懺悔

 この様な日記を書くのは不本意ですが、自戒の念を込めて懺悔します。

 今日(正確には昨日)の朝の通勤途上のこと、いつものコースを自転車通勤していました。
 会社まであと5km程のところの広い幹線道路が交わる交差点に差し掛かった時、ちょうど信号の変わり目の所を突っ切ろうと思いスピードを上げて交差点に進入した時、対面の右折車両と接触しそうな間合いだったので左に大きく避けて事無きを得た直後、中央分離帯の背の高い縁石が視界に飛び込んできてあっという間にぶつかって転倒してしまいました。
 急いでバイクを起こし、交差点を渡り切って歩道でバイクを見た時、一瞬目を疑いました。

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「…折れてる…」

 クロモリフレームがヘッドチューブとトップチューブの溶接部分とダウンチューブのWレバー台座の溶接部分の2か所で破断していました。

「…やっちまった…」

 よく調べてみるとホイールが縁石にぶつかったにもかかわらずホイールは全く何ともなくフォークも無傷、私自身もかすり傷一つ追っていないので、フレームが全ての衝撃を吸収した格好です。

 状況的には120%自分の過失なので弁解の余地はないのですが、それにしてもその代償の大きさにがっくり落ち込む以外ありませんが、まずは出勤せねばと5kmの道のりをバイクを押して歩きました。

 自分ではそれなりに交通ルールを守っているつもりでしたが、いつも同じコースを走っているとそれぞれの信号の間合いが大方頭に入っていて交差点に差し掛かる前に間に合いそうだったらつい無理をしてぎりぎり走り抜けることがままありました。

 ”無理は禁物”、”注意一秒、怪我一生”です。まずは今日の教訓をしっかり頭に叩き込んで明日から更に安全運転を心掛けなければなりません。

 一方で、起きてしまったことを悔やんでも仕方ないし、心機一転を図るには兎にも角にもまずは通勤用バイクを一刻も早く再建せねばということで、会社に着いてからリカバリープランを思案しました。

 ふと、ちょっと前に某中古パーツショップで650Cのフレームの出物を見かけたのを思い出し、休み時間にネットで調べてみるとまだ売れておらず、サイズはちょっと微妙なものの値段が手頃でおまけにそのショップが新宿だというので、これなら今日中にバイク再生が可能です。
 それがわかったら即行動あるのみということで、今日は緊急業務がなさそうだし消化し切れていない有給休暇がまだあるので午後早上がりをしてまずは新宿のショップへ直行。ショップでフレーム現物を見て数分悩んだのち購入して帰宅。
 それから車で会社まで行き壊れた自転車を回収して、途中ショップに立ち寄り交換用の部品を数点購入し帰宅。
 そして一気にフレーム入れ替えで組み上げて通勤用バイクが完成。とりあえず明日からまたロードバイクで通勤可能となりました。

 明日(正確には今日)は、落ち着いて安全運転で走って前日の失敗を拭い去りたいと思います。