道200号を横切る。道路標識に福岡の文字が出てきた。都市が近付いてきたせいか徐々に車通りが増えてきた。大型トラックも増えてきてちょっと神経を使わされる。

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 65.8km、筑紫野市に入った。我が実家のあるところだ。

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 68.6km、長岡交差点を左折する。ここは復路との分岐点、復路は正面から来て右折方向に進んでいく。

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 69.3km、針摺交差点を筑紫野市街方面に斜め右方向に進む。一旦バイパスを越えて歩行者信号で2段階右折。

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69.9km、朝倉街道駅横で西鉄大牟田線を横切る。高校時代後半はこの電車に乗って毎日通学していた。毎朝5時過ぎの始発鈍行に乗らないと学校の始業に間に合わなかった。今から考えてみれば1年以上もよく通ったものだ。これも懐かしい思い出。

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 71.5km、JR二日市駅近くを通過。この辺りは実家の生活圏内で良く覚えている。

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 72.0km、ここを太宰府方面に右折して西鉄二日市駅を越えた先に実家があるが今日は寄らない。

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 72.5km、太宰府市に入った。この辺りの混雑は相変わらずだ。

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 73.4km、太宰府政庁跡方面に右折。もう太宰府は近い。

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 74.4km、太宰府政庁跡に到着、左折すると直ぐに通過チェックポイントだ。

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 74.9km地点の通過チェック1に到着、チェックタイムは10:30。坂本八幡宮の周囲は観光客で賑わっている。通過照明用の写真を撮って直ぐに出発。

通過チェック1->通過チェック2/セブンイレブン稲築郵便局前店(26.7km/101.6km)

 次の目的地は26.7km先の通過チェック2、ここが折り返し地点となる。この区間に今日唯一の山がある。取り敢えず元来た道を戻る。

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 75.3km、先程通過した太宰府政庁跡前に戻って来た。さっきは右からやって来たが今度は直進方向に進む。

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 76.9km、山家方面に右折。交通量の多い道から離れてちょっと落ち着いた。

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 曲がると直ぐに登りが始まった。5%前後の登りをぼちぼち登っていく。坂の途中に九州国立博物館への長い階段があった。

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 1km程登ってピークを通過そのまま下りに入る。

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 79.8km、下り切って復路との合流ポイント。復路は右方向に進むが、先ずは左折して折り返しポイントの通過チェック2に向かう。

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 曲がって直ぐに登りが始まった。向かう先に山々が連なっている。どうやらこれが米の山峠の様だ。5.7km、平均勾配5%の登りが始まった。

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 ぼちぼち登っていくと何となく見覚えがある場所に出た。この坂は登ったことがある。確か2012年のBRM915福岡1000の終盤で登ったはずだ。

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 5km程登ってきて残り1kmを切った辺りで勾配がきつくなった。7%前後の坂をえっちらおっちら登っていく。

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 85.6km、ピークを通過して飯塚市に入る。そのまま長い下りを一気に下っていく。

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 92.5km、下りながら桂川方面に道なり右方向に進む。左方向の筑前大分は大分県ではない。

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 93.9km、左折して下りは終わり。

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 95.1km、踏切を越えて桂川町に入る。

 いつの間にか空には青空が見え始め日差しも薄っすらと出てきた。

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 95.6km、桂川駅を通過。

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 空にはカラスの大群が舞っている。これ程の大群は久し振りに見た気がする。

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 99.0km、再び上り基調。真っすぐな登りが続いている。

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 100.0km、1km程登ってピークを通過、嘉麻市に入った。ここを下ると直ぐに通過チェックのはずだ。

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 101.6kmの通過チェック2に到着、チェックタイムは11:54。

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 イチゴ味のコーラを試してみる。どうということはない味だった。ここで待機していたAJ福岡のスタッフさんとしばし会話。ここはAJ福岡さんの縄張りということか。15分程の休憩の後出発。

通過チェック2->通過チェック3/ファミリーマート筑紫野吉木店(21.7km/123.3km)

 次の目的地は21.7km先の通過チェック3、米の山峠を登り返して直ぐのところだ。

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 コンビニを出て今来た道を引き返す。

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 103.1km、小高い丘を登り返して桂川町に入る。

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 この辺りの幹線道路も車通りは少なく淡々と落ち着いて走ることができる。

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 108.0km、桂川駅を通過して踏切で飯塚市に入る。晴れ間が出て来て気温もちょっとだけ上がってきた。もう雨の心配はなさそうだ。

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 109.1km、県道65号に合流して右折。ここからじわじわと登りが始まる。

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 111.5km、往きでは気付いていなかったが池の傍を通過。釣り人が数人いたがブラックバスを狙っているのだろうか。

 

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 113.4km、ぼちぼち米の山峠への登りが本格化してきた。山頂までは4kmちょっと。

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 5%前後の勾配をぼちぼち登って行く。

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 115.5km、勾配に余り抑揚がないので脚を休める所がないがオーバーペースにならなければ淡々と登って行ける。

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 終盤になって勾配が若干きつくなった。

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 117.4km、米の山峠の山頂通過。復路登り返しの方がちょっと楽だった様な気がする。

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 山頂を越えて筑紫野市に戻ってきた。ここから長い下りが始まる。

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 長い下りを終えて往路との合流ポイントまで戻ってきた。通過チェックは目前。

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 123.3km地点の通過チェック3に到着、チェックタイムは13:02。

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 余り空腹感はないので普段は殆ど手を出さないエナジージェルで補給、15分程の休憩の後出発。

通過チェック3->通過チェック4/甘木鉄道太刀洗駅(17.1km/140.4km)

 次の目的地は17.1km先の通過チェック4、甘木鉄道の太刀洗駅だ。区間距離が短いので1時間かからずに行けるはずだ。

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 124.0km、久留米方面に左折。南に向かって進む。

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 県道35号はやたらと歩道が広い割には車道は中央にソフトポールが立てられており路肩も狭く交通量がそこそこあって車の速度も速いので自転車が車道を走るのはかなり走り辛い。

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 126.8km、往路との交差ポイント。日田・朝倉方面に左折する。

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 130.8km、国道386号をひたすら直進。この道は幅が狭く交通量が多いので神経を使わされる。

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 137.2km、ブリーフィングでも説明のあった「肉のたかお」の看板を見逃さずに右折。

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 交通量の多い国道386号を離れてほっと一息。空から青空が消えて再び雲が厚くなってきた。畑の上空では雲雀が鳴いていて微妙に春の雰囲気。

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 国道500号に合流して直ぐに太刀洗駅前に着いた。

f:id:gearmasher:20200126134935j:plain 駅前の道を隔てた正面には太刀洗平和記念館がある。零戦の展示などがあるらしいがブルベ中なので見学は見送り。

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 140.4km地点の通過チェック4に到着、チェックタイムは13:50。

f:id:gearmasher:20200126135138j:plain 何とも不思議な駅舎で何となく廃線の駅跡の再利用施設の様な感じがするが、1両編成の電車がやって来たのでどうやら普通に営業しているらしい。通過照明用の写真を撮って直ぐに出発する。

通過チェック4->PC2/ローソン広川新代店(24.2km/164.6km)

 次の目的地は24.2km先のPC2、小刻みに立ち寄り地点があるのでちょっと忙しい感じだが区間距離が短いのは気持ち的に余裕ができてそんなに悪くない。

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 国道500号を西に向かって進む。車通りはそこそこ多い。

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 143.6km、往路との合流点。久留米方面に左折して往路を遡る。ここから先はゴール直前まで分岐で迷うことはない。

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 南に向かう一本道を淡々と走る。LSDレンジをキープして上手く走れているので疲労感もなく順調に距離を消化していく。

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 147.3km、久留米市に入る。

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 149.7km、久留米方面に右折。

f:id:gearmasher:20200126142155j:plain 工事迂回でルートから外れるということは筑後川はもう目の前ということか。 f:id:gearmasher:20200126142310j:plain

 152.6km、左折して筑後川を渡る。

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 向かう先の空が何となく暗い。雨が降っていなければ良いのだが。

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 154.6km、左折して直ぐに九州道の高架をくぐると登りが始まる。

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 155.0km、登りの途中で踏切に引っかかる。もしかしてこれは久大本線か。大分にも住んでいた身としては妙に感慨深い。

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 156.8km、御井の街中で登りが終了。

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 157.5km、自衛隊の中のこの分岐は、キューシートでは直進で記載無しだが逆トの字左折で記載すべきではなかろうか。

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 こういう学校を士官学校とは呼ばずに幹部候補生学校と呼ぶのは自衛隊は軍隊ではないということの意思表示なのだろうか。

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 160kmを越えた辺りで微妙な登り。微妙にきつい。

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 163.6km、広川町の街中に入ってきた。ここを右折するとPCはもう直ぐ。

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 164.6km地点のPC2に到着、チェックタイムは15:00。

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 そう言われてみれば、折り返しの通過チェック2からここまで参加者の誰にも会っていない。元々参加人数が少ないのでこんなものか。まるでスタッフ試走の様だ。ゴールまでは残り36km、2時間でゴールなので最終PCの御約束モンスターエナジーを1本だけ飲んで10分程の休憩の後出発。

PC2->ゴール/ジョイフル熊本菊水店(36.0km/200.6km)

 さて後はゴールを目指すのみ。雲行きが怪しいが何とか降られずに走り終えたいところだ。

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 168.5km、八女市を通過。一瞬渋滞したが直ぐに解消されて車通りが少なくなった。

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 172.3km、矢部川を渡り返す。ゴールまで残り30kmを切った。

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 朝通った時と同じく車通りがない道を落ち着いて走る。正面に城が見えるがあれはもしかして個人宅か?

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 176.0km、クランク上に左折して県道774号に合流、更に南下を続ける。

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 国道443号に乗って山川の街中を通過。みかんのモニュメントが妙にリアル。

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 181.6km、左折して国道443号をトレースしていく。ゴールまで残り20kmを切った。曲がって直ぐに登り基調になった。

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 九州自動車道と並走、何となくゴールが近くなってきた気がする。なだらかに登っていく。

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 185.1km、熊本県に戻って来た。

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 道路標識に玉名・和水の文字が出てきた。どんどんゴールが近付いてくる。南関IC入口を越えて一旦下り基調になる。

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 189.4km、玉名方面に右折して国道443号を離れる。ここまででほぼ終盤の山間部は終わって下り基調のはず。

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 193.1km、ゴールまで10kmを切ったところで雨が降り始めた。ここまで来て降られるのか。逃げ切れなかったか。

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 196.7km、最後のおまけ的な丘を登って九州道の高架をくぐって和水町に入った。

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 198.9km、菊池川を渡る。

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 200km、左折してスタート地点とは違うゴールに向かう。

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 曲がった途端にいきなりの激坂。最後の最後でこれを登らせるとはコース設計者さんはちょっと意地悪。

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 300m程の坂を上って左折するとゴール地点のジョイフルが見えた。幸い雨も本降りになることなく戻って来ることができた。今日も無事に走り終えられそうだ。

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 無事ゴール。ゴール時間は16:30、認定完走時間は9時間30分だった。R熊本のスタッフの皆様、今日一日楽しませて頂きありがとうございました!

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 完走の御褒美でチョコレートパフェ。スタッフさんと玉名の話をしながらしばし休憩の後、そそそくさとその場を後にする。

ゴール後

 さて、無事にブルベが終わったのでこれからが本番。先ずはホテルまで無事に帰還しなければならない。パラパラと雨が降り続く中、再びバイクに跨り玉名温泉に向かって帰り始める。

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 今朝のスタート地点を通過。ゴールからそれ程離れていない。

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 なんだこれは?”すっすっはっはっ”とは一体何のことだ?

(後日調べてみたらこういうことだった。https://higojournal.com/archives/edahuneyamakofun-sekizin.htmlそういわれてみれば玉名市内にやたらと金栗四三という名前の入った幟が立てられていたが流行りものだったということか)

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 玉名市に戻ってきた。心なしかちょっと雨が強くなってきた感じ。後数km、もうちょっと我慢してくれ。

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 遠巻きに玉名駅を眺める。駅の周りは本当に何もない。

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 果たしてこれからこの辺りは発展していくのだろうか。玉名の様子が35年経っても余り変化がないことを考えると、ずっとこのままの様な気がする。

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 17:40にホテルに帰着。今日はフロントで昨日と違う人が応対してくれてバイクを建物の奥まで入れさせてくれた。非常に助かる。

 部屋に戻ってウェアを脱いで少しの間の開放感に浸った後は即温泉に向かう。大浴場で汗や汚れを洗い流しのんびり湯船に浸かって極楽極楽。

 風呂から上がってすっきりして、今日の打ち上げの場所をネットで当たりを付けて早速繁根木に徒歩で向かう。

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 夜の繁根木界隈は余り記憶にないのでちょっと新鮮な感じがする。

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 改めて眺めてみると道がきれいになって街灯も新しくなっている。右手の寺は高校の吹奏楽部で合宿をしたことがある。

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 高瀬の交差点も奇麗になってちょっと広くなったように感じる。

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 高瀬交差点近くの今日の打ち上げ会場に到着。

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 取り敢えずビール。程良い疲労感の四肢にビールがじわっと染み渡る感じが実に心地良い。やはりブルベを走り終えた後のこれはやめられない。

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 熊本と言えば辛子蓮根。揚げたての熱々が旨い。まうごつうまか。

 今日のつまみのメインは熊本弁。地元の人達の会話が飛び交う中に埋もれて熊本弁を楽しみたいのだが、今日は日曜ということでなのか客が少なく店の中も静か目で熊本弁が余り聞こえてこない。ちょっとつまみが足りない感じなので、一期一会の玉名だし居酒屋を梯子することにした。

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 もうちょっと混んでいそうな店を探して小雨の降る中玉名の街を歩く。日曜ということもあるのかも知れないが、ちょっと寂しい感じが妙な寂寥感を漂わせる。

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 2軒目はここにする。

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 さっきの店よりは客は多め。取り敢えずビール頂きます。

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 ホルモン鉄板焼きがはうごつうまか。

 カウンター席近くの団体さんの会話が聞こえてくる。どうやら学校の先生の集まりらしい。そこそこ熊本弁が飛び交っている。忘れていた単語が幾つも聞こえて来てとても懐かしい感じになる。”あがしこ(どれだけ)”という言葉はホント久し振りに聞いたなあ。地元に戻ると方言が自然と出てくると言うが今熊本弁を喋れと言われても多分無理だ。

 締めはラーメンと決めていたので、ラーメンをおいしく食べるために腹七分目で止めて店を出た。

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 最後にここに行くと決めていたラーメン屋に到着。飲み始める前に店の前を通ったら店の外にも待ちの客がいたがこの時間では直ぐに着席できた。

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 ラーメンに辛子高菜をトッピング。なばんごつうまか!この味は本当に忘れられないな。関東で九州ラーメンの美味しい店は何軒があるが、やはり地元に来てみて食べてみると本物の味がする。

 ラーメンを食べて満足したが、まだそれ程飲んでいなくて飲み足りない感があるのだが、今日は心理的にいつもと勝手が違う。この町は飲酒可能年齢前に暮らしていた街で当時の思い出がたくさん積もっている。そこに現代の大人臭い新しい記憶を上書きするのがとても憚られる様な気がして酔っぱらう気がしないのだ。何となくこのまま静かにフェードアウトしたくなってホテルに戻ることにした。

 ホテルに戻りながら意を決してiphoneの中に入れてある矢野顕子の「ごはんができたよ」を聴いてみたら、何だかわからないけれどウッとこみ上げるものがあって涙腺崩壊しかかったが寸でのところで止まった。頭の中で故郷を思い出しそこで聴いた曲を思い出しながら懐かしさを薄っすら思い出すということはたまにあることだが、現実にその場所にいてそこでリアルに曲を聴くというこの非日常的な直接体験はやはり相当インパクトがある。タイムスリップした感覚とは正にこのことだ。一体俺は今どこにいるのか!?時空を一瞬本当に見失ってしまったかの様な錯覚を覚える。

 やはりちょっと飲み足りなくて帰り道の途中のコンビニで缶ビールを1本だけ買ってホテルに戻った。

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 ホテルの部屋で4次会。iphoneに入れてあった当時の曲を聴きながら蘇ってくる記憶のうねりに思考を委ねる。

 当時の私的に象徴的なアルバムの1つはCasiopeaのMint Jams。文字通り擦り切れるまで聴き倒した。Domino Lineをバンドで完コピして学園祭で演った時のあの集中力と練習量は今から考えても恐るべきものだった。学園祭ライブは教室だったがそこに詰めかけた大勢の仲間とバンドが一体となって若さが弾ける様な爆発的な盛り上がりで、演奏している時のとてつもない高揚感が今でもじわっと蘇ってくる。バンドや吹奏楽部を中心とした様々な楽しい思い出が走馬燈の様に蘇ってきてしばし呆然。35年後の俺をこんなにも切なく途方に暮れさせる程に素晴らしい時間を過ごして思い出をたくさん作ったあの時の俺をとことん褒めてやりたい気がする。同時にそれが遠い昔のことであることを改めて実感する。あの時に戻りたい、もう一度経験したいとは思わないのだが、そのことがより一層喪失感を際立たせている様な気がする。その喪失感を埋めるためには今をどう生きているかということに繋がってくる様に思われる。35年前の俺と張り合っても仕方のないことではあるが、結局あの頃を超える何かを今作り出せるかどうかということだろう。多分それは自転車ではなく音楽だと思う(当時は確かに自転車にもそれなりに入れ込んではいたが、音楽と比較すると嵌まり具合の次元が違っていたような気がするし今でもそうだと思う。自転車は趣味だが音楽はライフワークだ)。何をやればそうなるのか目標すら定まっていない。あの頃の鋭い感性と情熱と集中力と根気を今得られるかといえば途轍も無くハードルが高い。取り敢えずはそれを死ぬまで追い求めるという気持ちだけは持ち続けていたいということか。それでいいじゃないかと何となく自分を納得させてみる。

 明日は埼玉に帰る。帰れば直ぐに現実の喧騒に巻かれて今日のこの感覚は多分忘れるだろう。でも、今回これだけ魂がぶんぶん揺さぶられる様な経験ができたことはとても嬉しいことだ。感情・感性の振れ幅が大きい方が多分人生は楽しいはずだ。それだけの振れ幅をまだ持っていたことに気付いただけでも今回の遠征の意義は十分にあった様に思う。

 そんなことを取り留めもなく考えているうちに眠くなってきた。ちょっと酒量が足りないが今夜はほろ酔いで夢の中へ退場するとしよう。消灯時刻は恐らく0時前。