セカンドオピニオン

 5月末のBRM529静岡400から2週間が経過、その間自転車には一切乗らずひたすら右膝の療養に努めていました。
 とりあえず痛みは引いたものの、何となく違和感が残っていて、膝を動かすとコリッとした引っかかり感が残っています。

 とりあえず今日で2週間目ということでそろそろ乗ってみてもいいかなあと、久し振りにジャージ&レーパンに着替え自転車に乗ってみました。しかしペダルを漕ぎ始めるとやっぱり違和感を感じる。痛みではないのだけれど、どうしても気になってしまい直ぐに引き返しました。

 一体私の膝が現在どういう状態にあるのかをちゃんと把握したくて再度医者に行くことに。前回行った病院は会社の傍なので遠いし、折角なら地元の病院でセカンドオピニオンを聞いてみたくて早速ネットで検索しました。できればスポーツドクターのいるところがいいなあと思っていたら、直ぐ近くにありました。
 向かう先は「所沢リウマチ・スポーツクリニック」です。

 待合室は前回の病院の様に混んでいませんでしたが、それでも待つこと小一時間、名前を呼ばれて診察室に入りました。
 症状を説明すると、まずは触診で膝をいじりながら脚の曲げ伸ばしです。その後レントゲンを撮影し、再び診察です。
 前回の病院では結構短時間での診察だったので、自分の膝の写真もじっくり見ることができませんでしたが、今回はじっくり診察してもらえたのでしっかりと写真を確認することができました。

 とりあえずレントゲン写真上ではおかしなところは見られないとのこと。心配されていた変形性膝関節症の症状も写真で見る限りなさそうとのことでした(大腿骨と脛骨の間には左右同等の隙間がしっかり写っていて視覚的にかなり安心でした)。
 しかし、膝の曲げ伸ばしの時の引っかかり感はあるので、恐らく膝蓋骨(膝の皿)と大腿骨の摩擦で引っかかり感や痛みが出ているのではないかとの診断、そういう意味では変形性膝関節症の一種とも言えるとのことでした。それもそれほど心配する必要はないとのことでした。

 治療方法はとりあえずリハビリを継続してやっていきましょうとのこと。そこですかさず、

私:「来週大会があるのですが」
先生:「距離はどれくらいですか?」
私:「400kmです」
先生:「・・・。年齢的にそういうのは控えた方がいいと思いますが」
私:「そうですか。(聞かなかったことにします)」

 そして早速リハビリルームへ。
 まずはレーザー療法と暖め療法をやり、その次がストレッチです。
 担当の先生がスポーツドクターということもあり、非常に心強いです。まずは脚の筋力の状態をチェック。すると、

1.大腿筋は非常に強い(5段階評価の5)が、硬く収縮している。
2.大腿筋は膝蓋骨を覆うようにして脛骨に繋がっており、大腿筋が硬く収縮しているので膝蓋骨を押さえつける力が強過ぎで大腿骨と干渉していると思われる。
3.その証拠に右膝の膝蓋骨の動きが鈍い。

とのことでした。兎に角私の身体は非常に硬いそうです。なのでストレッチには十分に時間をかけるように言われました。特に大腿直筋(腿の前面の真ん中の筋肉)をしっかり伸ばすことが重要だそうです。単に筋肉を鍛えればいいってもんじゃないということが良く分かりました。

 今後は週1回の通院でリハビリ療法を続けていくことになりました。

 いやあ、何かすごくすっきりしました!何と言っても変形性膝関節症の疑いがほぼ払拭できたことは精神衛生上凄く良いです。また、差し迫った重症ということではないので、来週の400kmもとりあえず大丈夫(止められなかった)とのことなので、来週1週間は前半は雨なので療養、後半からいよいよ自転車通勤再開です。

 その前に明日はとりあえず平地を1時間ほど走ってこようと思います。勿論ストレッチはばっちりやりますよ。