宇都宮詣2014

 今年も元旦恒例の”宇都宮ジャパンカップのコースを走る”に行ってきた。2009年から数えて6回目、毎年1周ずつ増やして最終的にプロロードレースのジャパンカップと同じ11周回まで持っていくという、他人から見たらバカバカしい企画だ。 今年の周回数は9で距離にして123kmの長丁場。正直元旦が近づくにつれ妙なプレッシャーがかかっていて、こんな企画を公言しなければよかったとちょっと後悔した。

 今朝は5時半に起床。ぼやぼやして家を出たのが6時過ぎになってしまった。

 初日の出直前の朝焼けが何とも美しい。今日も快晴だ。

 8時過ぎに宇都宮森林公園着。例年通りハイキング客の車で駐車場は満車に近い。

 9周回の山岳コースに備え、練習走行にもかかわらずGOKISOホイールを装着してきた。それと今回はコース動画を撮影すべくアクションカムを装備した。(当初使っていたスケルトンフレームが壊れたので密閉型のクリアケースを今回初装備したのだがこれが後に災いすることになる)

 コースレイアウトはこちら。
http://www.japancup.gr.jp/2013/roadrace-course

 8時半にスタート。いきなり機材トラブル発生、サイコンの速度表示が出ない。昨日までは全く問題なく動いていたのに今朝はいきなりダメ。センサーの位置をマグネットに近づけたりしてみるが反応なし。さっさと諦めて再スタート。
 いつものことだがスタート直後の1回目の古賀志林道は身体が温まらないうちに心拍が一気に上がるのでかなりきつい。ここを9回も登るのかと思うとかなりなプレッシャーがかかる。取り敢えず1回目は何とか登り切ってまずはペースを掴むことに専念する。

 古賀志林道を下って県道に出て田野交差点を曲がった辺りで撮影中のアクションカムのクリアケースの中が細かい水滴で曇っていることに気が付いた。当然レンズ周りも曇っているので、これではまともな映像は録れていないだろうと一旦撮影を中止。走りながら密閉ケースの蓋を開けて外気を入れると取り敢えず曇りは消えた。
 次の周回で改めて撮影するもやっぱり曇って撮影中止…、なんてことを繰り返すうちにバッテリーが切れて結局1周回丸ごとの映像は録れなかった。今年は出だしから機材トラブルに泣かされてしまった。

 録れた動画の中でまともなものをアップ。取り敢えず古賀志林道は録れたので良しとするか。周回全容の録画は来年の課題とする。

 走りの方は2週目から身体も暖まりペースも整ってきたので身体的に楽になり気分的にも楽しくなって来た。寒さは感じず、このコースの特徴である短いが急勾配の坂が随所に配置されたレイアウトで結構汗が出る。

 鶴カントリークラブ前の激坂は今年も健在(当たり前か)。

 青空と山の緑をただ眺めるだけで清々しくなる。これだけでも来た甲斐がある。

 8周回まではそれなりにペースを守って走って来たが最終周回の古賀志林道では脚が無くなってキツイ。ここまで110kmをノンストップで走って来たので流石に疲れが出てきた。最後の古賀志を踏ん張って登る。

 最後の古賀志頂上をクリア。そう言えば今年の古賀志のペインティングは殆ど残っていなかった。
 下りを終えて平坦路に出て、最終回のゴール前でのスプリントに備えて脚を貯める。

 通常周回はここを右折だが最終周回は直進して一気にゴールに向かう。
 余り脚は残っていないので今年は残り300mからもがき始める。スピードは遅いが最後まで脚を緩めずにゴール。予定通り9周回を走り切った。走行時間は5時間半位か。

 心地良い疲労感と達成感の中で、いつものアングルで記念撮影。

 終わってみれば、当初感じていたプレッシャーは霧散し意外にすんなり走り切れた気がする。このコースを9周回と考えれば大変そうだが、123kmの山岳コースと考えてブルベ的な感覚で走ればそれ程のプレッシャーは感じない。その意味では去年よりは進歩したということになるのだろうか。

 今年も年初の目標はクリアできた。この調子で1年間を走り切りたいものだ。