2018BRM101たまがわ200

 2018年が始まって既に2週間が経過、ブルベも既に2本走っているがぼやぼやしていてまだブログを溜めてしまった。先ずは元旦に行われたBRM101たまがわ200の走行レポートをアップする。

 

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 12/31(日)、あと数時間で2017年も終わり。そして2018年のスタートと同時にブルベシーズンが始まる。2か月間のオフシーズンなんてあっという間に終わってしまった。またしても元旦から苦手な夜スタートのブルベにエントリーしてしまったことを後悔しつつ、前回の元旦ブルベでいきなり反射ベストを忘れてしまったので持ち物を再確認しつつ22時に自宅を出発。
 前回も停めた二子玉川の高台の住宅街の中にあるコインパーキングに車を停めてバイクを降ろし、身支度をして多摩川河川敷に向かう。

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 兵庫島公園に到着するとちょうどブリーフィングが始まったところ。大晦日からこんなにたくさんの人がブルベに参加するのかと半ば呆れる程に活気があって、こちらもつられてテンションが上がる。

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 ブリーフィングが終わって受付をする。スタート順は第7ウェーブでスタート時間は0:35となった。

 AJたまがわの元旦ブルベは今年も二子玉川から大磯に行き、そこから湾岸を茅ヶ崎を通って三浦半島を回って横浜市街を抜けて二子玉川に戻って来る200km。
 ルートは前回とほぼ同じ。獲得標高差は1000m位でそこそこアップダウンはあるが大きな峠越えはない。今日は天気の心配はなさそうなので前回同様に初日の出が見られそうだ。

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 今回から新しいヘッドライトを試してみる。FenixのBC30。電池は18650の2本使いで、明るさはLowモードでも今まで使っていたFenixのLD20より充分明るいが、ランタイムがどれ位なのかが気になるところ。

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 スタート直前。これだけの壮観な眺めは、シーズン最中のブルベでもなかなか見られない。

 年越しカウントダウンで第1ウェーブがスタート。日本一早いブルベが今年もここ二子玉川から始まった。先導役のウワンさんを先頭にランタンルージュが流れていく。

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 最終ウェーブとなる第7ウェーブは定刻0:35にスタート。緩々と走り始める。

 市街地はこまめに信号に引っかかるので全然ペースが上がらない。気温は低く恐らく0度近いと思われるが、この日のために新調したパールイズミの冬用ウェア一式が期待通りの防寒性能を発揮してくれて寒さは全く感じない。むしろ日が昇ったら暑くなるんじゃないかと心配になる。

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 36km付近東河内交差点、この先の陸橋の登り口の路面のキャットアイで去年の元旦ブルベで落車事故があったので十分注意して走行する。

 全身の寒さは感じないが、つま先だけは別だった。シマノの冬用のロードシューズを履いているのだが、防寒効果が全く感じられない程に爪先が痛い。これはちょっと耐えられないレベルだ。PC1に着いたら使い捨てカイロを買う必要がありそうだ。

 新規導入したヘッドライト、スタートして3時間も経たないうちにバッテリーがなくなってきた。電池はフル充電でLowモードでしか照らしてないのにこのランタイムの短さは想定外。

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 いつもの国府新宿の交差点を右折、国道1号に乗る。PCはもう目前。

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 57km地点のPC1に到着、チェックタイムは3:37。

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 爪先用の使い捨てカイロを購入。結構な値段だったがこの先この痛さに耐えられそうにないので奮発する。シューズを脱いで爪先にカイロを入れて履こうとするがどうも上手くフィットしてくれない。不快なゴワゴワ感が解消できずに何度も履き直してかなりの時間を費やしてしまった。いまいち納まりが悪いがいい加減面倒臭くなって諦める。30分程休憩の後出発。

 スタート直後は汗冷えしてかなり寒く感じる。ウェアが厚くて汗を掻いたことが裏目に出た様だ。もう少し薄手でも良かったかも知れない。まあ走っているうちに身体が温まってくれば解消されるだろう。

 湾岸道路に出た。後ろからちょうど良い速度の4人組の列車が来たので付いていくことにした。

 気温は1℃。珍走の輩はぽつぽつ走っているが、前回に比べれば少ない。

 江の島を過ぎ、列車の4人組は道端の牛丼屋に吸い込まれていったのでここから再び一人旅になった。

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 93km地点、葉山御用邸前を通過。

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 三浦市に入って今日一番の坂に入った。一番長い登りと言ってもせいぜい2km位なので大したことはない。脚はまあまあ回るので順調にこなしていく。これを登って下るとPCだ。

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 東の空が茜色に染まり始めた。夜明けは近い。

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 110.9km地点のPC2に到着、チェックタイムは6:27。

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 ここでオグラさんやカネサダさんと遭遇、しばし歓談。

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 三浦半島の南端三崎で夜が明けた。20分程休憩の後、出発。

 この後はもうPCはない。ゴールまでは90kmと長いが一気に行く予定。

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 城ケ島大橋越しに東の空を見る。初日の出にはちょっと早いのでもう少し先に進む。

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 冷たい空気が凛として清々しく、風力発電機のシルエットが幻想的な情景と相俟って、何とも至福な時間。冨田勲の「Dawn Chorus」が聴こえてきそうなシチュエーションは新年の幕開けに相応しい。

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 6:59、初日の出。118km地点。

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 三浦海岸に差し掛かった頃には日も上がって、去年は丁度日の出の頃で海岸線に人垣ができていたが今日はそれ程でもない。ただ初日の出を見終わった帰宅の車の渋滞がちょっと酷い。

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 三浦海岸から眺める初日。

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 観音崎を回ってよこすか海岸通りに出た。ゴールまであと60km。

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 横須賀市街通過。

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 156km付近、金沢シーサイドライン軌道下を走る。八景島シーパラダイスが見える。

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 国道357号を真っ直ぐ北上。微妙に向かい風でちょっときつい。

 何となくバテ気味で思った程ペースが上がらない。身体の中に溜まった疲労感がいまいち抜け切っていない感じだ。まあシーズンは始まったばかりだし、今日はもうこのままグダグダと無難に走り終えられればそれで良しとする。

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 横浜市街地に入って来た。信号峠は相変わらずだが交通量が普段に比べて絶対的に少ないので走り易い。

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 赤レンガ倉庫も閑散としている。

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 よこはまコスモワールドの風景は快晴でいつも以上に映える。のこり20kmちょっと、ゴールは11時過ぎか。

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 国道1号に乗った。日が高くなってきて案の定暑くなってきた。このウェアの組み合わせは厳冬期のみの限定仕様だな。

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 鶴見川に出た。橋を渡って左折して国道1号を離れる。残り10kmちょっと。

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 鶴見川の風景は穏やか。

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 新川崎を通過。

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 武蔵小杉のマンションも青空に映える。快晴の街並みはどこを撮っても写真映えする。

 マチダさんと合流して最後は一緒に走る。マチダさんも元旦から精力的に走られている様だ。

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 二子玉川駅近くのコンビニに無事ゴール。ゴールタイムは11:03、暫定の認定完走時間は10時間28分だった。

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 コーラを飲みつつブルベカードを自分で記入し、スタート受付時に手渡された封筒にレシートと共に封入する。

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 直ぐ傍の郵便局のポストに投函して完了。駐車場に戻る。

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 駐車場に戻ってバイクを積み込む。新しい車は荷室の床が低くてバイクの出し入れが非常に楽で良い。ウェアを脱いで着替える。Tシャツで外にいても気持ち良い程のポカポカ陽気。苦手な元旦ブルベを無事に完走できて、この後再び休暇でうだうだと過ごせるのかと思うと普段のブルベの時以上に充足感が強い。

 帰路の環八は相当の渋滞で結構時間がかかった。御腹が空いたので帰りにラーメン食べて帰ろうと道すがら店を物色する。そう言えば通勤時に傍を通る新青梅街道沿いの青葉にはまだ一度も行ったことがなかったのでもしやっていたら試してみようと行って見たら店は営業していたものの普段でも見たことの無い行列ができていたので諦めて、元旦御用達の山岡家でつけ麺大盛りを秒殺で平らげて帰宅。これにて元旦ブルベは終了した。

 

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 今回のブルベの走行軌跡。

Relive '2018BRM101Tamagawa200'

 今年で2回目となったAJたまがわさんの元旦ブルベ、去年も走ったが正直なところスタート前までは真冬の夜中スタートとあってプレッシャーが非常に大きく、今年も何でエントリーしたんだろうと後悔することしきりだった。でもいざスタート地点に行って多くの人達の盛り上がりの中にいると何となくこちらも乗せられてきて、走り始めて夜明けを迎えた時の爽快感と走り終えた時の達成感とその後また暫くはのんびり休めるという充足感で終わって見れば非常に精神衛生上宜しいブルベであることが良く分かった。今年も好天の御陰で清々しい初日の出を眺めることができた。私的にはこの元旦ブルベを走るまでは初日の出を見るなんて殆どやったことがなかったが、この初日の出を眺めるということをブルベの目的とすると同時に普段は混み合って走り辛い湾岸道路や横浜市街などを静かな元旦に走らせるというルートは、元旦ブルベのコースとしては極めて秀逸だと思う。勿論天気に恵まれてのことだが、来年もまた開催されればきっとプレッシャーに苛まれつつもエントリーしてしまうだろうと思われる。

 今年のブルベシーズンも幸先の良いスタートを切ることができた。今年一年も確実に安全に一つ一つのブルベを走っていきたいと思う。

 

 次回ブルベはBRM107鹿児島200、奄美大島を周遊するブルベだ。年初からいきなりの飛行機輪行で、私的には9年振りの奄美大島となるので非常に楽しみなブルベだ。走行レポートは次回詳報する。