2017BRM625東京200

 ここのところ梅雨らしい天気が続いていて今週は1日しか自転車通勤ができなかった。6月の月間走行距離はここ数年の中でワーストとなった。先月も大きく負け越しているので今年の後半で取り戻せるかかなり懐疑的になって来た。先週末のBRM625東京200の走行レポートをやっとまとめたので早速アップする。

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 6/25(日)、朝4時起床。3日前に義父の葬儀で大阪に行き昨日戻ってきたのだが、何となく心身共に疲れが抜けてない感じ。今日は一日ぼさっと過ごしたいのだが、エントリーしている以上DNSは許されない。意を決して身支度をして、4時半に自宅を出発。外は雨。但し昨日までの終日雨予報が今朝は午前中一杯で上がる予報に変わっているのはありがたい。
 5時半にとどろきアリーナ近くのいつものコインパーキングに車を止めてスタート地点に向かう。
 スタート地点の人影はまばら。ぱっと見10人位で200kmブルベのスタート前にしては寂し過ぎる状況。受付をしてコース上の注意点の説明を受ける(ブリーフィングに遅刻してすみません)。

 スタッフの皆さん、いつも設営ありがとうございます!

 定刻6時に早速スタート。

 今日のコースは川崎をスタートして道志道から道坂トンネルを越えて都留で折り返し甲武トンネルを越えて武蔵五日市から川崎に戻る200km。

 獲得標高差は3000m弱の中級山岳コースだ。このコースは1度2015の秋にBRM1003東京200で走っているが、その時とは一部工事区間が迂回されたのとゴール地点が変更になっている。

 しとしとと小雨の降る市街地を緩々と走る。この位の雨なら全く気にならない。気温も涼しい位なのでブルベコンディションとしてはまずまずだ。ただちょっと気分的にはいまひとつ、一昨日の義父の葬儀に参列した名残がある。悲哀に暮れるということではないのだが色々と考えるところがあって、メンタル的にはバリバリ自転車を漕ごうって感じではない。体調的には特に問題はなさそうだが身体の動きが鈍い気がする。まあ今日はこういう天気だし安全第一でぼちぼち走る。
 市街地の信号が結構鬱陶しく感じるのは、最近宮城の200と佐渡の200を走ったからか。

 今日のゴール受付となる川崎市民プラザ前通過。ここまで戻って来なければならない。

 高田橋を渡る。この橋を渡ると郊外に出るというイメージ。ここまで35km位走って来たので市街地を抜けるのが結構遠かった。

 今日最初のまとまった登坂となる三増トンネルへの登り。何となく身体が重いので坂道がきつく感じる。

 山頂通過。

 青山交差点を左折して山中湖方面へ。

 道志道に入った。PCはもう直ぐ。

 55.4km地点のPC1に到着、チェックタイムは8:44。

 まだPC1なのに先着者が誰もいないし休憩中も誰も来ない。普通のブルベでこれは経験ない。一体出走は何人だったんだろう?10分程の休憩の後出発。
 PCを出る頃には小雨もすっかり上がって、空の雲もかなり薄くなってきた様に見える。

 山中湖まで38km。でも今日は山中湖には行かない。
 天気がいまいちなせいか、道志道はいつもより車通りが少なくて落ち着いて走ることができる。淡々と少しずつ標高を上げていく。

 道志村に入った。ここからの坂がちょっときつい。

 道志道を逸れて道坂トンネルへの登り開始、5km程を登る。

 勾配はそれ程きつくないのでぼちぼち登って行く。


 トンネル通過、都留市街まで一気に下る。
 路面はほぼ乾いているのでほぼ乾いているので快調に下る。

 ここを左折すると都留市街に入る。

 都留市街を抜ける。道は狭く荒れているし人も車も往来が多いのでこの区間は毎回微妙に走り辛い。
 市街地を抜けて再び郊外の道に出るとほっとする。

 ここを右折すると市境の峠越え。

 距離は1.5kmと短いが勾配は結構きつい。


 山頂通過。

 リニア実験線の軌道下を通過。
 下りの途中でナビの電源がいきなり落ちた。電池は満充電のものに入れ替えたつもりなのにこの短いランタイムはおかしいなと思いつつ停車して電池交換をする。しかしナビの電源が入らない。スペアの電池も空なのか。通常の200kmブルベではこのetrex20の電池交換をすることはまずないので、もしかしたらこのエネループ自体が寿命なのかもしれない。幸い通過チェックがもう目前なので、そこで電池を買うことにする。

 104.9km地点の通過チェックに到着、チェックタイムは11:22。

 微妙に何か食べたかったので店内で目についた栗どら焼きを一つ食べる。ナビの電池を入れ替えるとちゃんと動作したので一安心、ナビが壊れていたわけではなかった。
 ここでもブルべ参加者には誰にも会うことなく15分程の休憩の後出発。

 甲州街道は下り基調なので順調に進む。微妙に向かい風だが全く苦にならない。

 甲州街道を左に逸れて県道30号に入る。

 ここからしばらくは今日のコースの中で勾配が一番きつい区間になる。昼を過ぎて雲を通しても何となく日差しを感じてそこそこ暑くなってきた。身体はそれ程でもないがヘルメットの中が暑くて顔にどんどん汗が流れ落ちてくるのがちょっと鬱陶しい。今日は雨なのでクリアバイザー付のGIROのAir Attackを被ってきたが、これだとさすがに夏は暑い。OGKからバイザー付の新型ヘルメットがもう直ぐ発売になるので、早く試してみたいところ。

 かなりきつい。10%は超えているんじゃないかという急勾配。

 上野原市に入った。山頂はもうちょっと先。

 下り途中の眺望。この解放感は写真では伝わらないか。

 工事迂回区間。ブリーフィングの通りかなりの急勾配は下らなければならない。道も細くちょっと危険。

 県道30号から県道33号へのショートカット区間。この先もきゅっと登っている。

 県道33号に乗って最後の峠越えとなる甲武トンネルへの登り開始。約9kmを緩やかに登っていく。
 登りを淡々と走っているうちに何となく気分も身体も解れてきていつものペースを取り戻して来た様な気がする。

 私的にはここが甲武トンネルヒルクライムの起点と思っている。山頂まで4km。

 ぼちぼち登りながら順調に標高を稼いでいく。
 空模様ももう雨の心配はなさそうだし、日差しもなくて気温も高くないのでサイクリングコンディションとしてはかなり良い。スタートから3時間程の小雨をちょっと我慢すれば非常に走り易いブルベになったのに、今日天気を理由にDNSした人は勿体無いことをしたなというのが率直な感想。


 甲武トンネルを抜けて東京都に入った。これで今日の大物峠越えは終了。

 上川乗まで一気に下ってきた。ここから檜原街道をのんびり下る。

 武蔵五日市駅前通過。
 あとちょっとでPCというところでまたしてもナビの電源が落ちた。さっき新品の電池に入れ替えたばかりなのに何故だと止む無くまたしても新品の電池に入れ替えつつ、もしかしたらバックライトの設定がMaxになってたりしないかと思い付いて見てみたら正にそれだった。短時間のバッテリー切れの原因はこれだったか。設定変更をした記憶はないが何かの拍子にこうなったらしい。いずれにしても原因がはっきりしてすっきりした。

 163.7kmのPC2に到着、チェックタイムは14:15。

 やはりここでも誰にも会わなかった。まるで自団体の認定試走の様だ。残りは40km、2時間ちょっとでゴールなのでモンスターエナジーを1本だけ飲んで10分程の休憩の後出発。

 多摩川河川敷の運動公園は少年野球の大会で大賑わい。

 国道16号を左に逸れて激坂をきゅっと上る。

 多摩モノレールの軌道下に出た。都会に戻って来たという感じ。

 百草園駅横を通過して川崎街道に出た。ここからゴールまでの20kmは所謂信号峠となる。

 聖蹟桜ヶ丘前を通過して連光寺坂上までの登り。これが今日最後の登りかと思ったが、良く考えたらゴール直前も登りだった。

 川崎街道の渋滞はそれ程でもなく、信号に引っかかりつつも順調に距離を消化していく。

 この交差点を右折するとゴールまでは4km、そしていよいよ最後の登り。

 距離は短いが勾配もそこそこあって、更に車通りが多いのできつく感じる。

 無事ゴール、チェックタイムは16:19。

 コーラを一本飲んで直ぐにゴール受付に向かう。

 ゴール受付はいつもの川崎市民プラザ。

 R東京スタッフのかねさださん直々に受付をしてもらい無事認定手続き完了、認定完走時間は10時間19分だった。今日の出走者は10人ちょっとで半分位DNFしたとのことで走っているのは5、6人とのことだった。しばし歓談の後、その場を後にする。駐車場までショートカットで戻ろうかと思ったが、住宅街を徘徊してしまい反って時間がかかってしまった。素直にコースをトレースして戻った方が早いということが分かった。川崎街道、府中街道の渋滞も程々で19時前に帰着、これにて今日のブルベは終了した。

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 今回の走行軌跡はこんな感じ。

 R東京の定番山岳ブルベは序盤の3時間は小雨に降られたもののその後は曇りベースで暑くない中ゴールまですんなり走ることができ、ブルベコンディションとしてはかなり良かった。

 そう言えばFlecheのゴール後にR東京のスタッフさんからピンバッジを頂戴したのを思い出した。R東京のブルベに良く参加する人に配られた様だが、R東京の常連と認めてもらえた様でちょっと嬉しい。R東京ブルベはシーズン終了間際の200kmにエントリーする予定だ。

 次のブルベはBRM708群馬200。LEL前の最後のブルベとなるので取り敢えずバイクのセッティングは最終セッティングを決めてしまいたいところだ。最終調整を兼ねて確実に完走を目指す。