2023BRM1105さくら200

 気が付けばもう11月も10日を過ぎてあと50日程で今年も終わる。今年の夏の過激な暑さのフラッシュバックの様な異常高温がここ数日続いたがこれも異常気象ということなのだろう。気候変動はもう誰が見ても分かるレベルになってきて確実に悪化しているのは疑い様のない事実だが、悪化しているということでは日本社会も世界情勢も同様だ。日本国内は政治がどうしようもないことになって社会が不可逆的に壊れつつあるが、それ以上に急激な悪化を見せているのが最近中東で勃発したハマスによるイスラエルへの攻撃に端を発したイスラエルのガザへの報復攻撃だろう。

 パレスチナやユダヤ人の歴史をどこまで遡るかによって見方は様々変わって来るが、イスラエルという国ができる直接のきっかけとなった1947年の国連による”パレスチナ分割決議”を起点とするならば、旧パレスチナの国土にパレスチナとイスラエルが二国共存するはずだったのに、イスラエルだけが一方的に建国宣言してパレスチナとの紛争を繰り返す過程で占領地を拡大しているというのが今に至る流れである。ハマスのイスラエルへの攻撃をテロと見做すこともできるが一方で占領地奪還の抵抗という見方もできる。元々自国領土だったパレスチナ人からしてみれば欧米主導の国連決議でユダヤ人に強制的に領土の割譲を要求され決議を超えた領土を更に奪われようとしている立場に置かれているということをまず理解していなければ今起こっていることを正しく見ることはできない。イスラエルはガザへの攻撃を強めているが、人道を無視した過剰な攻撃はガザから市民を追い出して領土を完全に掌握しようとしている様にも見える。イスラエル誕生のきっかけを作った欧米諸国はイスラエルに対する責任を負わなければならないはずだが、シオニストに強く影響を受ける米国は来年に大統領選を控えるバイデンの動きは鈍くイスラエルの肩を持ちつつ抑止力は極めて弱い。温度差はあれど欧米主要国はイスラエル寄りだ。ここに中露が中東寄りに絡んできて露のウクライナ侵略と全く逆の構図が出来上がってしまっている。イスラエルの独善的で冷酷非道なパレスチナ市民への無差別攻撃は、世界中でユダヤ人への憎悪を強め差別や排斥が各所で始まっているしナチスによるホロコーストを正当化する輩まで出始めている。世界は何が正義か見えなくなり憎悪だけがひたすら増幅され分断が広がり深くなっていく。露のウクライナ侵略に続く中東紛争の勃発は人類が70余年かけて積み上げてきた平和と秩序を一瞬にして瓦解させる危険を孕んでいる。

 この有様を見て私的に思うことは、多様性と共存と平和を常に意識して実践して生きなければならないということ。レベルの差こそあれ自分の暮らしている日本にもそのまま当て嵌まる。今の日本社会は多様性も共存も平和も全て否定する方向に進んでいることを強く危惧しその流れに抗わなければならない。

 と、今思うがままのことを勢いで書いてしまったが、世を憂いつつも楽しく生きる努力も一方で忘れてはいけない。自分の置かれた境遇を最大限有効に活用することを念頭に、やれることを躊躇せずやることが大事だ。

 そんなわけでBRM1105さくら200長瀞の走行レポートは下記の通り。

 

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[目次]

スタートまで

 11/4(日)、4時前に目が覚めた。最近は平日でも5時前には目が覚めるので4時起きは殆ど苦にならない。歳を取ってきたことの数少ないメリットの一つか。外は真っ暗だが気温は高めで全然寒さを感じないのでウェアは半袖ジャージとレーパンを選択。天気予報をチェックしたら午前中の埼玉方面で傘マークが付いていてびっくりしたが、雨量0mmなので雨具は持って行かない。

 4時半に自宅を出発して今日のスタート地点の光が丘公園を目指す。光が丘公園までは22km弱で、他団体のスタート地点としてはVCR青葉さんの大丸公園までの20kmに次ぐ近さ。

 現地に向かう途中で前日に目星を付けていた光が丘公園近くのコインパーキングが既に満車になっていることが判明し、直ぐ近くのコインパーキングに急遽変更して到着してみたら一日最大料金の設定がなくて暗算でバカ高い料金になりそうだったので更に別のコインパーキングに移動、5時半にようやく車を停めることができた。急いでバイクを移動し、1km弱先の光が丘公園に向かう。

 公園内の集合場所に到着するとかなりの人数の参加者で賑わっている。ランドヌールさくらさんのこけら落としは大盛況の様子。

 早速受付をしてブルベカードを受け取る。

 バイクはいつものチタン。このクランクはシマノが先日発表した剥離崩壊リスクの無料点検対象(リコールとは言わないらしい)なので、早くチェックしてもらいたいのだがショップに持ち込むタイミングがなかなか掴めなくて今日もこのままで走らなければならない。素人目には変形は見られないので大丈夫だとは思うが微妙に不安が付きまとう。

 5:45になって6時スタートのブリーフィング開始。代表のスギブチさんの挨拶から始まった。

 今日のコースは光が丘をスタートして狭山・寄居を経由して秩父市街に入りそこから北上して本庄児玉まで行き、熊谷を経由して再び光が丘に戻って来る200km。

 獲得標高はRWGPS表記で1400m程度、高い山はないがそこそこアップダウンはある。試走スタッフの一人が平坦ステージと豪語していたがちょっと無理があるか。光が丘スタートは初めてだが過去に自転車で走ったことのある道がかなり含まれていて、特に秩父・長瀞方面はブルベを始める前から何度となく走った道なのでルートデータを見ただけで風景が思い出せる程に熟知している。馴染み深い道ばかりで上りも程々なのでプレッシャーは殆どない。唯一の懸念と言えばスタート直後とゴール直前の市街地走行の混み具合か。

 ブリーフィングが終わってそのまま装備チェックが始まったので列に並んでぼちぼち出走態勢を整える。

スタート/光が丘公園->PC1/ファミリーマート小川飯田店(59.9km)

 スタッフのみいさんから装備チェックを受けて定刻6時直前にスタート。公園内をゆっくりと進む。

 公園の北東の角から一般道に出ていく。

 0.3km、赤塚新町三丁目交差点を川越・朝霞方面に左折して川越街道に乗る。

 ついさっき車で来た道を遡っていく。早朝の川越街道は車通りが少なくストレスは殆ど感じない。

 川越街道はそこそこアップダウンがある。市街地幹線道路のアップダウンという意味ではR東京さんの川崎スタートの市街地走行と似た様な感じか。

 4.1km、朝霞市に入って陸自の朝霞駐屯地前を通過。

 6.2km、黒目川を渡って新座市に入る。

 10.1km、英インターチェンジで側道に入り所沢方面に進んで川越街道を離脱。

 10.4km、英インターチェンジから浦所バイパスに乗って所沢方面に進む。曲がって直ぐの坂を上るのは久し振り。そう言えば最近は荒川CRを全然走っていない。

 浦所バイパスも車が少なくて走り易い。

 17.4km、所沢市街に入って航空記念公園前を通過。日曜日のD麺は16時半閉店なので今日は無理かな。

 18.8km、宮本町交差点を直進して国道463号の旧道を進む。ここから自宅までは2km位なのでこの辺りは完全に生活圏。

 日中は車の量が多くあちこちで渋滞する国道463号もこの時間ならスイスイ進む。スタートから入間までの市街地幹線道路はそこそこストレスがあるのかと覚悟していたがこの感じならば杞憂に終わりそうだ。

 24.0km、長らく片側通行だった西武池袋線越えの陸橋がようやく双方向通行になった。でもまだ仮設橋なので工事完了までにはまだまだ時間がかかりそうだ。

 26.8km、入間市街に入って豊岡交差点を日高・飯能方面に右折して更に国道463号を進む。

 27.6km、坂を下って来て国道16号を横切って国道299号に乗る。

 28.8km、我がオダ埼清水班の本拠地豊水橋を渡る。ちなみに”とよみずばし”が正しい読み方だがもう”ほうすいばし”が馴染んでしまっているのでこの先も俗称を使い続けるだろう。

 坂戸・鶴ヶ島方面に向かって国道407号を進む。

 31.0km、日高市に入った。

 36.6km、側道に左折して国道407号を離脱。

 細い郊外の道を進む。そこそこ車通りがあってちょっと気を遣う。

 38.8km、突き当りを鋭角に右折する。

 曲がって直ぐに踏切に引っ掛かった。東武線は馴染みがないので新鮮。

 41.2km、交差点を左折。

 43.2km、突き当りを左折して県道171号に乗る。

 43.5km、越辺川を渡って鳩山町に入った。

 何となく雲行きが怪しいと思っていたらパラパラっと雨が落ちてきた。が、直ぐに止んだ。

 49.8km、ときがわ町に入った。県道171号を順調に進む。

 50.3km、県道172号を横切る。昔はシクロパビリオンのイベントでここの交差点を左折して白石峠方面に何度も行っていたのを覚えている。今日は直進。

 53.5km、五明交差点を通過して県道30号に乗る。ここから先はオダ埼ブルベでしょっちゅう使うルート。

 55.5km、小さな丘越えのピークで小川町に入る。そのまま真っすぐに下っていく。

 57.6km、下りを終えて青山陸橋(西)交差点を通過。オダ埼ブルベではいつも右折だが今日は直進。

 58.1km、小川町の街中に入って来て本町二丁目交差点を寄居方面に左折して国道254号に乗る。

 曲がって直ぐに相生町交差点を本庄・寄居方面に更に右折して国道254号をトレースしていく。

 58.7km、小川町駅(西)交差点を寄居方面に進む。今年はブルベでここを何度も走った気がする。ここを通過するとPC1はもう直ぐ。

 PC1が見えた。ほっと一息。

 59.9km地点のPC1に到着、チェックタイムは8:41。

 60kmを3時間かからずに来たので想定よりかなり速いペース。ここには結構な数の参加者がいるので全体的にペースは速い。今日は高速ブルベの予感がする。空腹感はないのでピルクルだけ飲んで15分程の休憩の後出発。

PC1->通過チェック/秩父神社(35.6km/95.5km)

 PCを出て再び国道254号に乗り北西に向かって進む。次の目的地は35.6km先の通過チェック秩父神社。

 63.2km、八高線の高架をくぐった直後を左折して国道254号を離脱。

 八高線沿いの道を上り基調で進む。

 64kmを過ぎてはっきりとした上りになった。5%程の勾配をぼちぼち上っていく。

 64.5km、500m程上ってピークを通過、そのまま下りに入る。

 65.7km、突き当りを左折して更に下っていく。

 八高線沿いの道を更に進んでいく。

 66.8km、萩和田踏切の傍の交差点を右折して八高線沿いを離脱。

 67.7km、交差点を左折して県道294号に乗る。

 68.2km、八高線の踏切に引っ掛かった。八高線の車両を見る機会は殆どないのだが現行の車両はほぼ電車に見える。これもディーゼル駆動なのだろうか。

 69.1km、寄居運動公園方向に右折。

 70.1km、坂を下って来て突き当りを左折。ここから先PC2辺りまでは昔から何度も走っているのでナビ無しでも問題なく走れる。

 70.9km、交差点を右折して国道140号方面に進む。

 荒川を渡りながら末野大橋と玉淀ダムを眺める。

 71.4km、末野交差点を長瀞方面に左折して国道140号に乗る。

 私的に苦手な国道140号だが今日は車は少なめでストレスは少ない。

 波久礼駅前交差点を左折して国道140号を離脱。

 73.4km、寄居橋を渡って突き当りを秩父・長瀞方面に右折して県道82号を進む。

 曲がって直ぐに上りが始まる。徐々に勾配がきつくなって8%位の坂になった。今日のコースの中でこの坂が斜度が一番きついかも知れない。

 74.4km、1km弱上って長瀞カントリークラブの入り口前でピークを通過。そのまま下りに入っていく。

 長い下りを終えて平坦になった県道82号を順調に進む。県道82号は荒川を挟んで国道140号と並走しているが、距離的には若干遠回りだしさっきの峠越えがあるものの車通りが少ないので走り易いので私的には県道82号が良い。

 79.6km、井戸交差点を児玉方面に右折して県道82号から県道287号に乗り換え。

 80.4km、秩父鉄道の踏切に引っ掛かった。今日は踏切によく引っ掛かる。

 80.5km、止まれを左折して国道140号に再合流。ここから秩父市街までの15kmを苦手な国道140号を走ることになるが今日の車の量はどうだろうか。

 道すがらトゥクトゥクのレンタルをやっているところを通過。そういう需要がそこそこあるということか。

 いつもの巡航ペースで走っていたらオダ埼ジャージの人に抜かれたので誰かと思ったらタチカワさんだった。

 タチカワさんのグイグイ踏み進んでいく背中を見ながら走る。こっちも30km/h前後の巡航を維持しているのにそれを追い越していくタチカワさんは御年80歳超、凄いの一言。

 87.3km、秩父市に入った。(カントリーサインが写っていなかった)

 今日の国道140号は10時現在でそこそこ車通りはあるが流れているのでそれ程ストレスは感じない。

 90kmを過ぎて上り基調がはっきりして来た。勾配はせいぜい3%止まりなので巡航速度はそれ程落ちずに進んでいく。

 91.7km、大野原交差点を通過。ここを左折すれば定峰峠に向かうが今日は直進。ここを過ぎるとぼちぼち秩父市街に入っていく。

 95.2km、上野町交差点を小鹿野方面に右折、国道140号はここまでで国道299号に乗る。ここを曲がれば通過チェックはもう目前。

 すぐ目の前に秩父神社が見えているのに渋滞に引っ掛かってしまった。今日は天気が良いので観光客は多そうだ。

 95.5km地点の通過チェックに到着、チェックタイムは10:27。

 秩父神社周辺は観光客で賑わっている。通過証明用の写真を撮って直ぐに出発する。

通過チェック->PC2/セブンイレブン本庄児玉長沖店(26.4km/121.9km)

 再び国道299号に乗り本町交差点を上野・小鹿野方面に右折する。次の目的地は26.4km先のPC2。ここから先のルートは自転車だけでなくバンドの合宿で毎年辿る道なので完璧に覚えている。

 秩父のメインストリートはさっきの秩父神社界隈に比べて人は少なめ。

 98.1km、秩父市街を出て秩父橋を渡る。

 98.6km、国道299号の左カーブから県道44号に右折するポイントが見通しが悪く危険なのでカーブの手前で右側側道に一旦入ってから県道44号に合流する。

 県道44号を皆野方面に向かって進む。今日の県道44号は車通りはちょっと多め。

 105.7km、国頭交差点を児玉方面に鋭角に左折して更に県道44号を進む。ここから今日の最高標高地点までの登り開始。距離は5km弱。

 上り始めは5%程の勾配、先は長いのでぼちぼち進む。

 107.2km、橋を渡って突き当りを児玉方面に右折して更に県道44号を進む。若干勾配が緩んで3%程の坂を進む。

 109kmを過ぎてピークへの最終アプローチで勾配が再びきつくなる。7%程の坂をえっちらおっちら上っていく。

 110.2km、ピークに到達して今日の最高標高地点をクリア。そのまま下りに入っていく。

 110.7km、下りながら出牛平橋交差点を通過、藤岡・児玉方面に更に県道44号を進む。

 下り基調で県道44号を快調に進む。この道はシクロパビリオンやこーぢ倶楽部で高速ローテーション練習を何度もやった道なのでその当時の感覚を思い出してついつい踏んでしまう。

 113.0km、太駄中交差点通過。ここを左折すると杉ノ峠を越えて神流湖方面に抜ける。バンド合宿の定宿は神流湖近くにあるのだが今日は直進。11:13現在の気温は18℃だが体感はもう少し高い感じ。半袖ジャージにレーパンでのサイクリングコンディションとしては申し分ない。

 小山川沿いの県道44号は車も少なく信号が殆どないので一定ペースでずっと走り続けることができる。高速巡行を維持して順調に距離を消化していく。

 121.9km、右折ポイントの金屋(南)交差点の右前角がPC2。

 121.9km地点のPC2に到着、チェックタイムは11:33。

 120kmを消化して5時間半は相変わらずハイペースを維持している。疲労感も薄く体調的にも順調、この感じなら後半もそこそこのペースで走れそうだ。水分補給をしっかりしてプリンを食べて15分程の休憩の後出発。

PC2->PC3/セブンイレブン大里屈戸店(31.2km/153.1km)

 PCを出て西に向かって走り始める。次の目的地は31.2km先のPC3。この先はもう峠越えはないはずなので気楽。

 124.1km、身馴川橋交差点を右折して国道254号に乗る。

 国道254号はオダ埼ブルベよく使う道。ついこの間も清水班のスーパーアタック北信の復路で走ったばかり。

 128.3km、天神橋交差点を小前田駅方面に左折して県道175号に乗る。今日の国道254号は車通りは程々でそれ程ストレスはなかった。

 県道175号を進む。この道はいつ通っても車が少なくて走り易い。

 131.4km、深谷市に入った。

 133.7km、小前田駅前を通過して右折。数人の参加者がここで止まっていた。”小前田選手権”用の写真を撮っているのだろうか。私的には小前田選手権が一体何を競っているのか未だに分かっていない。

 134.0km、突き当りを左折して国道140号に乗る。

 135.5km、荒川交差点を小川方面に右折して国道140号から県道296号に乗り換え。

 136.4km、花園橋で荒川を渡ってちょっと上る。

 137.3km、上り切ったところで花園橋(南)交差点を熊谷方面に左折して県道81号に乗る。いつものブルベだとここを直進するのでちょっと新鮮。

 県道81号を進む。車も信号も少ないので順調に距離を消化していく。

 ぼちぼち走っていたら結構なスピードの参加者のトレインに抜かれた。6時半スタートや7時スタートの組だろうか。ここまでのごーすを見る限り今日のブルベは8時間台や9時間台の完走者が続出しそうだ。と思っていたらタチカワさんに再び抜かれた。前半からペースが落ちないタチカワさん、本当に凄い。

 コスモス畑を通過。秋満開といった風情。

 150.7km、止まれの交差点を右折方向に進む。

 152.0km、突き当りを右折すればPCはもう直ぐ。

 PCが見えた。ホッと一息。

 153.1km地点のPC3に到着、チェックタイムは13:04。

 秋の日差しがちょっと弱弱しい感じだけれどまだ13時過ぎ、行程の3/4を消化してもまだハイペースを維持したままだ。私的には踏み倒しているという感じではないのにこのタイムはここまでのルートが相当走り易くストップ&ゴーが少ないことを物語っている。今日は10時間切りが見えてきたか。まあ、完走時間は結果なのでとにかく事故無く走り終えることを念頭に気を抜かない様にする。シュークリームを食べて水分補給をして15分程の休憩の後出発。

PC3->ゴール/セブンイレブン板橋赤塚2丁目店(50.3km/203.4km)

 PCを出て南東に向かって走り始める。後はゴールを目指すのみ。ゴールまでは50.3km、16時までには帰り着けるだろう。疲労感もなくこの後も問題なく走れそうで明るいうちにゴールできそうなのでかなり気楽。

 この道は過去に何度か走ったことはあるが車はそこそこ走っているが信号が殆どなく走り易い。きちんと整備された幹線道路だが県道でないのがちょっと不思議。広域農道なのか?

 進むうちに向かい風基調になって来たが、風はそれ程強くないのでペースダウンは殆どない。空はいつの間にか青空が広がって日差しがかなり暑い。午前中の曇り空が別の日の様だ。

 156.0km、玉作橋を渡る。橋の手前を左折すると荒川CRに行けるが今日は直進。

 162.3km、県道271号を横切って更に直進。この道の名前がみどりの道というのを初めて知った。やはり広域農道だった。後ろから速い集団が来て抜かれた。後発の人達にどんどん追い付かれている感じ。こちらはマイペースで淡々と進む。

 166.3km、市野川を渡る。

 168.6km、虫塚交差点を川越方面に右折して県道76号に乗る。みどりの道はここまで。ここで前方を走るタチカワさんの姿が見えた。向かい風基調なので前に出てしばし牽かせていただく。

 170.0km、平沼交差点を開平橋方面に左折して県道339号に乗る。

 県道339号も車通りはそれ程多くなく一定ペースで巡航できる。

 175.0km、上大屋敷交差点を左折して更に県道339号を進む。

 荒川沿いの道に出た。以前は毎週末の様に走っていたが最近はご無沙汰している。

 178.5km、入間大橋交差点を右折して入間川を走る。

 橋を渡り終えた直後を左折。ちなみに右折すると入間川CRに入って入間方面に向かうことになる。

 181.6km、入間川沿いを進んで右折、川沿いから離れる。

 182.3km、突き当りを左折。

 182.5km、古谷上交差点をさいたま方面に左折して国道16号に乗る。

 183.3km、国道16号をちょっとだけ走って上江橋の手前を左折。

 183.5km、Uターンしてから国道16号の下をくぐって突き当りを左折する。ゴールまであと20km。

 187.2km、荒川沿いをしばらく走って突き当りを左折、県道56号に乗る。

 曲がって直ぐに更に左折して県道56号を離れる。

 難波田城公園東交差点を左折して県道113号に乗る。

 県道113号を東に向かって走る。車通りが徐々に多くなってきたがそこそこ流れているのでストレスは少なく順調に距離を消化していく。

 191.9km、左折して羽根倉通りに入る。

 195.4km、新河岸川を渡る。ゴールまで残り10kmを切った。

 196.7km、突き当りを左折して県道266号に乗る。

 197.1km、内間木公民館前交差点を朝霞市街方面に右折。

 ぼちぼち市街地近郊に入って来て道が入り組んできて車が増えてきた。もうゴールまで5km位だし時間はたっぷりあるので慌てる必要は全くない。

 198.2km、左折して枝道に入り県道79号を離脱。

 199.6km、外環をくぐる。市街地の雰囲気がどんどん出てきた。

 200.2km、突き当りを右折して県道88号に乗る。

 曲がって直ぐに更に鋭角に左折して県道88号を離脱。ゴールまではあと5km。

 前方には何やら不穏な雨雲が見える。一雨来そうな感じだがその前にゴールしてしまいたいところ。

 東京都に入り、202kmを過ぎてから上りになった。スギブチ代表が”光が丘は丘なので上ります”と言っていたのはこのことか。せいぜい3%なので全然苦にならない。

 202.8km、上赤塚交番前交差点を道なり左方向に進めばゴールはもう目前。今日も無事に走り終えられそうで安堵感が湧いてきた。

 都道446号に合流して直ぐにゴール。ゴールタイムは15:15、完走時間は9時間15分だった。

 こんなに早くゴールできるとは全く予想していなかったので嬉しい誤算。レシートをゲットして直ぐに出発、ゴール受付に向かって走り始める。

ゴール後

 ゴール受付は1.3kmの距離、のんびりとバイクを走らせる。

 今朝スタートした光が丘公園の北東角を通過。更に南下する。

 もうそろそろゴール受付の田柄地区区民館に着くというところで大粒の雨がパラパラと落ちてきた。さっきの不穏な雲が遂に雨を落とし始めたか。区民館に着いて急いで建物の中に逃げ込む。

 受付会場に入るとゴールした参加者達で大賑わい。まだ10時間経過していないのにこんなにたくさんの人がいるのかとちょっとびっくり。

 スギブチ代表直々に受付をしていただいた。今日一日楽しませていただきありがとうございました。そして、新団体設立おめでとうございます。

 受付を完了し、即退室して雨がパラパラと落ちる中駐車場に戻る。

 無事に駐車場に戻って来た。雨が強くならないうちに急いでバイクを車に積み込み、車内で手早く着替えて帰途に就く。

 川越街道に乗って直ぐに土砂降りになった。ゴールするのがあと30分遅かったら大変なことになっていたな。取り敢えず難を逃れて結果オーライ。西の空には日差しが見えているのに土砂降りの中にいるというのはなかなか不思議な光景。

 川越街道と浦所バイパスではいつもの渋滞にそこそこ引っ掛かったものの17時過ぎに帰宅。明るいうちに自宅に戻って来ることができるとは思いもよらなかったが、これにて今回のブルベが無事終了。

 

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 設立されたばかりの新団体”ランドヌールさくら”さんの記念すべき第1回目のブルベは首都近郊の光が丘スタートだったが、実に走り易いコースだった。私的にはブルベやその他サイクリングで走った道が各所で出てきてそれぞれ走り易い道であることは認識していたが、それらを見事に組み合わせて首都圏発着で200kmを通して車も信号も少なく一定巡航ペースを維持できるコースが出来上がるというのは目から鱗が落ちる思いだ。獲得標高も抑え目で、まずは200kmという距離を走り切ってみたいというブルベ初心者には最適だと思う。私的には光が丘発着は自宅からのアクセスが良いので余裕で当日移動ができるのは有難い。このコース、定番化して是非毎年開催して欲しいと思う。

 ランドヌールさくらさんのこけら落としブルベを首尾良く完走して、私的にはこれで改めて日本の全主催団体をコンプリートできた。自己満足以外の何物でもないけれど、私的には日本全国のブルベを走る上でのモチベーションの一つ。

 ブルベシーズンという意味では2023年シーズンが終了して11月から2024年が始まったけれど、私的には区切りは暦年に同期している感覚だ。今年は大目標のPBPを無事完走しそして最終ブルベで念願の600km8000mupを完走してプレッシャーから解放され肩の力が抜けて残りの2か月をのんびり楽しむモードに移行している。取り敢えず1本走り終えて今年はあと200kmを4本走る予定、怪我無く楽しく走り終えて2023年を終えたい。

 さて次のブルベはR東京さんのBRM1111東京200金太郎(秋)、もう何度も走って今年の8月にもナイトブルベで走ったコースだ。次回詳報の予定。