2017BRM225たまがわ200

 今朝は普段通り6時前に目が覚めた。外は快晴、昨日のBRM225たまがわ200の疲労感は全く感じず身体各所の痛みも全くない。ここのところ身体的好調がずっと持続しているが、調子が良過ぎるというのがちょっと不気味。どこかでこの反動がどっと来るんじゃないかと心配になる。昨日の走行レポートは下記の通り。

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 2/25(土)、朝4時半起床。まずは天気予報をチェック、雨の心配はなさそうだが気温が全日10℃を超えそうにないので無難に冬用ウェアを選択。5時過ぎに自宅を出発、船橋を目指す。いつもは所沢インターから高速に乗るのだが、今日はナビの御勧めに従って中央道調布インターから高速に乗るルートを選択したがこれが裏目、府中街道の夜間工事渋滞に引っかかり首都高の渋滞に嵌まって船橋の駐車場に着いたのが7時。完全に遅刻だ。慌ててバイクを降ろして500m程離れた船橋親水公園に向かう。

 既にスタートは始まっていて閑散としている。今日はたまがわスタッフみいさんの初担当のブルベなのでブリーフィングが聞けなかったのはとても残念。
 今日のコースは船橋から鴨川まで行って戻って来る200km。

 コースの基本的レイアウトは去年のBRM312たまがわ200と同じだがPC2後の清澄養老ラインから後のルートが変更されている。山岳ルートが増えて、標高差は2500mと去年の20%増しになっている。

 今日は写真チェックが2か所。作画例を念のためカメラに収めておく。
 受付をしてから間髪入れずに、第2ウェーブの7:20にスタート。

 スタートするまではばたばたと慌ただしかったが、走り出したら何となく落ち着いた。

 7,8名の集団のまま湾岸道路を走る。序盤のハイペースで抜き去る程の余裕はないのでしばらくは後ろに付かざるを得ない。

 稲毛辺りで信号待ちに引っかかり上手い具合に集団が分裂された。

 ちょっとだけ国道357号を走る。

 復路との合流点。復路は左から戻って来るが、往路は直進。

 県道14号に出た辺りから信号がまばらになってぐっと走り易くなる。やっと市街を抜けたという感じ。

 ぼちぼち序盤のアップダウン区間に入る。PC1までに3つの丘越えをするというのが頭に入っている。

 8%っていうのは結構キツイ数字だが、体感ではそこまではない。


 52km地点のPC1に到着、チェックタイムは9:37。

 いつもの様に携行食を購入。今日の御供はばかうけとフィンガービスケット。フィンガービスケットは一袋650kcalとかなり強力。それにしても見た目はやっぱり美しくないなー。何とかしなければ。
 15分程の休憩の後、出発。
 走り始めは寒い。やはり気温は余り上がっていない様だ。

 高滝湖畔通過。

 ここを右折して久留里方面へ。ここを過ぎるとぼちぼち前半の山岳地帯に入っていく。

 このブルベでは単線の踏切を何度か通過するが、線路端にちょっと花なんかが咲いていたりすると春の風景になるのだが、今年は開催が早いのでまだそんな風景には見えなかった。

 県道32号を左に逸れて前半の本格山岳、大福山への登りが始まる。ここは序盤が結構キツイ。

 梅?の花が満開。この辺りには春が来ているらしい。

 坂の上でりんぱぱ代表やみいさんらたまがわスタッフが待ち構えていた。挨拶をしつつ通過。
 山頂付近の道は車通りも皆無でのんびりとした風景、このブルベでの好きな区間の一つだ。

 ダート区間が結構長い。今日はダンプの往来があったので慎重に進む。

 大福山から下ってきて亀山ダムを通過。

 ここを左折して久留里街道に乗る。その先は登り基調で鴨川有料道路となる。

 マザー牧場まで18kmか。ちょっと寄り道して行ける距離ではないな。
 風は微妙に向かい風な感じだが全然苦にならない。体調も良く脚も良く回るので順調に進む。

 じわじわと登りながら標高を上げていく。鴨川まで9km。


 鴨川有料道路の料金所に到達。

 料金は20円。

 料金所から更に登ると鴨川市に入った。

 今年も来ましたよ、鴨川。長い下りを一気に下っていく。

 道端には菜の花が満開。やはり千葉の南の方は春が早いね。PCはもう目前。

 94km地点のPC2に到着、チェックタイムは11:34。

 空腹感は殆どないので水分補給だけして10分程の休憩の後出発。


 鴨川の海を数分間だけ眺めながら走る。
 はっきりとした潮の香りが漂っていて、冬用ウェアだと暑い位の陽気。もう完全に春だね。

 天津交差点を左折して海沿いを離れ北上開始。船橋を目指して戻り始める。

 清澄養老ラインの登り開始。これから5km超を登る。

 えっちらおっちら登っていると、さっきまでの青空はどこかに行ってしまい頭上は怪しい黒い雲に覆われてしまった。何か雨が降りそうな雰囲気だ。

 山頂到達。トンネルを抜けて下り始めたら雨がぽつぽつ降って来た。まさか今日雨に降られるとは想定していなかった。

 まだ雨脚は強くないし路面に水は浮いていないので大した影響はないが、山を下りたら雨雲から抜けるのを期待しながら下っていく。

 県道81号から国道465号への合流を、去年は右折だったが今年は左折方向へ進む。下り終えたら読み通り雨は上がって路面は乾いていたので一安心。

 465号をトンネルを出て直ぐに右に逸れると細い林道が始まった。

 緩く登って幾つかのトンネルが連なっている。

 車通りが全くない静かな林道は落ち着きがあってゆったり走っていると精神衛生上非常に良い。私的には好みの林道だ。

 林道を終えて下って来たら再び雨が落ちてきた。小港鉄道を再び渡る。

 再び県道81号に合流。地理上どういうレイアウトになっているのか良く分からなくなってきた。左折方向に進む。

 126km地点の通過チェック1に到着、チェックタイムは13:20。ここはフォトポイントなので通過証明用の写真を撮って直ぐに出発。

 雨が強くなってきて路面に水が浮き始めた。完全な雨天走行になった。気温が低くないのが救いだが、長時間雨に降られてウェアやシューズに水が通り始めたらヤバい。折角昨日洗車したばかりのバイクが直ぐにドロドロになってしまってかなりがっかり。

 路肩には雪がわずかに残っている。確かにこの辺りの空気はひんやり冷たい。雨に霙が混じり始めた。あの鴨川の小春日和が別の日の様な悪天候になってしまった。

 トンネル群を通過しながら登って行く。この辺りの道の雰囲気は奥武蔵グリーンラインによく似ている。車通りもなくてゆっくり走れるのが良い。

 一旦下って再び上り始めたらかなりの急勾配。恐らく10%は超えている様に感じる。なかなか走り応えがある林道だ。このキツ楽しい感じがいいね。

 約1km程の激坂を終え大多喜町に入った。

 下りの途中で一面ソーラーパネルの広大な場所が見えた。太陽光発電所か。

 国道297号に合流したらいきなりワインディングをガツっと登らされる。事前の地図読み通りやはり中盤から後半にかけてのアップダウンはキツイ。

 車通りの多い297号を逸れて再び静かな道に入った。とりあえず雨は止んでちょっとだけ日差しが戻って来た。

 うぐいすトンネル通過。長南町に入る。

 もう直ぐ通過チェック2というところで再びしっかり登り始めた。勾配もそこそこあって結構長い。

 2km程登って149km地点の通過チェック2に到着、チェックタイムは14:34。ここもフォトポイントなので写真を撮って直ぐに出発。これで林道区間は終了。PC3までは約6km、一気に下る。


 155km地点のPC3に到着、チェックタイムは14:45。

 このコンビニの看板犬としばし戯れる。パッと見もう御年寄りでよぼよぼかなと思っていたら、別の客に野太い声で吠え掛かって結構アクティブに動き回っていたのでまだまだ元気な様だ。
 残りは50km弱、2時間半で行けそうなので水分補給だけ済ませて15分程の休憩の後、出発。

 PCを出てちょっと走ると長生の登り坂に入った。最後のアップダウン区間に突入。
 えっちらおっちら登りながらもう直ぐピークだなと思っていたらいきなり5m程前の左の道脇から巨大なイノシシが飛び出してきて道を横切り反対側の斜面に消えて行ったのが見えてびっくりした。野生のイノシシを生で見たのはこれが初めてだがあんなに大きいとは思わなかった。大した山奥でもないのにあんなのがうろうろしているのか。もしあれと衝突していたらと思うと冷や汗ものだ。
 気を取り直して先に進む。

 何となく街並みが市街地っぽくなってきた。今日のブルベも終わりが近付いている。ここまで170kmを走ってきたがまだまだ余力充分、順調に距離を消化していく。

 県道66号を下り基調で快調に進む。

 生実池交差点、往路との合流ポイント。ここから往路を戻る。

 16時を過ぎてたいぶ日も傾いたが、この調子なら明るいうちにゴールできそうだ。

 国道357号を横切る。夕刻の市街地は大した混雑もなく順調に進む。

 海沿いまできた。後は湾岸道路を一直線に走るのみ。残りは10km。

 穏かな夕日を眺めながらひた走る。今日も色々と盛り沢山だったけど楽しかった。もう終わりかと思うとちょっと残念な気もする。

 今日は結構なアップダウンをこなしてきたけど終盤でまだまだ脚は回る。巡航30km/h超をさして苦も無く維持できる両脚は我ながら頼もしい。ここのところ身体的コンディションは良い状態が維持できているのが実感できて嬉しい。


 無事ゴール。ゴールタイムは16:55。
 コーラを飲んで直ぐにスタート地点の船橋親水公園に戻る。

 日暮れ前に戻って来ることができた。中盤からの悪天候がなかったかのような穏やかな夕暮れ。この天気の目まぐるしい変化を体験できるのは長距離サイクリングの醍醐味の一つ。

 認定手続きも無事終了、認定完走時間は9時間35分だった。
 先着のクロサワさんは今日は一番時計だったとのこと。先着の皆さんやスタッフの皆さんとしばしの歓談の後、その場を後にして駐車場に戻る。
 タイムズ船橋競馬場前は11時間停めて料金500円は安い。次回以降もここにしよう。
 帰途、首都高で長い長い渋滞につかまって2時間かかって所沢に着、途中でいつもの様にラーメンを食べて21時前に帰宅。これにて今日の遠征ブルベは終了した。

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 今回の走行軌跡はこんな感じ。

 AJたまがわの定期開催となっている船橋発着の鴨川200は毎年少しずつルートが変化しているが、今年は林道が増えて私的には有難い。千葉の道はアップダウンは多くても高い山はなく信号も車通りも殆どない道を淡々と落ち着いて走れるので実際走って非常に楽しかった。東京都内発着のブルベに比べて市街地の混雑もそれ程酷くはないので船橋発着で千葉方面を走るのはシティーブルベの理想形の一つかも知れない。それにしても今日の雨、霙は想定外。レインウェアを持っていなくても何とかなったが、もっと長く降り続いていたら辛いブルベになっていたかも知れない。あと、イノシシ。今回も色々あったが終わってみれば楽しい印象しか残っていない。来年もまたエントリーするつもり。

 2月のスケジュールも予定通り消化して、次のブルベはBRM305埼玉200、オダ埼定番のアタック安中だ。4週連続のブルベもいよいよ最終週となるが、取りこぼしなく確実に完走すべく準備を進める。