今日も朝から良い天気、午前中は気持ち良く多摩湖CRを2周回だけ流してきた。
昨日仕事を無理矢理納めて来て、有給休暇2日消化込みの年末年始10連休が始まった。世の中的にはコロナ禍第3波の勢いが衰えず感染拡大の一途を辿る一方でヘラヘラ笑って嘘を吐いたり仕事をしている振りだけする意味不明な言葉ばかりを発し続ける自民党政権のろくでもない政治家共に辟易しつつ、悲観的な近未来予測を立てつつその中でこの連休を如何に有意義に過ごすかを考えることは案外楽しい。元々インドアの人間だから何も困ることは無いし我が家には有意義に過ごす材料は幾らでもあるのでその中からこの年末年始のまとまった休みの中で何を取り出すかということだ。まずはいよいよStar WarsのEp.9を観ようかと思う。去年のうちにBDは入手していたが結局封切から丸1年温めてしまった。その前にもう一度Ep.7から観直そうと思っている。そんなイベントを楽しむ前に、まずは先週末走ったブルベの走行レポートを書き上げてしまわなければならない。宿題を終わらせてからが本当の休暇の始まりだ。
そんなわけでBRM1219東京300霞ヶ浦一周の走行レポートは下記の通り。
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[目次]
- スタートまで
- スタート/ローソン武蔵中原駅北口店->PC1/セブンイレブン桜川浮島店(96.9km)
- PC1->PC2/ファミリーマート石岡高浜店(42.5km/139.4km)
- PC2->通過チェック1/かすみキッチン(18.4km/157.8km)
- 通過チェック1->通過チェック2/霞ヶ浦総合公園(21.4km/179.2km)
- 通過チェック2->PC3/セブンイレブン桜川浮島店(26.7km/205.9km)
- PC3->ゴール/ファミリーマート丸子通り店(95.5km/301.4km)
- ゴール後
スタートまで
12/19(土)、4:45に起床。まずは天気予報をチェックするが終日雨の心配はなく一安心。但し気温は日中も1桁台なので冬用ウェアと冬用タイツを着用する。シューズは冬用ロードブーツでグローブは厳冬期用のサーモグローブ、更にフェイスマスクを使うという完全冬装備で臨む。
5時半前にまだ真っ暗な中、車で自宅を出発。川崎市のとどろきアリーナを目指す。
ようやく明るくなってきた6時半前にとどろきアリーナ近くのいつものコインパーキングに車を停め、バイクを降ろしてそこから2km程離れた武蔵中原駅に向かう。
とどろきアリーナ傍を通過。今までのR東京さんのブルベはとどろきアリーナ敷地内からのスタートだったがN2BRMになって付近のコンビニがスタート地点となっている。
武蔵小杉の高層マンション群を眺める。ここに来てこれを観ながら都会の風情を感じるのがちょっとした楽しみ。
6時半前にスタート地点の武蔵中原駅傍のコンビニに到着。直ぐに買い物をしてレシートを貰いスタート時間を確定させる。
今日のコースは武蔵中原駅をスタートして都心を経由し木下街道を通って稲敷市浮島から霞ヶ浦を反時計回りに1周し再び木下街道を通って都心を経由して丸子通りに戻って来る300km。
前々週に走ったBRM1206東京200のコースをほぼ全部取り入れてスタートとゴールまでの距離を伸ばし霞ヶ浦北部沿岸を足したという感じのコースだ。獲得標高差が1000mになっているが、大きな峠越えは全くなく細かいアップダウンの積み重ねを300km分やるとこの位の数値になるということだろう。前回の200km同様平坦コースと言って差し支えないと思う。今日のポイントは都心と木下街道の交通状況と霞ヶ浦の風ということになるが、これら次第でこのコースの難易度が大きく変動することになる。
レシート時刻は6:37でスタート時間は確定。リモートブルベカードのスタート手続きを済ませてぼちぼち走り始める。
スタート/ローソン武蔵中原駅北口店->PC1/セブンイレブン桜川浮島店(96.9km)
武蔵中原駅前を出発し目の前の中原街道に乗って丸子橋方面に左折する。先ず最初の目的地は96.9km先のPC1。霞ヶ浦まで一気に行くことになるが区間距離が長いものの基本的にはノンストップで行くつもりだ。
都心方面の中原街道は早朝にもかかわらずそこそこの車の量。これは都心はもっと凄いことになっているのではないかとちょっと心配になる。
2.0km、県道2号に合流し丸子橋方面に左折。
丸子橋の上でちょうど日の出。時刻は6:52。
2.5km、丸子橋を渡って東京都に入る。
都内に入ってアップダウンが始まった。序盤の都会でこんなに凸凹しているとは予想外。
6.0km、環七を横切る。
9.2km、国道1号に乗って山手通りを横切る。車通りはそこそこ多いが渋滞という程ではない。但し信号は多くそこそこ引っ掛かるのでペースは全く上がらない。
9.6km、五反田駅傍を通過。山手線の内側に入って来た。
五反田の駅を過ぎて直ぐに結構登る。こうやって自転車で走ってみると都心部は結構アップダウンがあることに改めて気付く。
10.9km、左折して国道1号を離れ枝道に入る。
11.6km、枝道の坂を下って国道15号に出た。左折方向に進む。
お、これはもしかして新しくできた高輪ゲートウェイ駅か?
15.6km、新橋駅傍を通過。ちょうど新幹線が通過していくのが見えた。都心の核部分に近付くにつれて車通りがちょっと減った気がするが気のせいか?
17.0km、銀座一丁目交差点を通過。まさかブルベで銀座のメインストリートを通るとは思わなかった。朝は人通りもなく交差点名に銀座と書かれていなければ気付かなかったかもしれない。
19.1km、永代橋で隅田川を渡る。何やら東京見物に来た様な気分になって来た。
19.6km、都道10号から右折しなければならなかったのにぼさっとしていて直進してしまった。こういう道でミスコースをすると復帰するのが大変だ。
21.0km、木場公園前を通過。ここは以前AR日本橋さんのブルベを走った時にスタート地点だったところ。街中ばかりを走ってなかなかしんどいブルベだったのでよく覚えている。信号待ちでしょっちゅう止まるが余り退屈することがないのが面白い。
24.1km、葛西橋で荒川を渡る。車道は自転車走行禁止なので側道から歩道に上がって進む。
ブルベを始める前には荒川下流方面にしょっちゅう来ていたからこの辺りの風景は良く覚えている。最近来ていなかったのでちょっと懐かしい気がする。
橋を渡って江戸川区に入る。少しずつ都心から離れていく。
28.1km、浦安橋に差し掛かった。ここも本道は自転車走行禁止なので側道から歩道に上がる。
歩道が曲がりくねっているので上がるのがちょっと大変。
江戸川を渡る。何となく街並みが下町の風情。江戸川を渡ると千葉県に入った。
29.8km、市川市に入る。右から読んでも左から読んでも市川市。
32.4km、行徳駅入口交差点からこの間の東京200のコースに乗った。この押切交差点が押しボタンであることはちゃんと覚えている。右折方向に進む。
34.7km、行徳橋で江戸川を渡る。あれ?さっき江戸川を渡ったよな(後で調べたらさっき渡ったのは旧江戸川だった)。参加者の一人に遭遇。
前回走った時は都会だと思ったが、ついさっき東京都心を走ってここに来ると余り都会の感じがしない。不思議だ。
35.5km、前回左折したポイントもしっかり覚えていて見落とさない。
37.9km、うねうねと曲がって、右折ポイント。ここから木下街道が始まる。
前回同様曲がった途端に踏切に引っ掛かる。
現在時刻は9:35、前回よりも2時間以上通過時刻が遅いので車の量が明らかに多い。反対車線は結構な渋滞が始まっている。
ちょくちょく渋滞に引っ掛かる。前回とは様相がかなり違って走り辛い。これが本来の木下街道の姿ということか。
47.5km、白石に入った。
52.0km、印西方面に左折。前回ミスコースしてしまったが今日は間違わない。
52.8km、国道16号との交差点で渋滞に引っ掛かる。かなり郊外まで来たが木下街道はまだまだ予断を許さない。
59kmを過ぎてようやく郊外の田園風景が見えてきた。もうそろそろ交通量過多の道も終わりそうだ。
60.4km、左折して木下街道を離れる。前半の人仕事を終えた感じでちょっとほっと一息。
62.0km、このバス停が目印の左折ポイントを見逃さずに曲がる。
63.7km、栄橋で利根川を渡る。橋の真ん中で茨城県に入った。
65.8km、右折して県道4号を離れる。ここから先、一気に車通りが無くなって走り易くなる。ようやくここまで辿り着いたという感じだ。時刻は10:40、66kmで4時間を費やしてしまった。ここから少しずつでも遅れを取り戻してグロス20km/hに近付けたいところ。
車も信号もない道を気分良く走る。ここまでそこそこストレスな走りが続いたので猶更。
67.5km、左折して橋を渡って直ぐに右折して新利根川沿いを進む。
真っすぐな道をどんどん進む。巡航速度も25km/h以上を回復し順調に距離を消化していく。
進むにつれて新利根川の川幅が少しずつ広くなっていく。この川は最終的に霞ヶ浦に繋がっているので霞ヶ浦が近付いているのが窺い知れる。
78.3km、一旦川沿いを離れ国道408号に合流。
78.8km、国道408号からの左折ポイントで一人の参加者が反対車線からの車に気付かず横断しようとしてちょっと危うい状況になったのを目の当たりにして冷や汗を掻いてしまった。
80.4km、右折して直ぐに左折、再び川沿いに出る。
前回の200kmの時には通行可能だった場所が工事通行止めになっていた。左に降りて迂回路を進む。
迂回路は本道の直ぐ横なので殆ど影響はない。
82.2km、左折して橋を渡り今度は対岸の川沿いを進む。
それにしてもこの区間は本当にストレスフリーで楽しい。取り敢えず前回の200kmはこの道を走るためだけにもう一度エントリーしたいところ。
こんな所に牛がいた。前回は全然気付かなかった。
川幅がかなり広くなった。霞ヶ浦までは後数kmのはず。
91.5km、左折して橋を渡り新利根川を離れる。
92.0km、うねうねとした住宅街を路面の矢印に従って走っていく。
93.1km、この黄緑立て看が目印の右折ポイント見逃さずに曲がる。
今度は別の川沿いを走る。見渡す限り地平線まで真っ平のこの開放感がなかなか良い。
95.1km、左折して橋を渡り川沿いを離れる。
95.8km、PCまでは後1km。橋を渡ってちょっとした集落を抜けていく。
PCが見えた。100km近い長丁場区間が終わってほっと一息。
96.9km地点のPC1に到着、チェックタイムは12:01。
ここには10人位の参加者がいてちょっとびっくりした。前回の200kmはいてもせいぜい2,3人位だったのに、今回はいつものブルベらしい雰囲気。空腹感は無いので水分補給だけで20分程の休憩の後出発。
PC1->PC2/ファミリーマート石岡高浜店(42.5km/139.4km)
休憩して身体が冷えてしまい走り始めがかなり寒い。冬用ウェアでもこの寒さだから今の気温は恐らく1桁前半ではないだろうか。次の目的地は42.5km先のPC2、霞ヶ浦の北端まで行く。いよいよここから霞ヶ浦1周開始。反時計回りに走る。
98.8km、稲敷大橋を渡る。
橋の上から霞ヶ浦が見えた。
99.5km、橋を渡って直ぐを左折。
田園の中の道を走る。まだ湖畔道路には出ない。
左手の地平に見える山は筑波山だろうか。
104.3km、国道51号に合流。左折方向に進む。
104.4km、潮来市に入る。やっぱり潮来のオックスを思い出す。サーキットの狼の漫画本を全巻大人買いして読みたくなってきた。
105.0km、国道51号の側道から国道355号に乗り換えて石岡・行方方面に左折。
国道355号も前回に比べると交通量が多い。大型車も結構走っていて道幅が狭いのでちょっと怖い。
106.3km、国道355号を左折してようやく霞ヶ浦の湖畔に出た。右折して湖畔道路を進む。
水面では沢山の鳥達が浮いている。湖面がでかいので群れもでかい。
湖畔道路を北に向かって走る。取り敢えず風は穏やか。
109.8km、風の塔を通過。前回は結構な数のサイクリストがいたが今日は誰もいない。寒いからかな。
湖畔道路を順調に進む。巡航速度も25km/h以上を維持できていて確実に前半の遅れを取り戻しつつある。
湖側にも蓮の畑があった。収穫はまだ終わっていないのかな。
123.1km、前回の200km同様橋を渡ってそのまま直進、湖畔道路に戻らずに内陸の道を走る。
124.5km、国道354号を横切って直進方向に進む。今考えてみると前回この道を進んだのはこの300kmのネタフリだったのではないかと思い付いたが果たして真相は如何に。
直ぐに湖畔道路には出ず田園の中の道を進む。空には一文字の雲がかかっているが飛行機雲の名残だろうか。
126.3km、再び湖畔に出た。右折方向に進む。
霞ヶ浦大橋から北の出っ張りの部分を走るのは初めてかも知れない。この風景を見るのはちょっと新鮮。
相変わらず止まる要素は何もなくずっと走り続けられる。順調に距離を消化していく。正面に見えるのは筑波山か。
132.2km、工事通行止めで右折して迂回路に向かう。ここから先の湖畔道路は工事区間多数で走れないらしい。ちょっと残念。
国道355号に乗って来たに進む。交通量は程々で信号も余りないのでまずまず走ることができる。
133.3km、小美玉市に入った。
135.1km、左折方向に進む。ここが今日のコースの最北端かな。
135.4km、県道144号をトレースして土浦方面に左折する。
136.0km、久し振りにはっきりした登り。たかだか200m位だが立派なヒルクライムに思える。2km程アップダウン区間が続く。
アップダウンが終わって再び平坦を進む。正面の筑波山が少し近くなった。
139.3km、石岡市に入った。PCはもう目前。
139.4km地点のPC2に到着、チェックタイムは13:57。
ここにも4,5人の参加者がいた。やはり今日の参加者はかなり多い様だ。140kmを7時間20分だから序盤の都市部のもたつきをかなり取り戻してグロス20km/hに近付いてきた。霞ヶ浦を1周するまでに遅れを解消したいところだがさてどうか。15分程の休憩の後出発。
PC2->通過チェック1/かすみキッチン(18.4km/157.8km)
次の目的地は18.4km先の通過チェック1、ここは前回の200kmの時と同じ場所だ。1時間もかからずに行けるだろう。走り始めはやはり身体が冷えて寒い。日中も余り気温は上がっていない様だ。でもちょっと走って身体が温まれば直ぐに落ち着くだろう。
140.1km、左折して南下開始。東京に向かって戻り始める。
気温は7℃、体感はもっと低い感じがする。
142.0km、またそこそこの長さの登りが出てきた。2km程のアップダウン区間が続く。
143.6km、工事未舗装区間が出てきた。パンクしない様に慎重に通り過ぎる。100mちょっとで終わって一安心。
145.4km、農道の中の右折ポイントを見逃さずに曲がる。なかなか湖畔に出ない。
遠巻きに湖面が見えてきた。まだちょっと距離がある。
車通りの全くない農道を淡々と走る。落ち着いて走れるのでこれはこれで悪くない。
時刻は14:30、そこそこ日が傾いてきた。霞ヶ浦1周を終えてPC3に着く頃にはもう日が暮れているかな。
147.2km、漸く湖畔に出た。右折して湖畔を進む。
風が出て来て何となく追い風な気がする。順調に進む。
前方に霞ヶ浦大橋が見えてきた。もう直ぐ北の出っ張り部分も終わりだ。
155.0km、霞ヶ浦大橋の袂を降りてトンネルをくぐる。
155.6km、再び湖畔に出て右方向に進む。
空には雲が広がって来て西日が隠された。日が陰るとちょっと寒い。
157.7km、かすみがうら水族館を通過。
通過チェックが見えた。
157.8km地点の通過チェック1に到着、チェックタイムは14:56。
取り敢えず今日の行程の半分が終わったが、感覚的には200kmブルベの半分が終わった様な感じだ。今日の300kmは実際にここまで走ってみて時間はいつも通りの150km分が経過しているが心理的には軽い気がする。こういう心境で常に300kmが走れるならブルベライダーとして一皮むけた気がするのだがさてどうだろう。
前回の200kmの時はここはサイクリストで賑わっていたが今日は閑散としている。通過証明用の写真を撮って直ぐに出発する。
通過チェック1->通過チェック2/霞ヶ浦総合公園(21.4km/179.2km)
次の目的地は21.4km先の通過チェック2、ここも前回の200kmの時と同じ場所だ。
雲を通して減光された陽の光が湖面に反射して何とも寂寥感のある風景がなかなか良い。
微妙に向かい風になって来た。さっきまで北風だったのに風向きが変わったか。まだこの程度ならそれ程支障はない。
もう何時間も湖畔道路を走っているが、ここでは空の表情を眺めながら走っているとそれ程退屈はしない。だんだん向かい風が強くなっている様な気がする。何やら怪しい雰囲気が漂ってきた。
風がどんどん強くなってきてバイクが前に全然進まなくなってきた。かなり辛い状況になって来た。これは全くの想定外。霞ヶ浦で遅れを取り戻そうという目論見が崩れてきた。
道端の蓮の畑が前回通過した時より収穫が進んでいる様に見える。
土浦の街が見えてきた。早くあそこに逃げ込みたいと思うがなかなか近付いてこない。
筑波山もだいぶ近付いてきた。速度は20km/hを切り、かなり辛い状況が続く。
土浦市街がかなり近付いてきた。もうひと頑張り。
174.2km、漸く湖畔から離脱。この先はもう湖畔道路を走ることはない。
175.2km、幹線道路に合流して左折。
漸く向かい風が弱まってほっと一息。いやあ、想定外にきつかった。しかし、このままずっと西風基調ならばこれから西に向かって東京に戻るには辛いことになると考えるとちょっとナーバスになる。
176.7km、土浦駅前を通過。土浦市街区間はいつもの混雑振りだがせいぜい2km位なのでそれ程苦にはならない。
177.3km、左折して市街地を抜けていく。
進路が東に変わり向かい風の影響が無くなって一安心。しばらくは落ち着いて走れるはずだ。
178.2km、小さな橋を渡って直ぐに左折、川沿いを走る。
微妙に追い風基調でペースが戻って来た。良かった良かった。
霞ヶ浦総合公園のランドマークの風車が見えてきた。通過チェックはもう目前。
179.2km地点の通過チェック2に到着、チェックタイムは16:02。
通過証明用の写真を撮って直ぐに出発する。
通過チェック2->PC3/セブンイレブン桜川浮島店(26.7km/205.9km)
次の目的地は、26.7km先のPC3。1時間半足らずで到着できるのではないか。というより後120km走ればゴールで今年のブルベが終わってしまうと考えると今日は展開が早い様な気がしてならない。実際に時間だけはしっかり経過しているのだがそれ程疲労感もなくここまでの180kmが無かった様な気さえする。
180.2km、国道125号に合流、左折方向に進む。
曲がって直ぐに阿見長に入る。
182.0km、予科練平和祈念館の前を通過。前回の200kmの時にこの場所にこういうものがあることに初めて気が付いた。零戦が見えた。
左手の地平に霞ケ浦を眺めながら走る。夕焼けの色が美しい。
国道125号は車もそれ程多くなく走り易い。追い風も手伝って快調に進む。さっきの向かい風の遅れを少し位取り戻せるか。
191.6km、国道125号をトレースしつつ左折方向に進む。
いよいよ日が暮れてきた。明るいうちにPC3に着くのは難しいか。
197.1km、国道125号から逸れて橋を渡りつつ河口から霞ヶ浦を見る。多分これが今日最後の霞ヶ浦の眺望。
198.8km、県道206号に合流し左折方向に進む。
ほぼ日が暮れたナイトラン開始。追い風基調はまだ続いており順調に進む。
ハンドルに付けたバックミラーに夕焼けが映ったので停まって振り返ると夕焼けの最後の名残が見えた。美しい風景にしばし見とれる。
204.0km、もう少しでPCというところでちょっとした登り。追い風の助けを借りて一気に登り切る。
下ると前回の200kmの通過チェックを通過。PCはもう目前。
205.9km地点のPC3に到着、チェックタイムは17:17。
ここはPC1と同じコンビニ。残念ながら霞ヶ浦1周でグロス20km/hに戻すことはできなかったがまあ30分程度の遅れならば余裕で許容範囲だろう。ちょっと空腹感があるのでおにぎりを2個食べてしっかり補給する。20分程の休憩の後出発。
PC3->ゴール/ファミリーマート丸子通り店(95.5km/301.4km)
さて、後はゴールを目指すのみ。ゴールまでは95.5kmと結構長いので事前に中間辺りに休憩ポイントを設定してある。取り敢えずそこを目指すが予想した程の疲労感は無いので状況によっては一気にゴールまで行くかも知れない。
霞ヶ浦周回ルートを離れて往路を遡り始める。
真っ暗な田園の中の道を走る。日が落ちて寒くなった。多分気温は一桁台前半ではないか。身体はそうでもないが顔と指先が冷たい。顔はフェイスマスクを付けたが、厚手のウインターグローブでも寒いとなるともうどうしようもない。我慢して走るしかないがそのうち身体が温まって暖かい血が身体を巡り始めると気にならなくなるだろう。
208.0km、小さな橋を渡って右折、川沿いを走る。
街灯はないがそれ程暗さを感じない。開けた場所なので周囲に明かりは見えるし寂しい感じは全くない。恐れていた向かい風もなく、車通りもない静かな道を淡々と走る。
210.3km、川沿いを離れて静かな住宅街の中を抜けていく。
211.5km、新利根川を渡って直ぐを右折、川沿いの道に出た。
川沿いの道は日中にも増して静か。真っ暗なので深夜の様な感じがするがまだ18時前。落ち着いて淡々と距離を消化していく。
220.7km、橋を渡って対岸の川沿いを走る。
右岸もひたすら真っすぐ。前方の工事通行止めを往路と同じく迂回して進む。
この新利根川沿いの道は夜でもそれ程暗く感じなくて非常に走り易い。順調に距離を消化していく。
222.5km、橋の袂を右折して一旦川沿いから離れる。
真っすぐな集落の中の道を静かに通り抜ける。
224.2km、国道408号に合流して左折、再び川沿いに向かう。
再び新利根川沿いに出た。相変わらず真っすぐな道をひた走る。
231.0km、前回の200kmと同じく往路との分岐点を左折し橋を渡って新利根川沿いから離れる。
県道11号も真っすぐ。車通りは多少あるが普通に走ることができる。そこそこのペースが維持できている。
238.4km、前回の200kmで通過チェックだった場所を通過。今回はこの区間に通過チェックは無い。現在時刻は18:50、まずまず順調なペース。
239.0km、利根川沿いに出た。これから渡る栄橋が見える。快調に走れるルートもこの辺りまで。ここからゴールまではそれなりの交通量と信号を覚悟しなければならない。栄橋を渡って千葉県に入る。
240.4km、県道4号を逸れて右折方向に進む。
241.2km、裏道を走って鮮魚街道に合流、市川方面に右折する。鮮魚街道という名が付くということは魚を運ぶ車が通っていたということか。
242.8km、木下街道に合流、右折方向に進む。覚悟して走り始める。
246.3km、木下街道序盤は車通りは殆ど気にならず順調に進む。
250.5km、国道16号との交差点も渋滞は殆どなし、すんなりと通過する。
251.3km、あっという間に機能した街道前半が終了。右折して2車線区間を進む。
252.6km、2車線区間が終わって道なり右折で再び1車線、木下街道後半戦に突入。ここからが本番、さてどの程度の混雑だろうか。覚悟して進む。
スムーズに流れている。やはり時間が遅いということか。これは嬉しい誤算。
256.3km地点の休憩ポイントに来たが、心身共に大して疲れもないし休憩して身体が冷えるのも嫌なのでこのまま走り続けることを決断、素通りする。現在時刻は19:43、PC3からここまでは20km/hを維持できている。順調順調。
259.0km、県道8号との交差点で初めて渋滞らしい渋滞に引っ掛かる。信号待ち2回で抜けた。
259.7km、踏切に引っ掛かる。ここまで想定外に順調なので全く気にならない。
263.0km、県道180号を横切る。流石にこの時間に中山競馬場絡みの渋滞はなかったか。
265.2km、木下街道の終わり間際に再び踏切に引っ掛かる。
265.3km、国道14号と合流点。ここで木下街道は終わり。ここまで順調に走ることができるとはこれは嬉しい誤算。時刻は20:12、結果的に木下街道でのロスはなかったことになる。左折方向に進む。
265.5km、国道14号を直ぐに離れて裏道を進む。
268.4km、江戸川沿いに出た。正面にスカイツリーが見える。左折して行徳橋を渡る。
270.8km、押切交差点を左折。
271.1km、行徳駅入口交差点を右折、浦安方面に進む。ここからゴールまでの30kmは完全市街地走行。現在時刻は20:28、信号だらけなので15km/hと見積もって後2時間、ゴール時刻は22:30というところか。
真っすぐな県道6号を進む。車通りは少ないが暗い中で路上駐車が多いのが困りもの。ドアが開いたり人が出てきたり急発進したりしそうで怖い。
274.0km、浦安駅を通過。その先を東京方面に右折する。
274.4km、浦安橋に差し掛かる。側道から歩道に上がって渡る。
橋を渡って東京都に入った。
276.0km、環七を横切る。都道10号も信号と路駐を除けば順調に進む。
277.9km、葛西橋を歩道で渡る左側歩道が工事通行止めだったので反対側の歩道を進む。
橋から降りて側道から再び都道10号に合流する。
282.0km、木場公園を通過。確実に都心に向かって進んでいる。ゴールまで後20km、ここまで75kmをさくっと戻って来たように感じる。このまますんなりと今年最後のブルベが終わってしまうのかと思うと何となく名残惜しい気もする。
283.5km、都道10号をトレースして永代橋方面に右折。
284.0km、永代橋を渡る。車通りは少ないがスピードが速いので安全第一で歩道を走行する。ライトアップが綺麗。
鍛冶屋橋通りも車はそれ程多くない。夜の都心はそれ程走り難くないということか。信号に引っ掛かりながらも順調に距離を消化していく。
285.7km、今日橋交差点を左折。いよいよ都心の核の部分に入って来たか。
286.5km、銀座のメインストリートを通過。流石に夜の銀座は華やか。右に停まっている緑のランボルギーニが如何にもという感じ。銀座と聞けば真っ先に思い出すのがAB'S(実はこの記憶は間違っていて後で調べたら99.99だった)の”銀座で会いましょうダーリン~”という曲。30年以上前に聴いた曲がぱっと思い浮かぶあたり、私的に銀座なんて縁もゆかりもなくその程度のイメージしかないということか。でもはからずも夜の銀ブラができて妙な嬉しさがある。この設定は実はこのブルベの隠された意図なのかも知れない。
現在時刻は21:36、都心の国道15号は車は少ない。信号と路駐の車を除けば走り易いという状況が継続している。
290.0km、微妙に登りが出てきた。都心部のアップダウン区間に入ったか。ゴールまで後10kmちょっと。
291.5km、高輪ゲートウェイ駅近くで国道15号を離れ、枝道に右折する。曲がった途端に結構な登り坂。
293.4km、国道1号に乗って五反田駅を通過。駅の近くは特にタクシーの路駐が多い。タクシーの動きが不規則なのでちょっと怖い。
アップダウンがはっきりしてきた。思いの外脚は残っているのでそれ程苦にせずこなしていく。まあこれだけ信号に引っ掛かって脚を止めればそこそこ休息になっているだろう。
295.5km、中原街道に乗ってアップダウンをこなしていく。ゴールまで後5kmだが、信号に引っ掛かる回数が増えてきた気がする。ほぼ全ての交差点で引っ掛かっている感じ。
297.2km、環七を横切る。一回のサイクリングで東西の環七と交差するというのはなかなかない。
298.9km、これがゴール前の最後の登りか。そこそこ長い登りを一気に踏みを入れて越えていく。
300.6km、丸子橋を渡る。
橋を渡って直ぐを右折すればもうゴールは目前。今日も、いや今年も無事に走り終えられそうで安堵感も大きい。
ゴールが見えた。あー、終わっちゃうよ。
無事ゴール、ゴール時間は22:33、完走時間は15時間56分だった。
ゴール地点には数人の参加者がいた。直ぐ後にオダ埼常連のノダさんも戻って来た。トイレに行きたかったのだが店のトイレは感染防止対策のため使えず、ゴール写真を撮って直ぐに出発する。
ゴール後
駐車場までの2kmちょっとをのんびりと流す。今年も無事に走り終えられた充足感と安堵感と開放感はひとしお。
途中とどろきアリーナの公衆トイレに寄る。
とどろきアリーナ内の広場を通過。またいずれこの場所から皆でわいわい言いながらスタートしていくブルベを走ることができる日が来るといいな。
駐車場に戻り車にバイクを積み込み着替えてほっと一息。
その場でリモートブルベカードのゴール手続きを完了させる。後は認定を待つだけだ。23時過ぎに帰途に就く。夜も遅いので道は全く混んでいなくて日付が変わって0時半前に自宅に帰着、これにて今回のブルベは終了。併せて今年のブルベの全日程が終了した。
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今年はコロナ禍の影響でAJが4~9月を活動停止とした反動で11~12月のブルベ開催が解禁されることとなった。区分的には11月以降は2021年度に属することになるが私的にはあくまで2020年のブルベとして考え、その意味でこのBRM1219東京300が今年の最終ブルベとなった。当初は最終ブルベのしかも12月の寒い時期に300kmを持ってくるのはやり過ぎかとエントリーしたことを若干後悔したが、実際走ってみてとても楽しかった。往復の東京都心の信号の数は半端なかったし往路の木下街道の渋滞はそこそこあったし霞ケ浦の通過チェック1から土浦までの向かい風はかなりきつかったのだが、その反面、東京都心は観光気分で走れたし新利根川沿いや霞ヶ浦周遊は車も信号も極めて少ない道が大半で非常に走り易く結局総体として楽しかったという印象だけが残ったという感じだ。とにかく300kmのハードルの高さを感じることがなかったというのが正直な印象。走行時間的には16時間と通常の300kmぶんの時間はちゃんとかかっているのだが、200kmの様な時間消化の印象があって走行中も300km相応のプレッシャーがかかることは殆どなかった。この感覚は実はとても重要で、もし今後の300kmブルベでいつもこの感覚で走れるようになったならばそれは自分の中で300kmがブルベの基準距離として会得することができたということになる。300kmブルベが心身共に大きなプレッシャーを感じることなく走れるようになれば苦手な400kmのハードルを下げることができる。その意味で今回のこの300kmはコースも含めて私的には重要な結果を一つもたらしてくれた。
コース的には前回のBRM1206東京200も含めて、新利根川流域と霞ヶ浦周遊がとにかく良かったのと往復の木下街道が自分の中では許容範囲の中に納まったというのがこの2つのコースの良さの決め手になっている。そして今回の300kmのハイライトは何と言っても夜の銀座のメインストリートを走り抜けたこと。まさかブルベで夜の銀ブラをするとは思わなかった。もしかしたら東京に出て来て30年、初めて銀座に行ったかも知れない。往復の東京都内は文字通りの東京自転車散策、東京都心に殆ど出たことがない人間にとっては非常に新鮮で信号待ちストップの連続がそれ程苦にならなかったのは大きい。あと、天候的には両日ともそれなりに寒かったが好天だったのも勿論このコースの印象の良さを助長している。
いずれにしてもこの200kmと300kmの霞ヶ浦ブルベは是非また走りたい。私的には今回の印象が良かったので時期も今回と同じで良いと思う。
さて、このBRM1219東京300で2020年のブルベが全て終了。結局今年は20本のブルベに出走し総距離は6560km。コロナ禍の自粛で5か月間の想定外のオフ期間があったけれど何とか格好がついたかな。1001Migliaを走れなかったのは残念だけれど1000kmとSR600とFlecheを各1本ずつ走れたし3度目のR5000とR10000の権利を得たし私的には満足な結果が得られたと思う。
2週間のオフ期間を経て来シーズンの1本目はAR四国さんのBRM102四国400。新年早々この寒い時期にいきなり地方遠征でしかも苦手な400kmで更に夜スタートという私的にも無茶な設定だとは思ったが、私的にブルベ全県走破で唯一残っている高知県がコースに入っているのとこの400kmクリアすれば早々に2021年のSRが確定する。今年はコロナ過でブルベスケジュールがガタガタに狂ったので来年は行ける時は逃さず行っておくというのを念頭に新年早々前のめりになる意義は十分なブルベになるはずだ。先ずはこの休暇中にしっかりと準備をして気持ちを作っていく。後はコロナ過がこれ以上エスカレートしないことを願うのみだ。