今日は午前中、町内会の役員会があり走りに行けないので、かねてから計画していた洗車にトライすることにしました。
私は自転車いじりが趣味の割には、生来の面倒臭がりが手伝ってメンテナンスが億劫です。やり始めればそれなりにこなすのですが、取り掛かるまでに時間がかかるので、バイクは結構汚れがちです。
通常、チェーンは外して灯油洗浄し、ついでにチェーンリングやリヤディレーラーのプーリーを拭き掃除しますが、スプロケットまではいつも手が回りません。灯油洗浄も手が汚れるし後始末が大変なので、もっと手軽にできないものかといつも思っていました。
ロードレースの現場ではプロのメカニックが車体ごと(ホイールは外すみたいだか)ジャブジャブ洗っているみたいだが、まさか水と洗剤だけでやっているとは思えず、きっと何かノウハウがあるに違いないとネットで調べまくってようやく必要アイテムが見えてきました。
早速、通勤用バイクを使って試してみます。
通勤用は使用頻度も高く結構ドロドロに汚れています。おまけに最近は走行中にハイギヤのポジションで足を止めるとチェーンが詰まって、チェーンステイにチェーンがガチガチ当たってました。原因は恐らくリヤディレーラーのプーリーの動きが鈍くなっていると目星は付いていたのでついでにメンテします。
1.バイクを外に出し、壁に立てかけ下に新聞紙を敷きます。
2.ワコーズの「フィルタークリーナー」を適量別容器に入れ、毛の長い刷毛(フィニッシュラインの「イージープロブラッシュキット」)を使ってチェーン、チェーンリング、スプロケット、ディレーラーに塗りながら汚れを落としていきます。
3.数分もすれば汚れが溶け出しボタボタと流れ落ちていきます。
4.そこそこ汚れが落ちたら、バケツに水を汲み食器用中性洗剤を入れた洗浄水で車の洗車用スポンジを使って、フィルタークリーナーを洗い流していきます。
5.仕上げにホースで”優しく軽く”水ですすいで洗車は終了。
駆動系がいっぺんにぴかぴかになりました!これは楽です。
懸案のプーリーを外してみると、中までドロドロでまともに回りません。これじゃあチェーンの動きも渋いはずです。以前買っておいた廉価版セラミックベアリングのプーリーに換装します。
さて、今度は注油です。ワコーズの「ラスペネRP-C」をチェーンとディレーラーの可動部(グリス封入部を除く)に差します。ラスペネは水置換タイプなので濡れたままでもオイルがしっかり回る優れものです。その後、ワコーズの「メンテルーブ」で仕上げます。
以上でメンテナンスは終了です。
メンテが終われば試走したくなるのは当たり前。町内会終了後に早速出発です。
走り始めて唖然!駆動系が軽い軽い!ハイギヤでペダルを逆回しにしてもチェーンはチェーンステイには当たりません。今まで私としたことが何というメンテ不良のバイクに乗っていたのか、恥ずかしい限りです。
こんなに明確な差が体感できたのなら、ペダリングの摩擦負荷が結構あったということですね。
道すがら、昨日と同じように暴風の中ですが気分は上々、明日からの通勤が楽しみになりました。
2時間弱の試走の後、帰宅してみると既にチェーンが汚れていました。暴風の中の砂埃の凄さを物語っています。
しかし、この”駆動系の丸洗い”の技はメンテ不精の私にとっては革命的な進歩です。来週はいよいよメインバイクで実施です。