Paris-Brest-Paris 2015/レポート12:9th Stage/Carhaix - Loudeac (83km/782km)

 8/18、16:10に出発。


 通路に並んだ子供達とハイタッチを交わしながらPCを出る。
 Loudeacまで83km。往路とルートが一部違っている。


 これも参加者の誰かへの応援メッセージなのかな?

 路面のペインティングの写真を撮っていたら黄色いジャージのライダーが話しかけてきた。Electricなんちゃらと言っていて最初は何のことか良く分からなかったが、良く聞いてみたらシマノのDi2のことだった。どうやらバッテリー切れでトラブっているらしい。生憎こちらはメカニカルシステムなので助けることができない。

 しばらく走ったら路上の係員に誘導され止まる。2つ目のシークレットだ。4年前は全行程1か所だったのに今回は2か所か。


 ブルべカードにチェックを受ける。直ぐに出発。

 幹線道路からちょっと細い枝道に入る。

落ち着いた田舎の風情がそこはかとなく伝わってきていい感じ。こういう雰囲気は私的には非常に心地良い。

 ちょっと走ったらまたしても係員に誘導される。こんな短い間隔で再びシークレットなのか?近くにいた係員に「Secret?」と聞くと「No Control」とのこと。良く見たら今朝往路でシークレットだった場所だ。

 地面を見たらなるほど、往路はSecret、復路はNo Conrolと書いてあった。

 1つめのシークレットがあったのはSaint-Nicolas-du-Pelemという街。

 はっきりとしたアップダウンが出て来た。

 ここでも近隣走行中のライダー達と追い抜きあいが始まる。下りで抜かれ、登りで抜く。こんなことを繰り返しながらどんどん距離を消化して行く。

 Saint-Martin-des-Presの街を通過。

 パリまで465km。

 長い下りの眺望の解放感はなかなかのもの。4年前もこんな天気でここを通ったのではっきりと記憶に残っている。

 Loudeacが近づいて来た。

 夕刻近い空を見ながらぼーっと走る。ちょっと疲れが出てきた。

 Treveの街中で住民達がバグパイプの様な楽器で民族音楽を奏でながら祭りの様な雰囲気で通り過ぎるライダー達を応援している。ちょうど登り坂だったので、音楽のリズムに同期してダンシングでペダルを踏んで盛り上げてやろうかと目論んだがギヤの選択を間違えてテンポキープできずに敢え無く失敗。でも楽しい一瞬だった。

 Loudeacの街が見えた。ようやく今日のゴールが見えてほっとする。

 19:40にLoudeac到着。直前でK田さんと合流。

 チェックタイムは19:46。
 予定より1時間以上早く到着できた。今度もスケジュールは繰り上げず前倒しの時間はここでの休息で消化することにする。

 相変わらずLoudeacは賑わっている。この祭りの様な雰囲気にここまで走って来た疲れもどこかに行ってしまった。
 ドロップバッグを受け取ってまずはシャワーを浴びてすっきり。着替えて食事に向かう。

 今日は魚をチョイス。たっぷりのマッシュポテトとインゲンマメの様な野菜が旨い。
 広場の片隅で売っていたソーセージが妙に美味しそう。昨日から気になっていたのだが今日こそ食べる。まず先にテントを設営して粗方明日の準備を済ませてから改めて買いに行く。
 ドロップバックを持って裏庭へ。昨日同様先客は誰もいないので、昨日と同じ場所にテントを張る。明日の起床時間を3:15として目覚ましをセット。

 21時を過ぎて日暮れ。

 念願のソーセージをゲット。ガレットという生地に包まれたソーセージは焼きたてて激ウマ。
 夜食を食べ終えて直ぐに寝袋に入る。就寝時刻は21時半頃。