11月に入ってずっと好天が続いていたが今日は曇り空、午前中に多摩湖CRを周回していたら雨がぱらついて来た。何とか4周回走り終えて帰宅、ぎりぎり雨を回避して今日の練習は首尾良く完了。午後は昼寝して溜まったブルベブログを書き上げよう。そんなわけでBRM1013 たまがわ200 小鹿野の走行レポートは下記の通り。
---
10/13(土)、5時起床。微妙に肌寒いが多分この時間だけだろうとウェアは半袖ジャージにレーパンを選択。5時半に自宅を出発する。早朝の浦所バイパスは渋滞もなくすんなりでさいたま新都心を過ぎ、スタート地点の大崎公園に到着。事前の調査では大崎公園駐車場は早朝は閉まっているということだったが、もしかしたら開いているかもと行ってみたらやっぱり閉まっていたので目星をつけていた近場の駐車場に向かう。大崎公園から1km程離れたコインパーキングに行ってみると既に満車で当てが外れた。既に6時半を回り遅刻モードになって焦りつつナビを頼りに代替駐車場を探す。近場でありそうなのは浦和美園駅周辺だが2km以上離れている。迷っている暇はないのでとにかくそこに向かう。車でぐるぐる回って駅近くまで来たらコインパーキングが見つかったのですかさずそこに駐車する。急いでバイクを降ろし、2kmちょっとをダッシュ、スタート前にいきなり脚を使ってしまったが6時45分に大崎公園に到着。
スタート地点ではちょうどブリーフィング中だった。コース担当のmorouさんがコースを説明。
今日のコースはさいたま市から西に向かって進み、白石峠を越えて小鹿野まで行って折り返し、復路は国道299号を正丸トンネル手前まで登って山伏峠を越えて川越経由でさいたま市に戻って来る200km。獲得標高差は2300mとそこそこの山岳ブルベだが、私的には走り慣れた都幾川、秩父、名栗辺りを通過するのでかなり気楽、白石峠を久し振りに登るのが結構楽しみだ。
ブリーフィングが終了してから受付。スタートはウェーブ2、7:20となった。
先行スタートを見送りつつ、morouさんや今日出走の黒スコさんとしばし歓談。
7:20にスタート。公園内は自転車乗車禁止なので自転車を押して出入り口まで歩く。こういうスタートは初めてかも知れない。
公園の敷地を出てから緩々と走り始める。雲に覆われた空模様だが取り敢えず雨の心配はなさそう。
県道105号に乗って西に向かって進む。道は狭く車通りはそこそこあるがまだ朝の内なのでマシな方か。
途中で黒スコさんが追い付いて来て、ぽつぽつ会話しながら走行。
13km地点、JRの踏切に引っ掛かる。ここのところ踏切に引っ掛からないブルベはない。
16km、新幹線の高架をくぐる。
22km、国道17号を横切る。信号が多くてストップ&ゴーの繰り返しだが市街地を抜けるまでの辛抱だ。
JR高崎線の踏切にまたしても引っ掛かる。くどい様だが最近本当に電車づいている。
信号待ちを繰り返すうちに車列がかなり長くなってきた。タイミングを見計らって集団からエスケープする。
29km、川田谷交差点通過。ぼちぼち我がテリトリーに入って来たか。
太郎右衛門橋で荒川を渡る。この路肩の段差は本当に余計。自転車で走ることを全然考慮していない。以前はなかったのに、なんでわざわざこんなものを増設したのか理解に苦しむ。
41kmにシークレットが設置されていた。出走番号を告げてチェックを受けようとしたらその番号は別の人の名前になっていたので時間がかかって後続のチェック待ちの列ができてしまった。御迷惑をおかけしてすみません。
45km、久し振りの東松山こども動物自然公園前。楽しみの一つだった久し振りの物見山ヒルクライム開始。1.3km、7%の坂で昔は良く練習していたなあ。最後にここに来たのがいつだったか思い出せない。
大東文化大前の真っ直ぐな登り、視覚的破壊力は相変わらず。登り始めからいきなり息が上がる。
登り始めて800m、ここからが本番。勾配がきつくなってシッティングだとちょっと辛い。
物見山公園トイレ前通過。ここまで来ると若干勾配が緩む。
物見山の頂上が見えた。何とかクリア。でもここでこんなに苦労している様では次の白石峠では相当難儀しそうだ。
住宅街を右折して一気に下る。PCはもう直ぐ。
49.8km地点のPC1に到着、チェックタイムは9:55。
空腹感はないのでピルクル1本飲んで10分程の休憩の後リスタート。
54km、ときがわ町に入る。
57km地点、田中交差点を直進して白石峠方面へ。
60km、西平交差点のときがわベースを通過。ちょっと前に泥棒が入って荒らされてしまったらしいが営業再開している様だ。
白石峠へのアプローチを走るのは久し振り。最後に白石峠を登ったのがいつだったか思い出せない。
64km地点、白石峠ヒルクライムの起点。さて、登りますか。6.3km、8%に久し振りにチャレンジ。
ブルベ途中だし久し振りだしTTモードでは行かないよ、と言いつつもやはりタイムは何となく意識してしまう。
序盤の10%超でいきなりダンシングを繰り出さなければならず、これはタイムアタックどころではなくなったので早々に踏みを諦めて普段のブルベ走法になる。
序盤の1kmを過ぎて何となくペースが掴めてくる。久々の白石峠だが坂の素性がそこそこ頭に入っているので踏みどころ抜きどころを何となく憶えている。
適度なワインディングと勾配が変化してメリハリのある白石峠はやはりキツ楽しい。久し振りなのでちょっと新鮮な気分も入り混じって楽しく登る。
私的にはこの2.4kmポスト前後が踏ん張りどころだと思っている。ここを頑張って踏めばこの先がちょっと楽に思える。
ラスト1km。ペースは上げられないが落とさない様に粘って走る。タイムは自己ベストには及ばないが体感で手を抜かない様に最後まで頑張る。
最後の300mを気持ちだけもがいて山頂到達。タイムはジャスト40分。事前の目論見としてはもう少し行けると思っていたので正直がっかり。でもまあこれが今の実力だから受け入れるしかない。でも久々の白石峠は凄く楽しかった。また昔みたいにちょくちょく走りに来たいな。
73km地点の定峰峠から下りに入る。取り敢えず前半の山場はクリアした。
登りで熱くなった身体に冷たい空気が心地良い。定峰の下りを爽快に下る。
84km地点、秩父の大野原交差点まで下って来た。直進方向に進む。
セメント工場の巨大な煙突がなかなかの威圧感。
86km地点、旧秩父橋を渡る。この辺りはブルベを本格的に始める前からちょくちょく走っていたのでちょっと懐かしい。
過去にはここを直進して神流湖方面によく行っていたが今日は国道299号を道なりに進む。
小鹿野まで7km。志賀坂トンネルへのヒルクライムにもいい季節になったので、近いうちに走りたいものだ。
92km地点、ちょっとした丘越えで小鹿野町に入る。
天然記念物”ようばけ”とは一体なんだ?生き物か?(後日調べたらこういうことらしい。ようばけとは?)
PCは目前。
98.9km地点のPC2に到着、チェックタイムは12:31。
まだ空腹感はないのでジュースを1本だけ飲んで15分程休憩して出発。
PC2は折り返し、来た道を戻る。武甲山の痛々しい山肌がここからも良く見える。
105.5km、丘を登り返して秩父市に再突入。これからPC2に向かう参加者とスライドしつつ坂を下る。
下って直ぐに右折、往路逆走から離れる。
秩父ミューズパークへの登りが始まった。結構斜度があってキツイ。
1.5km程登ってミューズパークの敷地に内に入ってピークに到達。
パーク内のイチョウ並木がそろそろ黄色くなり始めている。
ミューズパークから秩父市街に向かって下る。市街と武甲山の眺望はなかなかのもの。こうやって見ると秩父は大きい。
秩父公園橋を渡る。近くで見るとなかなかの迫力。
秩父市街に向かって真っ直ぐ進む感じがなかなか良い。
113km地点、秩父市街に突入して秩父駅前を通過、国道299号に再び乗る。
国道299号をトレースして左折。
またしても踏切に引っ掛かる。どうせならSLが走って来ないかとちょっと期待したが外れた。
直進して飯能方面に向かう。秩父市街を離脱して正丸トンネルへの登りが始まる。後半の山越え区間に突入する。
武甲山の近影。セメントを削り取り過ぎていずれこの山はなくなってしまうのだろうか。
秩父市街から正丸トンネルの入り口までは10km弱、平均勾配は3%弱でそれ程きつくはないが車通りが多いのでちょっと走り辛い。山伏峠への登りに備えてぼちぼち登って行く。
登りの途中で荷物をたくさん積んだサイクリストに追い付いた。結構たくさん荷物を積んでいるのになかなかのペース。
124km地点、正丸トンネル入口に到達。右折して名栗方面へ進む。
山伏峠への登り開始。山頂までは5km弱、平均勾配は4%ちょっとだが後半きつくなってくる。先行するサイクリストさんは一定ペースでいい感じに進んでいく。音楽を聴きながら走っているのでリズムキープがし易いのだろうか。こっちも釣られて付いて行く。
正丸峠への分岐で、サイクリストさんは正丸峠方面へ。再び単独走行に戻る。
山頂が見えて来た。あそこまで行けば今日の大物山越えは終了。
14:15、129.5km地点の山伏峠山頂を通過。
山頂の気温は13℃、結構低いが登って来たばかりなので寒さは感じない。そのまま下りに入る。
下りであっという間に汗冷えして流石にちょっと寒く感じる。10分足らずで下りも終わるのでどうということはない。
133km、あっという間に山伏峠起点に降りて来た。裏から登って表に下るのは久し振りだ。
県道53号をぼちぼち走る。この道は車通りが殆どなくて路面も綺麗でいつ走っても走り易い。晴れていればこの季節には最高のサイクリングコースだ。
146.5km、右折して今日最後の峠越え、山王峠へ向かう。
山王峠は名栗から登る方がきつく感じる。距離は500m位だが勾配は10%はある。
148km地点の山王峠山頂を通過。
下りが終わればPCは目前。
152km地点のPC3に到着、チェックタイムは15:04。
空腹感は余りないが気温が低くエネルギー消費はいつもより多めと見てシュークリームとモンスターエナジーで補給。15分程休憩して出発。
153.5km、飯能方面へ左折。山岳地帯は終わってこれからぼちぼち都会に戻って行く。
と思ったら、再び長い登り。これは事前の地図読みで見落としていた。もう山は終わったと油断していたので結構キツイ。1km程の5%超の登りを何とかクリア。
157.7km、飯能市街を通過。東町交差点を左折する。
再び国道299号に乗って東に向かう。
161km、このまま真っ直ぐ進むと入間・所沢で我が家に向かう方向だが今日は左折、川越に向かう。
166.5km、左折して川越方面へ北上。この道は我がオダ埼清水班の定番北上ルート、いつもはスタート直後の早朝に走るので、この時間に走ることはまずないのでちょっと新鮮。
169km、川越市に入った。
172km、的場交差点。いつものブルベなら直進だが今日は右折。ここを曲がるのは初めてかも知れない。
初雁橋で入間川を渡る。夕刻の渋滞に嵌まる。この時間だと止むを得ない。ここから川越市街を抜けるのにかなり時間がかかりそうだ。
川越市街に入った。案の定、渋滞が酷い。
ちょっとこれはもうどうにもならないな。車の流れに合わせてのろのろと進む。
ようやく川越市街を抜けた。PCはもう直ぐ。
182.5km地点のPC4に到着、チェックタイムは16:48。
残りは20kmちょっと、渋滞込みでも1時間半でゴールできるのでモンスターエナジーを1本飲んで直ぐに出発。
184.5km地点、さいたま市に入る。
治水橋で荒川を渡る。橋の向こうにさいたま新都心のビル群が見えた。ゴールは近い。190km走って来てもそれ程疲労感もなく脚が回るのは川越の渋滞で結構脚を休めることができたせいか。
県道57号の枝道の入口にはことごとくバリケードが置いてあって警官が立っている。どうやら今日は花火大会の様で見物客の路上駐車阻止の措置の様だ。結構物々しい。
192km、ちょっとだけ国道17号を走ってさいたま新都心方面に右折。日が暮れて暗くなった。明るいうちにゴールするのは無理だったか。
さいたま市街も川越程ではないが結構渋滞している。残り10kmで時間は余裕なので安全第一で車の流れに逆らわずに走る。
ちょっとだけ中山道を南下して直ぐに左折、さいたま新都心を抜ける。
市街地を抜けてもちょこちょこと渋滞に引っ掛かる。やはりこの時間は交通量が多いと諦めるしかないか。
交通量の多さに気を取られて198km地点の左折ポイントを見逃しコースアウト。直ぐに気が付いたので200m程のロスで済んだ。
広域農道の様な道には行ってようやく車通りが無くなりペースアップ。街灯もなく真っ暗な道なのでナビの案内を見落とさない様に注意して走る。
201km地点、住宅街の中に突然の登り。ここまでずっと平坦を走って来たのでちょっと新鮮。短い登りを一気に駆け上がる。なかなか爽快。
国道463号に合流。左折すればもうゴールは目前。
公園入口から自転車を降りて徒歩でゴール。無事に大崎公園に戻って来た。
早速ゴール受付。ゴールタイムは18:05、認定完走時間は10時間45分だった。
もう直ぐ関西に引っ越しされるりんぱぱ代表に一言御別れの御挨拶。来年はAJたまがわのスタート・ゴール地点にりんぱぱ代表がいないのかと思うと寂しい限り。
御菓子とコーラを頂きながらコース担当のmorouさんとひとしきり歓談の後、そそくさとその場を後にする。
駐車場に戻る途中、後輪に何となく違和感。駐車場に着いて確認したら結構空気が抜けていた。どうやら終盤でパンクしたらしい。結果的にトラブルなくゴールできて良かった。バイクを積み込み着替えてコインパーキングの料金を払おうと思ったら何と300円。こんなに安いのは嬉しい誤算、ちょっとスタート地点から遠かったけどなんか得した気分。
帰路はナビに遠回りさせられてちょっと時間がかかったが21時に帰宅、これにてさいたま市遠征ブルベは無事に終了した。
---
初めてのさいたま市発着のブルベは私的に走り慣れた都幾川、秩父、名栗方面の山を走るコースで非常に楽しかった。物見山と白石峠は久し振りでちょっと懐かしい気分で楽しめたし、山伏峠を秩父側から登るのもなかなか楽しい。季節的にもサイクリングには最適な時期で残念ながら日差しはなくちょっと気温は低めだったが私的には絶好のサイクリングコンディションだったと思う。このコース99.9%埼玉県内なのだが0.1%は152km地点のPC3の直前でちょこっと東京都青梅市に入っていたらしい。ルート的にはそこを回避できる道はあるのだがそうしないところにコース担当者の思惑がある。何気に物見山とか白石峠とか山伏峠とか山王峠とかそこそこの峠を配置してさり気なくキツメのコース設定をするmorouさんはなかなかの曲者、ジェントルは表情に騙されてはいけない。でも私的には走り易くてとても良いコースだと思う。強いて言うならば終盤の川越市街を抜けるルートを回避してもらえると更に良くなると思う。来年もし同じコースで開催されるならば是非また走りたいと思う。
次回ブルベはBRM1028東京200山中湖、今シーズンの最終戦については次回詳報の予定。