2019BRM310中部200

 今朝は花粉症の症状で鼻が詰まった息苦しさで5時に目が覚めた。一昨日から花粉症の症状が重篤になり薬を飲んだものの殆ど効いてくれなくてずっと耐えている。昨日は千葉ブルベだったのだが走行中もずっと症状が出続けて結構辛い思いをした。今までは自転車乗車中は殆ど症状が出たことはなかったのだが、乗車中に症状が出続けたのは恐らく昨日が初めてなのではなかろうか。体質が変わったのだろうか。いずれにしてもこの状態が続くようであれば厄介なことになる。

 そんなわけで先週末BRM310中部200の走行レポートは下記の通り。

 

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 3/9(土)、15:30に車で自宅を出発。道すがらのスタンドで給油してタイヤに空気を入れ万全の態勢で高速に乗ろうと思ったら入間のコストコ渋滞に巻き込まれ、結局圏央道に乗ったのが16時半。高速は順調に流れて瀬戸市に着いたのが19時半、ホテルに行く前にコンビニで買い出しをしようと思ったら街中で迷ってタイムロス、結局ホテルにチェックインしたのが20時過ぎになってしまった。

 まずはシャワーを浴びてすっきりしてさっきコンビニて買った軽食を食べつつインターネットを徘徊、22時には早々に消灯した。

 

 3/10(日)、5:30に起床。昨夜はすんなりと眠りに落ちたものの夢見が悪くて何となく睡眠不足な感じ。思った程寒くはなかったので上は裏起毛の長袖ジャージだが下はウインドブレイクタイツではなくレーパンにレッグウォーマーを選択する。

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 6時にホテルをチェックアウト。ちょっと値段は高めだが居心地はまずまず。部屋の照明が白色蛍光灯でなく暗い暖色系だったのは非常に良かった。

 昨日買っておいたパンをかじりながら数km先のスタート地点を目指す。

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 15分程でスタート地点の道の駅瀬戸しなのに到着。AR中部のスタッフさんの誘導で専用の駐車区画に車を停めた。バイクを降ろして身支度をして受付に向かう。

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 受付をしてブルベカードを受け取り、そのままの流れで装備チェックを受ける。

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 今日は午後から雨予報なので前後輪とも泥除けを装着、フロントバッグにはレインウェア上下とレインシューズカバーを入れて、たまがわスタッフみいさん謹製のフロントバッグレインカバーも装着した完全雨仕様で臨む。これで取り敢えず雨への不安感はかなり軽減されている。

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 と言いつつ、今朝の空は青空。寒さも程々でレーパンの選択は正解だった様だ。

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 スタートまでの時間を道の駅の施設をぷらぷらと見回りながら過ごす。御当地ヒーロー陶神オリバーだって。ちょっと殴られたら割れそうなのであまり強そうに見えない。

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 6:45にブリーフィング開始。参加者はぱっと見40名程といったところか。昨日今日と同じコースで2日連続開催だし今日は雨予報ということもあってこんなものなのか。

 今日のコースは瀬戸市から北上し郡上市まで行って戻って来る200km。高い山はないものの幾つか峠越えを含むアップダウンが結構あって獲得標高差は2500mを超える中級山岳コースという感じだ。全く初めてのコースなのでイメージが全くないのが非常に新鮮だ。

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 眩しい朝日が昇って来て爽やかな朝を迎えた。本当に今日は降るのか?雨装備を置いて行こうかと一瞬思ったが思い止まって、定刻7時にスタート。

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 スタートしていきなり長い下り。ということはゴール間際にここを登らないといけないのかとげんなりしながら下って行く。

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 スタートして3kmも走らないうちに登りが始まる。

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 身体が全然暖まっていないのでいきなり心拍が上がって息が上がる。きつくて全然脚が回らず後続にどんどん抜かれていく。序盤からこんな調子でこの山岳コースを走り終えるのに一体何時間かかるのかナーバスになる。

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 2km超5%超のいきなりのヒルクライムを何とかいなして下りに入る。すると今度はかなりの急斜面でカーブもきつく冷や冷やしながら下る。もう序盤からハードな設定で面食らう。

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 8km程走って川沿いに出た。

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 平坦基調になってようやく落ち着いて来た。通常のペースを取り戻してぼちぼち進んでいく。

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 15.5km地点、川沿いを離れて多治見市街に入った。左折して美濃加茂方面へ。

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 左折して直ぐに橋を渡る。沿って走って来た川は土岐川だった。

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 17km地点。名古屋まで28kmか、と気を取られていたら右折ポイントを見落としコースアウト。直ぐに気付いて戻る。

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 31km地点、踏切に引っ掛かる。市街地走行で信号や踏切に引っ掛かるうちに集団がどんどん大きくなってきた。どこかでエスケープしなければ。

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 木曽川を渡る。

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 中学校の地理で習って名前だけ憶えている木曽川を目の当たりにして妙に感動。

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 32km地点、美濃加茂市街に入った。

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 34.5km地点、再び踏切に引っ掛かる。この辺りは鉄道が充実している。

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 いつの間にか空には雲が広がり日差しが全くなくなった。気温8℃、走っている分にはそれ程寒さは感じない。心配なのは雨。やはり予報は当たるのか?

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 39km地点、ちょっとした丘越え程度の坂を登ってピークのトンネルを通過。PCはもう直ぐ。

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 46.5km地点の、PC1に到着。チェックタイムは9:07。ここでは巡回中のスタッフさんからブルベカードにサインを貰って通過チェック。

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 空腹感は薄いのでピルクルを1本飲んで15分程の休憩の後出発。

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 49km地点、道の駅平成通過。ぎりぎり平成のうちにここを観られたというのはまあ話のネタとして持っておいてもよいかな。

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 川沿いの道をぼちぼち走る。通常モードのペースを掴んで順調に距離を消化していく。

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 微妙なアップダウンがあるが、車通りも少なく信号も殆どないので走り易くてペースを維持し易い。遠征ブルベの良さはこういうルートに出会える確率が高いことだ。

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 60km地点、県道85号方面へ進む。

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 川沿いの道は工事区間が結構多く、片側通行の工事用信号に幾つか引っ掛かった。これがなければもっと楽しめたのにちょっと残念。

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 山間の静かな道は落ち着いて走ることができるので楽しい。この区間はサイクリングにはもってこいだ。

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 小さな集落を通過。こういう所も何となく風情があって良い感じ。

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 71km地点を過ぎてはっきりとした登りになった。勾配も5%を超えて結構キツイ。

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 73km地点、2km程を登って山頂通過(後で調べたら放生峠という名前らしい)。そのまま下りに入る。

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 80km地点、下りを終えて郡上・下呂温泉方面に左折。

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 84.5km地点、ちょこっと登って郡上市に入った。

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 国道256号に乗った。微妙なアップダウンが続く。日差しはないが気温は14℃まで上がり、登りでちょっともがくと汗を掻く。

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 PC2の道の駅和良の案内板が出て来た。PCまで1kmを切った。

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 PC2に到着。

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 91.9km地点のPC2に到着、チェックタイムは11:09。

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 ここはPCと言いながらチェックはスタンプか建物の写真が通過証明。時間確認ができないからまあ通過チェックの様な感じが。相変わらず空腹感はないのでスポーツドリンクを1本飲んで15分程の休憩の後出発。

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 いよいよ雨が降りそうな空模様になってきた。できればレインウェアを着ずに走り終えられれば有難いのだが果たしてどうなるか。

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 98km地点、この辺りには鹿がいるのか。道の先に登り坂が見える。事前の地図読みでは山岳のピークはこの先103km付近なのでもう少し登らなければならない。

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 勾配はそれ程きつくはない。せいぜい4%と行ったところ。

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 102.5km地点のピークを通過(後で調べたら堀越峠という名前らしい)。そのまま下りに入る。と、遂に空から雨粒が落ちてきた。

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 長い下りを終えて国道156号に出た。取り敢えず山岳地帯は抜けたと思われるが微かななアップダウンは続く。

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 114km地点、高速道路との立体交差。

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 この区間はトンネルが多い。先日導入した自動点灯のテールランプがトンネル内ではちゃんと点灯していることを確認して御満悦。

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 長良川沿いをひた走る。交通量は程々だが信号が全くないのでどんどん距離を消化していく。雨はぱらぱらと降っているが、路面に水が浮く程の雨量ではないので全く問題なし。このままゴールまで行きたいところ。

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 今日は名古屋でウィメンズマラソンが開催されているらしい。

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 122km地点、下田橋で長良川を渡る。

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 久し振りに信号に引っ掛かった。道脇の御屋敷がなかなかの迫力。豪農の屋敷といった風情。

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 長良川を右手に見ながら走る。そう言えば橋の色が殆ど水色のだと思うのだが気のせいか。

 天気予報では昼からの風向きは南東だったが今のところ向かい風の感じはない。雨風ともこのまま穏便に済ませてもらいたいところ。

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 128.5km地点、美濃市に入った

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 136km地点、約25kmの国道156号区間が終わり県道に逸れる。雨が微妙に強くなってきた。

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 144km地点、道の駅むげ川通過。雨は少しずつ強くなってきて路面が濡れ始めている。やはり避けられそうにないか。

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 はっきりとした雨になって路面に水が浮き始めた。レインウェアを着るかどうか迷う雨量だが、PCが目前なので取り敢えずそこまで走り続ける。

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 147.2km地点のPC3に到着、チェックタイムは13:20。

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 取り敢えず泥除け装着は正解だった。相変わらず空腹感はないし、残り50kmちょっとでゴールなので補給はモンスターエナジー1本のみ。10分程休憩する。休んでいる間にちょっと雨脚が弱くなったのでレインウェアは着ずに出発。

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 PCを出てちょっと走ったら雨が強くなってきた。PCでレインウェアを着なかったのは裏目に出たか。今のところずぶ濡れということでもないし気温もそこそこ高くて体感的に寒さは全く感じないので取り敢えずそのまま走り続ける。

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 雨は降り出したが向かい風は全くないのは非常にありがたい。この程度の雨ならば泥除けさえつけていれば走行にほとんど支障はないので順調に距離を消化していく。

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 152km地点、左折して橋を渡る。市街地が近いのか、車の量が増えてきた。

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 159.5km地点、名務原市街を通過。今まで信号の殆どない道を走ってきたので久し振りの市街地走行はそこそこストレスに感じる。

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 161km地点、自衛隊前を通過。右が陸自で左が空自の様だ。

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 162.5km地点、木曽川を渡り返す。

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 雨の木曽川は朝の風景とまた違った風情。

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 176.5km地点、住宅街に入った。右折したら直ぐに真っ直ぐな登り坂、これが結構脚に来る。

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 179km地点を過ぎてから5%超の登り。まだまだアップダウンは続く様だ。

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 1km程登ってピークが見えた。

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 事前の地図読みではラスト25kmで再びアップダウン区間に入ることは承知していたが思いの外キツイ。まあブルベも終盤で疲労が出てきていることでバイアスがかかっていることもあるだろう。

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 184km地点、登りの途中で春日井市に入る。ピークはまだ先。

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 高速の高架下がピーク。

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 185.5km地点、国道19号を横切る。雨は幾分か弱まったが路面からの水飛沫でシューズの中はしっかり浸水してしまった。シューズカバーはフロントバッグの中に入れてはあるが今更なのでこのまま走り続ける。

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 188km地点、幹線道路から細い支線に入ったらいきなりの登り。ここも5%を超えている。全然休ませてくれない。終盤もきついなあ。

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 1km程登って何とかクリア。これで終盤山岳地帯のピークは越えたものと思われる。

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 191km地点、山間部を抜け住宅街に入ってもちょこちょことしたアップダウンが出てくる。

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 194.5km地点、長い下りを下って右折方向。あれ?ナビだとゴールは左折方向なのに、遠回りさせられるのか。

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 195.5km地点、変則交差点を直進右方向に進む。残り10kmを切ってからがやたらに遠く感じる。

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 200km地点、往路との合流ポイント。さてここからゴールまでは登り。最後に気合を入れ直す。

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 この登りを想定して脚は残しておいたつもりだがやはりキツイ。えっちらおっちら登って行く。

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 2km程を登ってようやくゴールが見えた。今日も無事に走り終えることができて安堵する。

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 無事ゴール。ゴールタイムは15:57、認定完走時間は8時間57分だった。

 さて、これから埼玉に帰らなければならない。東名の渋滞が心配なのでスタッフさん達との歓談もそこそこにその場を後にする。

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 車に戻ってバイクを積み込み、濡れたウェアを着替えて人心地。道の駅のコンビニでおにぎりを買って頬張りつつ帰途に就く。

 高速はやはり東名厚木手前で大渋滞、おまけにガソリン残量を読み違え、東名のサービスエリアで給油しておけばよかったものをぎりぎりまで使い切ろうと圏央道まで引っ張ったら圏央道にはサービスエリアがないことが判明して止む無く目的出口の手前で高速を出るというチョンボをやらかしてしまい、帰宅まで結局5時間かかった。帰着は21時半、これにて初の中部遠征は無事終了した。

 

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 初の中部遠征となったBRM310中部200、コース的にはそこそこの山岳コースで感覚的には10時間台でゴールできれば御の字という予測だったが悪天候にもかかわらず9時間でゴールできたのはとにかく信号が少ないということに尽きるだろう。宮城のブルベを走った時にも感じたが、地方でちょっと市街地を離れると信号のない道が延々と続くので一定のペースを保ちながらずっと走り続けることができ、信号待ちでのストップ&ゴーも少ないので体力の消耗も抑えることができ、結果的に速く走ることができて後味もとても良いブルベとなる。地方遠征の醍醐味はまずここにある。中部のメインのスタート地点の瀬戸市は恐らく自宅から車で移動できる限界点と思われるが、北は宮城で西は中部までカバーできれば選択肢はかなり広がるので今回中部遠征を経験しておくことは今後のブルベのスケジュール組に非常に有益だ。

 さて、今年から重点的に取り組んでいる今まで参加したことの無い団体のブルベエントリーだが、ここまで近畿、日本橋、名古屋、中部と4団体をクリアすることができた。残る未エントリーの団体は5つ(札幌、広島、四国、長崎、熊本)となったが、一旦新規開拓は御休みして通常モードでのスケジュール消化となる。次のブルベはAJ千葉さんのBRM316千葉200、昨日とりあえず完走することができたが近日中に詳報予定。