BRM914埼玉300

 現状、今年3回目の夏休みを取得中。休暇初日の9/13から2泊3日の遠征ブルベから戻って来て、旅疲れを癒しつつうだうだと過ごしている。ネット上を巡回して盗難バイクを探しているが、未だ見つからず。とりあえず遠征ブルベレポートを書いてしまおう。

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 9/13、朝5時半に起床。今日から秋田遠征だ。BRM914埼玉300を走るためである。オダックス埼玉清水班恒例の東北遠征ブルベに今年も行く。前日まで何かと忙しくて準備が余りできておらず、当日の朝になって慌てて荷物をパッキングし7時前に自宅を出発、自走で入間豊水橋に向かう。
 8時過ぎに豊水橋近くのコンビニで清水班スタッフの皆と合流、クロサワ号で一路秋田を目指す。
 陸路600km超を走って、17時半に秋田駅前に着。各自予約したホテルにチェックインするために一旦集団から離れる。
 駅前のホテルに無事チェックイン。バイクも部屋の中に入れることができた。前夜祭に参加するため、荷物を置いて直ぐにホテルを出た。5月の日本縦断で訪れて以来の秋田だが、街並みは覚えている。
 ホテル近くの居酒屋で前夜祭スタート。普段前泊する時は独りで移動するので前夜に誰かと食事を共にすることはないし酒も飲むことはないのだが、今日はこういう席なのでビールを飲む。事前に「1杯だけ」と思っていても一旦酒が入ると止められない。明日は二日酔いで走ることになるのが分かっていながら、ついつい御代わりを頼んでしまう。

 宴もたけなわ、突然なまはげが乱入。皆で記念撮影。
 21時前に御開き。皆と別れてほろ酔い気分で危うく2軒目に行きかけたのを寸でのところで思い止まってホテルに帰還。目覚ましをセットして22時過ぎに就寝。

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 9/14、ブルベ当日。朝3時半に起床。頭が痛い。案の定、二日酔いだ。久々に頭痛を伴う二日酔いに昨晩呑まなきゃよかったと後悔しても後の祭り。もたもたと準備をして部屋を出た。

 ホテルを出たら何と雨!想定していなかった光景に驚いた。事前の予報でも雨の心配はなさそうだったので今回の遠征には雨装備は一切持ってこなかった。行きがけの車の中で、今回の遠征には強力な雨男が2人もいると同行のスタッフが話していたのを聞き流していたが、冗談では済まない感じだ。予め印刷しておいたブルベカードを濡らさない様にジャージの下に入れ直して、数km先のスタート地点に向かう。途中、コンビニに寄って補給食を買ってスタート地点に着いたのが4時半前。最初は暗くて人影も見当たらず、場所を間違えたかと焦ったが、一人だけ先着のブルベライダーがいたので一安心。

 そのうちぽつぽつと人が集まり始め清水班スタッフも全員到着、受付が始まった。

 雨も上がって薄っすら朝焼け。

 ブリーフィング中、参加者は総勢15、6人というところか。

 装備チェックをして、定刻の5時の少し前からスタート開始。出走して行く参加者の皆さんを見送る。

 今回のコースは、秋田市街をスタートして男鹿半島をぐるっと回り能代まで北上してそこから内陸部に入って北秋田、角館を通過して再び秋田市がに戻ってくるというコース。

 峠越えは前半の寒風山と後半の大覚野峠だけで、山岳はそれ程きつくはない。

 DNSの連絡のない2名をスタートクローズの5時半まで待って、我々スタッフもスタートする。スタッフ込みで17名の出走となった。

 クロサワさんと最後尾からのスタートとなった。クロサワさんに「一緒に行きましょう」と言われたが、どうやっても付いて行けるわけはないので「構わず行っちゃって下さい」と告げる。

 空は晴れているが路面はしっかり濡れている。ついさっきまで降っていた様だ。
 クロサワさんと走るのは初めてだと思うが、クロサワさんの走りを見る機会は滅多にないので後ろからじっくり観察する。

 上半身がぶれずに脚だけが軽々とくるくる回っている。楽に走っている様に見えるのだが、こっちは心拍も上がって結構踏まないと付いていけない。その差は歴然だ。ちょっと気を緩めると直ぐに離されてしまうので、これは付いて行くのは無理と早々に諦める。

 男鹿まで22km。
 ちょっと走った所のコンビニでamiさんを発見。彼女は今回が初めての300kmブルベを走っている。クロサワさんはamiさんのアシストをすると言うのでここで御別れ。普段通りの独り走行で先を目指す。

 トイレに行きたくなったので道の駅に寄り、すっきりして走る。

 巨大ななまはげ

 海沿いの道を走る。先に見えるは男鹿半島か。

 男鹿国定公園に入る。

 朝方の海沿いをのんびりと走る。気温も涼しくてサイクリングには持って来いだ。頭痛もかなり解消してきて徐々に調子も上がって来た。

 山の上に小さな灯台発見。
 徐々にアップダウンが出てきた。

 とあるトイレの前のベンチで寝ていたtakatoriさん発見。余裕だ。

 朝方の清々しい空気の中、静かな海沿いの山道をゆったり走るのは何とも贅沢。




 こんな風光明媚な風景の中を走ることができるのは、遠征ブルベならでは。はるばる来た甲斐があったというものだ。

 入道崎まであと8km。

 73km地点のQP1に到着、時刻は8:26。

 ここはクイズポイント、問題は「入道崎灯台の光度は何万カンデラか?」。

 答えは「53万カンデラ」。

 直ぐ傍の商業施設で何か食べようかと思ったが、余り御腹も空いてないし次のQPまでは23kmと近いのでトイレだけ済ませて出発する。


 内陸部に入り山村風景に変わる。山の上にこれから向かう寒風山展望台が見える。

 開けた風景の緩斜面をのんびり登るのは実に気持ちいい。ほぼ酒も抜けて調子が更に戻って来た。

 山頂が徐々に近づいて来た。

 一旦下りの能代方面の眺望。

 展望台はもう直ぐ。

 展望台までの最後のアプローチがちょっときつかったが無事に山頂に到達。95km地点のQP2の到着時刻は9:39。

 ここもクイズポイント、問題は「展望台前のロータリーは時計回りかそれとも反時計回りか?」。答えは「時計回り」。

 冷たいコーラを片手に下界の眺望を眺めながら休憩。

 展望台に上がろうかと思ったがロードシューズで歩くのが面倒で止めた。20分程休憩して元来た道を下る。
 山頂直前を登ってくる3名程のブルベライダーとすれ違い、挨拶しつつ下る。

 一気に下り終えて平坦基調の道に出た。真っ直ぐな道を北に向かって走る。車通りはそこそこあるしちょっと向かい風基調だが、信号がなく一定ペースを維持できるのでそれ程走り難くはない。

 まだまだ真っ直ぐな道。能代まで28km。

 更に更に真っ直ぐな道が続く。単調な道だがそこそこのペースで走ることができているのでそこそこ楽しい。

 国道7号線に合流。この道は日本縦断の時も走った。能代まであと13km。

 能代市に入った。直ぐ先に日本縦断の時も見た登り龍が見える。

 133km地点のPC1に到着、チェックタイムは11:14。
 ここで先着していたsatoさんに会う。雨男を自他に認めるsatoさんも流石に子の天気では出番はなさそう。

 先発するsatoさんを見送りながら休憩。昼近くになって25℃近くまで上がりかなり汗を掻いたので、脚攣りにならない様に干し梅を買って食べる。

 マンゴーファンタが結構旨い。20分程休憩して出発。

 PC1を出て直ぐのこの交差点で北上は終了、右折して西に進路を取り、内陸部へ向かう。

 北秋田まで28km、その先は青森までこの道は続いている。時々アップダウンが現れるが脚を削られる程のではないので淡々と走る。

 白神山地世界遺産だったとは知らなかった。

 何となく川沿いを走っていたが、何という川だろうか?(後で調べたら阿仁川らしい)

 183kmのPC2に到着、チェックタイムは13:25。

 ここでも先着休憩中のsatoさんに会う。同じ様なペースで走っている様だ。また先発のsatoさんを見送りながら休憩。

 豆パン発見。いつも思うが豆パンは補給食にはもってこいだ。20分程休憩して出発。

 ここから次のPCまでは70kmと区間距離は長め、そしてこのコース最大の峠越えとなる大大覚野峠が待ち受けている。

 次のPCのある角館まで70km。ぼちぼち登りが始まる。山頂まではまだ30km近くあるので登坂距離はかなり長そうだ。

 阿仁トンネル通過。

 この道はマタギ街道なのか。

 時折急勾配が出て来るが基本的は緩斜面。頑張らなければ楽しく登れる。ただ、暑くて汗を掻くので干し梅を食べながら走る。

 坂の上に白い雲。走りながらしばしぼーっとしてしまう。

 15:10、大覚野峠を通過。
 トンネルを抜けて仙北市に向かって一気に下る。

 下りを終えて再び平坦基調の山村部を走る。角館まで34km。
 ここまで240kmを走って来たが疲労感は殆どなく、あと60km走れば終わってしまうのかとちょっと物足りなさすら感じてしまう。やはり信号も少なく走り易いコースのなせる技だろう。

 255km地点のPC3に到着、チェックタイムは16:37。

 またまた先発するsatoさんを見送って休憩。

 残り50kmなので補給は軽め。モンスターエナジーでちょっと気合を入れる。15分程休憩して出発。


 夕暮れ時に西に向かって走るので西日がきつい。秋田まで51km。

 日は傾いたが気温は22℃。体感はもっと暑い。

 アップダウンがちょこちょこあるが基本的には秋田までは下り基調。脚はまだ十分に残っているので支障なく走れる。

 秋田まであと25km。1時間ちょっとでゴールだ。もう少し走りたい気持ちもあるが、早く戻ってビールを飲みたいという気持ちが勝っている様だ。

 日が落ちた。明るいうちのゴールは無理だが、19時前にはゴールできそうだ。
 秋田に近づくにつれ風景が街らしくなり車通りが格段に増えた。それだけでゴールが近いことを実感する。


 秋田駅手前のコンビニにゴール、チェックタイムは18:37。ゴール地点は無人、遠征ブルベではゴールはレシートチェックで各自が後日ブルベカードと共に主催者に提出するというのがルールだ。レシートをもらうために麦茶を買ってそのままホテルに向かう。

 ホテルに戻ったのは19時。シャワーを浴びてさっぱりして早速独り打ち上げに秋田の街に出ていく。予め目を付けていた店は満席で入れず、直ぐ近くの小さな居酒屋に入った。

 まずはビール。昨日フライングで飲んでしまったので有難味は薄いが、やはり旨い。

 自家製イカの塩辛。かなり旨い。

 比内鶏の焼き物。旨い旨い。

 平目刺し。縁側付きで凄いボリューム。

 普段は滅多に口にしない日本酒を飲む。銘柄は女将さん任せで覚えていないが旨かった。
 飛び込みで入った店だが十分に満足させてもらった。また秋田に行く機会があったら是非また行きたいと思う。(美酒亭美称)

 もうちょっと飲みたいと思ったので一旦ホテルに戻ってインターネットで店探し。ジャズバーを探したが、あまり選択肢がなくホテルからちょっと遠い所にあったので徒歩で向かう。秋田の飲み屋街らしき場所をちょっと迷って辿り着いた。
 生粋のジャズバーではなかったが、雰囲気は悪くない。

 ビールで独り2次会開始。
 数は少ないがアナログ盤だけを置いていあるとマスターが話す。店に入った時はサッチモがかかっていた。そういう音指向ならリー・ワイリーが聴きたくなって「ナイト・イン・マンハッタン」なあるかと尋ねたら、それはないがリー・ワイリーは別のが1枚あるというのでそれをかけてもらう。曲は違うがそういう音か出てきたので、いい気分で聞き入る。家では滅多にターンテーブルには載らない類の音楽を、ほろ酔いで呑み屋で聴くのは悪くない。

 こちらも久々のビリー・ホリデー。あんまり得意じゃないが今日は悪くない。
 この店のトイレは印象的。酔って中に入ると突然古い異国のどこかの部屋に迷い込んだ錯覚に陥り、ちょっとした非日常体験ができる。この店にはトイレに入りにまた来たい。(NAGAOKA)
 マスターの話だとこの近くに老舗のジャズ喫茶もあるという。次回があったらそっちにも行ってみたいところ。

 0時過ぎに店を出て千鳥足でホテルに戻り、そのまま夢の中へ退場。就寝時刻は1時過ぎと思われる。

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 9/15、朝6時に目が覚めた。当然だが二日酔いで気持ち悪い。7時になって朝食を摂りに行く。

 気持ち悪いなりにしっかり食べる。ドリンクにトマトジュースがあったのはありがたかった。

 9時前にホテルをチェックアウトして、他のスタッフと合流すべく別のホテルに向かう。

 朝の秋田の街は人もまばら。

 他のスタッフと合流。amiさんは時間内完走はできなかったが初の300kmを見事に走破したとのこと。やったね!amiさんの頑張りは勿論のこと、amiさんを上手く完走に導いたクロサワ先生のアシストも流石である。5年後に、ベテランランドヌーズとなったamiさんが「初めての300kmはあんなだったねー」なんて、きっと笑顔で思い出しながら話しているに違いない。

 帰京前に昼食を食べに能代に向かう。

 再び能代。例の登り龍の直ぐ傍が目的地だった。

 馬肉料理の店で馬肉ハンバーグを食す。それなりに旨かったけど馬肉をハンバーグにする必然性は余り感じられなかった。

 昼過ぎに能代を出て、入間に着いたのが23時前。入間で解散しそこから自走で帰宅。これにて2泊3日の秋田遠征は終了した。

 去年の青森もそうだったが、残念ながら地元ではどうやっても作り出せない、走り易く楽しいコースを今回の秋田でも走ることができた。時間や労力はかなりかかるが、それを補って余りあるだけの価値を十分に体感できた。自分で走りたいコースを作って自分で走るついでに主催するというブルベの本来的な立ち位置を理解した様な気がする。来年以降も是非参加して行きたいと思う。