パンデイロのヘッド(REMO/SKYNDEEP)

 ネットで興味をそそられるパンデイロのヘッドを見つけたので注文していたのだが、先日それが届いた。

 REMOのSKYNDEEPというもの。
 パッと見皮製に見えるのだが実はプラスチック製。でもそれ程チューニングに苦労することなくしっかりとした低音が出せるのが売りらしい。値段はそれ程高いものではないので物は試しと買ってみた次第だ。

 如何にも獣皮らしい手の込んだペイントが施されている。ただパンデイロでは一般的な山羊皮とは全く違う模様だ。

 表面はかなりざらついている。ロールをし易くするアイディアなのか。

 裏面を見るとプラスチックヘッドであることが一目瞭然。予めリングミュートが貼り付けてある。

 早速パンデイロに載せてみることにする。

 実験台はマイネルのパンデイロ。以前オークションに手に入れていたのだが、プラヘッドの音が好みではないしプラチネラの音も喧しく、おまけに重くて扱い辛いのでオークションで売却しようかと考えていたもの。

 オリジナルのプラヘッドを外してREMOのヘッドを載せ、オリジナルのフープを嵌めて見るがリムの大きさと微妙に合わない。これって先日12インチのパンデイロで苦労した状況と同じだ。あの時も薄々感付いてはいたのだが、要するにフープはシェル本体のサイズに合っているのは当然の上で、更に使うヘッドのリム周長にジャストフィットしていなければならないということだ。
 周長の合わないヘッドリムとフープが局部的にずれないようにタハーシャを引っかけてテンションを上げていくのにかなり苦労したが、まああくまで実験なので余り細かく追い込まずに取り敢えず完成。

 早速叩いてみると、テンションを余りかけなくてもいきなりそれっぽい低音が出たのにはちょっと驚いた。山羊皮ヘッドのパンデイロで散々チューニングに苦労しても出せなかった低音のイメージがあっけなく手に入った感じだ。なるほど、これは謳い文句通りの代物らしい。

 これはなかなか面白いものを手に入れた。当面の間、色々といじってみるかな。