ボトムブラケットのベアリング交換

 来たるべきカーボンフレームのために現在BERG Ti-1に付いている幾つかのパーツを交換しました。軽量バイクはカーボンフレームで追求するということで、ゼログラヴィティのブレーキアーチやカーボンボトルケージやペダルなどを外しました。
 ついでに先日届いたカートリッジBBのベアリング交換工具を使って、早速セラミックベアリング交換の練習を行いました。

 現在使用中のBBは一応セラミックベアリング使用品で個人による改造品をオークションで落札したのですが、見た感じはそれほど驚くほどの変化はなかったというのが正直なところでした。早速バラしてみると、ベアリングは確かにセラミックでしたが、見たところダストシールなどのハウジングの構造はオリジナルのままで、二重になっているダストシールとその間に塗られているグリスの抵抗でそれほどの摩擦低減にはなっていないと予想しました(ちなみにベースのBBはSM-FC6601でSM-FC7800はまたちょっと違う構造になっています)。
 新しいベアリングキットは、ベアリングとダストカバーが1枚の非常にシンプルな構造で、ベアリングの軸受け部分のみにダストカバーが接触し且つクランクの軸が直接ベアリングの軸受けにコンタクトするので剛性は上がりそうです。

 組付けを終了し早速回してみると...「!!」
 今まで付いていたBBは一体何だったんだ!?というくらい回転がスムーズになりました。
 これはベアリングの差というより構造的な差の方が大きいんじゃないかという感想を持ちました。
 あまりの変化に練習のつもりで元に戻そうと思っていたのをやめてそのまま装着することに。

 早速昨日試走しましたが、クランクの回転は今までより軽い感じは確かに体感できましたし、加えてかっちり回っているという印象がありました。体調は可もなく不可もなくの状況で多摩湖CRを6周回していつもの平均タイムより6分近く短縮。いくらなんでもBB効果でここまではないだろうと半信半疑で、再度今日多摩湖CRを試走してみましたが4周回でやはりいつもの平均タイムより7分くらい短縮。今日はかなり暖かかったせいもあって身体が良く動いたんだろうけれど、これはちょっとびっくりな結果です。

 いずれにしてもここまでBB効果が出るとはとても思えないのですが、少なくともその恩恵は多少なりともあるのではという確信は持てましたし、これがプラシーボ効果になって結果速くなればそれはそれでしめたものです。

 デメリットといえばダストカバーが簡素化されたので異物の混入などがどんな按配になるかということですが、これは今後使い続けながら様子を見ようと思っています。

 予定外にBERGにベアリングキットを使ってしまったので、新フレーム用のがなくなってしまいました。また発注しなければ。