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 可もなく不可もなく日々を淡々と過ごしていたらもう5月の末、数日前まで悪天候続きて何となく肌寒い日が続いていたと思ったら今週末は久し振りに日差しが出ていきなり暑い。季節だけは確実に進んでいる。コロナ過はぬかるみの中を惰性で進んでいる様なもう二進も三進もいかない状況に完全に嵌まり込んでしまっている。もういちいち政府の暴政・失政をあげつらって怒りをぶちまけるのも面倒臭くなったが、全国的な感染拡大が収まらずワクチンも満足に浸透しない中で2か月弱の後に東京五輪をやるという暴挙が現実のものとなろうとしている。このまま感染拡大が収まらず、参加国が選手派遣を見送ったりして外圧により中止に追い込まれても強引に開催しても後に残るのはズタボロになった日本だ。これを一体誰がどの様に修復するのが皆目見当が付かない。その状況を想像しただけで暗澹たる気持ちになる。ずるずると延長された緊急事態宣言や蔓延防止等重点措置などにより私的にも今月は勿論来月もブルベの予定はキャンセルを余儀なくされることが決まった。去年の自粛期間は5か月間だったが今年はそれを超えて6か月目に突入しようとしている。馬鹿な政府の不作為のせいでこんなことになったことには怒りしかないが、とにかく今は冷静に公共の要請には極力従い社会秩序を市民の一人として粛々と維持する努力を続けるという姿勢は保ち続ける。馬鹿に合わせて自分もモラルを棄て馬鹿になる様なことは絶対にしない。この怒りは秋の衆院選に向けてしっかりと溜めておく。

 

 この自粛期間を有効に、明日のために力を蓄えることに抜かりなく使う。自転車で言えばとにかく生活圏内で地道にコツコツ練習を積み上げる。今月も何とかstravaの全てのmonthly challengeと月間1600kmの目標をクリアできた。自転車通勤と自宅近くの多摩湖CRだけでこの数字をクリアするのは大変だがやればできる。

 音楽で言えばこの自粛期間は好都合、こちらもブルベ期間中になかなかできなかったことに色々手を付けることができる。以前から私の音楽的なアウトプットの断片を少しずつyoutubeにアップロードしていたのだが大量の自転車関連の動画の中に埋もれてしまってぐちゃぐちゃになっていたので音楽専用のサブアカウントを作ってそこにまとめてしまおうと考えていたのだが、それにようやく手を付けた。

 

 今までアップロードしていた動画ファイルを集めるついでに昔作った自作曲も何曲かアップロードしようと考えた。

 まずは挨拶代わりにオープニングテーマっぽい自作曲をアップ。これは私が出撃する時に気合を入れる曲。

 自作曲その2。これは大学3年の時に作ったもの。MIDI打ち込み1発録り。大学に入って軽音楽部という名のジャズのビックバンドのサークルに入ったのだが、サークルで扱う音楽はそれなりに面白く勉強になるものであったことは確かなのだがそれでもそればっかりにどっぷり漬からされると流石にストレスが溜まって来て「俺がやりたいのはこういう音楽だ!」とストレスの反動的に吐き出された曲だ。この年に行われたヤマハの"One Man Band Carnival"という独りで音楽を作るという趣旨のコンテストの九州地区大会でグランプリを獲った、私的に初めて世に認められた思い出の曲。

 自作曲その3。これは大学4年の時に作ったもの。MIDI打ち込み一発録り。音的には私的に30余年経ても全く色褪せていない。普遍的な私的マインドの音。曲名がいまいちだったなと今にして思う。

 

 自作曲で最後まで完成させたものは今までで10曲に満たない。MIDI打ち込みでところどころ手弾きで納得できるレベルに作り込むのは膨大な作業量なので物凄い集中力と根気とその曲に対するモチベーションの維持が必要になるのでそう簡単にはいかない。今にして思えば若い頃は何より情熱という強力なエンジンがあったのでそういうことが実際にできたのだと思う。自分の曲を聴き直してみてこういうアレンジが自分にできたのかと驚くところが幾つもあるのだが、これもやはり若さという解析不能は要素による産物ではないかと思える。これは何も私だけに限った話ではなくて、私と同じ時間軸で歳を取っていった世の中の多くのミュージシャンにも言えることだ。

 私のPCのHDDの中には曲のアイディア的断片がたくさんストックされているが未だにそれを完成まで持っていけないでいる。今は趣味の領域で言えばブルベにそこそこのパワーをつぎ込んでいるのでなかなか曲作りに手を付けられないというのが実情だが、そこそこ歳を取って来て仕事でも定年が視野に入って来て、ブルベの生涯目標が具体的に定まってそれをクリアすることができたならブルベからフェードアウトを始めて少しずつライフワークとしての音楽の世界に再び軸足を移していこうと思っている。

 

 楽器の練習という意味では自作曲作り程のパワーを必要としないので今は専らそっちに流れている。色々な楽器の気に入った曲を毎日ちょっとずつつまみ食い的に手遊び的に練習するのが楽しい。

 自分で作った曲とは別に生涯をかけてものにしたい曲が私の中には何曲かあってそれもこの先コツコツと練習していきたいと思っている。

 一方で、バンドの練習がままならずライブも随分長い間遠ざかっているのはこのコロナ禍のなかなかに辛いところだ。バンドは独り音楽とは対極、私にとっては車の両輪のようなもので情報と刺激が双方向に行き来して前に進んでいく。

 バンドのことを考えれば一刻も早くコロナ過が終息して欲しいと思う。

 

 話があちこちに飛んでしまったが、youtubeは自分の音楽的な仕事の発表の場所として有効なメディアだ。ミュージシャンの端くれとして自分のアウトプットを誰かに聴いて欲しいし、もし喜んでくれたり認めてくれたりしたら率直に嬉しい。ライフワークとしての音楽へのモチベーションを維持する材料の一つとしてこのアカウントを活用していきたい。

 

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