[目次]
- スタートまで
- スタート/セブンイレブンりんくう松原店->PC2/休暇村紀州加太(28.6km)
- PC2->PC3/マリーナシティホテル(25.3km/53.8km)
- PC3->PC4/高野山金剛峯寺(51.6km/105.5km)
- PC4->PC5/熊野参詣道小辺路(24.5km/130.0km)
- PC5->PC6/ごまさんスカイタワー(20.0km/150.0km)
- PC6->PC7/近露王子跡(65.8km/215.8km)
- PC7->宿泊1/川湯まつや(20.1km/235.9km)
スタートまで
5/2(火)、5時前に目が覚めた。目覚める直前までブルベスタート前にスタート地点が分からなくなり土砂降りの中を走り回って探してスタート時間が過ぎてしまい途方に暮れるという夢を見ていた。正にブルベ出走前の心理状況を象徴する様な夢だった。妙な気分が残ったままのそのそとベッドから起き上がり身支度を始める。気温はそれ程低くないのでアームウォーマーとニーウォーマーは着けずにフロントバッグに入れておく。荷物をまとめて昨日買っておいたパンを食べて出立準備は完了。
5時半過ぎにホテルをチェックアウト。スタート地点に近くて値段もそこそこで居心地も良いので前泊の宿としては申し分なかった。
朝日は既に登っている様だが建物の陰に隠れて見えない。ここから約2km程のスタート地点に向かって走り出す。スタート地点に行く前にその手前のりんくうタウン駅によって駅ビル内のコインロッカーに荷物を預けなければならない。。
SR600KRのコース上の道を辿って駅方向に向かう。次にこの道を通るのは明後日の昼頃かな。
りんくうタウン駅傍の高層ホテル群が迫って来た。まずはそこを目指していく。
駅の傍まで来たが入口がどこだか全く分からない。取り敢えず駅の周囲をぐるっと回ってみたが地上階には入口はなさそう。事前にコインロッカーの位置は確認しておいたが入口が分からないというのは想定外だった。スタート時間が迫って来て焦りつつ周囲を探し回ったら陸橋の上に上がるスロープが見つかったので取り敢えず登ってみる。陸橋から駅を目指してみるとようやく駅ビルの入口が見つかった。
入口から入ってみるとコインロッカーが見つかって一安心。時間がなくなって来たので焦っていたら料金を入れて荷物を入れる前に鍵を閉めてしまった。1回分の利用料金500円を無駄にしてしまい激しく落胆、気を取り直して荷物を入れて取り敢えず荷物の預け入れは完了、改めてスタート地点のコンビニを目指す。
スタート地点に到着したのが6時ジャスト、急いで店に入ってレシートをゲットしに行く。
無事に登録スタート時刻近傍のレシートをゲットした。これで出走準備は全て整った。
スタート/セブンイレブンりんくう松原店->PC2/休暇村紀州加太(28.6km)
5/2の6時過ぎに緩々と走り始める。反対車線が中央分離帯の向こう側だと何故か思い込んでしまい一旦北に向かって横断歩道を渡って折り返すという間抜けをやってしまった。何だかのっけから色々とへまばかりして我ながら先が思いやられる。
気を取り直して南下開始。2泊3日の距離600km登り10000mの冒険の始まりだ。
0.7km、交差点を右折。
1日目は泉佐野をスタートして海沿いを進み和歌山マリーナシティから東に向かって進み高野山に登ってから南下し護摩壇山を越えて中辺路から再び東に向かい川湯温泉まで行く237km。
主な山越えは高野山と護摩檀山と小広トンネルで獲得標高はRWGPS表記で5000m程。登りはさておき気になるのはスタート直後からPC2和歌山マリーナシティまでの市街地走行の混み具合。前回SR600KWで終盤走った時にかなり混んでいてペースダウンした印象があるのでここでのタイムロスが気になるところ。取り敢えず走る時間帯が違うので混んでいないことを期待したい。
1.1km、臨海南3号交差点を左折。
1.3km、田尻町に入った。
1.6km、田尻スカイブリッジの車道は自転車走行禁止なので歩道側道を走行する。
橋の上から海が見えた。
2.6km、泉南市に入った。
5.8km、本道陸橋は自転車走行禁止なので樽井・尾崎方面に側道を進む。
側道から右折->左折して橋の下の踏切を渡り右折して再び本道に合流する。
7.0km、双子池交差点を和歌山・阪南方面に右折して府道204号に乗る。左に巨大なアサヒの店舗があって流石大阪だと思ったらサイクルベースではなくパチンコ屋だった。
14.6km、岬町に入った。府道204号から府道752号に遷移しつつ南下しているが信号にはちょくちょく引っ掛かるものの予想していた程の車の混雑はなくそこそこ順調に進んでいるので一安心。
16.2km、淡輪ランプ交差点を和歌山・岬方面に右折。
18.8km、深日中央交差点を深日港方面に右折して府道65号に乗る。
7:10現在の気温は15℃、日差しがあるので寒さは全く感じない。気持ちの良いサイクリングコンディション。
21.3km、谷川橋交差点を加太方面に左折。
市街地を抜けて郊外の道になって来た。車も少なくなって落ち着いて走ることができる。1時間程走ってブルベペースを掴んできた感じ。脚はそこそこ回るし体調は良好でまずまず良いコンディションで初日のスタートが切れたと思う。
空には飛行機がちょくちょく飛んでくる。これから関空に着陸するのだろうか。
24.1km、海沿いに出た。空の青と海の青がとても綺麗に映える文句なしの天気。こういうコンディションで走り始められたのは精神衛生上とても宜しい。ちょっと走って和歌山県に入った。
26.2km、ちょっと登ってトンネルに入る。
27.7km、トンネルを抜けて下って来たらPC2への分岐点、右折して登り始める。
900m程の激坂をえっちらおっちら登っていく。前回SR600KWで走った時はゴール直前で物凄くきつく感じたが今日はスタートしてから間もなくで脚もまだフレッシュなのでそれ程きつくは感じない。
新しく導入したサイクルコンピューターは勾配表示が出る様になった。この坂の勾配は13%だそうだ。
PC2が見えた。ようやく激坂も終わりだ。
28.6km地点のPC2に到着、チェックタイムは5/2の7:41。
建物入口の軒下に燕が巣作りを始めていた。もうすっかり春が来ていた。
通過証明用の写真を撮って一息ついて出発する。
PC2->PC3/マリーナシティホテル(25.3km/53.8km)
今登って来たばかりの道を下っていく。次の目的地は25.3km先のPC3だがその少し手前に休憩ポイントを設定してあるのでまずそこに立ち寄る。
29.4km、下り終えて再び県道65号に乗って右折方向に進む。
海沿いの平坦を進む。
35.8km、海沿いを離れて街中に入って西ノ庄交差点を右折して県道7号に乗る。
38.0km、右折して県道7号を離脱。
38.1km、踏切を渡った直後を左折して線路沿いを走る。
39.4km、住宅街の中を抜けつつ突き当りを左折すると川に突き当たって右折する。
川沿いのサイクリングロードを進む。
40.4km、県道148号に突き当たる。右折方向に進みたいのだが反対車線には中央分離帯があって直接渡れないので一旦左折して橋を渡った直後の交差点を横断して反対車線に渡って右折方向に進む。
県道148号を和歌山本港方面に進む。
42.4km、紀ノ川河口大橋を渡る。
43.2km、ループ橋で下っていく。前回SR600KWの時はこのループ橋を登って来たのだがトラックが結構走っていてちょっと怖い印象があったのだが今日は殆ど走っていなくてすんなりと通過。
43.6km、ループ橋から降りて直後、青岸橋取付道路交差点を中埠頭方面に右折。
45.6km、水軒交差点を国道42号方面に左折。
46.2km、西浜交差点を紀三井寺・和歌浦方面に右折して県道15号に乗る。
47.8km、トンネルを抜けて下って来て新和歌浦交差点を奈良方面に左折して県道151号に乗る。
前回走った時にはなかった自転車レーンが整備されていた。
48.3km、紀州東照宮の前を右折。
葵の御紋といえばここは徳川所縁の社ということか。
49.0km、再び海沿いに出た辺りの神社の周りの小山の岩肌が特徴的だったのを良く憶えている。
49.1km、河口沿いの道を右折して橋を渡り直後を右折。
49.6km、ちょっとだけ海沿いを走って左折。
曲がって直ぐに国道42号に出た。右折して国道42号に乗る。
国道42号に乗って橋を渡って直ぐに医大病院前交差点を右折。
防波堤沿いを進むと休憩ポイントはもう直ぐ。
休憩ポイントが見えた。ホッと一息。
52.1km地点の休憩ポイント1に到着、チェックタイムは5/2の8:59。
取り敢えず今日の行程の1/5を消化して懸念された市街地走行もストレスなくクリアしてちょっと安堵した。カレーパンとピルクルでしっかり補給しつつ15分程の休憩の後出発。
改めてPC3を目指す。PC3までは1.8km。目の前に見えるサンブリッジを渡る。
橋を降りていくとヨットやプレジャーボートが多数停泊している港が見えてきた。高級リゾート地という風情。
マリーナシティホテルの黄色い建物が見えてきた。
53.8km地点のPC3に到着、チェックタイムは5/2の9:13。通過証明用の写真を撮って直ぐに出発する。
PC3->PC4/高野山金剛峯寺(51.6km/105.5km)
PCを出て東に向かって進み始める。次の目的地は51.6km先のPC4高野山、いよいよSR600らしく登り区間に突入していくことになる。PC4の直前に休憩ポイントを設定してあるのでまずはそこを目指す。
54.4km、橋を越えてマリーナシティから離脱。
55.4km、左カーブの本選を直進方向に離脱して進む。
56.3km、ヨットハーバー沿いを進み黒江交差点を右折して国道42号に乗る。
紀美野・JR海南駅方面に直進する。海南市街に入った。
57.1km、馬場町1丁目交差点を左折して市街から出ていく。
60.0km、重根第二交差点を左折して国道370号。
61.0km、竜部池交差点を左折して国道370号旧道に入る。
細い国道370号旧道を高野・紀の川に向かって進む。
64.9km、紀美野町に入った。
進むうちに徐々に登り基調になって来た。
68.4km、突き当りを道なり右折して橋を渡り高野・かつらぎ方面に左折、国道370号をトレースしていく。
橋を渡って左折したところからはっきりとした登りになる。
国道370号の真っすぐな登りを進む。荒野までは42km、SR600KWの時は高野山から降りた後物凄く長い下りが続いた印象があったので、物凄く長い登り基調が続くことになるはず。
73.2km、橋を渡る。勾配は2%前後でそれ程苦にならず、車も少なく信号もなく景色も良いので楽しく走ることができる。
73.6km、左折して橋を渡る。
橋を渡り終えた直後、平成大橋北詰交差点を右折して高野方面に進む。
75.5km、左折して再び道が奇麗になった。
緩やかに登る道はまだまだ続く。
81.1km、ルートは右方向を指し示しているが、恐らくつい最近開通したばかりのトンネルが通じていると思われるので直進する。
1km超のトンネルは登り基調で相当長く感じる。
ここまで工事中片側通行区間が数か所あったが通行止めは今のところない。事前にルート上の通行止め情報を調べてPC13七色ダム手前の迂回路以外は特段問題はなかったと記憶しているが果たしてこの先どうだろうか。
緩い登りを淡々と登って確実に距離を消化していく。高野まではあと18km。
山の新緑がくっきり美しい。とても清々しい風景。
90.7km、かつらぎ町に入った。
11:15現在の気温は16.3℃だが登り基調のせいか体感はもっと高い。
91.6km、高野・笠田方面に進んで橋を渡ったら道がちょっと細くなった。
94.6km、高野町に入った。
95.6km、花坂西交差点を竜神・高野町街方向に右折。左折すると丹生都比売神社方面だがそこに行くのは明後日の予定。
曲がってから勾配がきつくなってきた。8%前後の登りをぼちぼち登っていく。
97.2km、矢立交差点を竜神・高野町街方面に右折、いよいよ高野山への本格的な登り開始、ピークまでは7km弱。
高野山らしい仏閣が見えてきた。
勾配は5%~13%な感じで緩急があるのでそこそこ登り易い。
適度にワインディングしているので視覚的にもそれ程厳しい感じはない。
標高634m地点を通過。
すかさずサイクルコンピューターの標高表示を見たら635mだった。Rider750SEの標高数値は結構正確な様だ。
100.9km、矢立交差点から3.7kmで半分を過ぎたところまで来た。この登りはメリハリがあって登っていてなかなか楽しい。
天気の良いゴールデンウィークということもあって車はそこそこ走っている。取り敢えずスピード出し過ぎの危うい車はいないのでそれ程ストレスはない。ピークまではもう少し。
103.9km、左からの道との合流点を通過して下りになった。この辺りがピークだったか。
104.3km、下って来て大きな山門の横を左折、ここが高野山の入口か。
高野山のメインストリートに入って来た。休憩ポイントはもう直ぐ。
休憩ポイントが見えた。ホッと一息。
104.9km地点の休憩ポイント2に到着、チェックタイムは5/2の12:30。
まずはこのSR600の最初の本格的なヒルクライムをこなして、身体的にそれなりに登れたことが確認できてちょっと安堵した。高野山の気温は20℃をちょっと切る位の感じだが今登って来たばかりなのでちょっと暑く感じる。水分補給をしっかりやって15分程の休憩の後出発。
休憩ポイントを出て改めてPC4に向かう。PCまでは600m。
仏閣がひしめき合うこの通りは神仏に全く興味がない私でもちょっと圧倒される。
春なのに紅葉が見られるのはちょっと変な感じだが風景としては見応えがある。
105.4km、メイン通りを左折右折でクランク状に進むとPC4はもう目前。
105.5km地点のPC4に到着、チェックタイムは5/2の12:48。
高野山金剛峰寺といえば空海か。中高生の時に習った記憶がまだ残っている。たくさんの観光客の往来の隙をついて通過証明用の写真を撮って直ぐに出発する。
PC4->PC5/熊野参詣道小辺路(24.5km/130.0km)
PCを出て再びメイン通りを東に向かって走り始める。次の目的地は24.5km先のPC5。
それにしてもここには寺しかないはずだが一言で寺と言っても様々な建物があるのがよく分かる。神仏を頼まず神社仏閣に全く興味がない人間でもただ眺めている分にはちょっと面白い。ここが観光地として成立しているのはそういう面が多分にあるからだろう。
駐車場や路駐スペースはほぼ満車。かなりの数の観光客がこの通りを往来している。外国人の姿も多い。
107.7km、中の橋交差点を田辺・白浜・龍神方面に右折して国道371号に乗り高野山から離脱。
108.5km、下りながら突き当りを田辺・龍神方面に左折。
下り基調を快調に進む。
112.6km、下りが終わって登りに転じた。
この辺りの山並みも新緑が美しい。
進むうちに9%の急勾配が出てきた。この区間も勾配に緩急があるので休むところがあってそれ程きつく感じない。
この道を真っすぐ行くとごまさんスカイタワーに行けるが途中で一旦道を外れてPC5に向かうことになる。
116.3km、野迫川口交差点を野迫川方面に左折して一旦国道371号を離れる。ここがピークで曲がって直ぐに下り始める。
曲がって直ぐの令和の森を通過。
曲がりくねった下りを気持ち良く下っていく。
118.8km、小さな橋を渡って突き当りを右折して県道733号に乗る。更に下っていく。
車がほとんど走っていない山道をどんどん下っていく。
道が徐々に細くなってきた。
122kmを過ぎてちょっと登ってまた下る。
熊注意の看板。この辺りは熊が出るのか。夜走るのはかなり怖いな。
125.8km、分岐を平家の里方面に右に進む。ここから登りになる。
アップダウンをこなしながら林道を進んでいく。
127.0km、分岐を左折。
曲がって直ぐに10%を超える急坂が出てきた。えっちらおっちら登っていく。
127.5km、登り切ったところで平家維盛歴史の里に出た。小さな集落を抜けていく。
集落を抜けた後に下っていく。
渓谷の水は澄んで清々しい。PCはもう直ぐ。
PCが見えた。
130.0km地点のPC5に到着、チェックタイムは5/2の14:14。
PC5->PC6/ごまさんスカイタワー(20.0km/150.0km)
PCを出て右折方向に進み橋を渡る。次の目的地は20km先のPC6、今日というか今回のSR600の最高標高地点1275mまで登ることになる。取り敢えず今日のメインイベント。
川沿いの道を緩いアップダウンをこなしながら進む。
川面まで下りて来た。
前回3日目の早朝リスタート直後にこの辺りでいきなり路面の穴にタイヤを落としてパンクしたのをよく憶えている。
132.8km、前回SR600KWの2日目で宿泊したホテルを通過。
引き続き川沿いの道を進む、SR600KWの時は夜の真っ暗闇の中を通ったので風景は全く分からなかったがこんな感じだったのか。
135.8km、橋を渡って突き当りを左折。曲がって登り基調になった。
細い山道を進む。この区間は路面が悪かったという前回の印象の通りかなり荒れている。
真っ暗闇の中の山道で時折森の中から変な動物の鳴き声やガサガサっというもの音が聞えてビビった思い出が残っている。でも今日は長閑な林道で印象は全く違う。
139.4km、突き当りを高野龍神スカイライン方面に進む。登りはまだ続く。
勾配が一気にきつくなって10%位になった。
141.2km、国道371号に再合流して竜神・田辺方面に左折。
さていよいよPC6ごまさんタワーへの登坂開始。登坂距離は9kmで350m程登ることになる。
7~8%位の登りが続く。先は長いので抑えて淡々と脚を回す。
車は余り走っていないので落ち着いて登ることができるのは有難い。
9%の坂が出てきた。勾配に多少緩急があってちょっと下る区間もあるので休むところがあって走り易い。
147.9km、田辺市に入った。
ごまさんタワーまであと2km。
標高が高くなって空の面積が広くなって来た。頂上は近い。
前方にタワーが見えてきた。もう少し、もう少し。
PCが見えた。ホッと一息。
150.0km地点のPC6に到着、チェックタイムは5/2の15:54。
まずは通過証明用の写真を撮る。
ここは休憩ポイントを兼ねているので隣のレストハウスの自販機でジュースを買い携帯してきたカロリーメイトを食べてしばし休憩。
SR600KWの時にここに到達したのは夜だったので景色は全く見えなかったが今回は良く見える。人もたくさんいて随分と印象が違う。取り敢えず最高標高地点を無難にクリアして気が楽になった。15分程の休憩の後出発。
PC6->PC7/近露王子跡(65.8km/215.8km)
PCを出て再び国道371号に乗り南に向かって下り始める。次の目的地は65.8km先のPC6だがそのちょっと手前に休憩ポイントを設定してあるのでまずそこに向かう。区間距離は今日一番長いが下り基調なのでそれ程苦にならないと思われる。
下り始めは勾配は緩め。
下っていくうちに勾配が急になって来た。車が少ないのでそこそこ全開で快調に下っていく。
登りが長ければ下りも長い。見る見るうちに距離を消化していく。国道などの幹線道路だと下りでそこそこのスピードが出せるので登りで失ったタイムをかなり取り戻せるのが有難い。
164.0km、14km程下ってきたら橋を渡ったところで急勾配の登りになった。
164.3km、陸橋をくぐって突き当りを田辺・白浜・中辺路方面に道なり右折。
勾配は緩くなったが更に下り基調は続く。中辺路までは39km。
時刻は16時半過ぎ、まだ太陽は沈んでいないはずだが山に隠されて日差しはない。日向を追いかけるように進んでいく。
169.4km、道の駅龍神を通過。
169.9km、龍神温泉入口を通過。
170.8km、トンネルを抜けた直後、龍神像を通過。
171.2km、橋を渡って田辺・白浜・中辺路方面に道なり右に進む。
ようやく山影から出て日差しが出てきた。結構日が高いので明るいうちに距離が稼げそうだ。
トンネルが幾つかあったり微妙なアップダウンがあったりするが基本は平坦基調、順調に距離を消化していく。
川幅がかなり広くなってきて、山からかなり下って来たことが窺い知れる。
184.7km、田辺氏龍神行政局の前を通過。建物が立派というかかなり仰々しい。
185.5km地点でナビの電池が切れたので交換する。
189.1km、田辺・白浜方面に左折して国道371号から県道29号に乗り換え。
189.7km、珍しいラウンドアバウトで神宮・本宮方面に左折して県道198号に乗る。
189.9km、水上栃谷トンネルに突入、全長2305mはかなり長い。
道幅が狭いので怖いが車は殆ど走っていないので無難に通過。
県道198号を順調に進む。平坦を走り続けていると巡航速度が程々でも距離の消化が早い。
取り敢えず今日の走行距離が200kmを超えた。スタートしてから11時間46分は想定外のハイペースで嬉しい誤算。今日の宿まではあと40kmなので21時前には辿り着けそうな見込みが出てきた。
196.8km、内井川方面に左折して県道216号に乗る。曲がって直ぐに登りが始まる。
10%弱の細い登りが山の中に入っていく。
1km位登って勾配が緩んだ。
199.6km、小さな集落を抜けたところで下りになった。
曲がりくねった坂を下っていく。標識がなければ県道であることを忘れるくらいに細い林道。
森は抜けたがまだ下り基調は続いている。さっき登った以上に下っている感じ。
203.8km、下りが終わってちょこっと登って再び国道371号に合流、左折する。
曲がって直ぐに下り基調でトンネルに入っていく。
205.5km、トンネルを抜けて本宮方面に左折、国道311号に乗る。
進むうちに徐々に登り基調になって来た。
川沿いの国道311号を今度は上流方面に向かって進む。
209.1km、中辺路町に入った。
道路標識に川湯温泉の文字が出てきた。あと23km。
7~8%の真っすぐな坂が続く。事前の地図読みではこの辺りに山越えはなかったはずだが見間違えたか。
211.9km、逢坂トンネルに突入。ここがピークか?全長1402mはそこそこ長い。
暗く長いトンネルを冷や冷やしながら抜けている。出口が見えてホッとする。
トンネルを抜けたら休憩ポイントが見えた。ホッと一息。
213.5km地点の休憩ポイント3に到着、チェックタイムは5/2の18:55。
かなり日が暮れたがまだ薄暮が残っているうちに辿り着けて良かった。
ここは道の駅だがなんだかよく分からない石像がちょっと不気味。
宿までそれ程距離がないので水分補給のみ。コーラを飲みたかったがここでカフェインを摂取してしまうと夜眠れなくなるのでファンタで我慢する。10分程の休憩の後出発。
改めてPC7を目指す。残り距離は2.3km。休憩ポイントを出たら下り基調で快調に進む。
215.1km、あっという間に近露交差点まで下って来て左折する。後程またここに戻って来て直進方向に進むことになる。
橋を渡ってまっすぐ進む。PCはもう目前。
突き当りの右側がPC。暗くてよく見えない。
215.8km地点のPC7に到着、チェックタイムは5/2の19:05。
今回の走行プランではここだけは明るいうちの到着は無理だろうと思っていたが、辛うじて薄暮の残る中で到着できたので良しとする。
SR600KWの時は昼間に来たが場所がよく分からなくてちょっとうろうろしてしまった。今回は場所を覚えていたので問題なし。通過証明用の写真を撮って直ぐに出発する。
PC7->宿泊1/川湯まつや(20.1km/235.9km)
PCを出て元来た道を戻る。さあ後は今日の宿を目指すのみ。残り距離は20kmだがその前に山を一つ越えていかなければならない。まあ距離的に見れば21時前には確実に到着できるだろう。
216.5km、再び近露交差点に戻って来た。左折して再び国道311号に乗る。ここは押しボタン信号。
曲がって直ぐに登りになった。
5%前後の直線的な坂をぼちぼち登っていく。道路灯がなく真っ暗なので坂の先が見通せないと視覚的プレッシャーがないので案外登り易い。
この道は熊野ロマン街道というのか。真っ暗な山道では景色を楽しめるわけでもなくただ登っていくしかないので時たま出てくる標識を読むのが楽しみになってくる。
221.9km、トンネルに到達、ここがピークか?
トンネルを抜けて下りになった。もうこの先下りしかないはず。かなり気楽になった。気温は12℃、登って来たばかりなので寒くは感じない。
下りでトンネルを幾つも通過していく。なかなかスリリング。
川湯温泉まではあと9km。
真っ暗だけれど車は殆ど走っていないし路面も綺麗ないのでそこそこスピードで下っていけるので有難い。どんどん距離を消化していく。
234.6km、神宮・国道168号方面に道なり右折で国道311号をトレースしていく。
235.2km、川湯温泉への分岐点に到達、川湯温泉入口交差点を右折して一旦コースから外れる。宿まで1kmを切った。
曲がって直ぐにトンネルに入る。更に下っていく。
235.7km、トンネルを抜けた直後を右折しなければならなかったのに勢い余って真っすぐ行ってしまった。慌てて戻って曲がる。今日のゴールはもう目前。
235.9km地点の宿泊ポイント1に到着、チェックタイムは5/2の20:06。取り敢えず初日は無難に走り終えられてホッと一息。想定よりもかなり早く到着できたのは嬉しい誤算。
早速チェックイン。館内にバイクラックが設置してあるということは自転車旅行の客が多いということか。
部屋に入ってホッと一息。和洋折衷なちょっと不思議な部屋だが布団で寝られるというのは大歓迎。先ずは電装品の充電をセットして速攻で風呂に入りに行く。
汗と汚れを洗い流して温泉にのんびりと浸かる。いやあ極楽極楽。睡眠時間をシビアに計算して時間を削る必要がないというのは本当に有り難い。初日から温泉に入るとは何とも贅沢だがこういう走行プランになってしまったので仕方ない。
温泉から上がって部屋に戻り夕食。川湯温泉の界隈には買い出しができそうな店はなくこの宿には売店等はなかったが、辛うじてカップラーメンの自販機があったので取り敢えずそれで凌ぐことにする。
食事を終えてそこそこ落ち着いて即寝る態勢に入る。明日のリスタート時刻は6時として目覚ましを5時半にセットして布団に入る。消灯時刻は21半過ぎ。