2014埼玉走行会1207

 気が付いたら12月も下旬、と言うより今年もあと1週間で終わり。巷に同期して忙しくするのは避けようと思っていたのだが、なんだかんだやることがあって結局12月7日のオダックス埼玉走行会のブログをアップするのが今日まで先延ばしにしてしまった。記憶もすっかり飛んでしまって掘り起こしが大変だが、備忘録的に簡単にまとめておく。

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 12/6(土)、朝6時前に起床。前日の予報通り急激な冷え込みでかなり寒い。今週末はこの冬一番の寒さになる様だ。明日の埼玉走行会の試走が結局前日になってしまったが、この想定外の冷え込みで峠の凍結などが心配される中、直前のコース状態をチェックできるのは結果的に正解だった。ウェアは上は裏起毛長袖ジャージにヒートテックインナー、下はレーパンにロングのレッグウォーマーをチョイス。シューズカバーは爪先タイプを装着する。

 6時半過ぎに家を出る。寒いが快晴、日が高くなれば快適なサイクリングが期待できる。

 今回のコースは前半に松郷峠、定峰峠、杉の峠のちょっと山岳っぽいルートで吉井からは基本平坦なコースだ。

 今回の走行会は私がスタッフになってから初めての”主催”イベントとなる。主催と言っても何から何まで一人でやるわけではなくて当然他のスタッフの力も借りることになるのだが、ポイントはコースを自分で考えたということだ。走行会ということで距離も通常のブルベよりは少し短い170kmで、これからブルベを始めようと思っている人が試しに走ってみようかというコースをイメージした。前半に山岳を入れて後半は平坦だが交通量のある幹線道路が入っていて、標準的なブルベのエッセンスを一通り盛り込んだ。

 7時半にスタート地点の入間豊水橋に到着。

 写真を撮って直ぐに出発。

 県道30号を北上し都幾川の田中の交差点を左折して奥武蔵の山岳へアプローチする。

 まずは松郷峠だが凍結は全くなく問題なし。

 東秩父を抜けて定峰峠へのアタック開始。

 こちらも凍結はなく、もう一つ心配だった落ち葉もあまり落ちていなくて路面状態はかなり良い。そこそこ登るとかなり気温は低いが、日差しがあって身体も温まっているのでこのヒルクライムはかなり楽しめるのではないかと思う。

 定峰峠山頂到達。今日の様な好天なら普通は山頂にはそこそこの数のサイクリストやバイカー達で賑わっているのだが、今日は全くの無人。
 ダウンヒルも凍結及び落ち葉は問題なし。安全確認ができてほっとした。

 59km地点のPC1に到着、チェックタイムは10:30。
 軽く補給をしてちょっと休憩。

 気温8℃、日が上がって暖かくなってきた。
 長瀞を抜け杉の峠へ向かうルートは車通りは少ないが、時たまダンプが通るのでちょっと注意が必要。

 杉の峠もまた凍結は問題なし。これで全ての峠の状態が確認できて一安心。今晩雨など降らなければよいのだが。

 杉の峠を越えて神川の街中を走る。後は平坦基調、LSDペースで淡々と走る。

 吉井までのルートは若干の向かい風基調だが、帰りが追い風基調になることを考えればそれ程苦にならない。昼前になって空には雲が広がってきて日差しが陰りがちになり、ちょっと寒い。

 100km地点の通過チェックに到着、チェックタイムは12:43。
 バイクを降りたら雪がちらつき始めた。雲は薄いし雪の粒も小さいので直ぐに止むと思うが、ちょっと心配になる。

 ここからのルートは過去に何度もオダ埼ブルベで使われているのでキューシートなしでも走れる位に覚えている。車通りが多く、大型車もそこそこ通過していく。明日は日曜日なので今日よりは大型車が減って走り易くなるのではと思う。

 あっという間に雪も止んで、雲が切れて日差しも戻って来た。期待した程の追い風ではないがそれでもLSDペースで快適に走る。

 140km地点のPC2に到着、チェックタイムは14:36。
 休憩中にツイッターを見ていたら、風張峠には雪が降っているとの情報があり心配になる。明日の走行会のもう一つのコースが奥多摩なのだが大丈夫だろうか。

 残りは30km、できれば暗くならないうちにゴールしたいところだが、走行会のシミュレーションと言うこともありペースを上げずに走る。県道30号はいつも通り所々で渋滞が発生、復路の注意点だ。

 日もかなり傾いた中、無事に入間豊水橋に戻って来た。ゴールタイムは16:12。実質走行時間は8時間40分位だから、明日はDNF続出なんてことは全く心配しなくて良さそうだ。

 17時に無事帰宅。アタック吉井の試走は無事に終了したが、気掛かりなのはアタック奥多摩の方、この寒さだと日中に降った雪が凍結する可能性は高い。インターネットで道路状況をチェックしながら、明日奥多摩ルートが走行不能になったことを想定して、念のためにアタック吉井への振替用のブルべカードを印刷しておいた。

 12/7(日)、走行会当日。天気は昨日に勝る好天、気温も昨日よりは若干高い。絶好のサイクリング日和で参加者の皆さんには楽しんでもらえそうだ。

 スタート地点を設営し受付開始。今日の参加者の中にはロードバイクを買って4か月足らずの会社の後輩がいるのだが、ちゃんと受付時間には間に合った。
 企画当初は12月の走行会はシーズンオフで参加する人は殆どいないのではないかと思っていたら、アタック吉井に20人、アタック奥多摩には45人とそこそこの人数に集まってもらえたのは嬉しい。

 心配された奥多摩方面のルートも何とか走れそうなので予定通りアタック奥多摩は実施することに。
 受付をひとしきり終えて、初ブリーフィングに臨む。まあ他の人がやっているのをさんざん眺めて来たので、特にどうということもなく終了。

 装備チェックが始まり、出走者のブルべカードに出走サインをしながら、無事に戻ってきてくれることを願いつつ見送る。
 
 アタック吉井の全員がスタートしたら今度はアタック奥多摩の出走に臨む。

 コース担当は私同様初仕事となるクロサワさん。クロサワさんの担当ということで参加する人も多かった。
 アタック奥多摩のコースはこちら。


 アタック奥多摩の出走者を見送った後、吉井のコースを辿りながらPC1に向かう。

 PC1に到着、普段のブルベと同じ様な和やかな風景。天気が良くてほんと良かった。PC1にいた全員を見送って再び入間豊水橋に戻る。

 吉井のトップが戻って来た。7時間55分は速い。

 ぽつぽつと完走者が戻ってくる。

 その中に何と我が後輩の姿が。9時間ジャストで戻ってくるとはかなり驚いた。ロードバイクを買って4か月でこれだけ走れるとは、先輩として立つ瀬がない。

 奥多摩の方もどんどんと戻って来た。ゴール地点が賑わってくる。

 時間が早いせいか、普段のブルベと違って参加者の皆さんがさくさく帰ることなくのんびり寛いで談笑している。シーズン最後の走行会はただ単に走って終わりってだけじゃなくて、完走後も参加者相互の交流が楽しめる社交的なイベントとしても良いかも知れない。

 最終的には数名のDNFが出たものの、事故や怪我が発生することもなく無事に走行会は終了。これにてオダックス埼玉の2014年の全日程が終了した。

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 走行会を終えてから2週間が過ぎてしまったがリザルトの作成やブルべカードの返送作業を終わらせた。

 折角の機会なので完走シールを作ってブルべカードに貼ってみた。こういうセンスに乏しいのだが気に入ってもらえると嬉しいのだが。

 初の主催イベントを御世辞にもうまくやれたとは言い難いが、取りあえず一通りの作業を経験できてこれで何となくブルべスタッフの端くれぐらいにはなれたかなと勝手に思い込むことにする。今回自分の作ったコースを多くの人に走ってもらって楽しんでもらえた(?)ことは新鮮な嬉しさを感じた。これに味を占めて、来るべき公式ブルベの担当を任された時のために、早速コース作りに取り掛かったっていうのは内緒。