雨天の隙を突いて激坂めぐり(シクロパビリオンに行ってきた・その4)

 今日はシクロパビリオンのレクチャーイベント「激坂めぐり」に参加してきました。

 当初はこのイベントが設定されて直ぐに予約したのですが、開催日が迫るにつれ天気予報が悪化の一途を辿り数日前に一旦はキャンセル。今朝起きてみると曇天ながら雨は降っていないので、もしかしたら・・・と思いとりあえずシクロパビリオンに電話を入れてみるとこ~ぢ館長が出たのは想定外、開催は五分五分なるも館長自らのラブコールに小心者の私は当然断れずにとりあえず参加表明して、一路シクロパビリオンへ。
 道すがら霧雨が降り出し現地に着く頃には本格的に降っていて「こりゃ駄目だ」って感じです。

 シクロパビリオンに着くとosozakiさんが先着しておられ、嬉しいハプニングです。
 室内では既に座学用の資料が揃えられていましたが、微妙な天気だったのでこ~ぢ館長が「走りたい人が一人でもいれば行きます!」との声で参加者全員(?)が挙手して走ることに。

 スタート前に「一本橋」の練習です。細い戸板を渡した上を走るのですがこれが難しい。ハンドルがふらつきながら走る私を見て館長が「サドル高いですねー」の一言。過去3回のイベントではポジションについては特にコメントはなかったので問題ないと思っていたのでこれは予想外でした。とりあえずサドルを下げて再トライ、確かに重心が低くなって安定感が増しましたが、ガバっと下げたのでかなりの違和感です。

 スタートする頃には雨も上がり、何とか走れそう。ゆるゆると走り出します。途中で「シャクトリムシ」の練習。前回は割りと上手く出来たと思ったのに今日は駄目出しを喰らいちょっとがっかり。途中でゲートボール場の脇の囲炉裏を囲んだ地元社交場で近所の御老人に場所をお借りして腰を使ったバランスのとり方のレクチャーです。

 そしていよいよ激坂を巡ります。短いけどしゃどがそこそこの坂を幾つも登ります。坂を登る度に、軽くダンシングとかしっかりもがくとかいろいろバリエーションをつけて登ります。ギアチェンジの指示もいつものように細かく出ます。
 「左足が内股ですね。それじゃ力強く踏めないからガニ股にしましょう」と館長。また新たな修正点が発覚しました。

 そして本日のメインイベント「二ノ宮山展望台ヒルクライム」です。距離は400mちょっとですがのっけから15%超で最大勾配22%のまさに激坂、おまけに雨で路面が滑りちょっと踏み過ぎると後輪が滑ります。途中で枯葉を踏んで落車しかけましたが何とか堪えて山頂へ無事到着。
 小休憩の後、そろそろと下り、昼食場所のピザ屋さん「のこのこ」へ向かいます。

 のこのこに到着すると、店内のTVには2005ランカウィの映像が流れているではありませんか。何でもこ~ぢさん一行が訪れる時には必ず放映されるとのことで、2005ランカウィの福島康司単独アタックが一番の教則ビデオの私にとって、この映像と本人の2ショットは非常に感慨深いものがあります。

 美味しいピザ&パスタと楽しい歓談の後、再スタート。この頃には再び雨が降り始め気温も急激に下がってきました。帰途、いつものようにこ~ぢ館長の「元気な人は頑張ってもがきましょう」の号令に、すかさずこ~ぢ館長の後を追ってもがきます。前回イベントでは途中で切れてしまったので、今回は何とか喰らい付いていきました。
 それにしても、走っている最中に色々なバリエーションのあるレクチャー&走り方があってほんと退屈することのないイベントです。

f:id:gearmasher:20100211155207j:plain

 シクロパビリオンに帰着後、今度は座学です。以前からやって欲しいと思っていたトレーニングプログラムに関する講義は非常に興味深く有益でした。

 座学終了後は自転車のポジション確認、そしてosozakiさんのバイクのRSS(プロのメカニックによる自転車整備)をじっくり見学し、帰途に着きました。

 自宅までは終始強い雨で、ほんと走っている間だけ雨が止んでいたという感じです。こ~ぢ館長が「今日はシクロパビリオン開設以来初の雨天座学を覚悟した」と言ってましたが、結果走れたのでラッキーでした。

 さて、今回のレクチャーで発覚したポジション(サドル高)問題ですが、私的には一般的な手法である股下寸法*0.875でセッティングしていたのですが、こ~ぢ館長の推奨は0.825で、かなりの開きがあります。今日の感じでは大きく下げると相当の違和感があったので、とりあえず当面は5mm下げで勘弁してもらって、次回イベントで相変わらず指摘されるようであれば更に下げようと思います。

 今日も収穫の多いイベントで満足でした。