年末年始休暇初日の今日、シクロパビリオンで開催されたイベント「09ラスト ゆ~る坂B」に参加してきました。相沢康司さんのヒルクライム教室です。
http://www.cyclisme-japon.net/modules/eguide/event.php?eid=95
以前からロードバイク教室みたいなものに参加してみたいなあと思っていて、数日前にたまたまシクロパビリオンのホームページを見ていてこれらのイベント紹介に行き当たりました。やっぱりあるんですね、こういうイベント。
午前9時に東松山のシクロパビリオンに集合。受付後はまず参加者のバイクチェックが念入りに行われます。ブレーキの効き具合やポジションを修正していきます。そして駐車場にパイロンを立て8字走行をしながら、曲がり方のレクチャーが念入りに行われます。初参加の私も早速チェックを受け、いろいろアドバイスを受けます。
そしていよいよスタートです。坂に行くまでの平坦路を利用して、ブレーキングやコーナリングのレクチャーが行われます。これが意外に難しい!普段は「走る」練習はしているけれど「曲がる・止まる」という練習はまずやりません。こういう基本的なテクニックが身に付いていないのに気付かされました。
そしていよいよヒルクライムのレクチャーです。都幾川周辺の適度な登りを利用してフォームやペダリングの練習を行います。正しいフォームでハンドルに軽く手を添えるだけで、ペダルを踏み込まず回転でできるだけ遅いスピードで登る練習は非常にためになりました。
また、下りでは下ハンを持ってブレーキングをうまくコントロールしながら下る練習も有益でした。
そして弓立山山頂までの登りはまるでテスト代わりの感じ。康司さんの「頑張って行って下さい」の声に押されてもがきまくり、何とか山頂に辿り着きました。
山間の蕎麦屋さんで遅い昼食を取った後、帰路に着きましたがここでもコーナリングの復習や平坦でのもがき練習などが織り交ぜられ、15:30にシクロパビリオンに戻って来ました。
戻った後は今日の復習も兼ねて座学を少々、最後まで盛り沢山のイベントでした。
ロードバイクに乗るというだけなのに、こんなにも多くのレクチャーポイントがあるとは全くイメージできていませんでした。講師の康司さんも教えたい事が山ほどあって、時間がいくらあっても足りない様子でした。更に私のライディングは、フォーム、コーナリング、ブレーキング、ペダリング、シフトチェンジ等どれを取っても突っ込み所満載で、これでロードバイクに乗れてる気でいた自分の浅はかさを痛感させられました。もう少しましに走れるかと思っていましたが、まあ、逆を反せば改善の余地が多い程伸びシロは大きいということにしておきましょう。
それにしても、相沢康司さんはほんとナイスガイでした。私のとっては”あの(注)”康司さんと一緒に走ってアドバイスを受けたという出来事は、よくよく考えてみれば非日常の極みとも言えるわけで、帰りの車の中でようやく事の重大性に気付きもっといろいろ話せばよかったなあとちょっと後悔してしまいました。
総じて非常に有益で楽しいイベントでした(この内容であの参加料は非常に安い!)。何で今までこの存在に気付かなかったんだろうと思わず悔しい感じです。来年もリピーターとしてどんどんシクロパビリオンのレクチャーイベントに参加しようと思います。
(注)2005年のツール・ド・ランカウィ第3ステージの康司選手の一人逃げ切り優勝は圧巻!何度観ても感動と勇気を覚えます。彼は私にとってのヒーローの一人です。